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K 6761 : 2017
t1 酸素気流への切換え点
t2 酸化開始点
t5 オフセット法での交点
t4 酸化ピーク点
図JA.2−オフセット法
JA.8 酸化誘導時間測定の別法
使用している装置に等温走査モード機能がない場合には,次の方法で酸化誘導時間を測定してもよい。
JA.8.1 測定手順
50 mL/min±5 mL/minの窒素ガス中で,室温から200 ℃±2 ℃まで昇温する。次に,試験片を5分間保
つ。このときの温度を精度±0.1 ℃で測定し記録する。
5分間経過した後,流速50 mL/min±5 mL/minの酸素ガスに切り換える(この点を酸素気流への切換え
点t1とする。)。この酸素ガスへの切換え点を試験開始時間とする。最大発熱ピーク(この点を酸化ピーク
点t4とする。)が現れた後,少なくとも2分間が経過するまで等温走査を続ける。試験が終了したら,ガ
ス切換え弁を窒素に戻し,装置を室温まで冷却する。上記の試験操作を新しい試料にて繰り返し行い,第
2の発熱ピークを求める。この二つの試験の曲線の等温部分は,少なくも1 ℃の差が必要である。また,
設定温度から2 ℃以内(例えば,200 ℃±2 ℃)に入るようにする。
JA.8.2 結果の解析
記録したベースラインを酸化反応による発熱(この点を酸化開始点t2とする。)以降まで延長する。発
熱部の勾配を外挿し,延長したベースラインとの交点を求める(この点を接線法での交点t3とする。)(図
JA.1参照)。t1からt3までの酸化誘導時間(t3−t1)を精度±0.1 minで読み取る。得られた二つの酸化誘導
時間を温度に対してプロットし,2点間の線形補間によって設定温度(例えば,200 ℃)に対応する酸化
誘導時間が得られる。図JA.3に補間例を示す。
――――― [JIS K 6761 pdf 21] ―――――
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K 6761 : 2017
図JA.3−200 ℃における酸化誘導時間を推定する線形補間法
JA.9 試験報告
試験報告には次の項目を記入する。
a) 試験温度
b) 用いた解析法(接線法,オフセット法,線形補間法,受渡当事者間の協議による方法)
c) 酸化誘導時間(単位 : 分)(有効数字3桁)
――――― [JIS K 6761 pdf 22] ―――――
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K 6761 : 2017
附属書JB
(規定)
揮発成分試験方法
JB.1 原理
揮発成分試験では,試料中の揮発成分の量を求める。揮発成分量は,乾燥炉に入れた試験片の質量損失
として求める。
JB.2 装置及び器具
試験には,次の機器を用いる。
a) サーモスタット付き非通風乾燥炉
b) 直径35 mmのはかり瓶
c) デシケーター
d) 精度±0.1 mgの分析用はかり
JB.3 試験方法
少なくとも30分間デシケーターに入れておいた,空のはかり瓶及びその蓋の質量をはかる。次に,約
25 gの試料をこのはかり瓶に入れ,その質量を0.1 mgの桁まではかりとる。これを105 ℃±2 ℃に保っ
た非通風乾燥炉に入れる。1時間経過後,乾燥炉からはかり瓶を取り出し,デシケーターに入れ,1時間放
置する。はかり瓶に蓋をし,質量を0.1 mgの桁まではかる。
JB.4 結果の算出
揮発成分の量は,次によって算出する。
JB.4.1 着色コンパウンドの場合
P1 P2 6
V1 10
P1 P0
ここに, V1 : 着色コンパウンドの揮発成分量(mg/kg)
P0 : 空のはかり瓶の質量(g)
P1 : はかり瓶及び試料の合計の質量(g)
P2 : 105 ℃で1時間経過後の,はかり瓶及び試料の合計の質量
(g)
JB.4.2 マスターバッチコンパウンドの場合
未着色原料及び着色原料の揮発成分量を次の式で別々に算出し,マスターバッチ原料の混合分率に応じ
て加重平均を算出する。
Pn1 Pn 2 6
Vn 10
Pn1 Pn 0
Pm1 Pm 2 6
Vm 10
Pm1 Pm 0
V2 1( .001 ) Vn .001 Vm
――――― [JIS K 6761 pdf 23] ―――――
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K 6761 : 2017
ここに, V2 : マスターバッチコンパウンドの揮発成分量(mg/kg)
Vn : 未着色原料の105 ℃における揮発成分量(mg/kg)
Vm : 着色原料の105 ℃における揮発成分量(mg/kg)
