JIS H 4460:2002 照明及び電子機器用のタングステン及びモリブデン材料の試験通則

JIS H 4460:2002 規格概要

この規格 H4460は、照明及び電子機器用として用いるタングステン,トリエーテッドタングステン及びモリブデンの線及び棒並びにモリブデンの板及びはく(箔)の試験の一般事項について規定。

JISH4460 規格全文情報

規格番号
JIS H4460 
規格名称
照明及び電子機器用のタングステン及びモリブデン材料の試験通則
規格名称英語訳
General rules for test of tungsten and molybdenum materials for lighting and electronic equipments
制定年月日
1964年7月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

29.140.99, 31.220.99, 77.120.99
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
非鉄 2021
改訂:履歴
1964-07-01 制定日, 1968-04-01 確認日, 1970-07-01 改正日, 1973-09-01 確認日, 1976-04-01 改正日, 1979-07-01 確認日, 1984-01-01 改正日, 1988-12-01 確認日, 1994-08-01 改正日, 2000-02-20 確認日, 2002-03-20 改正日, 2007-01-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS H 4460:2002 PDF [9]
H 4460 : 2002

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,タングステン・モ
リブデン工業会 (JTMIA) /財団法人日本規格協会 (JSA) から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改
正すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)であ
る。
これによって,JIS H 4460 : 1994は改正され,この規格に置き換えられる。

(pdf 一覧ページ番号 )

――――― [JIS H 4460 pdf 1] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
H 4460 : 2002

照明及び電子機器用のタングステン及びモリブデン材料の試験通則

General rules for test of tungsten and molybdenum materials for lighting and electronic equipments

1. 適用範囲 この規格は,照明及び電子機器用として用いるタングステン,トリエーテッドタングステ
ン及びモリブデンの線及び棒(以下,それぞれ線及び棒という。)並びにモリブデンの板及びはく(箔)(以
下,それぞれ板及びはくという。)の試験の一般事項について規定する。
なお,試験の適用材料は,表1による。
表1 適用材料
試験 適用材料
外観試験 線又は棒,板又ははく
化学分析試験 線又は棒,板又ははく
加熱変形試験 タングステン線又はトリエーテッドタングステン線
再結晶温度測定法 タングステン線
引張試験 タンブステン又はモリブデンの線又は棒,板又ははく
硬さ試験 板又ははく
曲げ試験 板又ははく
エリクセン試験 板又ははく
巻付け試験 タングステン線又はトリエーテッドタングステン線
加熱もろさ試験 タングステン線又はモリブデン線
折り曲げ試験 ドープモリブデン線又はドープモリブデン棒
真直性試験 線又は棒
平たん度 板又ははく
2. 引用規格 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成す
る。これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS B 7721 引張試験機−力の検証方法
JIS B 7729 エリクセン試験機
JIS B 7741 一軸試験に使用する伸び計の検証方法
JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則
JIS H 1403 タングステン材料の分析方法
JIS H 1404 モリブデン材料の分析方法
JIS H 1405 トリエーテッドタングステン材料の分析方法
JIS Z 2201 金属材料引張試験片

