JIS C 9502:2014 自転車用灯火装置 | ページ 3

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C 9502 : 2014
表5−LEDを光源とする前照灯の白色光を限定する色度座標
x 0.260 0.440 0.500 0.500 0.440 0.260
y 0.334 0.450 0.450 0.382 0.382 0.245
b) 淡黄色光 光線の色は,14.1.2の試験を行ったとき,JIS Z 8701に規定する色度座標において,表6
の座標に囲まれ,図6に示す色度範囲になければならない。
表6−淡黄色光を限定する色度座標
x 0.466 0.477 0.541 0.524
y 0.500 0.515 0.451 0.442
図6−各色の色度座標の範囲

6.2 尾灯の光度及び光線の色

6.2.1  尾灯の光度
尾灯の光度は,14.2.1で試験を行ったとき,次に規定する各項に適合しなければならない。
なお,LEDを光源とする尾灯で光源の発光波形が周期的に変化するものは,自転車の速度15 km/hのと
きにその周波数は35 Hz以上でなければならない。
a) 基準軸方向の最低光度 図7に示すスクリーン面の測定点HV[基準軸を含む垂直面(V面)と基準
軸を含む水平面(H面)との交点]と尾灯の基準軸とを直角に一致させ,測定したとき,スクリーン
の測定点HVの光度値は,0.75 cd以上であり,かつ,測定点Bの光度値は,0.10 cd以上,測定点C
の光度値は,0.02 cd以上でなければならない。

――――― [JIS C 9502 pdf 11] ―――――

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H : 基準軸を含む水平面を示す。
V : 基準軸を含む垂直面を示す。
HV : スクリーン上のH面とV面との交点を示す。
U及びD : それぞれ水平面から上方及び下方への角度を示す。
L及びR : それぞれ垂直面から左方及び右方への角度を示す。
図7−尾灯の照度の測定点
b) 上方向の最低光度 尾灯は,基準軸と上方向に垂直な軸を中心軸とする半角が45°の円すい形の内部
では,0.02 cd以上の光度の赤色光を放射しなければならない(図8参照)。
図8−尾灯から垂直円すい形に放射される光線
6.2.2 尾灯から放射される光線の色
尾灯から放射される光線の色は赤色光であって,14.2.2の試験を行ったとき,JIS Z 8701に規定する色
度座標において,表7の座標に囲まれ,図6に示す色度範囲になければならない。
表7−赤色光を限定する色度座標
x 0.645 0.665 0.735 0.721
y 0.335 0.335 0.265 0.259

――――― [JIS C 9502 pdf 12] ―――――

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7 ダイナモ

7.1 定格

  発電ランプの定格電圧及び定格出力は,自転車の速度が15 km/hのときのダイナモの電圧及び出力で表
す。
なお,ハブダイナモの定格電圧及び定格出力は,タイヤの呼び径が,標準車輪用では26,小径車輪用で
は22の場合の値とする。
電球を光源とする発電ランプの定格電圧及び定格出力は,表8による。LEDを光源とする発電ランプの
定格電圧及び定格出力は,この限りではない。
表8−定格
区分 定格電圧 定格出力
V W
1灯用 6 2.4
6 3
6 6
2灯用 6 3.2,3.2

7.2 出力特性

  ダイナモは,14.3で試験を行ったとき,ダイナモの種類に応じて,a)又はb)の出力特性に適合しなけれ
ばならない。また,ハブダイナモは自転車の速度5 km/hのときに発電周波数が8 Hz以上でなければなら
ない。ただし,ダイナモと前照灯及び尾灯の組合せを限定する場合は除く。
a) タイプIに規定するダイナモに適用 ダイナモの端子電圧は,表9に規定する最小値と最大値との間
になければならない。
表9−出力特性
自転車の 定格電圧に対する端子電圧の比率
速度 %
km/h 最小値 最大値
5 50 117
15 85 117
30 95 117
b) タイプII又はタイプIIIに規定するダイナモに適用
1) 標準運転特性 自転車の速度が15 km/hのときのダイナモの端子電圧1)と定格電圧との差は,その
ダイナモの定格電圧の±5 %の範囲内でなければならない。
注1) ダイナモの端子間を瞬間短絡することによって電圧が変化する場合は,瞬間短絡した後の
端子電圧とする。
2) 低速運転特性 自転車の速度が5 km/hのときのダイナモの端子電圧は,速度15 km/hのときの端子
電圧の41 %以上でなければならない。
3) 高速運転特性 自転車の速度が30 km/hのときのダイナモの端子電圧は,速度15 km/hのときの端
子電圧の133 %以下でなければならない。
4) 連続運転特性 自転車の速度が30 km/hで8 時間連続運転し,ダイナモが常温に戻るまで放置した
後の運転特性は,1)3) に適合し,かつ,各部に異常が生じてはならない。

――――― [JIS C 9502 pdf 13] ―――――

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7.3 ダイナモ出力の保持

  15 km/hに相当する速度で,表10の抵抗値又は発電ランプの定格電圧及び定格出力から計算された抵抗
値の抵抗器を付け,連続1時間運転したときのダイナモの端子電圧は,そのダイナモの定格電圧の85 %以
下に低下してはならない。

