JIS K 5535:2003 ラッカー系下地塗料

JIS K 5535:2003 規格概要

この規格 K5535は、ラッカーエナメル塗装の際の下塗り又は中塗りに用いるラッカー系下地塗料について規定。

JISK5535 規格全文情報

規格番号
JIS K5535 
規格名称
ラッカー系下地塗料
規格名称英語訳
Lacquer undercoat
制定年月日
1953年1月28日
最新改正日
2018年10月22日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

87.040, 91.180
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
塗料 2020
改訂:履歴
1953-01-28 制定日, 1956-01-28 確認日, 1959-01-28 確認日, 1961-02-01 改正日, 1964-02-15 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-04-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1975-03-01 改正日, 1978-03-01 確認日, 1983-03-01 改正日, 1988-11-01 改正日, 1992-11-01 改正日, 2002-03-20 改正日, 2003-03-20 改正日, 2007-11-20 確認日, 2013-10-21 確認日, 2018-10-22 確認
ページ
JIS K 5535:2003 PDF [10]
                                                                                   K 5535 : 2003

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本塗料
工業会(JPMA)/財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきとの
申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これによ
ってJIS K 5535 : 2002は改正され,この規格に置き換えられる。

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 5535 pdf 1] ―――――

K 5535 : 2003

pdf 目 次

ページ

  •  1. 適用範囲・・・・[1]
  •  2. 引用規格・・・・[1]
  •  3. 定義・・・・[2]
  •  4. 種類・・・・[2]
  •  5. 品質・・・・[2]
  •  6. 見本品・・・・[2]
  •  7. 試験方法・・・・[2]
  •  7.1 サンプリング・・・・[3]
  •  7.2 試験用試料の検分及び調整・・・・[3]
  •  7.3 試験の一般条件・・・・[3]
  •  7.4 容器の中での状態・・・・[4]
  •  7.5 塗装作業性・・・・[4]
  •  7.6 乾燥時間・・・・[4]
  •  7.7 塗膜の外観・・・・[4]
  •  7.8 研磨容易性・・・・[4]
  •  7.9 上塗り適合性・・・・[5]
  •  7.10 にじみ・・・・[5]
  •  7.11 耐衝撃性・・・・[5]
  •  7.12 耐屈曲性・・・・[6]
  •  7.13 耐水性・・・・[6]
  •  7.14 加熱残分・・・・[6]
  •  8. 検査・・・・[6]
  •  9. 表示・・・・[6]

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 5535 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 5535 : 2003

ラッカー系下地塗料

Lacquer undercoat

1. 適用範囲

 この規格は,主としてラッカーエナメル塗装の際の下塗り又は中塗りに用いるラッカー系
下地塗料について規定する。
備考 ラッカー系下地塗料には,ホルムアルデヒド系防腐剤,ユリア系樹脂,フェノール系樹脂及び
メラミン系樹脂のいずれをも含まないものとする。
参考 ラッカー系下地塗料は,工業用ニトロセルロース・樹脂・可塑剤などを溶剤に溶かしたビヒク
ルに顔料を分散させた不透明・揮発乾燥性の液状又はペースト状の塗料で,工業用ニトロセル
ロースを主な塗膜形成要素とし,自然乾燥で短時間に塗膜を形成するものである。

2. 引用規格

 次に掲げる規格は,この規格に引用されることによってこの規格の規定の一部を構成する。
これらの引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯
JIS K 5500 塗料用語
JIS K 5531 ニトロセルロースラッカー
JIS K 5600-1-1 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第1節 : 試験一般(条件及び方法)
JIS K 5600-1-2 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第2節 : サンプリング
JIS K 5600-1-3 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第3節 : 試験用試料の検分及び調整
JIS K 5600-1-4 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第4節 : 試験用標準試験板
JIS K 5600-1-6 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第6節 : 養生並びに試験の温度及び湿度
JIS K 5600-1-7 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第7節 : 膜厚
JIS K 5600-1-8 塗料一般試験方法−第1部 : 通則−第8節 : 見本品
JIS K 5600-2-2 塗料一般試験方法−第2部 : 塗料の性状・安定性−第2節 : 粘度
JIS K 5600-3-3 塗料一般試験方法−第3部 : 塗膜の形成機能−第3節 : 硬化乾燥性
JIS K 5600-3-4 塗料一般試験方法−第3部 : 塗膜の形成機能−第4節 : 製品と被塗装面との適合性
JIS K 5600-4-3 塗料一般試験方法−第4部 : 塗膜の視覚特性−第3節 : 色の目視比較
JIS K 5600-5-1 塗料一般試験方法−第5部 : 塗膜の機械的性質−第1節 : 耐屈曲性(円筒形マンドレ
ル法)
JIS K 5600-5-3 塗料一般試験方法−第5部 : 塗膜の機械的性質−第3節 : 耐おもり落下性
JIS K 5600-6-2 塗料一般試験方法−第6部 : 塗膜の化学的性質−第2節 : 耐液体性(水浸せき法)
JIS K 5601-1-1 塗料成分試験方法−第1部 : 通則−第1節 : 試験一般(条件及び方法)
JIS K 5601-1-2 塗料成分試験方法−第1部 : 通則−第2節 : 加熱残分
JIS R 6253 耐水研磨紙

