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K 0088-1997
し引いたピーク面積との関係線を作成する。
6.1.5 計算 次の式によって,試料ガス中のベンゼンの濃度を算出する。
(Va Vb ) 1 000
CV
VS
(Wa Wb ) 1 000
CW
VS
CW=CV×3.49
ここに, Cv : 試料ガス中のベンゼンの体積濃度 (volppm)
Cw : 試料ガス中のベンゼンの質量濃度 (mg/m3N)
Va : 検量線から求めた気体ベンゼンの体積 (
Vb : 空試験で得られた気体ベンゼンの体積 (
Vs : 試料ガス量 (ml) (19)
Wa : 検量線から求めたベンゼンの質量 ( 最
Wb : 空試験で得られたベンゼンの質量 ( 最
3.49 : ベンゼン1volppmに相当する質量濃度 (mg/m3N)
注(19) 捕集バッグ法によった場合には,6.1.3(2)(a)でガスクロマトグラフに導入した試料ガス量 (ml)。
また,濃縮法によった場合には,4.3.4で算出した試料ガス採取量 (ml)。
備考 ガスクロマトグラフ法の代わりに,ガスクロマトグラフ質量分析法を用いてもよい。この場合
の操作は,6.1.3に準じて行い,選択イオン検出法 (SIM) によってベンゼンから生成する特徴
的なイオン[例えば,分子イオン,M+ (m/z78),又はプロトン化分子,MH+ (m/z79)]を測定
する。この方法は,一般に,ガスクロマトグラフ (FID) 法より感度がよい。
6.2 ジニトロベンゼン吸光光度法
6.2.1 適用条件 この方法は,トルエン,キシレン,クロロベンゼン,エチルベンゼンが共存すると正の
誤差が生じるので,その影響を無視又は除去できるときに適用する。
6.2.2 試薬及び試薬溶液の調製 試薬及び試薬溶液の調製方法は,次のとおりとする。
(1) 試薬
(a) 水 JIS K 0557に規定する種別A2のもの。
(b) 水酸化カリウム JIS K 8574に規定するもの。
(c) フェノールフタレイン JIS K 8799に規定するもの。
(d) エタノール (95) JIS K 8102に規定するもの。
(e) 2−ブタノン JIS K 8900に規定するもの。
(f) ベンゼン JIS K 8858に規定するもの。
(g) ニトロ化酸液 4.4.1(2)(a)で調製したもの。
(2) 試薬溶液の調製
(a) 水酸化カリウム溶液 水酸化カリウム70gを水に溶かして100mlにする。
(b) フェノールフタレイン溶液 フェノールフタレイン0.5gをエタノール (95) に溶かして100mlにす
る。
(c) ベンゼン標準液 全量フラスコ100mlにニトロ化酸液50mlをとり,水で冷却しながらベンゼン1ml
をピペットで加え,更にニトロ化酸液を加えて全量を100mlにする。室温で30分間放置した後,
この溶液2mlをピペットでとり,ニトロ化酸液を加えて100mlにする。この溶液1mlは,気体のベ
ンゼン50.5 又はベンゼン176
――――― [JIS K 0088 pdf 11] ―――――
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6.2.3 定量操作 操作は,次のとおり行う。
(1) 共栓付試験管50mlに,5.で調製した分析用試料溶液1.0mlをピペットでとる。
(2) 水を加えて約5mlにした後,フェノールフタレイン溶液1滴を加え,水酸化カリウム溶液を滴加して
中和し,冷却した後,水を加えて全量を10mlとする。
(3) 2−ブタノン10mlを加え,栓をして2分間強く振り混ぜた後,静置して二層に分離させる。上層の2
−ブタノンをピペットで別の共栓付試験管に移す。元の試験管内の水層に,更に2−ブタノン2mlを
加えて振り混ぜ,上層を分離して先の抽出液に合わせる。
(4) この抽出液に2−ブタノンを加えて10mlの目盛に合わせる。これに水酸化カリウム溶液10mlを加え
て栓をし,2分間強く振り混ぜ,静置して分離する。
(5) 吸収セルに,上層の抽出液の一部をピペットを用いて移しとり,波長560nm付近の吸光度を測定する。
対照には,ベンゼンを含まないニトロ化酸液10mlを共栓付試験管50mlにとり,(2)(4)の操作を行っ
たものを用いる。吸光度の測定は,発色後3050分の間に行う。
(6) 6.2.4によって作成した検量線からベンゼン量( は 柿 を求める。
6.2.4 検量線の作成 共栓付試験管50ml 5本に,ベンゼン検量線用溶液0.254.0mlを段階的にピペット
で正確にそれぞれとり,ニトロ化酸液を加えて10mlとし,更に水を加えて全量を50mlとし,振り混ぜる。
これらの液からそれぞれ1.0mlずつを共栓付試験管50mlにとり,それぞれ6.2.3(2)(5)の操作を行い,気
体ベンゼンの体積 ( は質量 ( 最 ‰桔 との関係線を作成する。
6.2.5 計算 次の式によって,試料ガス中のベンゼンの濃度を算出する。
Va 50
CV
VS
Wa 50
CW
VS
CW=CV×3.49
ここに, Cv : 試料ガス中のベンゼンの体積濃度 (volppm)
