この規格ページの目次
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C 9502 : 2014
3.9
ハブダイナモ(hub dynamo)
3.8のうち,自転車のハブに内蔵された発電装置。
3.10
基準軸(axis of reference)
灯火の通常使用状態及び試験測定状態における方向の基準。製造業者が定めた特性上の水平軸とする(図
1参照)。
3.11
基準中心(center of reference)
灯火の光放射面と基準軸との交点(図1参照)。
3.12
光線の中心(beam center)
テストスクリーン上で見た場合の明るさのパターンの中心部領域。
3.13
定格電圧(rated voltage)
電球に表示された電圧。LEDでは,製造業者が定めた供給側の電圧。
図1−基準軸及び基準中心
4 種類
灯火装置の種類は,その電源及び構成によって区分し,表1による。
表1−灯火装置の種類
種類 電源 構成
タイプI ダイナモ式 ダイナモ,前照灯及び尾灯で構成するタイプ。
タイプII ハブダイナモ以外のダイナモ及び前照灯で構成するタイプ。
タイプIII ハブダイナモ及び前照灯で構成するタイプ。
タイプIV 電池式 電池(一次電池又は二次電池)を使用した前照灯及び/又は尾灯
で構成するタイプ。
――――― [JIS C 9502 pdf 6] ―――――
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C 9502 : 2014
5 部品名称及び構成
灯火装置の主な部品名称及び構成の例を,図11図15に示す。ただし,発電ランプの構成から尾灯,
コード,どろよけ用カバー及び支持金具は,省略することができる。
6 灯火装置の光度及び光線の色
6.1 前照灯の光度及び光線の色
6.1.1 前照灯の光度
6.1.1.1 配光特性
前照灯の光度は,次に示すa)又はb)に適合しなければならない。
なお,LEDを光源とする前照灯で光源の発光波形が周期的に変化するものは,自転車の速度15 km/hの
ときにその周波数は35 Hz以上でなければならない。
a) 試験方法1による場合 前照灯の光度は,14.1.1 a)によって測定したとき,図2に示すスクリーン面
の照度の測定点A,測定点B及び領域Cにおける光線の光度値A光度値Cは,次による。
なお,光度値の切替えがあるものは,光度値の大きい方(hi)と小さい方(low)とでそれぞれの値
を満足しなければならない。
1) 測定点Aの光度値は,400 cd以上であり,かつ,前照灯の最大光度値Imaxの80 %以上でなければな
らない。
A≧ 400 cd かつA≧ 0.8Imax
2) 面上の測定点Bと3.5°D面上の測定点Bのそれぞれの点を直線で結んだ領域内のどの位置にお
いても,光度値は0.5 Imax以上でなければならない。
B≧ 0.5Imax
3) 15°Uと15°D及び80°Lと80°Rの間の範囲内のどの位置においても,光度値は,0.05 cd以上
でなければならない。
4) 面から上方のどの位置においても,光度値は120 cdを超えてはならない。
C≦ 120 cd
――――― [JIS C 9502 pdf 7] ―――――
5
C 9502 : 2014
H : 基準軸を含む水平面を示す。
V : 基準軸を含む垂直面を示す。
U及びD : それぞれ水平面から上方及び下方への角度を示す。
L及びR : それぞれ垂直面から左方及び右方への角度を示す。
図2−試験方法1の照度の測定点
b) 試験方法2による場合 前照灯の光度は,14.1.1 b)によって測定したとき,図3に示すスクリーン面
の照度の測定点A測定点Eにおける光線の光度値A光度値Eは,次による。
なお,2灯式で,1灯ごとに単独でも点灯するものについては,1灯ごとにそれぞれの値を満足しな
ければならない。また,光度値の切替えがあるものは,光度値の小さい方(low)とする。
1) 測定点Aの光度値は,400 cd以上であり,かつ,前照灯の最大光度値Imaxの80 %以上でなければな
らない。
A≧ 400 cd かつA≧ 0.8Imax
2) 測定点B測定点Eの平均光度値は,100 cd以上であり,かつ,各測定点の光度値は,50 cd以上で
なければならない。
1
B+C+D+E ≧100 cd
4
B,C, D, E≧ 50 cd
――――― [JIS C 9502 pdf 8] ―――――
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C 9502 : 2014
単位 cm
図3−試験方法2の照度の測定点
6.1.1.2 光度区分及び照射範囲区分
a) 光度区分 前照灯の光度は,6.1.1.1の規定による配光特性をグレード1(標準)とし,更に表2の規
定に適合するものを各グレードに区分する。
