JIS B 8701:2017 次亜塩素酸水生成装置 | ページ 4

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交流電源
V
○電圧計
A
○電流計
陰極電極 陽極電極
図B.3−サイクル試験模式図(側面)

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附属書C
(規定)
殺菌性能試験方法
C.1 試験に用いる細菌
試験に用いる細菌の種類は,次のものとし,それぞれの細菌について試験を行う。試験に用いる細菌の
菌株は,JIS Z 2801の5.1(試験に用いる細菌)による。
a) 大腸菌(Escherichia coli)
b) 黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)
C.2 試薬,材料,試験器具
試験に用いる試薬,材料,試験器具などは,JIS Z 2801の5.2(薬品,材料,器具及び装置)によるほか,
チオ硫酸ナトリウム五水和物は,JIS K 8637による。
C.3 器具等の滅菌
試験に用いる器具等の滅菌は,JIS Z 2801の5.3(殺菌方法)による。
C.4 培地など
試験に用いる培地などは,次による。
a) 普通ブイヨン培地 普通ブイヨン培地は,JIS Z 2801の5.4 a)(普通ブイヨン培地)による。
b) 標準寒天培地 標準寒天培地は,JIS Z 2801の5.4 c)(標準寒天培地)による。
c) りん酸緩衝生理食塩水 りん酸緩衝生理食塩水は,JIS Z 2801の5.4 g)(りん酸緩衝生理食塩水)によ
る。
d) 反応停止剤 反応停止剤は,3.0 gのチオ硫酸ナトリウム五水和物を量りとり,精製水100 mLに溶解
する。反応停止剤は,用時調製する。
C.5 細菌の保存
試験に用いる細菌の保存はJIS Z 2801の5.5(細菌の保存)による。
C.6 試験操作
試験に用いる細菌の取扱いは,JIS Z 2801の5.6(試験操作)によるほか,次による。
a) 試験菌の前培養 試験菌の前培養は,JIS Z 2801の5.6 a)(試験菌の前培養)による。
b) 試験菌液の調製 上記a) で前培養した試験菌の菌体1白金耳量を,少量のC.4 a) の普通ブイヨン培
地に均一に分散させ,顕微鏡による直接観察,その他の適切な方法によって菌数を推定する。この菌
液をC.4 a) の普通ブイヨン培地を用いて適宜希釈し,菌数が2.0×108 CFU/mL1.0×109 CFU/mLと
なるように調整し,これを試験菌液とする。試験菌液を直ちに使用しない場合は氷冷(0 ℃)保存し,
保存後2時間以内に使用する。
c) 試験菌液の接種
1) 精製水 上記b) の試験菌液0.1 mLをピペットで正確に採取し,滅菌した精製水9.8 mLの入った試

――――― [JIS B 8701 pdf 17] ―――――

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験管に加え,30秒間十分に混合する。C.4 d) の反応停止剤0.1 mLをピペットで正確に採取し,こ
の試験管に加え,十分に混合し反応を止める。
2) 次亜塩素酸水 生成装置から採取した次亜塩素酸水9.8 mLをピペットで正確に採取し,試験管に入
れる。この試験管を2本準備する。上記b) の試験菌液0.1 mLをピペットで正確に採取し,次亜塩
素酸水9.8 mLの入った試験管にそれぞれ加え,30秒間十分に混合する。C.4 d) の反応停止剤0.1 mL
をピペットで正確に採取し,これらの試験管に加え,十分に混合し反応を止める。
d) 生菌数の測定 生菌数の測定は,上記c) の試験管から1 mLをピペットで正確に採取し,別の試験管
のC.4 c) のりん酸緩衝生理食塩水(pH6.8pH7.2)9.0 mLに入れて,十分に混合する。この操作を順
次繰り返して,10倍希釈系列希釈液を作製する。原液及び各希釈液から,それぞれ1 mLを滅菌済シ
ャーレ2枚に分注する。これらのシャーレ1枚当たり,46 ℃48 ℃に保温したC.4 b) の標準寒天培
地15 mL20 mLを加え,よく混合する。シャーレの蓋をして室温で放置し,培地が固まった後,シ
ャーレを倒置し,培養器中で温度35 ℃±1 ℃で40時間48時間培養する。培養後,コロニーが現れ
た希釈系列のコロニー数を測定する。いずれの寒天平板にもコロニーの形成が認められない場合は1
×100 CFU/mLとし,測定結果は“不検出”とする。
注記 生菌数の測定方法については,参考文献の [1,2] を参考とするのがよい。
C.7 生菌数の計算
生菌数の計算は,希釈倍率ごとにシャーレ2枚のコロニー数の平均値を求め,希釈倍率を乗じる。生菌
数は,有効数字3桁目を四捨五入して2桁で表示する。
C.8 試験結果
試験結果は,次による。
a) 試験成立条件の判定 試験成立条件の判定は,C.6 c) 1) の精製水での生菌数平均値が,2.0×106
CFU/mL1.0×107 CFU/mLの範囲内とする。
b) 殺菌性能の計算 殺菌性能の計算は,試験が成立した場合について,式(C.1)による。数値は,小数点
以下2桁目を切り捨て,小数点以下1桁で表示する。
X0
N log( ) (C.1)
X1
ここに, N : 殺菌性能
X0 : 精製水での生菌数(CFU/mL)
X1 : 次亜塩素酸水での生菌数(CFU/mL)
参考文献 [1] 衛生試験法・注解(2015) 金原出版株式会社
[2] 食品衛生検査指針 微生物編(2015) 公益社団法人日本食品衛生協会

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JIS B 8701:2017の関連規格と引用規格一覧