JIS K 2208:2000 石油アスファルト乳剤 | ページ 2

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また,加熱器の絶縁抵抗は,500V絶縁抵抗計を用いて充電部と架台間を測定したとき5M 坎 上でなけ
ればならない。ただし,電熱回路を含む場合は,0.5M 坎 上あればよい。

6.2 試料の採取方法

 乳剤の試料は,JIS K 2251に規定する8.2(石油アスファルト乳剤採取方法)によ
って採取する。

6.3 エングラー度試験方法

6.3.1  試験方法の概要 試料の粘性を表すために,試料50mlがエングラー計から流出する時間と,同量
の蒸留水がエングラー計から流出する時間とを測定し,その比をエングラー度として表す。
6.3.2 試験器 図1に示す構造のもので,a) c)で構成する。
a) エングラー計 図1に示す形状・寸法のもの。試料容器は図2に示す形状・寸法の黄銅製で,試料の
温度を25±0.1℃に保つことができるもの。受器は,JIS K 2839の図3に規定するもの。
また,試料用温度計は,図3及び表3に規定するもの。
b) 秒時計 正確度が15分当たり±0.05%で,かつ,最小目盛が0.1秒であるストップウオッチ又は電気
式タイマーなど。
c) こし器 図4に示す形状・寸法のもので,こし網は,JIS Z 8801に規定する網ふるい目開き850
もの。

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図1 エングラー計(一例)
図2 試料容器

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図3 試料用温度計
表3 試料用温度計
目盛範囲 試験温度 目盛 長目盛線 目盛数字 目盛の誤差 最高温度目盛 全長 許容加熱温度
の位置
1828℃ 25℃ 0.2℃ 1℃ 2℃ 0.2℃ 水銀下端から 212±5mm 100℃
160177mm
図4 こし器(一例)
6.3.3 試料の準備 試料の準備は,次による。
a) 試料は,継ぎ目がない深形の容器に500ml以上採り,泡が生じないように十分かき混ぜる。
b) この容器を25±0.1℃の水浴中に30分以上浸せきする。
c) 6.3.2 c)に規定するこし器でろ過する。
6.3.4 試験の手順 試験の手順は,次による。
a) 試料容器は,使用する前に,JIS K 8271に規定するキシレンで洗い,次に蒸留水で洗う。
b) エングラー度は,蒸留水による試験(1)を3回行い,その平均をそのエングラー計の標準時間(秒)と
する。
注(1) エングラー計の流出口を堅木の栓でふさぎ,蒸留水を容器内の標針の先端に一致させ,その温
度が25±0.1℃であることを確認した後,受器を所定の位置に置き,流出する蒸留水を受器の壁
にわずかに触れさせるようにして泡立ちを防ぎつつ流下させ,50mlに達したときの時間(秒)
を計る。
c) 試料の流出時間は,注(1)による方法で1回計る。
d) 試料の流出時間と蒸留水の流出時間とから,次の式によってエングラー度を算出し,JIS Z 8401によ
って整数位に丸める。

――――― [JIS K 2208 pdf 8] ―――――

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Ts
E=
Tw
ここに, E : エングラー度
Ts : 試料の流出時間(秒)
Tw : 蒸留水の流出時間(秒)
備考 エングラー度が15を超える場合は,6.4セイボルトフロール秒試験方法によって試験を行い,
その結果をエングラー度に換算する。

6.4 セイボルトフロール秒試験方法

6.4.1  試験方法の概要 試料の粘性をはかるもので,エングラー度が15を超える場合の粘度測定に用い,
E=0.280T's(2)の換算式を用いてエングラー度として表す。
注(2) 's=セイボルトフロール秒試験器による試料の流出時間(秒)
6.4.2 試験器 図5に示す構造のもので,a) i)で構成する。
a) 試料管 図6に示す形状・寸法の金属製のもので,ステンレス鋼製の流出口を下部にねじ込んだもの。
b) 恒温槽 図5に示す形状・寸法の金属製のもので,試料を25±0.1℃に保つことができるもの。加熱器
の絶縁抵抗は6.1による。
c) 置換えリング 図7に示す形状・寸法の金属製のもの。
d) 洗浄具 図8に示す形状・寸法の金属製のものとし,一端に皮革などを固定したもの。
e) こし器 図4に示す形状・寸法のもので,JIS Z 8801に規定する網ふるい目開き850
f) 温度計保持具(ふた) 図9に示す形状・寸法の金属製のもの。
g) 受器 図5に示す形状・寸法のもので,JIS K 2839の図4に規定するもの。
h) 試料用温度計 図10及び表4に規定するもの。
i) 秒時計 正確度が15分当たり±0.05%以内で,最小目盛が0.1秒のストップウオッチ,電気式タイマ
ーなどを用いる。
6.4.3 試料の準備 6.3.3 a) c)による。
6.4.4 試験の手順 試験の手順は,次による。
a) 試料管は,使用する前にJIS K 8271に規定するキシレンで洗い,次に蒸留水で洗う。
b) 試料管の管底部の空気だまり部の下端にコルク栓を6.59.5mmの深さに差し込む。
c) 試料管のオーバーフロー受け部に置換えリングをはめ込み,その高さまで試料を注入する。
d) 試料管の上端にふたをして,中央の孔に試料用温度計を差し込み,試料管をたたかないように注意し
ながら温度計を回転して試料温度が25±0.1℃になるまでかき混ぜ,その温度で1分間保持する。
e) その後,直ちに温度計を取り除き,試料管のふたを取る。オーバーフロー受け部から置換えリングを
素早く取り出し,再び試料管にふたをする。
f) 受器を所定の位置に置き,コルク栓を素早く抜き,受器の壁にわずかに触れさせるようにして泡立ち
を防ぎつつ流下させ,試料60mlが流出するのに要する時間を計る。
g) 次の式によってエングラー度に換算する。
E=0.280T's
ここに, E : エングラー度
0.280 : 換算係数(1/秒)
T's : セイボルトフロール秒試験器による試料の流出時間(秒)

――――― [JIS K 2208 pdf 9] ―――――

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図5 セイボルトフロール秒試験器(一例)

――――― [JIS K 2208 pdf 10] ―――――

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