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T 8127 : 2020
ISO 7000,Graphical symbols for use on equipment−Registered symbols
ISO 7854,Rubber-or plastics-coated fabrics−Determination of resistance to damage by flexing
ISO 8559-2,Size designation of clothes−Part 2: Primary and secondary dimension indicators
ISO 13938-2,Textiles−Bursting properties of fabrics−Part 2: Pneumatic method for determination of bursting
strength and bursting distension
ISO 30023,Textiles−Qualification symbols for labelling workwear to be industrially laundered
CIE 15,Colorimetry
CIE 54.2,Retroreflection−Definition and measurement
CIE 1931,Standard colourimetric obsever
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,次による。
3.1
高視認性安全服(high visibility safety clothing)
見落とされるリスクの高い状況で,視認性を高め,着用者の安全性を向上させることを目的とした衣服。
3.2
ゼッケン様式ベスト(tabard)
両脇が開いた形状のベスト。両脇の開口部はひも,面ファスナーなどで固定する。タバードともいう。
3.3
縫合部(seam)
縫合,溶着,その他の方法で作られた,高視認性安全服材料間の恒久的な接合部分。
3.4
蛍光(fluorescence)
吸収された波長より長い波長の可視域の電磁波を発する現象。
注記 可視光線以外の光にも反応して,一般色よりも鮮明に発色する。
3.5
蛍光生地(background material)
蛍光性能をもつ生地。
3.6
再帰反射(retroreflection)
広い照射角にわたって入射光の光路にほぼ沿う方向に選択的に反射光が戻るような反射。
3.7
再帰性反射材(retroreflective material)
再帰反射性能をもつ材料。
3.8
複合機能材料(combined-performance material)
蛍光及び再帰反射の両方の性質をもつ材料。例えば,蛍光色の再帰性反射材のこと。
3.9
方位感受性再帰性反射材(orientation-sensitive material)
二つの回転角(ε1=0°,ε2=90°)で測定した再帰反射係数の差が15 %を超える材料。
――――― [JIS T 8127 pdf 6] ―――――
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T 8127 : 2020
3.10
胴部(torso)
人体の胸部及び腹部の総称。
3.11
長袖(long sleeve)
腕部全体を覆う高視認性安全服の部位。
注記 腕部全体を覆うとは,手首までを覆う袖丈を意味する。
3.12
道路など(road)
車両・軽車両及び機械が行き交う交通関連領域。道路などには,一般道路など屋外に存在するもののほ
か,工場内通路など屋内の通路を含む。
例 一般道,高速道路,自転車専用道路,港,空港,線路,駐車場,工場内通路など。
3.13
能動的道路使用者(active road user)
常に交通に注意を払いながら通行する,移動を目的として道路などを使用する者。
例 自転車利用者,歩行者。
3.14
受動的道路使用者(passive road user)
交通以外のものに注意を集中する必要があり,移動体外にて活動する,移動以外の目的で道路などを使
用する者。
例 道路工事作業員,緊急事態にある者。
3.15
リスク(risk)
対象となる危険有害性の程度とその発生確率とを組み合わせたもの。
3.16
危険有害性(hazard)
人体に損傷を与える若しくは健康に害を与える可能性がある因子又はその状況。
4 デザイン
4.1 タイプ及びクラス
高視認性安全服は,リスクレベルに応じて三つのクラスに分類する。各クラスは,表1に規定する高視
認性安全服を構成する高視認性材料の最小必要面積で特定する。高視認性安全服は,規定の面積の蛍光生
地及び再帰性反射材,又は規定の面積の複合機能材料で構成しなければならない。面積測定は,最小サイ
ズの製品を使用し,全ての留具を調整して最小の形状にしたもので実施する。製品面積の測定は,平置き
で実施する。
高視認性安全服には,全方向に高視認性材料を使用する。全ての方向の視認性(360°の視認性)を確保
