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JIS B 1352:1988 規格概要
この規格 B1352は、一般に用いるテーパ1/50の鋼製テーパピン及びステンレス鋼製テーパピンについて規定。
JISB1352 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B1352
- 規格名称
- テーパピン
- 規格名称英語訳
- Taper pins
- 制定年月日
- 1954年11月27日
- 最新改正日
- 2015年10月20日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 2339:1986(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 21.060.50
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- ねじ II 2020
- 改訂:履歴
- 1954-11-27 制定日, 1957-11-25 改正日, 1960-09-18 確認日, 1963-09-01 確認日, 1966-08-01 確認日, 1970-10-01 確認日, 1973-10-01 確認日, 1975-03-01 改正日, 1977-12-01 確認日, 1983-06-01 確認日, 1988-02-01 確認日, 1988-09-01 改正日, 1994-02-01 確認日, 1999-02-20 確認日, 2005-01-20 確認日, 2006-03-25 改正日, 2010-10-01 確認日, 2015-10-20 確認
- ページ
- JIS B 1352:1988 PDF [9]
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 1352-1988
テーパピン
Taper Pins
1. 適用範囲 この規格は,一般に用いるテーパ501の鋼製テーパピン(以下,鋼ピンという。)及びステ
ンレス鋼製テーパピン(以下,ステンレスピンという。)について規定する。
なお,この規格で鋼ピン及びステンレスピンを総称する場合は,単にピンという。
備考1. この規格の本体は,あみかけ ( ) を施した部分を除きISO 2339-1986 (Taper pins, unhardened)
によっている。
2. ピンの形状・寸法,テーパ精度及び表面粗さがISO 2339によらないものは,附属書に規定す
る。
引用規格 :
JIS B 0031 面の肌の図示方法
JIS B 0401 寸法公差及びはめあい
JIS B 0601 表面粗さの定義と表示
JIS B 1071 ねじ部品の精度測定方法
JIS G 3123 みがき棒鋼
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS G 4804 硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験方法
対応国際規格 :
ISO 2339-1986 Taper pins, unhardened
2. 種類 ピンの種類は,テーパ部の表面粗さによって区分し,表1の2種類とする。
表1
種類 テーパ部の表面粗さ(1) 備考
A種 Ra=0.8 主として研削によるもの。
B種 Ra=3.2 主として旋削によるもの。
注(1) aは,JIS B 0601(表面粗さの定義と表示)に規定する中心線
平均粗さによる。
3. 硬さ ピンの硬さは,表2による。
――――― [JIS B 1352 pdf 1] ―――――
2
B 1352-1988
表2
硬さ
区分
ビッカース硬さ ロックウェル硬さ
熱処理しない
HV 125245 HRB 70HRC 21
もの
鋼ピン
焼入焼戻しを
HV 255327 HRC 2333
施したもの
ステンレスピン HV 208280 HRB 93HRC 27
4. 形状・寸法 ピンの形状・寸法は,付表による。
5. 外観 ピンの外観は,テーパ部の表面粗さが表1に適合するほか,焼割れ,かえり及び使用上有害な
きず,打こん,さびなどの欠陥があってはならない。
6. 熱処理及び材料 ピンの熱処理及び材料は,原則として表3による。
表3
区分 熱処理 材料
JIS G 4804(硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材)の SUM 22
SUM 24L若しくは
施さない JIS G 3123(みがき棒鋼)のSGD 41−D 又は
鋼ピン
JIS G 4051(機械構造用炭素鋼鋼材)の S 43 C(2)
S 45 C(2)
焼入焼戻し(3) JIS G 4051のS 43 CS 50 C
ステンレスピン 施さない JIS G 4303(ステンレス鋼棒)の SUS 303
注(2) この材料は,焼ならしを施したものとする。
(3) 調質鋼を用いた場合は,焼入焼戻しを省略してよい。
7. 表面処理 ピンの表面処理は,一般に施さない。ただし,鋼ピンの場合は,供給時にさび止め油を塗
布する。
なお,めっきその他の表面処理を必要とする場合は,注文者が指定する。
8. 検査
8.1 硬さ検査 ピンの硬さ検査は,JIS Z 2244(ビッカース硬さ試験方法)又はJIS Z 2245(ロックウェ
ル硬さ試験方法)に規定する試験方法によって行い,ピンの端部又はテーパ部の硬さが3.の規定に適合し
なければならない。
なお,ピンの硬さは,ビッカース硬さ又はロックウェル硬さのいずれによってもよいが,硬さの測定値
に疑義が生じた場合は,ビッカース硬さによって合否を決める。
8.2 形状・寸法検査 ピンの形状・寸法検査は,直接測定,限界ゲージその他の方法によって行い,4.
