JIS T 9241-6:2015 移動・移乗支援用リフト―第6部:立ち上がり用リフト | ページ 5

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記録する。さらに,動いている間の力を移動状態力として記録する。この試験を前方及び後方にそれぞれ
5回繰り返し平均する。
図8−移動力試験(前方向)の例

7.12 騒音

  昇降機構から水平に1 m離れ,高さ1 mの位置で,最大質量を加えて1昇降サイクルさせたときの騒音
レベルを7.1.2 e) に規定する騒音計で測定する。

8 検査方法

  リフトの検査は,形式検査1)と受渡検査2)とに区分し,検査項目はそれぞれ次による。検査は,箇条5
及び箇条6に適合したものを合格とする。
なお,形式検査及び受渡検査の抜取検査方式は,受渡当事者間の協議による。
a) 形式検査項目
1) リスクマネジメントによる設計
2) 外観
3) 構造
4) 性能
5) 表示及び取扱説明書
b) 受渡検査項目
1) 外観
2) 表示
注1) 製品の品質が,設計で示す全ての特性を満足するかどうかを判定するための検査。
2) 既に形式検査に合格したものと同じ設計・製造による製品の受渡しをする場合,必要と認める
特性が満足するものであるかどうかを判定するための検査。

――――― [JIS T 9241-6 pdf 21] ―――――

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9 表示及び取扱説明書

9.1 一般

  表示及び取扱説明書は,JIS S 0101及び附属書JAによるとよい。

9.2 表示

9.2.1  一般
この規格の全ての要求事項に適合したリフト機構部及び身体支持具には,容易に消えない方法で見やす
い箇所に次の事項を表示する。また,制御操作部にはその目的機能を表示しなければならない。
a) 製品の名称,規格番号及び区分
b) 製造業者又は販売業者の名前及び住所
c) ロット番号又はシリアル番号
注記 トレーサビリティ及び検査記録の視点から,シリアル番号が望ましい。
d) 製造年月
e) 電動機以外の動力源(例えば,水圧/空圧駆動,操作圧の範囲)の詳細
f) 最大持ち上げ質量
g) 適用身長
h) 着脱式ハンガーには,リフトの最大持ち上げ質量を表示
i) 製品の保護等級(IPコード)[適用する場合 : 6.1 f) 参照]
9.2.2 身体支持具の表示
身体支持具の製造業者は,リフト又はハンガーのいずれにも適合していて安全な組合せであることを確
認するための表示をしなければならない。
9.2.3 剛性身体支持具の表示
製造業者は,剛性身体支持具の上に,少なくとも次の事項を記載したラベルを容易にがれないように
付けなければならない。ただし,d) h) については,取扱説明書に記載してもよい。
a) 警告/注意を促す表示で,介護者にリフト及び身体支持具の利用に当たっては取扱説明書を参照する
ことを示す表示
b) 身体支持具がある特定のタイプのリフトにだけ使用が適用されるかどうかを示す表示
c) 身体支持具の洗浄,消毒の方法などの保守情報
注記 例えば,洗浄の場合は,洗濯に関するJIS L 0001の記号がある。
d) 身体支持具個々の適用分野,取扱い方
e) つり上げ方法でも特に姿勢,座位姿勢か,側が(臥)位か,又はその両方か,更に機種選択,デザイ
ン,使用方法に関するその他一切の重要情報
f) 身体支持具が特定の被懸ちょう者に適合しない場合には,その具体的な障害の部位及びその症状名
g) 損傷又は摩耗が激しい場合には使用を中止することの警告
h) 適応可能な場合は,身体支持具の寸法

9.3 取扱説明書

9.3.1  一般
リフト及び/又は身体支持具の購入者には,少なくとも次の情報を含む取扱説明書を提供しなければな
らない。
a) 製造業者,取扱業者又は代理店の名称,住所及び電話番号
b) 使用前のチェックリスト

――――― [JIS T 9241-6 pdf 22] ―――――

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c) リフトの使用方法
d) リフト及び身体支持具の使用目的及び使用場所
e) ) に規定する主要項目寸法を示すための図/イラスト
f) アフターサービスを受ける際の連絡先の名称,住所及び電話番号
g) 洗浄,消毒の方法及び保守情報
h) 故障及び対応の詳細
i) 技術仕様
− 寸法(必要に応じて,図1及び図9に示すものを含む。)
− 最大持ち上げ質量
例 もし,リフト機構,ハンガー及び身体支持具のそれぞれの最大持ち上げ質量が異なる場合に
は,最も低い最大持ち上げ質量を常に使用しなければならない。
− 安全警告
− 無負荷時のリフトの全質量と,そして必要に応じて取外し可能(例えば,輸送などのため)な主な
部分の質量
− ハンガーとの組合せで使用される身体支持具のデザイン及び形
j) 計器の誤差及び注意・警告表示の付いている製品については,その詳細
k) 装置が正しく組み立てられ,そして正しく安全に操作できるかを確認するのに必要な情報と装置が常
に正しく安全に動くことを確実にするために必要な保守の種類及び頻度(附属書B参照)
l) 問合せに対して,提供できる取替え可能部品のリスト
m) リスクマネジメントに基づいた全ての警告
例 被懸ちょう者に横方向の力が加わったときに起こる安定性の問題など
n) 前方移動の方向の表示
o) 図1に規定する機能的部分の寸法
p) 回転直径
q) 身体支持具を除いたリフトの全質量
r) 分解可能な部品数とその識別票
s) リフトの中の最も重い部品の質量
t) 適用身長
1
主要項目
1 ベース
a
2 隙間間隔
a ベースの高さ 2
図9−ベースの高さ/隙間間隔
9.3.2 身体支持具の取扱説明書
身体支持具の接続及び取外しの方法を,取扱説明書に明確に記載しなければならない。

