JIS K 2519:2017 潤滑油―耐荷重能試験方法 | ページ 5

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44.5 N高くする
OK
222.4 N 判定困難a) 22.2 N低くする
スコーリング
OK ⇒20.41 kgをOK値とする
44.5 N高くする 200.2 N 判定困難a)
スコーリング ⇒18.14 kgをOK値とする
OK
177.9 N 判定困難a)
22.2 N低くする
スコーリング
OK ⇒15.88 kgをOK値とする
44.5 N高くする 155.7 N 判定困難a)
スコーリング ⇒13.61 kgをOK値とする
OK
133.4 N 判定困難a) 試験開始加圧力
スコーリング
OK ⇒12.25 kgをOK値とする
26.7 N低くする 120.1 N 判定困難a)
スコーリング ⇒10.89 kgをOK値とする
OK
13.3 N高くする
106.8 N 判定困難a)
スコーリング
OK ⇒9.52 kgをOK値とする
26.7 N低くする 93.4 N 判定困難a)
スコーリング ⇒8.16 kgをOK値とする
OK
13.3 N高くする
80.1 N 判定困難a)
スコーリング
26.7 N低くする
注a) 判定困難な場合は,同じ加圧力で再試験する。
図9−試験手順(例)

――――― [JIS K 2519 pdf 21] ―――――

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5.6.2 摩耗痕の判定
試験ブロック表面の摩耗痕の状態を目視で観察し,正常摩耗か,スコーリングか,又は異常摩耗かを次
によって判定する。
注記 スコーリングの最も一般的な形態(図10参照)は,比較的正常な摩耗痕の一部に局部的な金属
溶融を示す損傷があり,溶融は摩耗痕の幅からはみ出して現れる。これに対応する試験カップ
の表面には,金属溶融を示す損傷は現れず,試験ブロックとの接触による条痕を生じるのが普
通である。
a) 正常摩耗は,摩耗痕が長方形で,摩擦面に目視で溶融が認められない状態をいう。正常摩耗の例を図
10のa) 1) a) 3) に示す。また,正常摩耗は,“スコーリングなし”の状態を示す。
図10のa) 1) a) 3) の状態を“スコーリングなし”と判定する。
b) スコーリングは,摩耗痕が長方形以外の形状で変形している状態(融着むしれによるひっかききずが
出る,又は条痕に粗い横しまが現れる。)及び摩擦面に目視で明らかな溶融が認められる状態をいう。
“スコーリング”の例を図10のb) 1) b) 4) に示す。
図10のb) 1) b) 4) の状態を“スコーリング”と判定する。
c) 異常摩耗は,a) 及びb) 以外の摩耗痕が観察された場合をいう。スコーリングの有無にかかわらず,
その結果は棄却し,再試験する。異常摩耗痕の例を図10のc) 及びd) に示す。
なお,異常摩耗痕の状態を観察することで,次のことが想定できる。試験実施時の参考にするとよ
い。
1) 取付不良による摩耗痕 摩耗痕の幅が均一でなく,両端部の幅の差が平均幅の20 %を超えている。
又は,試験ブロックの端に偏っている。
2) 部品のさび又は摩損による摩耗痕 摩擦レバー,負荷レバー,ブロックホルダーの刃形支点のさび
又は摩損による摩耗痕は,複数の摩耗痕又はゴーストスコアの状態をいう。
d) 最初の試験で異常摩耗が観察された場合又は判定が困難な場合は,同じ加圧力で2回目の試験を行う。
その結果,スコーリング又は疑わしい結果が得られた場合は,“スコーリング”と判定する。2回目の
試験でスコーリングが認められない場合は,同じ加圧力で3回目の試験を行う。その結果,スコーリ
ングが認められない場合は,“スコーリングなし”と判定する。また,スコーリング又は疑わしい結果
が得られたときは,この加圧力での試験は“スコーリング”と判定する。
なお,スコーリングか否かの判定には,次のことを考慮する。
1) スコーリングか否かの判定は,目視によるもので,拡大鏡又は顕微鏡を使用してはならない。
2) 高加圧力下の摩擦熱によって摩耗痕の一端又は摩耗痕内に変色を起こすことがあるが,スコーリン
グか否かの判定においては無視する。
3) 摩耗痕幅が狭く,その一端を超える細い線が多数にあっても明らかな溶融が認められないときは,
スコーリングと判定しない。

――――― [JIS K 2519 pdf 22] ―――――

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1) 2) 3)
a) 正常摩耗痕の例(スコーリングが認められない)
1) 2) 3) 4)
b) スコーリングの例
1) 2) 3) 4)
c) 異常摩耗痕の例(取付不良)
1) 2) 3) 4)
d) 異常摩耗痕の例(複数の摩耗痕及びゴーストスコア)
図10−試験ブロック表面の摩耗痕(例)