するには,水平方向の帯状の再帰性反射材及び蛍光生地が,胴部,脚部及び腕部を一周していなければな
らない。
性能クラスは,高視認性安全服単体及び/又は上下組合せアンサンブル(ジャケット,長ズボンなど)
として判定する。上下組合せアンサンブル,例えば,クラス分けされたジャケットとクラス分けされた長
――――― [JIS T 8127 pdf 7] ―――――
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ズボンとを組み合わせた場合,それらを着用したときに実際に見える面積が最小必要面積を満たしていれ
ば,高いクラスに分類することができる。この高いクラスに分類した場合は,必要に応じて,そのクラス
を両方の高視認性安全服の取扱説明書及びラベルに追記する(箇条8参照)。
上下組合せアンサンブルの面積計算は,最小サイズの製品(ジャケット,長ズボンなど)を使用し,全
ての留具を調整して最小の形状にしたもので実施する。製品面積の測定は,平置きで実施する。平置きに
した上下組合せアンサンブルの重ね位置は,ジャケットなど上衣(以下,上衣という。)のバックネックポ
イント1) に相当する位置からウエストライン2) に相当する位置までの背丈を380 mmとし,この380 mm
の位置に長ズボンなど下衣(以下,下衣という。)の上端を当て,上下重ねた状態で面積を測定するのがよ
い(附属書JA参照)。
注1) 第7けいつい(頸椎)のきょく(棘)突起の先端。けいつい(頸椎)点ともいう(JIS L 0111
の106)。
2) ろっ(肋)骨の最下端と腸骨との中間でウエストベルトが落ち着く位置。必ずしも水平ではな
い(JIS L 0111の133)。
使用する材料の面積にかかわらず,クラス3高視認性安全服は,少なくとも胴部を覆い,袖部に帯状の
再帰性反射材を巻いた上衣,又は脚部に帯状の再帰性反射材を巻いた長ズボンでなければならない。
注記 クラス3に相当するものとしては,単体でクラス3を満たす上衣,クラス13のいずれかに適
合する上衣及びクラス13のいずれかに適合する下衣の組合せでクラス3を満たすもの,又は
4.2.5の要求事項を満たしクラス3に適合するカバーオールなどがある。
表1−目に見える材料の最小必要面積
単位 m2
材料 クラス3 クラス2 クラス1
蛍光生地 0.80 0.50 0.14
再帰性反射材 0.20 0.13 0.10
複合機能材料 − − 0.20
クラスは,目に見える材料の最小必要面積で決定する。
クラス3高視認性安全服及びクラス2高視認性安全服の目に見える材料の最小必要面積は,蛍光生地面
積及び再帰性反射材面積の組合せによって特定する。クラス1高視認性安全服の目に見える材料の最小必
要面積は,蛍光生地面積及び再帰性反射材面積の組合せ,又は複合機能材料面積によって特定する。
表1のクラスに分類する材料の最小必要面積は,ロゴ,文字,ラベルなどで覆われたり,妨げられたり
してはならない。
蛍光生地の最小必要面積の(50±10)%は,製品の表面(おもてめん)になければならない。2種類以
上の蛍光生地を使用する場合には,色に関係なく,総面積を測定する。製品面積の測定は,平置きで実施
する。
注記1 リスクレベルに関連する要因,道路など使用者の状況・環境,及び目安となる想定着用者に
ついては,附属書Aを参照。
注記2 高視認性安全服のデザインに関するガイドラインは,附属書Dを参照。
注記3 高視認性安全服の蛍光生地及び再帰性反射材面積測定方法のガイドラインは,附属書JAを
参照。
――――― [JIS T 8127 pdf 8] ―――――
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4.2 デザインに関する最低要求事項
4.2.1 胴部だけを覆う高視認性安全服
蛍光生地は,胴部を一周し,幅50 mm以上とする。蛍光生地に取り付けられた帯状の再帰性反射材は,
蛍光生地の計算には入れない。帯状の再帰性反射材は,幅50 mm以上とする。
胴部だけを覆う高視認性安全服は,水平に対して傾斜角が±20°の範囲内で一周する帯状の再帰性反射
材を1本以上もち,肩越しに表面から背面へかかる帯状の再帰性反射材が胴部の帯状の再帰性反射材とつ
ながっていなければならない。最低位置にある胴部の帯状の再帰性反射材は,裾から50 mm以上離す。水
平方向の帯状の再帰性反射材が複数ある場合は,間隔を50 mm以上離す。
胴部だけを覆う高視認性安全服が,肩越しに表面から背面へかかる帯状の再帰性反射材をもたない場合,
それぞれ50 mm以上離れた2本以上の帯状の再帰性反射材が,水平に対して傾斜角が±20°の範囲内で胴
部を一周しなければならない。この場合も,最低位置にある胴部の帯状の再帰性反射材は,裾から50 mm
以上離す。
ゼッケン様式ベスト(タバード)は,着用したとき,脇部に50 mmを超える隙間が開かないデザインと
する。
水平方向の帯状の再帰性反射材及び蛍光生地は,胴部を一周していなければならないが,帯状の再帰性
反射材及び蛍光生地が縦方向に途切れる隙間(留具,縫合部などの影響)は,帯状の再帰性反射材及び蛍
光生地と平行方向に測定して50 mmを超えてはならない。また,そのような隙間の合計が,一周で100 mm
