JIS B 1352:1988 テーパピン | ページ 2

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B 1352-1988
附属書 ISO 2339によらないテーパピン
1. 適用範囲 この規格は,一般に用いるテーパ501の鋼製テーパピン(以下・鋼ピンという。)及びステ
ンレス鋼製テーパピン(以下,ステンレスピンという。)で,形状・寸法,テーパ精度及び表面粗さが,ISO
2339によらないものについて規定する。
なお,この規格で鋼ピン及びステンレスピンを総称する場合は,単にピンという。
備考 この附属書で規定するピンは,JIS B 1352-1975(テーパピン)に準拠したものであるが,国際
性確保のため,ピンの形状・寸法,テーパ精度及びテーパ部の表面粗さは,本体の規定による
のがよい。
なお,この附属書は,将来廃止する。
2. 等級 ピンの等級は,テーパの許容差によって,1級及び2級に区分する。
3. 硬さ ピンの硬さは,本体の表2による。
なお,表2の硬さは,あみかけの有無に関係なく適用する。
4. 形状・寸法及びテーパ精度 ピンの形状・寸法は,附属書付表による。ただし,テーパ精度は次の附
属書表による。
附属書表
長さ(l)の区分 テーパの許容差
mm 1級 2級
7 14
12以下
10 000 10 000
5 9
12を超え25以下
10 000 10 000
3 6
25を超え50以下
10 000 10 000
3 5
50を超えるもの
10 000 10 000
5. 外観 ピンには,焼割れ,かえり及び使用上有害なきず,打こん,さびなどの欠陥がなく,テーパ部
の表面粗さは,1級のものは,JIS B 0601(表面粗さの定義と表示)の3.2S,2級のものは,6.3Sとする。
6. 熱処理及び材料 ピンの熱処理及び材料は,原則として本体の表3による。
なお,表3の熱処理及び材料は,あみかけの有無に関係なく適用する。
7. 表面処理 ピンの表面処理は,本体の7.による。

――――― [JIS B 1352 pdf 6] ―――――

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8. 検査 ピンの検査は,次による。ただし,ロット検査における抜取検査方式は,受渡当事者間の協定
による。
(1) 硬さ検査 硬さ検査は,本体の8.1に規定する方法によって行い,ピンの端部又はテーパ部の硬さが,
3.の規定に適合しなければならない。
(2) 形状・寸法及びテーパ検査 形状・寸法及びテーパ検査は,本体の8.2に規定する方法によって行い,
4.の規定に適合しなければならない。
(3) 外観検査 外観検査は,本体の8.3に規定する方法によって行い,5.の規定に適合しなければならない。
9. 製品の呼び方 ピンの呼び方は,規格番号又は規格名称,等級,呼び径×呼び長さ及び材料(1)による。
ただし,特に指定事項がある場合は,その後に付け加える。
注(1) 材料は,日本工業規格(日本産業規格)で規定する材料記号による。
なお,焼入焼戻しを施した鋼ピンの材料は,その記号の後にQの記号を付ける。
また,調質鋼を用いた場合もこれに準じる。
例 :
10. 包装の表示 ピンの包装には,次の事項を表示する。
(1) 規格名称
(2) 等級
(3) 呼び径×呼び長さ
(4) 材料(2)
(5) 数量・指定事項
(6) 製造業者名又はその略号(3)
注(2) 材料の表示は,注(1)のように扱う。ただし,焼入焼戻しを施した鋼ピンの材料は,Qの記号の
代わりに(焼入)としてもよい[例,S 45 C(焼入)]。
(3) 略号には,なるべく登録商標を用いる。
附属書付表 テーパピンの形状・寸法

――――― [JIS B 1352 pdf 7] ―――――

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B 1352-1988
単位 mm
呼び径 0.6 0.8 1 1.2 1.6 2 2.5 3 4 5 6 8 10 13 16 20 25 30 40 50
基準寸法 0.6 0.8 1 1.2 1.6 2 2.5 3 4 5 6 8 10 13 16 20 25 30 40 50
d +0.018 +0.025 +0.030 +0.036 +0.043 +0.052 +0.062
許容差
0 0 0 0 0 0 0
4
5
6 ±0.25
8
±0.25
10
±0.25
12
±0.25
14
16 ±0.25
18 ±0.25
±0.25
20 ±0.25
±0.25
22
呼 25 ±0.25
び 28 ±0.5
長 32 ±0.5

36 ±0.5 ±0.5 ±0.5 ±0.5
(l)
40 ±0.5

45
び ±0.5
50

の 56
±1 ±1 ±1
許 63
容 70
差 80
±1 ±1 ±1
90
100
110
±1
125
±1
140
160 ±1 ±1 ±1 ±1
180
200
225
250
280
備考1. 長さ (l) は,太線の枠内とし,枠内の数値は,その許容差を示す。ただし,この表以外のlを特に必要と
する場合は,注文者が指定する。
2. 図中の仕上げ記号は,JIS B 0031(面の肌の図示方法)の附属書によっている。
3. 端部の丸み(r1及びr2)は,ほぼ両端の径に等しくする。
4. テーパの許容差は,附属書表による。
5. この表の許容差は,表面処理を施す前のものに適用する。

――――― [JIS B 1352 pdf 8] ―――――

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B 1352-1988
JIS 改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員長) 益 田 亮 相模工業大学名誉教授
鈴 木 茂 光 工業技術院標準部
桑 原 茂 樹 通商産業省機械情報産業局
美和島 和 夫 東京通商産業局
池 田 順 一 財団法人日本規格協会
宇田川 鉦 作 日本ねじ研究協会
小 林 正 彦 社団法人日本工作機械工業会
田 中 英 夫 社団法人日本電機工業会
堀 越 和 義 東急車輛製造株式会社本社工場
松 園 愃 三菱重工業株式会社技術本部
姫 野 貞 夫 株式会社姫野精工所
大 槻 俊 彦 株式会社大塚工場業務部
岡 田 弘 之 日東精工株式会社ファスナー事業部
金 技 新 太 株式会社鋲定本店
(事務局) 中 村 智 男 日本ねじ研究協会

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