8 電池

8.1 一次電池

8.1.1  仕様
灯火装置に附属する一次電池は,その種類によって,JIS C 8513及びJIS C 8515又は同等の性能をもつ
ものとする。
8.1.2 光度の維持
8.1.2.1 一次電池を使用した前照灯
14.4の試験を行った後,図2又は図3の測定点Aにおける光線の光度値は,400 cd以上でなければなら
ない。
8.1.2.2 一次電池を使用した尾灯
14.4の試験を行った後,図7の測定点HVにおける光線の光度値は,0.25 cd以上でなければならない。

8.2 二次電池

8.2.1  仕様
灯火装置に附属する二次電池は,その種類によって,JIS C 8708,JIS C 8711又は同等の性能をもつも
のとする。
8.2.2 光度の維持
8.2.2.1 二次電池を使用した前照灯
14.5の試験を行った後,最後に測定された電圧を自転車用標準光源に与えたときの光度,又は電池を使
用した前照灯がシステムの一部分である場合には,そのシステムに与えたときの光度は,6.1.1.1に規定す
る値以上でなければならない。
8.2.2.2 二次電池を使用した尾灯
14.5の試験を行った後,最後に測定された電圧を自転車用標準光源に与えたときの光度,又は電池を使
用した尾灯がシステムの一部分である場合には,そのシステムに与えたときの光度は,6.2.1 a)に規定する
値以上でなければならない。

9 スイッチ性能(電池を使用した前照灯で適用可能な場合)

9.1 要求事項1

  電池を使用した前照灯のスイッチの動作は確実で,スイッチを移動させてON-OFFを切り替えるものは,
ON-OFFの位置が明確でなければならない。このスイッチ操作によって,電池が移動することがあっては
ならない。スイッチをON又はOFFの位置に切り替えたとき,及びねじ式のスイッチの場合には,完全に
ねじ込んだとき又は戻したときに目で見える灯火のちらつきがあってはならない。

9.2 要求事項2

  電池を使用した前照灯のスイッチは,定格電圧条件下で回路を5 000回開閉した後,9.1に適合しなけれ
ばならない。ただし,電池が不能になったときには,電池を交換して試験を継続する。

――――― [JIS C 9502 pdf 14] ―――――

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10 環境性能

10.1 灯火装置の耐振動性

  灯火装置は,14.6.1で試験を行ったとき,次に規定する各項に適合しなければならない。
a) 前照灯及び尾灯は,試験中に取付箇所が緩んだり,脱落してはならない。試験後,前照灯及び尾灯は
正常に機能し,材料の弱さなど,部品の変位の証拠を示してはならない。電球が切れた場合には,試
験後の性能確認のため,前照灯内部の電球を交換してもよい。電球の緩み又はその他の故障は,前照
灯の故障とする。
b) ダイナモは,試験中に取付箇所が緩んだり,脱落してはならない。試験後,ダイナモは正常に機能し,
7.2に適合しなければならない。

10.2 前照灯の耐衝撃性

  前照灯の耐衝撃性は,14.6.2で試験を行ったとき,構造に異常が生じてはならない。ただし,ヘッドケ
ースにへこみが生じてもよい。

10.3 灯火装置の温度性能

  灯火装置は,14.6.3で試験を行ったとき,次に規定する各項に適合しなければならない。
a) 前照灯は,試験後正常に機能するものとし,かつ,6.1に適合しなければならない。
b) 尾灯は,試験後正常に機能するものとし,かつ,6.2に適合しなければならない。
c) ダイナモは,試験後正常に機能するものとし,かつ,7.2に適合しなければならない。

10.4 灯火装置の耐湿性

  灯火装置は,14.6.4で試験を行ったとき,次に規定する各項に適合しなければならない。
a) 前照灯は,試験後正常に機能するものとし,かつ,6.1に適合しなければならない。
b) 尾灯は,試験後正常に機能するものとし,かつ,6.2に適合しなければならない。
c) ダイナモは,試験後正常に機能するものとし,かつ,7.2に適合しなければならない。

10.5 灯火装置の耐食性

  灯火装置は,14.6.5で試験した後,正常に作動し,使用上有害なさびによる腐食があってはならない。

10.6 前照灯及び尾灯の耐燃油性

  前照灯及び尾灯は,14.6.6で試験を行ったとき,レンズの表面には,局部的で微細な表面のひびのほか
に,肉眼で見える劣化の痕跡があってはならない。

10.7 灯火装置の温度サイクル性能

  ダイナモによって発電される電流を電源とする発電ランプは,14.6.7で試験を行ったとき,箇条12の各
項に適合しなければならない。

10.8 前照灯の高速運転性能

  ダイナモを使用する発電ランプで,LED光源及び電子回路を内蔵した前照灯は,14.6.8で試験を行った
とき,正常に機能するものとし,かつ,6.1に適合しなければならない。

11 めっき又は塗装

11.1 一般

  めっき又は塗装を施した面には,素地の露出,がれ,さび,割れ及びその他の著しい欠点があっては
ならない。

11.2 塗装

  塗装を施した面の外観の状態を目視などによって調べるとともに,JIS K 5600-5-4の規定によって,芯

――――― [JIS C 9502 pdf 15] ―――――

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JIS C 9502:2014の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 6742-1:1987(MOD)

JIS C 9502:2014の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 9502:2014の関連規格と引用規格一覧