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X 0509 : 2012 (ISO/IEC 24724 : 2011)
[{3 0 3 1 5 1 3 0 3 2 2 0 3 0}]
注記1 上記の3個のエレメント並びは,仮に,幅0のモジュールまでを許して考えた場合を指
す。
注記2 ここで,先頭のエレメントの幅が1だけ減少すると,他の全ての奇数番エレメントの幅
も1ずつ減少し,逆に全ての偶数番エレメントの幅は1ずつ増加している。この性質は,
どのようなE1E12の値についても成り立つので,偶数番エレメントの幅の最小が1と
なるエレメント並びは,常にただ一つだけとなることが分かる。
この例では,14エレメントの並びのうち[{2 1 2 2 4 2 2 1 2 3 1 1 2 1}]だけが要件を満たすため,この
セットが有効なエレメント並びである。導き出されたエレメント並びが有効でない場合,キャラク
タは誤りになる。附属書Gに,エレメント並びを復号するアルゴリズムのC言語での実現方法を示
す。そこでは,まず先頭エレメント幅を1とした暫定的なエレメント幅並びを計算し[この例では
[{1 2 1 3 3 3 1 2 1 4 0 2 1 2}]となる。],そのときの偶数番エレメントの幅の最小値(この例では2)か
ら1を減じた値を,偶数番エレメントからは減じ,奇数番エレメントには加えて,解としている。
4) 附属書Bのプログラムによって,奇数サブセット及び偶数サブセットの値を決める。
d) 二つのシンボルキャラクタ及び位置検出パターンを復号すると,位置検出パターンから得られたチェ
ックキャラクタ値のmod 89が,シンボルキャラクタに含まれるエレメントの幅に重みを付けた和の
mod 89と一致することを検証する。
e) 二つのシンボルキャラクタから,連結フラグ及び商品識別番号を計算する。
f) さらに,加速度,サンプリング,寸法などに対して,特定の読取装置及び用いようとしているアプリ
ケーション環境を考慮して,適切と考えられる二次検査を実施する。
g) 次の全てが当てはまっていることを確認する。
1) シンボルの始め(ガードスペースの左端)から最初のバー(ガードパターンの第二エレメント)の
右端までの距離が,最初のシンボルキャラクタの(3/52) pよりも大きい(>1.5モジュール)。
2) ガードバーの左端から左シンボルキャラクタの最初のバーの左端までの距離が((N+1) / 26) p±0.5
モジュールに等しい。ここに,Nは6.2.6の手順c) 3)で決定した最初のスペースを正規化した“E”
に等しい(ガードバーは,公称1モジュール幅である。)。
3) 先行する10以上のエレメントがあり,最初のバー(最も離れたバーを10とし,最初のバーを1と
して付番したときの)エレメントを含む18エレメントを,有効なパリティが付いたUPC-A(JIS
X 0507)シンボルとして復号しないために,公称X寸法を,(1/26) p(GS1データバー限定型シンボ
ルの左キャラクタの公称モジュール寸法の0.25倍)の25 %以内になるようにする。
上記1),2),及び3)で,一つでも検査を合格しなかった場合は,GS1データバー限定型の復号を中
止する。
h) 右ガードパターンの左端からガードバーの右端までの距離が,右シンボルキャラクタ(±0.5モジュー
ル)の(1/13) pであることを確認する。終端ガードバーの左端から,シンボル(終端スペースの最後)
の最後までの距離が(5/26) p(5モジュール)以上であることを確認する。
1) リーダは,UPC-AシンボルをGS1データバー限定型として誤って読むことを防ぐために,手順g)
又は手順h)と同等な手順を実行しなければならない(H.5の説明を参照。)。
GS1データバーのための実用的なリーダを設計するためには,データ取得の冗長的な安全対策が必要で
ある。附属書Hに,シンボルを復号するときに読誤りを最小にするために考慮しなければならない問題を
記載している。
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7 GS1データバー拡張型のシンボル要件
7.1 GS1データバー拡張型の基本特性
GS1データバー拡張型は,可変長の一次元シンボル体系であり,2進数として内部表現される最大74個
の数字又は41個のアルファベットからなるAIエレメント列データを符号化することができる。GS1デー
タバー拡張型は,スキャナ及びソフトウェアが適切にプログラムされている小売用POS,その他のアプリ
ケーションで用いるための,主要データ及び補足データの符号化に用いることができる。
GS1データバー拡張型は,最大22個のセグメントに分けて走査及び復号をしてから再構築ができる。
これが,多方向走査を容易にする。図10に,GS1データバー拡張型シンボルを示す。
図10−(01)98898765432106(3202)012345(15)991231を表すGS1データバー拡張型シンボル
7.2 シンボルの構造
7.2.1 シンボル全体の構造
どのシンボルでも,最初のシンボルキャラクタを,チェックサム及びシンボル長を符号化するチェック
キャラクタとする。図11のシンボル例は,一つのチェックキャラクタ及び五つのシンボルキャラクタを含
む。