――――― [JIS K 2519 pdf 23] ―――――

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5.7 結果の表し方

  試験結果は,OK値又はスコア値として負荷レバーに載せたおもりの質量値で表し,荷重皿及び負荷レ
バーの質量を加えない。OK値又はスコア値が13.6 kg以上の場合は,2.27 kgの倍数で表し,13.6 kg未満
の場合は,1.36 kgの倍数で表す。
なお,必要に応じてOK値における試験カップと試験ブロックとの間の接触圧力を次の式によって求め,
結果に付記する。
.981LW G
Pk
DS
ここに, Pk : 接触圧力(MPa)
L : 負荷レバーの機械的てこ定数(=10)
G : 負荷レバーの定数(個々の試験機の負荷レバーに刻印され
ている)(kg)
W : 荷重皿に載せたおもりの質量(kg)
D : 摩耗痕の長さ(mm)(≒12.7 mm)
S : 摩耗痕幅の平均値(mm)

5.8 精度

  この試験方法によって得られた試験結果の許容差(確率0.95)は,次による。
試験結果が許容差を外れた場合は,JIS Z 8402-6の規定によって処理する。
5.8.1 室内併行精度
同一試験室において,同一人が同一試験器で引き続き短時間に同一試料を2回試験したとき,試験結果
の差の許容差は,表2による。
5.8.2 室間再現精度
異なる試験室において,別人が別の試験器で,同一試料をそれぞれ一回ずつ試験して求めた2個の試験
結果の差の許容差は,表2による。
表2−精度
単位 kg
耐荷重能 室内併行許容差 室間再現許容差
OK値又はスコア値 0.22X a) 0.55X a)
注a) は,試験結果の平均値である。

5.9 試験結果の報告

  試験結果の報告には,次の事項を記述する。
a) 試料名,採取場所及び採取年月日
b) この規格番号(JIS K 2519)
c) 結果(5.7による)
d) 試験年月日
e) 特記事項

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附属書A
(規定)
試験カップ及び試験ブロックの品質及び検査方法
A.1 一般
この附属書は,チムケン法に用いる試験カップ及び試験ブロックの品質及び検査方法について規定する。
A.2 品質
試験カップ及び試験ブロックは,チムケン法試験用として適切な品質のものであって,A.3に規定する
検査方法によって評価したとき,表A.1の品質に適合しなければならない。
表A.1−チムケン法試験カップ及び試験ブロックの品質
品質項目 試験カップ 試験ブロック 検査方法
形状寸法 幅 13.10±0.05 12.32±0.05 A.3 a)
mm 長さ − 19.05±0.41
外径 49.19±0.07 − A.3 b)
同心度 0.013以下 − A.3 c)
表面粗さ 中心線平均粗さ(Ra) 0.350.55 0.350.55 A.3 d)
表面硬さ ロックウェルC硬さ(HRC) 61.063.0 61.563.5 A.3 e)
ビッカース硬さ(HV) 740800 780840 A.3 f)
A.3 検査方法
検査方法は次による。
なお,測定は23 ℃±5 ℃で行う。
a) 幅・長さの測定 試験カップの幅及び試験ブロックの幅・長さは,マイクロメータを使用し,2か所
以上について0.001 mmの桁まで測定した後,その平均値を0.01 mm単位に丸める。
b) 外径の測定 試験カップの外径は,マイクロメータを使用し,外径を2か所以上について0.001 mm
の桁まで測定し,その平均値を0.01 mm単位に丸める。
c) 同心度の測定 試験カップの同心度は,JIS B 7451に規定する真円度測定機を使用し,試験カップの
外周の平均円を測定してその中心点を求める。次に,同様に外周の測定位置とほぼ同じ高さの内周の
平均円を測定してその中心点を求め,外周と内周との各平均円の中心点のずれを0.001 mm単位で測
定し,表示する。
注記 真円度及び同心度の定義は,JIS B 0621を参照する。
d) 中心線平均粗さの測定 試験カップ及び試験ブロックの中心線平均粗さは,JIS B 0651に規定する触
針式表面粗さ測定器などを使用し,試験カップの場合は2か所以上について,試験ブロックの場合は
試験面ごとに,倍率5 000倍,カットオフ値0.8 mm及び測定長さ4 mmの条件で表面粗さを測定し,
中心線粗さを求めて0.01 カップは2か所以上の測定値の平均値を表示し,試験
ブロックは各試験面(4面)の測定値の平均値を表示する。
注記 中心線平均粗さの定義及び表示は,JIS B 0601を参照する。
e) ロックウェルC硬さの測定 試験カップ及び試験ブロックのロックウェルC硬さの測定は,試験カッ

――――― [JIS K 2519 pdf 25] ―――――

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