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B 4313 : 2008
定する。
10 検査
ドリルの検査は,長さ,各部の径,振れ,心厚,ウェブの振り分け,リップハイト及びチゼルエッジの
偏心について行い,箇条1(適用範囲)のドリル規格及び箇条6の規定を満足しなければならない。また,
硬さ及び表面粗さについては,箇条7及び箇条8に基づき検査を行う。
11 表示
11.1 製品の表示
直径が4 mm以上のドリルには,刃部を下又は左にして,首,シャンク又は溝の切り上がりに連なる円
筒部に,次の事項を横書きに表示する。
例
a) 直径 12.5
b) 材料記号1) SKH51
c) 製造業者名又はその略号 〇〇〇〇
d) 精級の場合はA A
e) 左ねじれの場合はLH LH
11.2 包装の表示
ドリルの包装には,ドリルの名称,種類,直径,材料記号1),及び製造業者名又はその略号,精級の場
合はAを,左ねじれの場合はLHを表示する。
注1) 使用材料がSKH51若しくはS1S5又はこれと同等の場合は,HS又はHSSと表示し,また,
SKH55若しくはS6S8又はこれと同等の場合は,HSS-Coと表示してもよい。
――――― [JIS B 4313 pdf 11] ―――――
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B 4313 : 2008
表5−測定方法
番号 項目 測定方法 測定方法図 測定器具
1 直径 マイクロメータで測定する。 JIS B 7502に規定す
D る外側マイクロメー
タ
2 振れ ストレートシャンク及びミーリン JIS B 7540に規定す
tr グシャンクの場合,Vブロックにド る鋼製1級のVブロ
リルのシャンク部全体を支え外周 ック
コーナのマージン部にダイヤルゲ JIS B 7503に規定す
ージの測定子を当てて,その目盛を る目量0.01 mmのダ
読む。 イヤルゲージ
次にドリルを180°回転し,同様に
してダイヤルゲージの目盛を読む。
この二つの読みの差を測定値とす
る。
モールステーパシャンクの場合,ド JIS B 7540に規定す
リルのシャンク部をテーパ穴をも る鋼製1級のVブロ
つ測定用ゲージa)に挿入し,そのゲ ック
ージの外周をVブロックで支える。 JIS B 7503に規定す
外周コーナのマージン部にダイヤ る目量0.01 mmのダ
ルゲージを当てて,その目盛を読 イヤルゲージ
む。 テーパ穴をもつ測定
次に測定用ゲージを180°回転し, 用ゲージa)
同様にしてダイヤルゲージの目盛
を読む。
この二つの読みの差を測定値とす
る。
3 チゼル 工具顕微鏡のテーブル上に置いた JIS B 7540に規定す
エッジ Vブロックでドリルのマージンを る鋼製1級のVブロ
の偏心 支え,チゼルエッジが垂直になるよ ック
tc うにして,チゼルエッジを十字線に JIS B 7153に規定す
合わせ,マイクロメータの目盛を読 る工具顕微鏡
む。
次にドリルを180°回転し,同様に
してマイクロメータの目盛を読む。
この二つの読みの差の1/2を,測定
値とする。
――――― [JIS B 4313 pdf 12] ―――――
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B 4313 : 2008
表5−測定方法(続き)
番号 項目 測定方法 測定方法図 測定器具
4 リップ Vブロックでドリルのマージンを JIS B 7540に規定す
ハイト 支え,チゼルエッジをストッパに当 る鋼製1級のVブロ
th て,逃げ面コーナ部から約0.1D中 ック
心に入った位置での切れ刃に直角 JIS B 7503に規定す
にダイヤルゲージを当て,その目盛 る目量0.01 mmのダ
を読む。 イヤルゲージ
次にドリルを180°回転し,同様に
してダイヤルゲージの目盛を読む。
この二つの読みの差を,測定値とす
る。
5 ウェブの Vブロックでドリルのマージンを JIS B 7540に規定す
振り分け 支え,チゼルエッジをストッパに当 る鋼製1級のVブロ
Dw て,ドリルの外周コーナの位置の溝 ック
底にダイヤルゲージを当てて,その JIS B 7503に規定す
目盛を読む。 る目量0.01 mmのダ
次にドリルを180°回転し,同様に イヤルゲージ
してダイヤルゲージの目盛を読む。
この二つの読みの差を,測定値とす
る。
注記 測定方法,測定器具などは,一般的な例を示す。
注a) テーパ穴をもつ測定用ゲージのテーパ精度は,JIS B 3301による。外周の真円度は2 μm,テーパ部の軸線と
外周部の軸線との同軸度は2 μmとする。
――――― [JIS B 4313 pdf 13] ―――――
B4
1
附属書JA
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(参考)
3 : 2
JISと対応する国際規格との対比表
008
JIS B 4313: 2008 高速度工具鋼ドリル−技術仕様 ISO 10899: 1996,High-speed steel two-flute twist drills−Technical specifications
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ご(V) ISと国際規格との技術
国際 との評価及びその内容 的差異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号及び 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容,理由
番号
名称 番号 の評価
1 適用範囲 ストレートシャンク,モー 1 ストレートシャンク,モ追加 ミーリングシャンクを含めるたミーリングシャンクドリル
ルステーパシャンク又はミ ールステーパシャンクだ め,JIS B 4314を追加した。 は,我が国の開発製品であり
ーリングシャンクをもつド け JISはあるがISO規格は未制
リルに対する技術的要求事 定である。今後ミーリングシ
項を規定 ャンクドリルのISO規格制定
2 引用規格 をNWIPとして提案し,規格
制定を待って,ISO 10899の
3 用語及び 用語及び定義を規定 − 規定なし 追加 JIS独自の規定として追加した。
改正提案を行う。また,市場
定義 実質的な差異はない。
からの要望,実情に合わせる