GS1データバー拡張型は,一つの位置検出パターン及びその両側にある二つのシンボルキャラクタの3
要素を一組にして,その組合せを連続して一つのシンボルを構築する。シンボルキャラクタの数が奇数個
のとき,位置検出パターンを最後のシンボルキャラクタの後に置く。奇数番目のキャラクタのエレメント
順序を左から右に,偶数番目のキャラクタのエレメント順序を右から左に付ける。シンボルキャラクタ1,
2,5,6,9,10などは,エレメント1(隣接する位置検出パターンから最も遠いエレメント)がスペース
であるのに対し,シンボルキャラクタ3,4,7,8,11,12などのエレメント1はバーである。左側及び右
側のガードパターンは,常にシンボルの開始点及び終了点になるか,又は多層型シンボルでは,各段の開
始点及び終了点になる。図11に示す六つのシンボルキャラクタからなるGS1データバー拡張型シンボル
は,次の11個の領域(左から右)で構成している。
a) 1モジュールのスペース及び1モジュールのバーからなる左側のガードパターン
b) 17モジュール(四つのスペース及び四つのバー)からなるチェックキャラクタ,(n,k)=(17,4)
c) 15モジュール(三つのスペース及び二つのバー)からなる位置検出パターンA1
d) 17モジュール(四つのバー及び四つのスペース)からなるシンボルキャラクタ1,(n,k)=(17,4)(右か
ら左に)
e) 17モジュール(四つのバー及び四つのスペース)からなるシンボルキャラクタ2,(n,k)=(17,4)
f) 15モジュール(三つのバー及び二つのスペース)からなる位置検出パターンB2
g) 17モジュール(四つのスペース及び四つのバー)からなるシンボルキャラクタ3,(n,k)=(17,4)(右か
ら左に)
h) 17モジュール(四つのスペース及び四つのバー)からなるシンボルキャラクタ4,(n,k)=(17,4)
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i) 15モジュール(三つのスペース及び二つのバー)からなる位置検出パターンB1
j) 17モジュール(四つのバー及び四つのスペース)からなるシンボルキャラクタ5,(n,k)=(17,4)(右か
ら左に)
k) 1モジュールのバー及び1モジュールのスペースからなる右側のガードパターン
注記 シンボルキャラクタエレメントは,隣接する位置検出パターンに向かって番号を付ける。
図11のシンボルには,151モジュールからなる67個のエレメントを含む。図11のGS1データバー拡張
型シンボルの全67エレメントの一覧を,附属書Eの表E.3に示す。シンボルの最小高さは,34モジュー
ルでなければならない。
図11−(01)90012345678908(3103)001750を表すGS1データバー拡張型シンボル
クワイエットゾーンは必要ない。隣接する背景領域が外側のガードパターンエレメントと同じ“色”(明
又は暗)であると,最初のエレメント及び最後のエレメントが1モジュール幅より広く見えることがある。
7.2.2 シンボルキャラクタ構造
各シンボルキャラクタ又はチェックキャラクタは,(n,k)構造である。nの値を17とし,kの値を4とす
る。
第1,第3などの奇数番目シンボルキャラクタのエレメントは,左から右に番号を付け,第2,第4など
の偶数番目シンボルキャラクタのエレメントは,右から左に番号を付ける。図11の矢印が示すように,シ
ンボルキャラクタエレメントには,隣接する位置検出パターンに向かって,順に番号を付ける。
各シンボルキャラクタは,奇数番目のエレメント及び偶数番目のエレメントという二つのサブセットを
含む。奇数及び偶数とは,各サブセットにおけるエレメントの順番を指している。例えば,奇数番目のサ
ブセットは,各シンボルキャラクタ内で隣接する位置検出パターンから最も遠いエレメントから1番目,3
番目,5番目及び7番目のエレメントで構成している。奇数番目のエレメントが,キャラクタに隣接する
位置検出パターンから遠い位置にあるのに対して,8番目の(内側,偶数)エレメントは,位置検出パタ
ーンに隣接している。
7.2.3 シンボルキャラクタ値
各シンボルキャラクタ値には,アルゴリズムによって奇数サブセット及び偶数サブセットにエレメント
幅のパターンを割り当てる。このアルゴリズムを用いるときに,パラメタとして“エレメント数”,“モジ
ュール数”,“最大エレメント幅”及び“このサブセットの全てのエレメントを,2モジュール以上にする
かどうか”を与える。附属書Bに,C言語で作成したGS1データバー拡張型シンボルキャラクタエレメン
ト生成アルゴリズムを示す。
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有効な奇数エレメントのサブセットには,1モジュール幅のエレメントを,少なくとも一つ含まなけれ
ばならない。有効な偶数エレメントのサブセットには,1モジュール幅のエレメントを含んでいなくても
よい。この奇数エレメントへの制限によって,シンボルキャラクタの“エッジ類似エッジ”まで(バー
+スペース及びスペース+バー)のモジュール数の合計が一意になることが保証される(5.2.5参照)。
上記の制限に加え,最初(位置検出パターンから最も遠い)の奇数エレメントの幅を,常に5モジュー
