JIS C 9216:1992 電気カーペット | ページ 4

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8.5.5 設定温度許容差試験 設定温度許容差試験は,(1)(3)までに掲げる試験条件において,定格電圧
を温度保証点4か所の温度がほぼ一定となるまで連続して加え,熱電温度計法によって温度保証点の温度
がほぼ一定となったときの温度と設定温度との差を求める。ただし,自動温度調節器が切り・入りの動作
を連続して繰り返すものは,切りの動作をしたときの温度保証点の温度がほぼ一定となった後,引き続き
自動温度調節器が入り及び切りの動作を連続10回(入り・切りをもって1回と数える。)繰り返したとき
の温度保証点の温度を測定して各回ごとの最低温度と最高温度の温度保証点4点の平均値を算出し,その
10回の平均値と設定温度との差を求める。温度保証点は,図3の例に示す点に近接した本体外郭の表面と
する。
(1) 温度調節用及び入力調整用のコントローラをもつものは,そのコントローラを最高温度及び最大入力
にセットすること。
(2) 図4に示すように,畳の上に本体を広げ,一辺の長さ65mmの正方形で厚さが0.5mmの表面が平らな
銅板に熱電温度計の感温部をはんだ付けなどによって固定し,図3に示す温度保証点に載せ,その上
に凹部がある発泡スチロールをその凹部が下向きになるように置き,その上に3kgのおもりを載せて
測定する。
備考 図4において発泡スチロールの比重は,発泡率50%を標準とする。
図3 温度保証点
図4 温度測定方法

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(3) 分離形は,専用カバーを掛ける。
8.5.6 温度分布試験 温度分布試験は,8.5.5(1)(3)までに掲げる条件において,定格電圧を図3に示す
温度保証点の温度が一定となるまで連続して加え,温度保証点の表面温度を測定する。
8.6 折りたたみ試験 折りたたみ試験は,本体を容易に折りたたむことができるものは,本体を容易に
折りたたむことができる程度(折りたたんだとき本体の片側の表面積が約8 000cm2以下)に折りたたみ,
最後の折り目に図5に示すように丸棒(直径が25mmのもの。)を当て,丸棒を内側にして折りたたむ操
作を行う。この場合,丸棒を当てる位置は,90°異なる2方向の位置とし,各位置についてそれぞれ1 000
回折りたたむ操作を行う。ただし,一方向だけに折りたたまれるものは,その方向に1 000回折りたたむ
操作を行うものとする。
図5 折りたたみ試験方法
備考 折りたたみ試験の本体を載せる台は,折曲げに応じて自在に可動するものを用い,本体への張力は加え
ないものとする。
8.7 感熱線の均一特性試験 感熱線の均一特性試験は,表15の順序で動作温度を測定する。
表15 動作温度の測定
感熱の方式 測定の方法
感熱素線間の絶縁物が溶感熱線の全長を10等分し,それぞれの試料を20cm(両端の端末処理部を除く。)に切
解して感熱素線間が短絡断した感熱線(切断することによって動作温度に狂いを生じるものは切断せず,1点の
するもの及び前記溶解に長さ分を恒温槽に入れて測定する。)を図6に示す装置に取り付け,感熱線が接続され
よって感熱素線間の抵抗る回路に等しい定格電圧を加え,かつ,接続される回路に等しい定格電流を流しながら
値が極度に低下するも 感熱線を外部から1分間に1℃の割合で加熱して温度を上げ,感熱線の動作温度を測定
の。 する。
感熱素線間の絶縁物の温(1) 感熱線の全長を10等分に切断し,それぞれをその感熱線の公称動作温度±2℃の恒
度による電気特性(抵抗, 温槽に1時間入れた後,槽中で電気特性を測定する。
容量,インピーダンスな(2) (1)によって測定された10点の測定値のうち,平均値に最も近い試料1点を取り出
ど。以下,この表におい し,その感熱線の公称動作温度に対して15±2℃及び−15±2℃の恒温槽中にそれぞ
て同じ。)の変化を利用す れ1時間保持した後,各槽内で電気特性を測定する。
るもの及び感熱素線自身(3) (1)及び(2)によって図7に示すように温度と電気特性値の関係グラフを作成し,電気
の温度による電気特性変 特性値の高い方は−15℃と平均値間 (a, b) で,電気特性値の低い方は+15℃と平均
化を利用するもの。 値間 (b, c) で電気特性値のばらつきを温度に換算する。
備考 インピーダンス測定は,交流で行う。

