この規格ページの目次
JIS A 8612:2006 規格概要
この規格 A8612は、定置式及び/又は移動式のコンクリート及びモルタルの圧送ポンプ,吹付機,打設のためのブーム装置,並びにそれらの構成要素に対する安全要求事項について規定。
JISA8612 規格全文情報
- 規格番号
- JIS A8612
- 規格名称
- コンクリート及びモルタルの圧送ポンプ,吹付機及びブーム装置―安全要求事項
- 規格名称英語訳
- Conveying, spraying and placing machines for concrete and mortar -- Safety requirements
- 制定年月日
- 2006年4月25日
- 最新改正日
- 2016年10月25日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- 国際規格分類
ICS
- 91.220
- 主務大臣
- 経済産業,厚生労働
- JISハンドブック
- 土木 II 2020
- 改訂:履歴
- 2006-04-25 制定日, 2011-10-25 確認日, 2016-10-25 確認
- ページ
- JIS A 8612:2006 PDF [26]
A 8612 : 2006
まえがき
この規格は,工業標準化法第11条に基づいて,日本工業標準調査会の審議を経て,厚生労働大臣及び経
済産業大臣が制定した日本工業規格(日本産業規格)である。
この規格の一部が,技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願公開後の
実用新案登録出願に抵触する可能性があることに注意を喚起する。厚生労働大臣,経済産業大臣及び日本
工業標準調査会は,このような技術的性質をもつ特許権,出願公開後の特許出願,実用新案権,又は出願
公開後の実用新案登録出願にかかわる確認について,責任はもたない。
JIS A 8612には,次に示す附属書がある。
附属書1(規定)重大な危険源のリスト
附属書2(規定)遠隔操縦に対する要求事項
附属書3(参考)図解
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS A 8612 pdf 1] ―――――
A 8612 : 2006
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1. 適用範囲・・・・[1]
- 2. 引用規格・・・・[1]
- 3. 定義・・・・[2]
- 4. 重大な危険源のリスト・・・・[4]
- 5. 安全要求事項及び/又は安全方策・・・・[4]
- 5.1 共通要求事項・・・・[4]
- 5.2 自走式,被けん引式及び定置式コンクリート圧送ポンプ並びに吹付機に対する要求事項・・・・[6]
- 5.3 モルタル圧送及び吹付機に対する要求事項・・・・[7]
- 5.4 自走式及び定置式ブーム装置に対する要求事項・・・・[8]
- 5.5 輸送管システムに対する要求事項・・・・[8]
- 5.6 トンネル内など非爆発環境下の地下作業に用いるコンクリート及びモルタル圧送ポンプ,吹付機並びにブーム装置に対する要求事項・・・・[9]
- 5.7 安全措置及び警報又は防止装置・・・・[9]
- 6. 安全要求事項及び/又は安全方策の検証・・・・[9]
- 6.1 予備検査・・・・[9]
- 6.2 図面適合性検査・・・・[10]
- 6.3 最終検査・・・・[10]
- 7. 使用上の情報・・・・[10]
- 7.1 警告表示・・・・[10]
- 7.2 取扱説明書・・・・[10]
- 7.3 機械への表示・・・・[11]
- 8. 使用者による検査・・・・[13]
- 附属書1(規定)重大な危険源のリスト・・・・[14]
- 附属書2(規定)遠隔操縦に対する要求事項・・・・[16]
- 附属書3(参考)図解・・・・[20]
――――― [JIS A 8612 pdf 2] ―――――
1
A 8612 : 2006
日本工業規格(日本産業規格) JIS
A 8612 : 2006
コンクリート及びモルタル圧送ポンプ,吹付機並びにブーム装置−安全要求事項
Conveying, spraying and placing machines for concrete and mortar- Safety requirements
序文
この規格は,JIS B 9700-1, 機械の安全性−基本概念,一般原則−第1部 : 基本用語,方法論のまえ
がきに示すタイプC規格(個別機械安全規格)である。
1. 適用範囲
この規格は,定置式及び/又は移動式のコンクリート及びモルタルの圧送ポンプ,吹付機,
打設のためのブーム装置,並びにそれらの構成要素に対する安全要求事項について規定する。
この規格では,圧送,吹付け又は打設中に移動する機械に関する要求事項は,扱わない。
この規格は,トラックシャシ,及び圧送・吹付け・打設作業中に機械を駆動しないエンジンには関与し
ない。また,トラックミキサにポンプを搭載した機械にも適用しない(3.3参照)。
この規格では,特別な規則を要する用途(例えば,爆発の可能性のある環境,電圧・周波数及び裕度が
公共のものと異なる電力網から供給される電源,公道上での使用など)に関する追加の要求事項は,定め
ていない。
この規格は,圧送,吹付け,及びブーム装置が製造業者の意図し,かつ,予見した条件の下で使用され
るときに,直接かかわる重大な危険源のすべてを考慮しており(附属書1参照),これらから起こるおそれ
のある危険を除去し,又は低減するための方策を具体的に示している。