の規定に適合しなけれはならない。
8.3 外観検査 ピンの外観検査は,目視によって行い,5.の規定に適合しなければならない。ただし,テ
ーパ部の表面粗さは,JIS B 1071(ねじ部品の精度測定方法)に規定する表面粗さの測定方法又はこれに
代わる方法によって行う。
8.4 受渡検査 受渡時のロットに対する抜取検査方式は,受渡当事者間の協定による。
――――― [JIS B 1352 pdf 2] ―――――
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B 1352-1988
9. 製品の呼び方 ピンの呼び方は,規格番号又は規格名称,種類(4),呼び径×呼び長さ,材料(5)及び指
定事項(6)による。
注(4) 種類のA種はA,B種はBとしてもよい。
(5) 材料は,日本工業規格(日本産業規格)で規定する材料記号による。ただし,熱処理しない鋼ピンの材料は,St
の記号で表してもよい。
なお,焼入焼戻しを施した鋼ピンの材料は,その記号の後にQの記号を付ける。
また,調質鋼を用いた場合もこれに準じる。
(6) 指定事項としては,表面処理の種類,呼び径 (d) の許容値を表す記号などを必要に応じて示す。
例 :
10. 包装の表示 ピンの包装には,次の事項を表示する。
(1) 名称
(2) 種類
(3) 呼び径×呼び長さ
(4) 材料(7)
(5) 数量
(6) 指定事項
(7) 製造業者名又はその略号(8)
注(7) 材料の表示は,注(5)のように扱う。ただし,焼入焼戻しを施した鋼ピンの材料は,Qの記号の
代わりに(焼入)としてもよい[例 : S 45 C(焼入)]。
(8) 略号には,なるべく登録商標を用いる。
付表 テーパピンの形状・寸法
――――― [JIS B 1352 pdf 3] ―――――
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B 1352-1988
単位 mm
呼び径 0.6 0.8 1 1.2 1.5 2 2.5 3 4 5 6 8 10 12 16 20 25 30 40 50
基準寸法 0.6 0.8 1.0 1.2 1.5 2.0 2.5 3.0 4.0 5.0 6.0 8.0 10 12 16 20 25 30 40 50
d 0 0 0 0 0 0
許容差(h10)(10)
−0.040 −0.048 −0.058−0.070 −0.084 −0.100
a 約 4 5 6.3
0.08 0.1 0.12 0.16 0.2 0.25 0.3 0.4 0.5 0.63 0.8 1 1.2 1.6 2 2.5 3
l
呼び
長さ 最小 最大
2 1.75 2.25
3 2.75 3.25
4 3.75 4.25
5 4.75 5.25
6 5.75 6.25
8 7.75 8.25
10 9.75 10.25
12 11.5 12.5
14 13.5 14.5
16 15.5 16.5
18 17.5 18.5
20 19.5 20.5
22 21.5 22.5
24 23.5 24.5
26 25.5 26.5
28 27.5 28.5
30 29.5 30.5
32 31.5 32.5
35 34.5 35.5
40 39.5 40.5
45 44.5 45.5
50 49.5 50.5
55 54.25 55.75
60 59.25 60.75
65 64.25 65.75
70 69.25 70.75
75 74.25 75.75
80 79.25 80.75
85 84.25 85.75
90 89.25 90.75
95 94.25 95.75
100 99.25 100.75
120 119.25 120.75
140 139.25 140.75
160 159.25 160.75
180 179.25 180.75
200 199.25 200.75
注(10) 10に対する数値は,JIS B 0401(寸法公差及びはめあい)による。
備考1. ピンの呼び径に対して推奨する長さ (l) は,太線の枠内とする。ただし,この表以外のlを必要と
する場合は,注文者が指定する。
なお,200mmを超える呼び長さは,20mmとびとするのがよい。
――――― [JIS B 1352 pdf 4] ―――――
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B 1352-1988
2. 小端側の径 (d) に対して,h10以外の許容差を必要とする場合は,注文者が指定する。ただし,そ
の許容差は,JIS B 0401によるものとする。
3. テーパ部の許容限界は,dに与えた許容差とテーパ501の基準円すい及び長さ (l) によって決まる
幾何学的に正しい二つの円すいによる(下図参照)。
図(dの公差位置がhの場合)
4. この表の許容差は,表面処理を施す前のものに適用する。
――――― [JIS B 1352 pdf 5] ―――――
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JIS B 1352:1988の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2339:1986(MOD)
JIS B 1352:1988の国際規格 ICS 分類一覧
- 21 : 一般的に使用される機械的システム及び構成要素 > 21.060 : 締結用部品 > 21.060.50 : ピン,くぎ
JIS B 1352:1988の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0031:2003
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状の図示方法
- JISB0401-2:2016
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―長さに関わるサイズ公差のISOコード方式―第2部:穴及び軸の許容差並びに基本サイズ公差クラスの表
- JISB0601:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
- JISB1071:2010
- 締結用部品―精度測定方法
- JISG3123:2004
- みがき棒鋼
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISG4804:2008
- 硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材
- JISG4804:2021
- 硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材
- JISZ2244:2009
- ビッカース硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2016
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2021
- ロックウェル硬さ試験―試験方法