JIS A 8603-2:2010 コンクリートミキサ―第2部:練混ぜ性能試験方法 | ページ 3

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ここに, A1 : 試料SAC1の空気量(図1参照)
A2 : 試料SAC2の空気量(図1参照)
A2>A1の場合,ΔAは絶対値とする。
5.4.1.3 モルタル量の計算
コンクリート単位体積当たりの空気を除く単位体積当たりのモルタルの質量Mは,次の式によって計算
し,kg/m3で表す。
m ms
M= 1 000
ms
V VA
Ds
ここに, m : コンクリートの質量 (kg)[5.4.1.1 c)参照]
ms : 表面乾燥飽水状態でのふるい上に残った粗骨材の質量
(kg)[5.4.1.1 e)参照]
V : JIS A 1128に従った空気量試験に使う容器の容積 (L)
[5.4.1.1 b)参照]
VA : 容器の容積(V)に空気含有比率(%)を乗じて100で除
した空気量 (L)
Ds : 表面乾燥飽水状態での粗骨材の密度(体積当たりの粒
子質量)(kg/L)
水中の粗骨材の実質量を測定した後の4 mm又は4.75 mmのふるい上に残った粗骨材の質量msは,次の
式によって計算する。
Ds
m=
s mw
Ds 1
ここに, mw : 水中の粗骨材の質量 (kg)
Ds : 表面乾燥飽水状態での粗骨材の密度(体積当たりの粒
子質量) (kg/L)
コンクリート中のモルタルの質量偏差率ΔMは,次の式によって計算し,%で表す。
M1 M2
M
Δ= 100
M1 M2
ここに, M1 : 試料SMG1のモルタル量(図1参照)
M2 : 試料SMG2のモルタル量(図1参照)
M2>M1の場合,ΔMは絶対値とする。
5.4.1.4 粗骨材量(質量)の計算
表面乾燥飽水状態での単位体積当たりの粗骨材質量Gは,次の式によって計算し,kg/m3で表す。
ms
G= 1 000
V
ここに,ms及びVは5.4.1.3で得られている。
コンクリート中の粗骨材質量の偏差率ΔGは,次の式によって計算し,%で表す。
G1 G2
ΔG 100
G1 G2
ここに, G1 : 試料SMG1の粗骨材量(図1参照)
G2 : 試料SMG2の粗骨材量(図1参照)
G2>G1の場合,ΔGは絶対値とする。
5.4.2 コンシステンシー(スランプ)試験
JIS A 1101に規定したスランプ試験によって,5.3.1によって採取した試料のコンシステンシー(スラン
プ)を確認し,それらの平均値による偏差率ΔSは,次の式によって計算し,%で表す。

――――― [JIS A 8603-2 pdf 11] ―――――

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S1 S2
S
Δ= 100
S1 S2
ここに, S1 : 試料SS1のスランプ(図1参照)
S2 : 試料SS2のスランプ(図1参照)
S2>S1の場合,ΔSは絶対値とする。
5.4.3 圧縮強度試験
圧縮強度試験には,3個の供試体をそれぞれの部分(図1及び図7参照)から採取し,JIS A 1132及び
JIS A 1115によって準備し,JIS A 1108によって試験する。これらの供試体の養生は,JIS A 1132の規定に
よる。また,養生期間は28日とする。
それぞれの部分の平均圧縮強度σ1AV及びσ2AVは,次の式を用いて個々に計算する。
σ1+σ 2+σ 3 σ'1+σ'2+σ'3
σ1AV= , σ 2AV=
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ここに, σ1,σ2,σ3 : 試料1から採取した供試体Sσ1,Sσ2,Sσ3の圧縮強度
σ'1,σ'2,σ'3 : 試料2から採取した供試体Sσ'1,Sσ'2,Sσ'3の圧縮強度
圧縮強度の偏差率Δσは,次の式によって計算する。
σ1AV σ 2AV
Δσ= 100
σ1AV σ 2AV
σ2AV>σ1AVの場合,Δσは絶対値とする。