――――― [JIS K 5535 pdf 3] ―――――

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K 5535 : 2003

3. 定義

 この規格で用いる主な用語の定義は,JIS K 5500による。

4. 種類

 ラッカー系下地塗料の種類は,次による。
a) ラッカープライマー 主として金属の地肌塗りに用いる。
b) ラッカーパテ 主として下地修正塗りに用いる。
c) ラッカーサーフェーサー 主として中塗りに用いる。

5. 品質

 品質は,7.によって試験し,表1を満足しなければならない。
表1 品質
項目 種類
ラッカープライマー ラッカーパテ ラッカーサーフェーサー
容器の中での状態 かき混ぜたとき,堅い塊がなく
塊がなくて一様であるものかき混ぜたとき,堅い塊がな
て一様になるものとする。 とする。 くて一様になるものとする。
塗装作業性 吹付け2回塗りで塗装作業に支
へら付けで塗装作業に支障吹付け2回塗りで塗装作業
障があってはならない。 があってはならない。 に支障があってはならない。
乾燥時間 2時間以内 1時間以内
(硬化乾燥性)
塗膜の外観 塗膜の外観が正常であるものとする。
研磨容易性 − 水研ぎのときに研磨が容易であるものとする。
上塗り適合性 上塗りに支障があってはならない。
にじみ にじみがあってはならない。
耐 (デュポン式) 衝撃による変形で,割れ及びは − 衝撃による変形で,割れ及び
衝 がれが生じてはならない。 はがれが生じてはならない。

性 (落球式) − おもりの衝撃で,割れ及びは −
がれが生じてはならない。
耐屈曲性 直径10mmの折曲げに耐えるも − 直径10mmの折曲げに耐え
のとする。 るものとする。
耐水性 40℃の水に1時間浸しても異常 − −
がないものとする。
加熱残分 % 35以上 60以上 45以上

6. 見本品

 見本品は,JIS K 5600-1-8に規定する区分によって,表2とする。
表2 見本品
項目 試験項目 観察項目 見本品の区分
形態 設定方式 品質水準
ラッカープライマー及び 塗膜の外観 色・つや 塗膜見本 協定見本品 中心見本品
ラッカーサーフェーサー ゆず肌 又は 又は 限度見本品
塗料見本 社内見本品
ラッカーパテ 塗膜の外観 色 塗料見本 中心見本品

7. 試験方法

    参考 この規格の品質の規定に示した項目の試験に必要な試験板の材質,寸法及び枚数並びに試験日
数は,参考表1による。また,この試験には,ラッカープライマー及びラッカーサーフェーサ
ーでは約300ml,ラッカーパテでは約500g必要である。

――――― [JIS K 5535 pdf 4] ―――――

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K 5535 : 2003

7.1 サンプリング

 サンプリングは,JIS K 5600-1-2による。

7.2 試験用試料の検分及び調整

 試験用試料の検分及び調整は,JIS K 5600-1-3による。ただし,ラッカ
ープライマー及びラッカーサーフェーサーの場合,検分は5.(ペイントのような液体製品の予備手順)に
よって,調整は8.2(液体製品)によってそれぞれ行う。ラッカーパテの場合,検分は6.(パテ,マスチッ
クなどの粘ちゅう製品の予備手順)によって,調整は8.3(粘ちゅう製品)によってそれぞれ行う。

