JIS Z 3147:2017 アルミニウム合金及びマグネシウム合金の高速負荷回転曲げ疲労試験方法

JIS Z 3147:2017 規格概要

この規格 Z3147は、鉄道車両,船舶,自動車などに用いる構造用アルミニウム合金及び構造用マグネシウム合金の母材及び接合部について,繰返し数が10*7回を超え10*9回までの高サイクル側の疲労寿命を求めるための,室温でかつ繰返し速度が毎分5 000回を超え8 000回以下の高速負荷回転曲げ疲労試験の方法について規定。

JISZ3147 規格全文情報

規格番号
JIS Z3147 
規格名称
アルミニウム合金及びマグネシウム合金の高速負荷回転曲げ疲労試験方法
規格名称英語訳
High-speed rotating bar bending fatigue testing of aluminium alloys and magnesium alloys
制定年月日
2017年12月20日
最新改正日
2017年12月20日
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‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

77.120.10, 77.120.20
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
非鉄 2021
改訂:履歴
2017-12-20 制定
ページ
JIS Z 3147:2017 PDF [9]
                                                                                   Z 3147 : 2017

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[1]
  •  4 試験の等級・・・・[2]
  •  5 試験材及び試験片・・・・[2]
  •  5.1 一般事項・・・・[2]
  •  5.2 試験片の形状及び寸法・・・・[3]
  •  5.3 試験片の調製・・・・[3]
  •  6 高速試験・・・・[3]
  •  6.1 疲労試験機・・・・[3]
  •  6.2 高速試験の方法・・・・[4]
  •  7 温度測定・・・・[5]
  •  7.1 一般事項・・・・[5]
  •  7.2 温度測定装置・・・・[5]
  •  7.3 熱電対の設置・・・・[6]
  •  8 S-N線図の作成・・・・[6]
  •  9 試験結果の報告・・・・[6]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS Z 3147 pdf 1] ―――――

Z 3147 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が制定した日本
工業規格である。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格に従うことは,次の者の有する特許権等の使用に該当するおそれがあるので,留意する。
− 発明の名称 : 疲労試験装置
− 特許出願番号 : 特願2016-033359
− 氏名 : 株式会社山本金属製作所
− 住所 : 大阪府大阪市平野区背戸口2丁目4番7号
上記の,特許権等の権利者は,非差別的かつ合理的な条件でいかなる者に対しても当該特許権等の実施
の許諾等をする意思のあることを表明している。ただし,この規格に関連する他の特許権等の権利者に対
しては,同様の条件でその実施が許諾されることを条件としている。
この規格に従うことが,必ずしも,特許権の無償公開を意味するものではないことに注意する必要があ
る。
この規格の一部が,上記に示す以外の特許権等に抵触する可能性がある。経済産業大臣及び日本工業標
準調査会は,このような特許権等に関わる確認について,責任はもたない。
なお,ここで“特許権等”とは,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権をいう。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS Z 3147 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
Z 3147 : 2017

アルミニウム合金及びマグネシウム合金の高速負荷回転曲げ疲労試験方法

High-speed rotating bar bending fatigue testing of aluminium alloys and magnesium alloys

1 適用範囲

  この規格は,鉄道車両,船舶,自動車などに用いる構造用アルミニウム合金及び構造用マグネシウム合
金の母材及び接合部について,繰返し数が107回を超え109回までの高サイクル側の疲労寿命を求めるため
の,室温でかつ繰返し速度が毎分5 000回を超え8 000回以下の高速負荷回転曲げ疲労試験(以下,高速試
験という。)の方法について規定する。
なお,この規格で規定する高速試験方法は,107回以下の繰返し数にも適用できる。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格のうちで,西暦年を付記してあるものは,記載の年の版を適用し,その後の改正版(追補を含む。)
は適用しない。西暦年の付記がない引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板及び条
JIS H 4100 アルミニウム及びアルミニウム合金の押出形材
JIS H 4140 アルミニウム及びアルミニウム合金鍛造品
JIS H 4201 マグネシウム合金板及び条
JIS H 4204 マグネシウム合金押出形材
JIS H 4205 マグネシウム合金鍛造品
JIS H 5202 アルミニウム合金鋳物
JIS H 5203 マグネシウム合金鋳物
JIS H 5302 アルミニウム合金ダイカスト
JIS H 5303 マグネシウム合金ダイカスト
JIS R 6010 研磨布紙用研磨材の粒度
JIS Z 2273:1978 金属材料の疲れ試験方法通則
JIS Z 2274:1978 金属材料の回転曲げ疲れ試験方法

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS Z 2273:1978によるほか,次による。ただし,JIS Z 2273:1978
の定義文中の“疲れ”を,“疲労”に読み替えて適用する。