6 試験結果の評価

  指定した練混ぜ時間による,コンクリート立方体及び円筒のコンクリート内の各成分の偏差率,コンシ
ステンシー(スランプ)の偏差率及び圧縮強度の偏差率は,表1の許容値でなければならない。
表1−要求される均一性
許容値
No. 試験の種類
%
1 コンクリート内の空気量の偏差率ΔA(5.4.1.2参照) 10
コンクリート内のモルタル(≦4 mm又は4.75 mm)量の偏差率ΔM(5.4.1.3参 0.8
2
照)
3 コンクリート内の粗骨材(>4 mm又は4.75 mm)量の偏差率ΔG(5.4.1.4参照)5
4 コンシステンシー(スランプ)の偏差率ΔS(5.4.2参照) 15
5 圧縮強度の偏差率Δσ(5.4.3参照) 7.5

7 試験報告書

  試験が完了したら,試験報告書を作成する。報告書の書式は,表2,表3及び表4による。表2及び表3
は,試験に使ったコンクリートミキサ及びコンクリート調合(配合)データ,表4は,個々の試験の数値
を記載する。

――――― [JIS A 8603-2 pdf 12] ―――――

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表2−バッチミキサ−ミキサ及びコンクリート調合(配合)データ
依頼者名 :
ミキサの形式 :
銘板情報 :
製造業者名 :
定格容量 (m3) umax 形式 シリアル番号 製造年 電源出力 (kW)
練混ぜ条件にかかわる情報(5.2参照)
練混ぜプロセス
練混ぜ条件 試験コンクリート
試料1 試料2
練混ぜ量−レディーミクストコンク
リート (m3) u
充てん比率(定格容量に対する練混ぜ
容量) (%)
ドラム,回転速度 (min−1)
軸,回転速度 (min−1)
投入時間,t1(s)
練混ぜ時間,t2(s)
排出時間,t3(s)
再投入時間,t4(s)
サイクルタイムtc=t1+t2+t3+t4(s)
備考
試験場所 : 試験日 :
試験所名及び住所 :
試験報告日 :
試験者名(署名) :
表3−連続練りミキサ−ミキサ及びコンクリート調合(配合)データ
依頼者名 :
ミキサの形式 :
銘板情報 :
製造業者名 :
理論出荷容量 (m3/h) 形式 シリアル番号 製造年 電源出力 (kW)
練混ぜ条件にかかわる情報(5.2参照)
練混ぜプロセス
練混ぜ条件 試験コンクリート
試料1 試料2
理論出荷容量−レディーミクス
トコンクリート (m3/h)
試料採取時間(s)
ドラム,回転速度 (min−1)
軸,回転速度 (min−1)
練混ぜドラムの軸の傾斜角 (°)
備考
試験場所 : 試験日 :
試験所名及び住所 :
試験報告日 :
試験者名(署名) :

