JIS A 5721:2013 プラスチックデッキ材 | ページ 2

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6.1.1 試験片
試験片の形状及び寸法は,表3のとおりとする。
なお,試験片は,温度20±2 ℃の条件下に24時間以上放置する。デッキ材から表3に示す寸法の試験
片を採取できない場合は,これに代わる試験片によってもよい。この場合の試験片は,デッキ材と同一条
件で作製したものとする。
表3−試験片の形状及び寸法
試験項目 形状・寸法 個数
曲げ 原形のままで長さ1 500 mm 3
局部圧縮 原形のままで長さ300 mm 3
衝撃 原形のままで長さ500 mm 3
耐燃性 製品から長さ150 mm,幅10 mmに切り取ったもの 1
滑り 原形のままで長さ300 mm 1
耐候性 製品から長さ150 mm,幅30 mmに切 保存試験片 3
り取ったもの(図2参照) 暴露試験片 3
単位 mm
図2−耐候性試験片の形状・寸法(採取の例)
6.1.2 試験場所の状態
試験は,20±5 ℃の場所で行う。

6.2 外観

  デッキ材の外観は,目視によって検査する。

6.3 寸法の測定

  デッキ材の寸法の測定は,次による。
a) 働き幅 試験体を平らな台に置き,長手方向の3か所をJIS B 7507に規定するノギスなどの1/20 mm
以上の精度をもつ測定器を用いて0.1 mmまで測定し,3点の平均値を求めて働き幅とする。
b) 長さ 試験体を平らな台に置き,試験体の全長の最短部分を,JIS B 7512に規定する目量が1 mmの

――――― [JIS A 5721 pdf 6] ―――――

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巻尺又はJIS B 7516に規定する目量が1 mmの直尺を用いて測定する。
c) 高さ 試験体の長手方向のほぼ中央部の肩口足部2か所をJIS B 7507に規定するノギスなどの
1/20 mm以上の精度をもつ測定器を用いて測り,その平均値を求めて高さとする。

6.4 曲げ試験

  試験片を図3に示すように,スパン450 mmで4か所をJIS B 1115,JIS B 1122若しくはJIS B 1125のい
ずれかに規定するタッピンねじ又はこれらと同等以上の性能をもつタッピンねじなどで使用状態に固定し,
スパンの中央に147.1 Nの荷重を試験片の全幅にかけ,その点をたわみ量の原点とする。次に,588.4 Nの
荷重を試験片の全幅に載荷し1),そのときの中央部のたわみ量をJIS B 7503に規定するダイヤルゲージな
どを用いて測定する。さらに,荷重を1 471.0 N とし,試験片の亀裂及び割れの有無を調べる。ただし,
連結形で働き幅150 mm以下のものについては3本連結し,中央の1本に上記と同じ操作を行う。試験は,
3個の試験片について行う。たわみ量については,3個の平均値を試験結果とする。
注1) たわみ量が,約2 mm/minとなる載荷速度で載荷するのがよい。
単位 mm
a) 連結形幅150 mm超の場合
b) 連結形幅150 mm以下の場合
図3−曲げ試験の例

6.5 局部圧縮試験

  図4に示すようにJIS A 1414-2の5.2(局部圧縮試験)によって試験片の裏面の補強がない箇所に
980.7 Nの荷重を5秒10秒で達するように加え,圧入部分の亀裂及び割れの有無を調べる。試験は,
3個の試験片について行う。

――――― [JIS A 5721 pdf 7] ―――――

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単位 mm
図4−局部圧縮試験の例

6.6 衝撃試験

  試験片を図5に示すように,スパン450 mmで支持し,裏面に補強がない箇所に,図6に示す質量1 kg
のおもりを1 200 mmの高さから自由落下させ,亀裂及び割れの有無を調べる。おもりは,JIS A 1408に規
定するなす形おもり(W1-1000)を使用する。試験は,3個の試験片について行う。
単位 mm 単位 mm
r≒26 mm
図5−衝撃試験の例 図6−衝撃試験用おもり