ル未満とする。この制限によって,隣接するシンボルキャラクタの間に,誤った位置検出パターンが現れ
るのを防ぐことができる。
表8に,奇数成分サブセット及び偶数成分サブセットの組合せを五つのグループに分けた,(17,4)キャラ
クタの特性を示す。奇数成分サブセットを偶数個のモジュール及び偶数成分サブセットを奇数個のモジュ
ールとする。隣接するエレメントの1対に含むモジュールの総数が9を超えないように,最も広い奇数成
分エレメント幅及び偶数成分エレメント幅を指定する。その結果,(17,4)キャラクタの組合せ総数は,4 192
となる。
表8−シンボルキャラクタ(17,4)の特性
前のグルー 奇数成分及 奇数成分及
奇数成分組 偶数成分組
キャラクタの プまでの組 び偶数成分 び偶数成分
グループ 合せ総数, 合せ総数,
値の範囲 合せ総数, のモジュー のエレメン
TODD TEVEN
GSUM ル数 ト最大幅
0 347 1 0 12/5 7/2 87 4
3481 387 2 348 10/7 5/4 52 20
1 3882 947 3 1 388 8/9 4/5 30 52
2 9483 987 4 2 948 6/11 3/6 10 104
3 9884 191 5 3 988 4/13 1/8 1 204
シンボルキャラクタ値VSは,次の式によって定まる。
VS (VODD T EVEN ) V EVEN G SUM
ここに, VODD : 各グループ内の奇数成分の組合せに対し附属書Bのア
ルゴリズムが与える0(TODD−1)の値
VEVEN : 各グループ内の偶数成分の組合せに対し附属書Bのア
ルゴリズムが与える0(TEVEN−1)の値
GSUM : 前のグループまでの組合せ総数(表8参照)
したがって,シンボルキャラクタ値(VS)を符号化するには,次の式を用いることができる。
VODD (VS G SUM) divT EVEN
VEVEN (VS G SUM ) mod TEVEN
例えば,3 544という値の(17,4)シンボルキャラクタを符号化する場合,表8から,このシンボルキャ
ラクタ値はグループ4の範囲に入っているため,GSUM=2 948及びTEVEN=104となる。上の計算式を用い
ると,次のようになる。
VODD (3544 2 596 div 1045
948) iv 104
VEVEN (3 544 2948) od 104 596 mod 104 76
すなわち,このシンボルキャラクタは,6モジュールからなる奇数成分(組合せ数10,値の範囲は09)
の値が5であり,10モジュールからなる偶数成分(組合せ数70,値の範囲は069)の値が76である。
附属書Bのアルゴリズムを用いると,奇数エレメントの幅は[{1 3 1 1}],偶数エレメントの幅は[{4 1 4 2}]
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になるため,[{1 4 3 1 1 4 1 2}]というシンボルキャラクタエレメント幅が得られる。
7.2.4 シンボルのバイナリ値
シンボルキャラクタ値04 095は,それぞれシンボル値を符号化した12ビットの2進数を表す。各シ
ンボルキャラクタに対するビット値が連結されて,符号化されたビット列になる。最初のシンボルキャラ
クタ(2番目のシンボルキャラクタ)には,最上位ビットを含む。
シンボルサイズ及びそのバイナリ列の長さを表9に示す。
表9−各シンボルサイズのバイナリ容量
シンボルキャラクタ総数 符号化データのシンボ 符号化ビット
ルキャラクタ数
4 3 36
5 4 48
6 5 60
7 6 72
8 7 84
9 8 96
10 9 108
11 10 120
12 11 132
13 12 144
14 13 156
15 14 168
16 15 180
17 16 192
18 17 204
19 18 216
20 19 228
21 20 240
22 21 252
7.2.5 データの符号化
GS1データバーシンボルに符号化する利用者データは,常にGS1総合仕様書のデータ規格に適合したア
プリケーション識別子及びデータ領域で構成し,GS1-128シンボルに符号化する場合と同じようにフォー
マットされていなければならない。FNC1を用いて可変長のエレメント列を後続のエレメント列から分離
するといった,AIエレメント列を連結するためのGS1-128規則に従って,GS1データバーシンボルに符号
化しなければならない。
GS1データバー拡張型のバイナリ列は,最大五つのバイナリ領域に分割される。バイナリ領域は次のと
おりである。
a) 二次元コンポーネント連結フラグ(7.2.5.1参照)
b) 符号化方式(7.2.5.2参照)
c) 可変長シンボルビット(7.2.5.3参照)
d) 圧縮データ(7.2.5.4参照)
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JIS X 0509:2012の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO/IEC 24724:2011(IDT)
JIS X 0509:2012の国際規格 ICS 分類一覧
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