――――― [JIS A 8603-2 pdf 13] ―――――

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表4−コンクリートミキサ及びコンクリート試験の結果報告
依頼者名
ミキサ形式 練混ぜ時間 s
理論出荷容量 m3/h 練混ぜ量/レディーミクストコンクリート m3
試験コンクリート
呼び強度 スランプ 粗骨材最 空気量 水セメント比 細骨材比 配合(kg/m3)
大寸法 W C S G Ad
(N/mm2) (cm) (mm) (%) (%) (%)
試験要領 試料1 試料2
1 試験用試料のスランプ S (cm)
2 試験試料の空気量 A (%)
3 容器を含む試料の質量 Msc (kg)
4 上記容器の質量 Mc (kg)
5 試料の質量 m=Msc−Mc (kg)
6 容器の容積 V (L)
7 空気容積 VA=A×V/100 (L)
8 空気以外の試料の容積 Vss=V−VA (L)
9 Mwsc
水中の4 mm又は4.75 mmのふるいを含む粗骨材質量 (kg)
10 水中のふるいの質量 Mwc (kg)
11 水中の粗骨材質量 mw=Mwsc−Mwc (kg)
12 乾燥飽水状態の粗骨材の単位体積質量 Ds (kg/L)
13 乾燥飽水状態の粗骨材質量 ms=mw×Ds/(Ds−1)(kg)
14 4 mm又は4.75 mmのふるいにかけた試料の絶対容積
Vas=mw/(Ds−1)=ms/Ds (L)
15 試料中のモルタル質量 Mm=m−ms (kg)
16 試料中のモルタル容積 Vm=Vss−Vas (L)
17 モルタル単位体積質量 M=1 000×Mm/Vm (kg/L)
18 粗骨材の単位体積質量 G=1 000×ms/Vm (kg/L)
19 コンクリート中のモルタルの質量偏差率 ΔM (%)
20 コンクリート中の粗骨材の偏差率 ΔG (%)
21 スランプの平均値からの偏差率 ΔS (%)
22 空気量の平均値からの偏差率 ΔA (%)
23 供試体の圧縮強度 σ1,σ2,σ3 (N/mm2)
σ'1,σ'2,σ'3 (N/mm2)
24 平均圧縮強度 σ1AV,σ2AV
25 圧縮強度の偏差率 Δσ
試験場所 : 試験日 :
試験所名及び住所 :
試験者名(署名) : 試験報告日 :

8 最終所見

8.1 試験ミキサの充てん(填)比率

  試験に使う材料の量は,通常製造業者が表示するバッチミキサの定格容量及び連続練りミキサの理論出
荷容量による。ただし,特殊コンクリート又はミキサの用途によって練混ぜ量を変える必要がある場合で
も,この規格に規定した手順に従えば,定格容量又は理論出荷容量より少量の場合の練混ぜ性能も測定で
きる。また,最小練混ぜ量の決定もできる。

――――― [JIS A 8603-2 pdf 14] ―――――

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8.2 最適練混ぜ時間

  ミキサの製造業者及び使用者にとって最も重要なことは,要求された品質のコンクリートを最大限出力
させるための最適な練混ぜ時間を得ることである。これを実現するため,先の試験で得られた圧縮強度の
ばらつきの結果から選択した異なる練混ぜ時間での同様の試験を何回か行う必要がある。それらの試験結
果を練混ぜ時間の関数として近似曲線グラフ上に記録し,図8に倣って最適練混ぜ時間を決定する。
X 練混ぜ時間(s)
Y 圧縮強度の偏差率,Δσ (%)
T1 最適練混ぜ時間を見つけるための試験1の時間及びデータ点(○)
T2 最適練混ぜ時間を見つけるための試験2の時間及びデータ点(○)
T3 最適練混ぜ時間を見つけるための試験3の時間及びデータ点(○)
回帰曲線 :
Δσ+1s
Δσ+2s
Δσ+3s
ここに,
s : Δσの標準偏差
Tv : 回帰曲線(Δσ+1s)と品質限界線との架空の交点(□)での時間 : 68.26 %の確率で許容範囲とな
る時間
Tmin : 回帰曲線(Δσ+2s)と品質限界線との交点(□)での最小許容練混ぜ時間 : 95.44 %の確率で許容
範囲となる時間
Tmax : 回帰曲線(Δσ+3s)と品質限界線との交点(□)での最大許容練混ぜ時間 : 99.74 %の確率で許容
範囲となる時間
a : 許容限界,Δσ=7.5 %
注記 最適練混ぜ時間T0(□)は,Tmin≦T0 図8−最適練混ぜ時間選択の例

――――― [JIS A 8603-2 pdf 15] ―――――

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JIS A 8603-2:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 18650-2:2006(MOD)

JIS A 8603-2:2010の国際規格 ICS 分類一覧

JIS A 8603-2:2010の関連規格と引用規格一覧