JIS B 8942:2012 立体自動倉庫システム―システム設計通則 | ページ 6

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B 8942 : 2012
表B.1−立体自動倉庫システムの危険源,危険状態及び対策に関連する事項(続き)
危険源の分類 危険状態 対策に関連する事項
・高電圧下の充電− −
部に接近

気 ・静電気現象
的 ・熱放射
危 ・短絡若しくは過

源 負荷に起因する
化学的影響又は
溶融物の放出
極度の高温若し 9.1
過熱した駆動モータ又は回生抵抗器に触れ,火傷す
くは低温の物体 る。
又は材料に人が − −
接触することに
熱 よって火炎又は
的 爆発,及び熱源か

険 らの放射による
源 火傷,熱傷及びそ
の他の障害
熱間又は冷間作 − −
業環境を原因と
する健康障害
聴力喪失,その他騒音による聴力喪失によって,危険な状態になる。 8.3
の生理的不調

音 口頭伝達,音響信 7.6
騒音による連絡手段の欠如によって,人の挟まれが
号,その他の障害発生する。 JIS B 8943の12.4(手動操作機器
の操作)
・各種の神経及び− −
血管障害を起こ
す手持ち機械の
振 使用
動 ・特に劣悪な姿勢
と組み合わされ
たときの全身振

・低周波,無線周− −
波放射及びマイ
クロ波
・赤外線,可視光
線及び紫外線放

射 射
・X線及びγ線
・α線,β線,電
子,イオンビー
ム,中性子など
レーザ光 人がレーザ光を直接見て,目を傷める。 JIS B 8943の12.1(制御機器一般)

――――― [JIS B 8942 pdf 26] ―――――

                                                                                             25
B 8942 : 2012
表B.1−立体自動倉庫システムの危険源,危険状態及び対策に関連する事項(続き)
危険源の分類 危険状態 対策に関連する事項
・有害な流体,気 JIS B 8943の9.1(構造及び強度)
運転室又は昇降式点検室に可燃性材料の使用によっ
体,ミスト,煙霧て,火災が延焼する。
及び粉じんと接

料 触,又はそれらの
及 吸入による危険
び 源

質 ・火災又は爆発の
危険源
・生物又は微生物
危険源
・不自然な姿勢又− −
は過剰努力
・手−腕又は足−
脚についての不
適切な解剖学的
考察
保護具使用の無 保護具の使用箇所が分からず,危険な状態となる。 9.2
視 JIS B 8943の14.3(安全に関する
表示)
不適切な局部照 照度不足によって,障害物に気付かずにつまずく。 JIS B 8943の9.1(構造及び強度)
明 JIS B 8943の12.4(手動操作機器
の操作)
精神的負荷及び − −
過小負荷,ストレ
人 ス
間 ヒューマンエラ 7.2
侵入防止柵外から手を入れて,フォーク装置に挟ま

学 ー,人間挙動 れる。
原 7.2
スタッカクレーン通路内に侵入し,スタッカクレー

の ンと衝突する。 7.3
無 搭乗禁止の場所に乗って,機体に挟まれる。 9.1

7.6
通路確認を怠り,動作中の機械が通路内の人に接触
する。 JIS B 8943の12.4(手動操作機器
の操作)
手動制御器の不 JIS B 8943の12.4(手動操作機器
手動操作器及びその操作モードの不適切な設計によ
適切な設計,配置って,危険な状態になる。 の操作)
又は同定 7.5
不適切な動作速度によって,危険な状態になる。
JIS B 8943の12.4(手動操作機器
の操作)
不十分な視界によって,危険な状態になる。 7.6
JIS B 8943の9.1(構造及び強度)
JIS B 8943の12.4(手動操作機器
の操作)
視覚表示装置の JIS B 8943の12.4(手動操作機器
不適切な表示装置の配置によって,危険な状態にな
不適切な設計又 る。 の操作)
は配置 JIS B 8943の14.2(運転状態の表
示)

――――― [JIS B 8942 pdf 27] ―――――

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B 8942 : 2012
表B.1−立体自動倉庫システムの危険源,危険状態及び対策に関連する事項(続き)
危険源の分類 危険状態 対策に関連する事項
− JIS B 8943の9.2(運転室及び昇降
停電時の避難手段の欠如によって,設備内に取り残
される。 式点検室の非常脱出装置)
JIS B 8943の13.2(昇降設備)
危 8.2
据付・試運転時の不適切な手段又は情報によって,
険 危険な状態が発生する。 8.3
源 7.3
の システムを熟知していない第三者によって,危険な
組 状態(第三者が電源を入れるなど)になる。 8.3
合 9.1

JIS B 8943の12.3(運転モード切
替)
機能不良状態での運用によって,危険な状態になる。 7.5
9.1
制御システムの JIS B 8943の6.2(昇降終端限にお
終端限を超えたスタッカクレーンが衝突することに
故障・混乱 よって,危険な状態になる。 けるオーバラン防止機能)
JIS B 8943の6.6(昇降超過速度検
知機能)
JIS B 8943の7.2(走行終端限にお
ける通路外へのオーバラン防
止)
JIS B 8943の7.4(走行超過速度検
知機能)
JIS B 8943の10.3(スタッカクレ
ーン用トラバーサのオーバラン
防止機能)
JIS B 8943の10.4(スタッカクレ
ーン用トラバーサに設置するス
予 タッカクレーンのオーバラン防