表2−光度による区分
光度区分 配光特性
試験方法1 試験方法2
測定点 光度 測定点 光度
A点 400 cd以上
グレード1
A点 400 cd以上 B 点E点の各点 50 cd以上
(標準)
B 点E点の平均 100 cd以上
A点
グレード2 A点 標準の2倍 標準の2倍
B 点E点の平均
A点
グレード3 A点 標準の3倍 標準の3倍
B 点E点の平均
A点
グレード4 A点 標準の4倍 標準の4倍
B 点E点の平均
A点
グレード5 A点 標準の5倍 標準の5倍
B 点E点の平均
試験方法1では,光度区分のグレードによらず,B点の光度が0.5 Imax以上,領域Cの光度が120 cd以下。
b) 照射範囲区分 前照灯の照射範囲は,6.1.1.1及び6.1.1.2 a)の規定による配光特性を標準とし,更に表
3の規定に適合するものを広角と称して区分する。
表3−照射範囲による区分
照射範 配光特性
囲区分 試験方法1 試験方法2
測定点及び範囲 光度 測定点 光度
広角 V面上のB点と3.5゜D面 C′点及びE′
I≧100 cd×グレードの等 I≧100 cd×グレードの等
上のB′点とを直線で結 級(表2の光度区分に対 点(図5参照) 級(表2の光度区分に対応
んだ領域内(図4参照) 応するグレード) するグレード)
――――― [JIS C 9502 pdf 9] ―――――
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C 9502 : 2014
H : 基準軸を含む水平面を示す。
V : 基準軸を含む垂直面を示す。
U及びD : それぞれ水平面から上方及び下方への角度を示す。
L及びR : それぞれ垂直面から左方及び右方への角度を示す。
図4−試験方法1の照度の測定点(広角形)
単位 cm
図5−試験方法2の照度の測定点(広角形)
6.1.2 前照灯から放射される光線の色
前照灯から放射される光線の色は,白色光又は淡黄色光であって,次に規定する色度座標による。
a) 白色光 光線の色は,14.1.2の試験を行ったとき,JIS Z 8701に規定する色度座標において,表4の
座標に囲まれ,図6に示す色度範囲になければならない。
なお,LEDを光源とする前照灯では,表5の座標に囲まれ,図6に示す色度範囲でなければならな
い。
表4−白色光を限定する色度座標
x 0.285 0.453 0.500 0.500 0.440 0.285
y 0.332 0.440 0.440 0.382 0.382 0.264
――――― [JIS C 9502 pdf 10] ―――――
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JIS C 9502:2014の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 6742-1:1987(MOD)
JIS C 9502:2014の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 9502:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1102-2:1997
- 直動式指示電気計器 第2部:電流計及び電圧計に対する要求事項
- JISC1609-1:2006
- 照度計 第1部:一般計量器
- JISC60068-2-6:2010
- 環境試験方法―電気・電子―第2-6部:正弦波振動試験方法(試験記号:Fc)
- JISC7510:2000
- 自転車発電ランプ用電球
- JISC8513:2015
- リチウム一次電池の安全性
- JISC8513:2020
- リチウム一次電池の安全性
- JISC8515:2017
- 一次電池個別製品仕様
- JISC8708:2019
- ポータブル機器用密閉型ニッケル・水素蓄電池(単電池及び組電池)
- JISC8711:2019
- ポータブル機器用リチウム二次電池
- JISD9101:2012
- 自転車用語
- JISD9111:2016
- 自転車―分類,用語及び諸元
- JISD9419:2010
- 自転車―ハブ
- JISD9419:2021
- 自転車―ハブ
- JISH8502:1999
- めっきの耐食性試験方法
- JISH8610:1999
- 電気亜鉛めっき
- JISH8617:1999
- ニッケルめっき及びニッケル-クロムめっき
- JISK5600-5-4:1999
- 塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第4節:引っかき硬度(鉛筆法)
- JISZ8701:1999
- 色の表示方法―XYZ表色系及びX10Y10Z10表色系
- JISZ8724:2015
- 色の測定方法―光源色