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A 9529 : 2020
f)及びg)については,送り状,取扱説明書等その他の適切な方法によって表示するか,又は受渡当事者間
の協議によって,省略してもよい。
a) 規格名称又は規格番号
b) 種類又は記号
c) 製造業者名又はその略号
d) 製造年月又はその略号
e) 寸法(幅,長さ及び厚さ)
f) 注意事項
1) 取扱い上の注意事項
2) 施工上の注意事項
3) 維持管理上の注意事項
4) その他使用に際して必要と思われる注意事項
例 COPの長期性能及び製品の長期性能の値が推定値であること。
g) その他,必要な事項
11 報告書
製造業者は,注文者の要求があった場合には,8.2,8.3及び8.4に規定する次の事項についてのデータを
記載した報告書を提出しなければならない。
a) 規格名称又は規格番号
b) 種類又は記号
c) 寸法(幅,長さ及び厚さ)
d) 呼び厚さ
e) OPの初期性能(λCOP及びRCOP)
f) COPの長期性能(λCOP, aged及びRCOP,aged)
g) 製品の初期性能(RD)
h) 製品の長期性能(RD,aged)
――――― [JIS A 9529 pdf 11] ―――――
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A 9529 : 2020
附属書A
(規定)
線熱貫流率
A.1 一般
この附属書では,製品端部の線状熱橋を含んだ初期性能(λD)及び長期性能(λD,aged)を求める際に必要
となるVIP端部の線熱貫流率を,数値計算又は測定によって求める方法を規定する。数値計算については
A.2に,測定方法についてはA.3及びA.4に規定する。
A.2 数値計算
数値計算は,ISO 10211による。設定したモデルの詳細,境界条件などの情報を記録する。
注記 数値計算の方法は,有限差分法を用いるのが望ましい。
A.3 測定方法A(熱板法)
A.3.1 一般
測定方法Aは,JIS A 1412-1に規定する保護熱板法(以下,GHP法という。)又はJIS A 1412-2に規定す
る熱流計法(以下,HFM法という。)の装置を用いて,VIPを突き合せた部分の不均質な温度分布を考慮
した測定を行うものである。
A.3.2 手順
手順は,次による(図A.1参照)。
a) IPのCOPが測定領域に入るように装置寸法及び試験体寸法を設定する。測定領域等の寸法の設定は,
次による。
1) 測定領域の寸法(a領域) : 200 mm以上
2) 装置の熱板の寸法(b領域) : (a領域の寸法)+200 mm以上
3) 突合せ部の端部熱橋の影響を強く受ける領域(c領域) :
− 被覆材に蒸着複合フィルムを用いた真空断熱材の場合 20 mm
− 被覆材にアルミニウムはく複合フィルムだけを用いた真空断熱材の場合 40 mm
4) 突合せ部の端部熱橋の影響を少し受ける領域(d領域) :
− 被覆材に蒸着複合フィルムを用いた真空断熱材の場合 60 mm
− 被覆材にアルミニウムはく複合フィルムだけを用いた真空断熱材の場合 120 mm
b) 試験体寸法は,8.3及び8.4によって測定する。
c) 試験体の突合せ部がGHP法又はHFM法の測定領域内(伝熱領域)の中央にわたるように,2枚の試
験体を組み合わせて装置に設置する。
d) 温度センサー(例 JIS C 1602に規定する熱電対など)は,c領域,d領域及び突合せ部の端部熱橋の
影響を受けない領域(COP領域)の各所の試験体表面に,貼り付ける。
e) OP領域の平均温度が(23±1)℃となるよう調節して,それぞれの領域(c領域,d領域及びCOP
領域)において測定した温度差から,面積加重平均の温度差を算出する。
――――― [JIS A 9529 pdf 12] ―――――
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3
2
1
T1
4
T3
T5 T6 T7
c
d
T4
T2
a
b
1 測定領域 a 測定領域の寸法
2 保護領域 b 装置の寸法
3 試験体 c 突合せ部の端部熱橋の影響を強く受ける領域
4 突合せ部 d 突合せ部の端部熱橋の影響を少し受ける領域
T1T2 COP領域の温度センサー
T3T4 突合せ部の端部熱橋の影響を少し受ける領域の温度センサー
T5T7 突合せ部の端部熱橋の影響を強く受ける領域の温度センサー
図A.1−領域,試験体の設置位置及び温度センサーの貼付位置
A.3.3 結果の算出
線熱貫流率は,同じ厚さの試験体を用いて8.2.2によってCOPの見掛けの熱伝導率を測定し,測定値と
VIP突合せ部の測定値を用い,式(A.1)によって算出する。
Am q dsp
COP (A.1)
lψdN Tm
ここに, Ψ : 線熱貫流率[W/(mK)]
――――― [JIS A 9529 pdf 13] ―――――
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A 9529 : 2020
Am : GHP法又はHFM法の装置の測定領域(m2)
lψ : 測定領域内における試験体の端部長さの合計(m)
dN : 試験体の呼び厚さ(m)
q : 測定領域の熱流密度(W/m2)
dsp : 試験体の厚さ(8.4によって測定した値)(m)
ΔTm : 面積加重平均の温度差(K)
λCOP : COPの見掛けの熱伝導率[W/(mK)]
A.4 測定方法B(熱箱法)
A.4.1 一般
測定方法Bは,JIS A 1487に規定する熱箱法によって得られる等価熱抵抗測定結果から線熱貫流率を算
定するものである。
A.4.2 手順
手順は,JIS A 1487によるほか,次による。
a) 試験体寸法は,8.3及び8.4によって測定する。
b) 試験時の平均空気温度は約23 ℃とし,空気温度差は約20 Kとする。
A.4.3 結果の算出
線熱貫流率は,同じ厚さの試験体を用いて8.2.2によってCOPの見掛けの熱伝導率を測定し,測定値と
等価熱抵抗の測定値を用い,式(A.2)によって算定する。
wsp lspdsp
COP (A.2)
SspdN Req
ここに, wsp : 試験体幅(m)
lsp : 試験体長さ(m)
Ssp : 試験体の周長(m)
Req : 等価熱抵抗(熱貫流率から全表面が均質と仮定して求め
た熱抵抗)[(m2K)/W]
参考文献 JIS A 9504 人造鉱物繊維保温材
JIS A 9521 建築用断熱材
JIS C 1602 熱電対
JIS A 9529:2020の国際規格 ICS 分類一覧
JIS A 9529:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISA0202:2008
- 断熱用語
- JISA1412-1:2016
- 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法―第1部:保護熱板法(GHP法)
- JISA1412-2:1999
- 熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法―第2部:熱流計法(HFM法)
- JISA1487:2018
- 真空断熱建材の断熱性試験方法
- JISA1488:2020
- 建築用真空断熱材の見掛けの熱伝導率の長期変化試験方法
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISZ8126-1:1999
- 真空技術―用語―第1部:一般用語
- JISZ8126-2:1999
- 真空技術―用語―第2部:真空ポンプ及び関連用語
- JISZ8126-3:2018
- 真空技術―用語―第3部:真空計及び関連用語