4 等級 等級を規定 − 規定なし 追加 市場からの要望によって,等級を
ため,ISO規格改正時にまと
追加。
めて提案する。
5 ドリルの ねじれ方向を規定 4 JISと同じ 一致
ねじれ方向
6 寸法 5
6.1 ドリルの
刃部
a) 直径 直径及び直径許容差を規定 5.1.1 JISとほぼ同じ 変更 直径の定義を削除,実質的な差異
はない。
b) バックテ バックテーパを規定 5.1.2 直径が6 mm未満のドリ 変更 バックテーパの適用直径の範囲
ーパ ルについては,付けなく を実情に合わせ変更。
てもよい。
6.2 ストレー シャンクの許容差を規定 5.2 バックテーパを付けた場変更 バックテーパの範囲によって適
トシャンクの 合は,f11としてもよい。 用を除外した。
径
――――― [JIS B 4313 pdf 14] ―――――
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ご(V) ISと国際規格との技術
国際 との評価及びその内容 的差異の理由及び今後の対策
規格
箇条番号及び名 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容,理由
番号
称 番号 の評価
6.3 テーパシ シャンクの許容差を規定 5.3 JISとほぼ同じ 変更 AT7をAT5に修正。
ャンクの寸法
6.4 ミーリン シャンクの許容差を規定 − 規定なし 追加 JIS B 4314を追加したため,新た
グシャンクの径 に追加。
6.5 振れ公差
a) 精級 ドリルの振れを規定 − 規定なし 追加 精級の振れの公差を追加。
b) 並級 ドリルの振れを規定 5.4 JISと同じ 一致
6.6 長さ 全長及び溝長の許容差を 5.5 JISとほぼ同じ 変更 一部削除,実質的な差異なし。
規定
6.7 心厚 心厚の最小値を規定 5.6 JISとほぼ同じ 変更 一部削除,実質的な差異なし。
6.8 ウェブの
振り分け
a) 精級 ウェブの振り分けを規定 − 規定なし 追加 精級のウェブの振り分け公差を
追加。
b) 並級 ウェブの振り分けを規定 5.7 JISと同じ 一致
6.9 マージン マージン幅,及びマージ 5.8 グラフにて規定 変更 ドリル寿命の改善を目的にマー
幅 ン幅の許容差を規定 ジン幅を広めに変更,実質的な差
異なし。
6.10 リップハ
イト
精級 リップハイトを規定 − 規定なし 追加 精級のリップハイトの公差を追
加,実質的な差異なし。
並級 リップハイトを規定 5.9 グラフにて規定 変更 グラフの読み取り誤差の防止の
ためリップハイトの公差を数値
で規定,実質的な差異なし。
B4
− − 5.10 溝分割誤差 グラフにて 削除 溝分割誤差の規定を削除,実質的
31
規定 な差異なし。
3 : 2
6.11 チゼルエ チゼルエッジの偏心を規 − 規定なし 追加 JIS独自の規定として追加。
00
1
ッジの偏心 定
8
3
――――― [JIS B 4313 pdf 15] ―――――
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JIS B 4313:2008の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 10899:1996(MOD)
JIS B 4313:2008の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.100 : 切削工具 > 25.100.30 : ドリル,ストレートシャンク,リーマ
JIS B 4313:2008の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0171:2014
- ドリル用語
- JISB0401-2:2016
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―長さに関わるサイズ公差のISOコード方式―第2部:穴及び軸の許容差並びに基本サイズ公差クラスの表
- JISB0405:1991
- 普通公差―第1部:個々に公差の指示がない長さ寸法及び角度寸法に対する公差
- JISB0601:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
- JISB0651:2001
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―触針式表面粗さ測定機の特性
- JISB3301:2008
- テーパゲージ―モールステーパ及びメトリックテーパ
- JISB4003:1999
- 工具用テーパシャンク部及びソケット―形状・寸法
- JISB4301:2007
- ストレートシャンクドリル
- JISB4302:2007
- モールステーパシャンクドリル
- JISB4305:1950
- モールステーパシャンクドリル検査
- JISB4305:1958
- ネジ下ギリ
- JISB4305:2002
- ストレートシャンクロングドリル
- JISB4306:2002
- モールステーパシャンクロングドリル
- JISB4307:2007
- ストレートシャンクスタブドリル
- JISB4314:2002
- ミーリングシャンクドリルの形状・寸法
- JISB7153:1995
- 測定顕微鏡
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7540:1972
- Vブロック
- JISB7725:2010
- ビッカース硬さ試験―試験機の検証及び校正
- JISB7725:2020
- ビッカース硬さ試験―試験機の検証及び校正
- JISB7726:2017
- ロックウェル硬さ試験―試験機及び圧子の検証及び校正
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISG4403:2015
- 高速度工具鋼鋼材
- JISG7701:2000
- 工具鋼(ISO仕様)
- JISZ2244:2009
- ビッカース硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2016
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2021
- ロックウェル硬さ試験―試験方法