7.3 試験の一般条件

 試験の一般条件は,JIS K 5600-1-1,JIS K 5600-1-6及びJIS K 5601-1-1によるほ
か,次による。
7.3.1 試験の場所
a) 養生及び試験を行う場所は,ほかに規定がない場合は,標準状態とし,JIS K 5600-1-6の4.1(標準条
件)で,直射日光を受けず,養生及び試験に影響を与えるガス・蒸気・ほこりなどがなく,通風の少
ない室内とする。
b) 一般状態の試験を行う場所は,JIS K 5600-1-1の3.1.1(一般状態)による。
c) 吹付け塗りの場所は,JIS K 5600-1-1の3.1.2(吹付け塗りの場所)による。
d) 拡散昼光は,JIS K 5600-4-3の5.2(自然昼光照明)による。ただし,JIS K 5600-4-3の5.3(色観察ブ
ースの人工照明)に規定する色観察ブースを用いても差し支えない。
7.3.2 試験片の作製
7.3.2.1 試験板 試験板は,JIS K 5600-1-4による。
備考 ほかに規定がない場合は,研磨によって調整した鋼板を用いる。鋼板は,JIS G 3141に規定す
るSPCC-SBの鋼板を用い,耐水研磨紙は,JIS R 6253のP280を用いる。大きさは,150×70
×0.8mmとする
7.3.2.2 試料の薄め方 試料の薄め方は,表3に規定する薄め液を用いて,ラッカープライマー及びラッ
カーサーフェーサーについては,JIS K 5600-2-2の3.(フローカップ法)によって流下時間を測定し,製
造業者の指定する秒数になるように薄める。ここで得られた試料と薄め液の割合は,質量比で記録してお
く。
表3 薄め液の組成
組成 配合割合(容量比)
酢酸エチル 15
酢酸ブチル 15
1-ブタノール 5
トルエン 65
7.3.2.3 試料の塗り方 試料の塗り方は,次による。
a) ラッカープライマー及びラッカーサーフェーサーの場合 試料の塗り方は,ほかに規定がない場合は,
JIS K 5600-1-1の3.3.7(吹付け塗り)によるほか,次による。
1) 7.3.2.2によって薄めた試料を試験板の片面に,2回に分けてスプレーガンで吹き付けて塗る。2回目
は,1回目を塗ってから一般状態に30分おいてから塗る。
2) 乾燥して得られる2回塗りの塗膜の厚さが,ラッカープライマーでは2030 ラッカーサーフ
ェーサーでは2540 囲に入るようにする。
b) ラッカーパテの場合 試料の塗り方は,他に規定がない時は,へら付けとする。
1) 器具 へらは,ひのき・金属製又はプラスチック製で,へらの先はしなやかで幅約60mmのものを
用いる。新しいひのき製のへらは,溶剤を吸収するので試験には使い慣らしたへらを用いるとよい。

――――― [JIS K 5535 pdf 5] ―――――

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JIS K 5535:2003の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 5535:2003の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISG3141:2017
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISG3141:2021
冷間圧延鋼板及び鋼帯
JISK5500:2000
塗料用語
JISK5531:2003
ニトロセルロースラッカー
JISK5600-1-1:1999
塗料一般試験方法―第1部:通則―第1節:試験一般(条件及び方法)
JISK5600-1-2:2002
塗料一般試験方法―第1部:通則―第2節:サンプリング
JISK5600-1-3:2015
塗料一般試験方法―第1部:通則―第3節:試験用試料の検分及び調製
JISK5600-1-4:2004
塗料一般試験方法―第1部:通則―第4節:試験用標準試験板
JISK5600-1-6:1999
塗料一般試験方法―第1部:通則―第6節:養生並びに試験の温度及び湿度
JISK5600-1-7:2014
塗料一般試験方法―第1部:通則―第7節:膜厚
JISK5600-1-8:1999
塗料一般試験方法―第1部:通則―第8節:見本品
JISK5600-2-2:1999
塗料一般試験方法―第2部:塗料の性状・安定性―第2節:粘度
JISK5600-3-3:1999
塗料一般試験方法―第3部:塗膜の形成機能―第3節:硬化乾燥性
JISK5600-3-4:1999
塗料一般試験方法―第3部:塗膜の形成機能―第4節:製品と被塗装面との適合性
JISK5600-4-3:1999
塗料一般試験方法―第4部:塗膜の視覚特性―第3節:色の目視比較
JISK5600-5-1:1999
塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第1節:耐屈曲性(円筒形マンドレル法)
JISK5600-5-3:1999
塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第3節:耐おもり落下性
JISK5600-6-2:2016
塗料一般試験方法―第6部:塗膜の化学的性質―第2節:耐液体性(水浸せき法)
JISK5601-1-1:1999
塗料成分試験方法―第1部:通則―第1節:試験一般(条件及び方法)
JISK5601-1-2:2008
塗料成分試験方法―第1部:通則―第2節:加熱残分
JISR6253:2006
耐水研磨紙