備考1. 公道を走行するコンクリート及びモルタル圧送ポンプ,吹付機並びにブーム装置は,国及び
地方自治体の定める道路交通関連法規に適合しなければならない。
2. コンクリートポンプ車は,この規格に規定するほかに労働安全衛生法第42条の規定に基づく
車両系建設機械構造規格にも適合しなければならない。
2. 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格のうちで,発行年を付記してあるものは,記載の年の版だけがこの規格の規定を構
成するものであって,その後の改正版・追補には適用しない。発効年を付記していない引用規格は,その
最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS A 8310 土工機械−操縦装置等の識別記号
JIS A 8312 土工機械−安全標識及び危険表示図記号−通則
JIS A 8316 土工機械−電磁両立性(EMC)
JIS A 8334 土工機械−取扱説明書−内容及び様式
JIS A 8340-1 土工機械−安全−第1部 : 一般要求事項
JIS B 8370 空気圧システム通則
――――― [JIS A 8612 pdf 3] ―――――
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A 8612 : 2006
JIS B 9703 機械類の安全性−非常停止−設計原則
JIS B 9705-1 機械類の安全性−制御システムの安全関連部−第1部 : 設計のための一般原則
JIS B 9707 機械類の安全性−危険区域に上肢が到達することを防止するための安全距離
JIS B 9716 機械類の安全性−ガード−固定式及び可動式ガードの設計及び製作のための一般要求事
項
JIS B 9960-1 機械類の安全性−機械の電気装置−第1部 : 一般要求事項
JIS C 0920 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
JIS C 8201-5-1 低圧開閉装置及び制御装置−第5部 : 制御回路機器及び開閉素子−第1節 : 電気機械
制御回路機器
JIS C 60068-2-27 環境試験方法−電気・電子−衝撃試験方法
ISO 9355-1:1999 Ergonomic requirements for the design of displays and control actuators−Part 1: Human
interactions with displays and control actuators
ISO 9355-2:1999 Ergonomic requirements for the design of displays and control actuators−Part 2: Displays
ISO/DIS 9355-3:2004 Ergonomic requirements for the design of displays and control actuators−Part 3:
Control actuatorsJIS B 9700-1 機械類の安全性−設計のための基本概念,一般原則−第1部 : 基本用語,方法論JIS B 9700-2 機械類の安全性−設計のための基本概念,一般原則−第2部 : 技術原則ISO/DIS 15998:2003 Earth-moving machinery−Machine control systems (MCS) sing electroniccomponents−Performance criteria and tests
3. 定義
この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
この規格の中で引用した日本工業規格(日本産業規格)(以下,JISという。)及びISO規格に用いられている用語及び定
義も,同様にこの規格で有効である。
3.1 コンクリート及びモルタル セメント,ふるい分けされた骨材及び水に,必要に応じて混和材及び/
又は混和剤を加えた構成要素からなる均質な混合物。
3.2 混和材及び混和剤
3.2.1 混和材 コンクリート又はモルタルの混合物の特性を変更するために加える材料(フライアッシュ
など)。
3.2.2 混和剤 コンクリート又はモルタルの混合物の特性を変更するために加える化学薬剤(AE剤など)。
3.3 コンクリート圧送ポンプ及び吹付機
3.3.1 コンクリート圧送ポンプ 自走式,被けん引式又は定置式の機械であって,かくはん装置付きホッ
パを備え,コンクリートを輸送管を通して機械的に圧送する機械[附属書3図1a)参照]。コンクリート圧
送ポンプには,ピストン式と回転式とがあり,いずれも機体を定置して用いる。
備考1. コンクリート圧送ポンプは,ブーム装置又は吹付機と組み合わせて用いるものもある[附属
書3図1b),附属書3図1c)及び附属書3図5参照]。
2. コンクリート圧送ポンプには,トラックミキサなど外部の機械からコンクリートが供給され
る。
3.3.2 コンクリート吹付機 自走式,被けん引式又は定置式の機械であって,通常,かくはん機付きホッ
パを備え,コンクリートを機械的又は空気圧によって輸送管を通じて吹き付ける機械(附属書3図5参照)。
いずれも機体を定置して用いる。
――――― [JIS A 8612 pdf 4] ―――――
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A 8612 : 2006
備考 空気圧でコンクリート吹付けを行う場合は,空気圧縮機をレシーバ付き又はレシーバなしで用
いる。