η : 全体の質量に対する着色原料の質量分率(%)
Pn0 : 未着色原料を測定したときの,空のはかり瓶の質量(g)
Pm0 : 着色原料を測定したときの,空のはかり瓶の質量(g)
Pn1 : 未着色原料を測定したときの,空のはかり瓶及び試料の合
計の質量(g)
Pm1 : 着色原料を測定したときの,空のはかり瓶及び試料の合計
の質量(g)
Pn2 : 未着色原料を測定したときの,105 ℃で1時間経過後の,
空のはかり瓶及び試料の合計の質量(g)
Pm2 : 着色原料を測定したときの,105 ℃で1時間経過後の,空
のはかり瓶及び試料の合計の質量(g)
――――― [JIS K 6761 pdf 24] ―――――
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K 6761 : 2017
附属書JC
(規定)
環境応力亀裂試験方法
JC.1 一般事項
一般用ポリエチレン管材料の環境応力亀裂試験方法は,次による。
JC.2 装置及び器具
試験に用いる装置及び器具は,次による。
a) 恒温水槽 水温を50 ℃±0.5 ℃に保持できるものを用いる。
b) 硬質ガラス製試験管(栓付) 図JC.1に示す胴径約32 mm,高さ約200 mmの試験管を用いる。
c) 試験片固定具 図JC.2に示す銅合金又はステンレス鋼で作られたものを用いる。
d) ノッチ入れジグ 試験片中央部にノッチを付ける器具。例を図JC.3に示す。
e) 試験片曲げジグ 試験片を曲げる器具。例を図JC.4に示す。
f) 試験片移動ジグ 曲げられた試験片を試験片固定具に取り付ける器具。例を図JC.5に示す。
g) 刃 規定のノッチを付けるための鋭利な刃。形状及び寸法の例を図JC.6に示す。
h) アルミニウムはく 栓を包むのに用いる。
i) ストップウォッチ又は時計 1秒まで測定できるものを用いる。
単位 mm 単位 mm
図JC.1−硬質ガラス製試験管(栓付) 図JC.2−試験片固定具
――――― [JIS K 6761 pdf 25] ―――――
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JIS K 6761:2017の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 4427-1:2007(MOD)
- ISO 4427-1:2007/AMENDMENT 1:2015(MOD)
- ISO 4427-2:2007(MOD)
- ISO 4427-2:2007/AMENDMENT 1:2014(MOD)
JIS K 6761:2017の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.040 : パイプライン部品及びパイプライン > 23.040.45 : プラスチック継手
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.040 : パイプライン部品及びパイプライン > 23.040.20 : プラスチック管
JIS K 6761:2017の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISK6812:2003
- ポリオレフィン管,継手及びコンパウンドの顔料分散又はカーボン分散の評価方法
- JISK6813:2002
- ポリオレフィン管及び継手―灰化及び熱分解によるカーボンブラック含有量の求め方―試験方法及び基本仕様
- JISK6814:2008
- 熱可塑性プラスチック管―加熱伸縮率試験方法
- JISK6815-1:2002
- 熱可塑性プラスチック管―引張特性の求め方―第1部:一般試験方法
- JISK6815-3:2002
- 熱可塑性プラスチック管―引張特性の求め方―第3部:ポリオレフィン管
- JISK6900:1994
- プラスチック―用語
- JISK7112:1999
- プラスチック―非発泡プラスチックの密度及び比重の測定方法
- JISK7151:1995
- プラスチック―熱可塑性プラスチック材料の圧縮成形試験片
- JISK7161-2:2014
- プラスチック―引張特性の求め方―第2部:型成形,押出成形及び注型プラスチックの試験条件
- JISK7210-1:2014
- プラスチック―熱可塑性プラスチックのメルトマスフローレイト(MFR)及びメルトボリュームフローレイト(MVR)の求め方―第1部:標準的試験方法
- JISK7251:2002
- プラスチック―水分含有率の求め方
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方