を超えてはならない。
脇部の隙間の大きさ及び帯状の再帰性反射材及び蛍光生地が縦方向に途切れる隙間の大きさは,当該隙
間部分を固定する面ファスナーを含む留具を,製品の性能を維持できる最長の位置に調整し,大きさを測
定する。
胴部だけを覆う高視認性安全服の例を,図1に示す。
――――― [JIS T 8127 pdf 9] ―――――
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単位 mm
図1−胴部だけを覆う高視認性安全服の例
注記 胴部だけを覆う高視認性安全服の例には,胴部が一周しているベスト,及び表面と背面とが分
離したゼッケン様式ベスト(タバード)がある。
4.2.2 胴部及び腕部を覆う高視認性安全服
蛍光生地は,胴部及び腕部を一周し,幅50 mm以上とする。蛍光生地に取り付けられた帯状の再帰性反
射材は,蛍光生地の計算には入れない。帯状の再帰性反射材は,幅50 mm以上とする。
胴部及び腕部を覆う高視認性安全服は,水平に対して傾斜角が±20°の範囲内で胴部を一周する帯状の
再帰性反射材を1本以上もち,肩越しに表面から背面へかかる帯状の再帰性反射材が胴部の帯状の再帰性
反射材とつながっていなければならない。最低位置にある胴部の帯状の再帰性反射材は,裾から50 mm以
上離す。水平方向の帯状の再帰性反射材が複数ある場合は,間隔を50 mm以上離す。
胴部及び腕部を覆う高視認性安全服が,肩越しに表面から背面へかかる帯状の再帰性反射材をもたない
場合,それぞれ50 mm以上離れた2本以上の帯状の再帰性反射材が,水平に対して傾斜角が±20°の範囲
内で胴部を一周しなければならない。この場合も,最低位置にある胴部の帯状の再帰性反射材は,裾から
50 mm以上離す。
腕部が,胴部の水平方向の帯状の再帰性反射材の明確な視認を妨げる場合には,腕部に帯状の再帰性反
射材を一周させる。長袖(脱着式を含む。)の場合,腕部に2本の帯状の再帰性反射材を50 mm以上離し
て取り付ける。
腕部が,胴部の2本の水平方向の帯状の再帰性反射材の明確な視認を妨げる場合には,腕部に2本の帯
状の再帰性反射材を50 mm以上離して一周させる。その場合,袖口側の帯状の再帰性反射材は,袖口から
50 mm以上離す。高視認性を判断するには,腕を全ての方向に動かしながら目視にて確認する。
――――― [JIS T 8127 pdf 10] ―――――
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JIS T 8127:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 20471:2013(MOD)
- ISO 20471:2013/AMENDMENT 1:2016(MOD)
JIS T 8127:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.340 : 防護設備 > 13.340.10 : 防護服
JIS T 8127:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK6404-2:2015
- ゴム引布及びプラスチック引布試験方法―第2部:物理試験(基本)
- JISK6404-3:2015
- ゴム引布及びプラスチック引布試験方法―第3部:物理試験(応用)
- JISK6404-3:2020
- ゴム引布及びプラスチック引布試験方法―第3部:物理試験(応用)
- JISL0001:2014
- 繊維製品の取扱いに関する表示記号及びその表示方法
- JISL0804:2004
- 変退色用グレースケール
- JISL0805:2005
- 汚染用グレースケール
- JISL0843:2006
- キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0844:2011
- 洗濯に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0848:2004
- 汗に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0849:2013
- 摩擦に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0850:2015
- ホットプレッシングに対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0856:2002
- 塩素漂白に対する染色堅ろう度試験方法
- JISL0860:2020
- ドライクリーニングに対する染色堅ろう度試験方法
- JISL1096:2010
- 織物及び編物の生地試験方法
- JISL1099:2012
- 繊維製品の透湿度試験方法
- JIST8005:2015
- 防護服の一般要求事項
- JISZ8717:1989
- 蛍光物体色の測定方法
- JISZ8720:2012
- 測色用の標準イルミナント(標準の光)及び標準光源