――――― [JIS Z 3147 pdf 3] ―――――

2
Z 3147 : 2017
3.1
標準形試験片
クラスIを保証する高速試験用の試験片。
3.2
一般形試験片
標準形試験片以外の高速試験用の試験片。
3.3
応力集中係数,α
応力集中部について,弾性計算によって求めた応力集中部の最大値σmaxをその部分の公称応力σnで除し
た値。
α=σmax/σn

4 試験の等級

  高速試験方法は,表1の等級に分類する。
表1−高速試験方法の分類
等級 内容
クラスI 試験データに対して高い信頼性を得る試験方法であり,次のいずれかとする。
a) 高速試験の都度,試験片の温度上昇の有無及びその程度を継続して定量測定
し,試験片の温度が常に50 ℃以下であることが確認できる試験方法。
b) 高速試験中,試験片の温度が常に50 ℃以下となるように対策を講じた試験
方法a)。
c) 標準形試験片[5.2 a)]を用いて試験を行う高速試験方法b)。
クラスII 高速試験中の試験片の温度上昇の有無及びその程度を,事前又は事後に代表例に
ついて測定し,試験データに対する信頼性を得る試験方法c)。
クラスIII 高速試験中の試験片の温度上昇について,その有無及び温度上昇の程度を考慮し
ない試験方法d)。
注a) 温度上昇の防止方法としては,つかみ部の水冷,試験片への冷風吹付けなどがある。適
用した場合は,その方法を報告することが望ましい(ISO 1143参照)。
b) この方法で繰返し速度が毎分6 000回までは,試験片の温度上昇の影響がないことが確認
されている。
c) 最も重要視するサイクル数領域の試験又は負荷応力が最大となる条件で,試験開始から
終了まで継続して温度測定を行うことが望ましい。
d) 繰返し速度が毎分5 000回以下を原則とするJIS Z 2274:1978を,高速試験に適用する場
合も含む。
注記 金属材料の回転曲げ疲労試験に通常適用されるJIS Z 2274:1978は,繰返し速度が毎分5 000回
以下の比較的低速度で試験することを原則としているため,高繰返し数の試験には長時間を要
する。この規格で規定する高速試験は,試験時間の短縮を図るとともに,試験片の温度上昇を
考慮し,試験データの信頼性に応じて試験方法の等級分類を行うものである。

5 試験材及び試験片

5.1 一般事項

  高速試験の対象とする,試験片を採取する材料(以下,試験材という。)及び試験片は,次による。

――――― [JIS Z 3147 pdf 4] ―――――

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Z 3147 : 2017
a) 試験材は,JIS H 4000,JIS H 4100及びJIS H 4140に規定するアルミニウム合金の展伸材,JIS H 5202
に規定するアルミニウム合金鋳物及びJIS H 5302に規定するアルミニウム合金ダイカスト,並びに
JIS H 4201,JIS H 4204及びJIS H 4205に規定するマグネシウム合金の展伸材,JIS H 5203に規定す
るマグネシウム合金鋳物及びJIS H 5303に規定するマグネシウム合金ダイカストとする。
なお,試験材は,必要に応じて,JISに規定された合金以外の合金としてもよい。
b) 試験片の採取位置及び採取方向は,製品規格によるか,又は受渡当事者間の協定による。

5.2 試験片の形状及び寸法

  試験片は,標準形試験片及び一般形試験片とし,その形状は次による。
a) 標準形試験片は,試験部の最小直径が4 mm,試験部の曲率半径(r)が7 mmの砂時計形とする。標
準形試験片の形状を,図1に示す。
なお,試験片の応力集中係数(α)1) を確認する。
注1) 図1の標準形試験片では,α=1.08である。
b) 一般形試験片は,JIS Z 2274:1978の3.(試験片)に規定する2号試験片とする。
なお,試験片の応力集中係数(α)を確認する。
D : つかみ部及び負荷部の直径[6 mm a)]
d : 試験部の最小直径(4 mm)
r : 曲率半径(7 mm)
注a) =6 mmは,代表例である。
図1−標準形試験片

5.3 試験片の調製

  試験片の調製は,次による。
a) 試験片を切削又は研削によって機械加工する場合には,試験片にむしれ又は著しい加工ひずみを生じ
ないように,また,試験片が加熱されることのないように注意しなければならない。
b) 機械加工を終えた試験片は,切削又は研削による条痕を除去するために,順次,細かい粒度の研摩布
紙を使用し,最後に,JIS R 6010に規定するP320より細かいものを使用して研摩する。試験部の面粗
度は,最終的に最大高さ粗さRz(JIS B 0601参照)を10 m以下とすることが望ましい。
c) 試験片は仕上げた後,腐食したり又はきずつけたりしないように,十分注意して扱わなければならな
い。
d) 試験片の直径は,同一断面の互いに直行する2方向について,0.01 mmの精度で測定し,その平均値
とする。

6 高速試験

6.1 疲労試験機

  高速試験に使用する疲労試験機は,次による。

――――― [JIS Z 3147 pdf 5] ―――――

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