3.4 モルタル圧送ポンプ及び吹付機
3.4.1 モルタル圧送ポンプ 自走式,被けん引式又は定置式の機械であって,かくはん装置付きホッパを
備え,モルタルを輸送管を通して機械的に圧送する機械[附属書3図2a),附属書3図2b),附属書3図3
及び附属書3図4参照]。モルタル圧送ポンプには,ピストン式と回転式とがあり,いずれも機体を定置し
て用いる。
3.4.2 モルタル吹付機 自走式,被けん引式又は定置式の機械であって,通常,かくはん機付きホッパを
備え,モルタルを機械的又は空気圧によって輸送管を通じて吹き付ける機械[附属書3図2a),附属書3
図2b),附属書3図3及び附属書3図4参照]。いずれも機体を定置して用いる。
備考 空気圧送の場合は,ホッパが空気室となり[附属書3図2b)参照],機械的圧送の場合は,ピス
トン式,回転式又はねじ式ポンプによって駆動される(附属書3図2.1参照)。かくはん装置も
装着可能である。
3.5 洗浄室 コンクリートシリンダと主油圧シリンダとの中間に設け,ピストンの洗浄,給油脂,交換な
どを行うための空間をもった箱状の部材。
3.6 ブーム装置 自走式,被けん引式又は定置式の機械で,動力によって駆動された1段又はそれ以上の
伸縮,又は折りたたみ式ブームからなる旋回可能な作業機器で,輸送管を装備するもの[附属書3図1b),
附属書3図1c)及び附属書3図6参照]。いずれも機体を定置して用いる。
備考 ブーム装置は,トラック,トレーラ,又は専用車両(例えば,不整地用,トンネル用又はレー
ル走行用)に装着できる。
3.7 輸送管システム コンクリート,モルタル,又はこれらの構成成分(骨材,セメント,水,添加剤な
ど)を輸送するための配管,継手,仕切弁,ドッキングホース,テーパ管及び先端ホースからなる機器類。
3.8 ドッキングホース 一端にブームの輸送管を,他端にテーパ管又は先端ホースを接続するための口金
具を備えたホース。主に,ホースガイド式ブーム付きコンクリートポンプ車で用いられる[附属書3図7a)
参照]。
3.9 テーパ管 輸送管(ドッキングホースなど)に,他の口径が異なる輸送管(先端ホースなど)を接続
するために,両端にそれぞれの口径に合った口金具を備えたテーパ状の管[附属書3図7a)参照]。
3.10 先端ホース 一端に輸送管(先端エルボ式の場合),ドッキングホース又はテーパ管(ホースガイド
式の場合)を接続できる口金具を備え,他端には接続用金具をもたないホース[附属書3図7a)及び附属
書3図7b)参照]。
3.11 運転席・操作盤 機械を運転するための操縦装置が直接設置される場所。機械上の運転席及び/又
は携帯式操作盤の二つに区別される。
備考 遠隔操縦の機械では,携帯式操作盤が主たる操縦装置で,機械上の運転席は,非常用運転席で
ある。
3.12 運転員 機械の操縦装置を責任もって操作する者。
備考 一般に,運転員は,有資格者である。
3.13 カテゴリ 不具合(障害)に対する抵抗性(フォールト・レジスタンス),及び不具合(障害)条件
下の挙動に関する制御システムの安全関連部の分類である。
備考1. 抵抗性(フォールト・レジスタンス)とは,たとえ不具合(障害)が生じても安全機能に
限っては維持する能力。
――――― [JIS A 8612 pdf 5] ―――――
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JIS A 8612:2006の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 8612:2006の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA8310:1993
- 土工機械 ― 操縦装置等の識別記号
- JISA8312:1996
- 土工機械―安全標識及び危険表示図記号―通則
- JISA8312:2021
- 土工機械―機械安全ラベル―通則
- JISA8316:2010
- 土工機械―電磁両立性(EMC)
- JISA8334:2006
- 土工機械―取扱説明書―内容及び様式
- JISA8340-1:2011
- 土工機械―安全―第1部:一般要求事項
- JISB8370:2013
- 空気圧―システム及びその機器の一般規則及び安全要求事項
- JISB9700-1:2004
- 機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第1部:基本用語,方法論
- JISB9700-2:2004
- 機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第2部:技術原則
- JISB9703:2019
- 機械類の安全性―非常停止機能―設計原則
- JISB9705-1:2019
- 機械類の安全性―制御システムの安全関連部―第1部:設計のための一般原則
- JISB9707:2002
- 機械類の安全性―危険区域に上肢が到達することを防止するための安全距離
- JISB9716:2019
- 機械類の安全性―ガード―固定式及び可動式ガードの設計及び製作のための一般要求事項
- JISB9960-1:2019
- 機械類の安全性―機械の電気装置―第1部:一般要求事項
- JISC0920:2003
- 電気機械器具の外郭による保護等級(IPコード)
- JISC60068-2-27:2011
- 環境試験方法―電気・電子―第2-27部:衝撃試験方法(試験記号:Ea)
- JISC8201-5-1:2007
- 低圧開閉装置及び制御装置―第5部:制御回路機器及び開閉素子―第1節:電気機械式制御回路機器