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図6 感熱線の特性試験方法(1)
図7 感熱線の特性試験方法(2)
8.8 機械的強度試験
8.8.1 静荷重試験 静荷重試験は,本体を厚さが10mm以上の表面が平らな木台の上に広げて置き,本体
とコードの接続部,本体の任意のところ及びコントローラ(通常の使用状態で壁などに固定されるものを
除く。)上に底面の形状が正方形であって,その一辺の長さが約100mm,厚さ約30mmの砂袋を介して60kg
(砂袋の質量を含む。)の荷重を1分間加える。

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8.8.2 コントローラ落下試験 本体から分離されているコントローラ(通常の使用状態において壁柱など
に固定するものを除く。)は,表面が平らなコンクリート床上に厚さが30mmのラワン板を置き,その中
央部にコントローラを1.8mの高さから3回落下させる。
その後,(1)(2)を行う。
(1) 付図1に示す試験指によって充電部の露出の有無を調べる。この場合,試験指に加える力は30N [{3kgf}]
とする。
(2) 直流500ボルト絶縁抵抗計によって充電部と器体の表面との間の絶縁抵抗を測定する。
8.8.3 長期静荷重試験 長期静荷重試験は,本体を厚さ10 mm以上の表面が平らな木台上に広げて置き,
コントローラを除く本体上に一辺が100mmで厚さが10mmの正方形の木板を置き,その上から30kgの荷
重を加えて連続して14日間放置する。この場合において,試験品には,次に示す条件で定格電圧を加え続
ける。
(1) 温度調節用及び入力調整用コントローラをもつものは,そのコントローラを最高温度及び最大入力に
セットすること。
(2) 分離形は,専用カバーを掛ける。
8.9 耐久性試験 リレーで主発熱体を断続して温度制御するものは,リレーを本体から取り外し,リレ
ーが接続される回路に等しい電圧及び電流を加えてリレー接点を開閉する(製品の回路をそのまま使用し
て開閉させる。)操作を次の回数行う。
開閉回数=N×3 600
ここに, N : 8.5.2の平常温度試験の状態で,各部の温度がほぼ一定になる
まで通電した後の自動温度調節器の1時間当たりの開閉回数
(入り・切りをもって1回と数える。)
8.10 コードの折曲げ試験
8.10.1 器体接続部のコード折曲げ試験 器体接続部(器体とコードの接続に着脱自在な接続器を用いたも
のを含む。)のコード折曲げ試験は,電線が器体を貫通する部分(以下,貫通部という。)を,図8に示す
試験装置の可動板の中心に一致させ,コードが可動範囲の中央で折り曲がらずに鉛直になるように器体を
可動板に取り付け,コードの先に500g(自重が500g未満のものは,自重と同じ質量。)のおもりをつるし
て,可動板を右方向に60°回転させて元に戻し(これを1回とする。),続いて左方向に60°回転させてこ
れを元に戻す(これを1回とする。)。この操作を毎分約40回の速さで連続して2 000回往復する操作を行
う。

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図8 コードの折曲げ試験方法
備考1. 回数の数え方は,1−2をもって1回,3−4をもって1回とする。
2. 可動板は,滑らかに動作させるものとする。
8.10.2 コード付一体成形の電源プラグのコード接続部の折曲げ試験 コード付一体成形の電源プラグの
コード接続部の折曲げ試験は,図9に示す試験装置の可動板の中心にコード接続部を一致させ,かつ,コ
ードが可動範囲の中央で折り曲がらずに鉛直になるように電源プラグを取り付け,コードの先に約500g
のおもりをつるして,可動板を右方向に60°回転させて元に戻し(これを1回とする。),続いて左方向に
60°回転させてこれを元に戻す(これを1回とする。)。この操作を毎分約40回の速さで連続して5 000回
往復する操作を行う。

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