6.7 耐燃性試験

  JIS K 6911の5.24(耐燃性)のA法による。ただし,試験体は1体とする。

6.8 滑り試験

  試験片を図7のように平板上に固定し,その上に乾燥した長さ200 mm,幅100 mm,厚さ約25 mmのラ
ワン材の表面に,厚さ5 mm7 mmのフェルトを取り付けた滑り材を介して,質量75 kgのおもりを載せ,
ばねばかりなどを用いて水平に徐々に力を加え,滑り材の始動時の荷重を長さ方向及び幅方向について,
それぞれ3回ずつ行い,その最小値を読み取る。
注記 フェルトには,R17M,R19M,R23M又はR25W2を使用するとよい。

――――― [JIS A 5721 pdf 8] ―――――

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単位 mm
図7−滑り試験の例

6.9 耐候性試験

6.9.1  促進暴露試験
表3に規定する暴露試験片を用いて,JIS A 1415の6.2(オープンフレームカーボンアークランプによる
暴露試験方法)に従って促進暴露処理を行う。ただし,暴露試験方法はWS-A法とし,水噴霧18分間,
水噴霧停止を102分間とする。また,試験時間は500時間とする。
6.9.2 ウェザリングの評価試験
ウェザリングの評価方法は,次による。
a) 暴露試験片及び保存試験片から,図8に示す試験片をそれぞれ3個ずつ作り,試験片の中心から左右
20 mm離れた所に標線を付ける。
単位 mm
図8−ウェザリング評価用試験片
b) )で作ったそれぞれの試験片を引張試験機に取り付け,毎分10 mmの速さで試験片が破断するまでの
最大荷重を測定し,次の式によって引張強さを求める。
P
T=
t w
ここに, T : 引張強さ(N/mm2)
P : 試験片が破断するまでの最大荷重(N)
t : 引張前の試験片の厚さ(mm)2)
w : 引張前の試験片の最小幅(mm)
また,試験片が破断したときの標線間の距離を測定し,次の式によって伸びを求める。

――――― [JIS A 5721 pdf 9] ―――――

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Δl=l−40
ここに, Δl : 伸び(mm)
l : 試験片が破断したときの標線間距離(mm)
試験片の幅,厚さ及び標線間距離は,0.01 mmまで測定する。測定値は3個の試験片の平均値とす
る。
注2) 凹凸のあるものについては,最も厚い箇所で測定するのがよい。
c) )の計算値に基づき,次のそれぞれの式によって,引張強さ変化率及び伸び変化率を求める。
T2−T1
ΔT= 100
T1
ここに, ΔT : 引張強さ変化率(%)
T1 : 保存試験片の引張強さ(N/mm2)
T2 : 暴露試験片の引張強さ(N/mm2)
Δl2−Δl1
ΔL= 100
Δl1
ここに, ΔL : 伸び変化率(%)
Δl1 : 保存試験片の伸び(mm)
Δl2 : 暴露試験片の伸び(mm)

7 検査

   検査は,合理的な抜取検査方式を用いて,品質,形状及び寸法について箇条6の試験を行ったとき,箇
条4及び箇条5に適合しなければならない。

8 表示

8.1 製品の表示

  この規格の全ての要求事項に適合したデッキ材には,次の事項を表示しなければならない。
a) 規格番号
b) 製造業者名又はその略号
c) 製造年月又はその略号
d) 製品の種類又はその略号

8.2 包装の表示

  デッキ材の包装には,次の事項を表示しなければならない。
a) 製造業者名又はその略号
b) 製造年月又はその略号
c) 材料名又はその略号
d) 形状による区分,働き幅による区分及び寸法
例1 連結形−100(働き幅)−1820(長さ)−30(高さ)又はJ-100-1820-30
例2 単独形−180(働き幅)−2750(長さ)−25(高さ)又はS-180-2750-25
e) 1包装内の数量
f) この規格の番号

9 取扱い上の注意事項

  デッキ材には取扱説明書などを添付し,少なくとも次の項目について,注意事項を記載しなければなら

――――― [JIS A 5721 pdf 10] ―――――

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