し 止機能)
な JIS B 8943の10.5(スタッカクレ
い ーン用トラバーサへの乗移り前

動 のオーバラン防止機能)
JIS B 9705-1
7.2
フォーク装置の動作不良によって,ラックから落下
した荷が人に当たる。 JIS B 8943の8.3(オーバストロー
ク防止機能)
JIS B 8943の12.2(動作に関する
インタロック機能)
運転位置に人がいない状態での機械の動作によっJIS B 8943の12.4(手動操作機器
て,危険な状態になる。 の操作)
7.5
同一軌条にあるスタッカクレーン同士が衝突して,
危険な状態になる。 JIS B 8943の7.3(スタッカクレー
ン相互の衝突防止)
エネルギー供給 7.4
停止後の予期しない再起動によって,危険な状態に
の中断後の回復 なる。 JIS B 9714
JIS B 8943の12.1(制御機器一般)

――――― [JIS B 8942 pdf 28] ―――――

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B 8942 : 2012
表B.1−立体自動倉庫システムの危険源,危険状態及び対策に関連する事項(続き)
危険源の分類 危険状態 対策に関連する事項
・電気設備に対す− −
る外部影響
・その他の外部影

・ソフトウェアの
エラー
オペレータのエ 入出庫台から荷が崩れて,作業者に当たる。 9.1
予 ラー JIS B 8943の12.4(手動操作機器
予期しない動作によって,車輪,軸,チェーン,ス

し プロケットなど駆動部に巻き込まれる。 の操作)
な JIS B 8943の13.4(固定式ガード

始 の取付け)
動 JIS B 8943の12.4(手動操作機器
予測しない動作によって,スタッカクレーンと衝突
する。 の操作)
予測しない方向に荷台が動いて,荷台に挟まれる。 JIS B 8943の12.4(手動操作機器
の操作)
JIS B 8943の12.4(手動操作機器
予測しない方向にフォーク装置が動いて,ラックと
の間に挟まれる。 の操作)
9.1
地上制御盤操作中に,フォークリフトトラックと接
触する。

――――― [JIS B 8942 pdf 29] ―――――

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B 8942 : 2012
参考文献 JIS B 8821 クレーン鋼構造部分の計算基準
JIS B 8826-1 クレーン−通路及び保護装置−第1部 : 一般
JIS B 8831 クレーン−荷重及び荷重の組合せに関する設計原則
JIS B 8833-1 クレーン−荷重及び荷重の組合せに関する設計原則−第1部 : 一般
ISO 13849-2,Safety of machinery−Safety-related parts of control systems−Part 2: Validation
EN 528,Rail dependent storage and retrieval equipment−Safety requirements
ASME B30.13,Storage / Retrieval (S/R) achines and Associated Equipment
FEM9.851,Performance Data of S/R Machines Cycle Times

JIS B 8942:2012の国際規格 ICS 分類一覧

JIS B 8942:2012の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB8941:2012
立体自動倉庫システム―用語
JISB8943:2012
立体自動倉庫システム―スタッカクレーン設計通則
JISB9700-1:2004
機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第1部:基本用語,方法論
JISB9700-2:2004
機械類の安全性―設計のための基本概念,一般原則―第2部:技術原則
JISB9702:2000
機械類の安全性―リスクアセスメントの原則
JISB9703:2019
機械類の安全性―非常停止機能―設計原則
JISB9705-1:2019
機械類の安全性―制御システムの安全関連部―第1部:設計のための一般原則
JISB9707:2002
機械類の安全性―危険区域に上肢が到達することを防止するための安全距離
JISB9708:2002
機械類の安全性―危険区域に下肢が到達することを防止するための安全距離
JISB9710:2019
機械類の安全性―ガードと共同するインターロック装置―設計及び選択のための原則
JISB9711:2002
機械類の安全性―人体部位が押しつぶされることを回避するための最小すきま
JISB9713-1:2004
機械類の安全性―機械類への常設接近手段―第1部:高低差のある2か所間の固定された昇降設備の選択
JISB9713-2:2004
機械類の安全性-機械類への常設接近手段-第2部:作業用プラットフォーム及び通路
JISB9713-3:2004
機械類の安全性―機械類への常設接近手段―第3部:階段,段ばしご及び防護さく(柵)
JISB9713-4:2004
機械類の安全性―機械類への常設接近手段―第4部:固定はしご
JISB9714:2006
機械類の安全性―予期しない起動の防止
JISB9715:2013
機械類の安全性―人体部位の接近速度に基づく安全防護物の位置決め
JISB9960-1:2019
機械類の安全性―機械の電気装置―第1部:一般要求事項
JISB9960-32:2011
機械類の安全性―機械の電気装置―第32部:巻上機械に対する要求事項
JISB9961:2008
機械類の安全性―安全関連の電気・電子・プログラマブル電子制御システムの機能安全
JISC8201-5-1:2007
低圧開閉装置及び制御装置―第5部:制御回路機器及び開閉素子―第1節:電気機械式制御回路機器
JISZ8737-2:2000
音響―作業位置及び他の指定位置における機械騒音の放射音圧レベルの測定方法―第2部:現場における簡易測定方法