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9.3.3 ハンガーの取扱説明書
ハンガーに関する取扱説明書は,次による。
a) 取扱説明書には,ハンガーと一体となって使われる身体支持具の形及びデザイン,例えば,取付箇所
の数,寸法,取付部の材料についての情報を表示しなければならない。
注記 この情報は,ハンガー上に記載してもよい。
b) 着脱式ハンガーには,リフトの最大持ち上げ質量を表示しなければならない。
9.3.4 剛性身体支持具
剛性身体支持具の取扱説明書は,9.3.1によるほか,次の事項を提供しなければならない。
− 身体支持具の構造に使用されている材料
− 身体支持具の調整及び取外し方法
− 適応可能な場合は,身体支持具の寸法
取扱説明書には,被懸ちょう者のために使用する身体支持具が正しいサイズ,タイプ及び形であること
を確認するために,誤使用による安全性への影響を使用者に警告する記述を記載しなければならない。

――――― [JIS T 9241-6 pdf 24] ―――――

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附属書A
(規定)
油圧装置・空圧装置
A.1 油圧装置
A.1.1 油圧アクチュエータ(ホース,パイプ,連結部,その他圧力に関連する部品を含む。)は,圧力に
よって生じる全ての負荷に対して耐えられるよう考慮されていなければならない。
さらに,それらの部品は,使用する作動油(油圧機器又は油圧系統に使用する液体)と適合していて,
ねじれ,振動及び物理的損傷によって生じる直接的応力を考慮して設計しなければならない。
A.1.2 油圧装置は,次の規定を満足しなければならない。
a) 外部シリンダの設計は,JIS B 8361に従って設計しなければならない。計算時に静圧(流線に平行な
面に及ぼす液体の圧力)だけを用いて計算する場合には,計算圧は,実際の静圧の1.8倍に達しなけ
ればならない。
b) 剛性パイプ及び管継手の設計についてもJIS B 8361に従う。計算時に静圧だけを用いて計算する場合
には,計算圧は,実際の静圧の2倍に達するものとする。
c) たわみ管路は,JIS B 8360又はJIS B 8364によって製造する。
A.1.3 ポンプ側の圧力が,最低作動圧力(機器の作動を保障できる最低の圧力)以下になったとき,昇降
機のレベルがどこの位置であっても,許容質量を維持するために,逆止め弁(一方向だけに流体の流れを
許し,反対方向には流れを阻止するバルブ)を設置しなければならない。
A.1.4 逆止め弁の閉鎖は,昇降用油圧アクチュエータ側の圧力と,少なくとも一つのガイドスプリング又
は重力によってできなければならない。
A.1.5 使用圧力(機器又はシステムを実際に使用する場合の圧力)の1.5倍で作動するように調整したリ
リーフバルブ(回路内の圧力を設定値に保持するために,液体の一部又は全部を逃がす圧力制御弁)を装
備し,これによって,回路内の最大圧力を,使用圧力の1.5倍以下に調節しなければならない。リリーフ
バルブから放出された加圧油は,油タンクに戻さなければならない。
A.1.6 油圧装置は,空気を排出する(エアー抜き)機能をもっていなければならない。
A.1.7 駆動油圧システムは,タンクの油量を容易にチェックできなければならない。
A.2 空圧装置
A.2.1 空圧装置は,A.1に規定する要求事項によるほか,次による。
a) 空圧アクチュエータ(空圧ホース,パイプ,管継手,その他の空圧部品を含む。)の設計は,JIS B 8370
に従い,圧力によって生じる全ての負荷に対して耐えられるよう考慮しなければならない。
b) 安全弁は,最大質量を加えたときの静圧の1.5倍まで調整できなければならない。安全弁は,認めら
れた者以外の者が操作できないようにしなければならない。

――――― [JIS T 9241-6 pdf 25] ―――――

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JIS T 9241-6:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 10535:2006(MOD)

JIS T 9241-6:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS T 9241-6:2015の関連規格と引用規格一覧