Cw : 試料ガス中のベンゼンの質量濃度 (mg/m3N)
Va : 検量線から求めた気体ベンゼンの体積 (
Vs : 4.4.4で算出した試料ガス量 (l)
Wa : 検量線から求めたベンゼンの質量 ( 最
3.49 : ベンゼン1volppmに相当する質量濃度 (mg/m3N)
7. 分析結果の記録及び分析値のまとめ
7.1 記録項目 分析結果として記録する項目は,次のとおりとする。
(1) 分析値
(2) 分析方法の種類
(3) 試料ガスの採取日時
(4) その他必要と認められる事項
7.2 排ガス分析値の求め方 分析は,試料採取ごとにそれぞれ2回行い,その平均値を求め,有効数字2
けたに丸める。
――――― [JIS K 0088 pdf 12] ―――――
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付表1 引用規格
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0095 排ガス試料採取方法
JIS K 0114 ガスクロマトグラフ分析通則
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0123 ガスクロマトグラフ質量分析通則
JIS K 0557 化学分析用の水
JIS K 8034 アセトン(試薬)
JIS K 8102 エタノール (95) (試薬)
JIS K 8545 硝酸アンモニウム(試薬)
JIS K 8574 水酸化カリウム(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8799 フェノールフタレイン(試薬)
JIS K 8848 ヘキサン(試薬)
JIS K 8858 ベンゼン(試薬)
JIS K 8900 2‐ブタノン(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS Z 8808 排ガス中のダスト濃度の測定方法
JIS K 0088排ガス中のベンゼン分析方法改正原案作成委員会 構成表
氏名 所属
(委員会長) 荒 木 峻 東京都立大学名誉教授
(分科会長) 飯 田 芳 男 成蹊大学工学部
細 川 幹 夫 工業技術院標準部繊維化学規格課
湯 本 登 通商産業省立地公害局公害防止指導室
西 尾 哲 茂 環境庁大気保全局大気規制課
指 宿 堯 嗣 工業技術院資源環境技術総合研究所大気環境保全部
溝 口 次 夫 国立環境研究所地域環境研究グループ
西 川 雅 高 国立環境研究所化学環境部
堀 雅 宏 横浜国立大学工学部
金 子 幹 宏 神奈川県環境科学センター大気環境部
野々村 誠 東京都立工業技術センター無機化学部
岩 崎 好 陽 東京都環境科学研究所大気部
黒 木 勝 也 日本規格協会技術・検査部
坪 井 信 博 社団法人日本鉄鋼連盟(川崎製鉄株式会社)
金 田 幸 三 電気事業連合会立地環境部
岡 崎 豊 石油連盟(共同石油株式会社技術部)
河 合 操 社団法人産業公害防止協会調査部
大 木 正 己 財団法人化学品検査協会東京事業所環境事業部
丸 山 博 社団法人日本分析機器工業会(京都電子工業株式会社)
八 木 孝 夫 株式会社島津製作所応用技術部東京分析センター
鈴 木 弘 七 新日本気象海洋株式会社
西 海 里 株式会社環境管理センター
北 村 哲 株式会社テスコ
世 良 昇 社団法人日本環境測定分析協会
(事務局) 計 良 敏 雄 社団法人日本環境測定分析協会
JIS K 0088:1997の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.040 : 気質 > 13.040.40 : 固定施設からの発生ガス
JIS K 0088:1997の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISK0050:2019
- 化学分析方法通則
- JISK0095:1999
- 排ガス試料採取方法
- JISK0114:2012
- ガスクロマトグラフィー通則
- JISK0115:2004
- 吸光光度分析通則
- JISK0115:2020
- 吸光光度分析通則
- JISK0123:2018
- ガスクロマトグラフィー質量分析通則
- JISK0557:1998
- 用水・排水の試験に用いる水
- JISK8034:2006
- アセトン(試薬)
- JISK8102:2012
- エタノール(95)(試薬)
- JISK8545:2007
- 硝酸アンモニウム(試薬)
- JISK8574:2006
- 水酸化カリウム(試薬)
- JISK8576:2019
- 水酸化ナトリウム(試薬)
- JISK8799:2020
- フェノールフタレイン(試薬)
- JISK8848:2012
- ヘキサン(試薬)
- JISK8858:2007
- ベンゼン(試薬)
- JISK8900:2012
- 2-ブタノン(試薬)
- JISK8951:2006
- 硫酸(試薬)
- JISZ8808:2013
- 排ガス中のダスト濃度の測定方法