――――― [JIS H 4460 pdf 2] ―――――

2
H 4460 : 2002
JIS Z 2204 金属材料曲げ試験片
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験−試験方法
JIS Z 2247 エリクセン試験方法
JIS Z 2248 金属材料曲げ試験方法
3. 定義 この規格で用いる主な用語の定義は,次による。
a) 線及び棒の区別 線と棒は径で区別しない。一般にリールなどに上巻きしたもの及びフープ状に束ね
たものを線といい,巻いていないものを棒という。
b) 板及びはくの区別 板の厚みによって区別し,0.1mm以上を板と呼び,0.1mm未満をはくと呼ぶ。
c) ロット 1回の配合粉末から加工したものをロットという。
d) 太さ 線又は棒の太さは径 (mm) で表す。ただし,線の太さについては,必要に応じて,MG(1)で表
してもよい。
注(1) G : 長さ200mmの線の質量をミリグラムで表した数値をいう。
MG=K×D2
ここに, D : 線の径 (mm)
K : 定数で,タングステン及びトリエーテッドタングステンの場
合は3 016,モリブデンの場合は1 600とする。
e) 太さの平均値 1本の線又は棒の両端の太さをそれぞれ2か所以上測定して,その算術平均値で表す。
f) 太さの許容差 同一品種について許容される太さの平均値の範囲をいう。
g) 太さの差 1本の線又は棒の両端の太さの相違を太さの差といい,次の式で表す。
A B
T 100
A B
2
ここに, T : 太さの差 (%)
A : 両端の太さの測定値の最大値(mm又はMG)
B : 両端の太さの測定値の最小値(mm又はMG)
h) 真円度 線又は棒の横断面の長径と短径の相違を真円度といい,次の式で表す。
D1 D2
C 100
D1 D2
2
ここに, C : 真円度 (%)
D1 : 横断面の径の測定値の最大値 (mm)
D2 : 横断面の径の測定値の最小値 (mm)
i) 再結晶開始温度 縦断面を金属顕微鏡(50倍)で観察し,粗大結晶が生成した温度を再結晶開始温度
とする。
j) ドープモリブデン 約1 100℃以上の加熱後の再結晶によるぜい(脆)化を防止するため,微量成分が
添加されたモリブデン線及び棒。

――――― [JIS H 4460 pdf 3] ―――――

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H 4460 : 2002
4. 外観試験 外観試験は,目視によって線又は棒については全面にひび,割れ,ささくれ,折れ,変色
などの欠陥,板又ははくについては全面に,ひび,はがれ,しわ,凹凸などの欠陥の有無を確認する。た
だし,確認しにくい場合は,3倍の拡大鏡を用いる。
5. 化学分析試験 化学分析試験は,JIS H 1403,JIS H 1404及びJIS H 1405に規定した方法によるもの
とし,ロットごとに任意に採取した試料について行う。
6. 加熱変形試験 加熱変形試験は,タングステン線又はトリエーテッドタングステン線に適用し,次に
よる。
6.1 試験片 試験片は,径0.39mm又は径1.00mmの線を図1のようにヘアピンに成形する。
6.2 試験装置 試験装置は,図1に示した加熱変形試験装置を用いる。
6.3 試験方法
a) 成形 図1に示すようにヘアピンに成形した試験片に所定のおもり(図2参照)をかけたまま,露点
−40℃以下の水素又はアンモニア分解ガスを流したベルジャーの中で所定電流で一定時間通電加熱す
る。冷却後おもりを外し,必要ならば図3のSを測定した後試験に移る。
b) 試験 成形後,再び所定電流で一定時間加熱し,冷却後試験片を取り外し,変形量を測定する。
c) 成形及び試験条件 成形及び試験条件は,表2による。
表2 成形及び試験条件
太さ ピンの おも 成形 試験
mm 長さ りの ガス流量 電流 保持時間 ガス流量 電流 保持時間
(L) 質量
mm g m3/s A s m3/s A min
0.39 130 100 1.7×10−4 FC(2)×0.65 30 1.7×10−4 FC(2)×0.80 5
1.00 200 500 1.7×10−4 FC(2)×0.65 60 1.7×10−4 FC(2)×0.80 5
注(2) Cは溶断電流 (A) をいい,FC測定時はおもりを付けないで行う。
備考 測定時及び変形試験時の電流上昇速度は,毎秒約1Aで行う。

――――― [JIS H 4460 pdf 4] ―――――

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H 4460 : 2002
注(3) 試験片は線の曲がりを矯正した後,ヘアピン成形を行う。
図1 加熱変形試験装置の例
図2 おもり 図3 加熱変形測定図
d) 変形量測定方法及び評価法 ヘアピンは加熱後,図3の想像線のように変形する。変形のS+
盛板などで読み取り,(S+ は( 一 100) %で表す。
7. 再結晶温度測定法 再結晶温度測定法は,タングステン線に適用し,次による。
7.1 試験片 試験片は,径0.39mmの線を図1のようにヘアピンに成形する。

――――― [JIS H 4460 pdf 5] ―――――

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