JIS K 8732:2011 二硫化炭素(試薬)

JIS K 8732:2011 規格概要

この規格 K8732は、試薬として用いる二硫化炭素について規定。

JISK8732 規格全文情報

規格番号
JIS K8732 
規格名称
二硫化炭素(試薬)
規格名称英語訳
Carbon disulfide (Reagent)
制定年月日
1953年5月6日
最新改正日
2015年10月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
試薬 II 2020
改訂:履歴
1953-05-06 制定日, 1956-03-28 改正日, 1959-02-27 確認日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1978-04-01 改正日, 1983-04-01 確認日, 1988-03-01 確認日, 1992-08-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2011-03-22 改正日, 2015-10-20 確認
ページ
JIS K 8732:2011 PDF [9]
                                                                                   K 8732 : 2011

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[2]
  •  4 性質・・・・[2]
  •  4.1 性状・・・・[2]
  •  4.2 定性方法・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[2]
  •  6.1 一般事項・・・・[2]
  •  6.2 試料の取扱い及び調製に関する注意事項・・・・[2]
  •  6.3 純度(CS2)(GC)・・・・[3]
  •  6.4 水分・・・・[3]
  •  6.5 不揮発物・・・・[3]
  •  6.6 酸・・・・[3]
  •  6.7 硫酸塩(SO4)・・・・[4]
  •  6.8 よう素消費物質・・・・[4]
  •  7 容器・・・・[7]
  •  8 貯蔵方法・・・・[7]
  •  9 表示・・・・[7]
  •  10 取扱い上の注意事項・・・・[7]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8732 pdf 1] ―――――

K 8732 : 2011

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,社団法人日本試薬
協会(JRA)及び財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべきと
の申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。これに
よって,JIS K 8732:1992は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成23年12月21日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJIS
マーク表示認証において,JIS K 8732:1992によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8732 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 8732 : 2011

二硫化炭素(試薬)

                               Carbon disulfide(Reagent)
CS2 FW : 76.14

序文

  この規格は,1953年に制定され,その後5回の改正を経て今日に至っている。前回の改正は1992年に
行われたが,その後の試験・研究開発などの技術進歩に対応するために改正した。
なお,対応国際規格は現時点で制定されていない。

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いる二硫化炭素について規定する。
警告 この規格に基づいて試験を行う者は,通常の実験室での作業に精通していることを前提とする。
この規格は,その使用に関連して起こる全ての安全上の問題を取り扱おうとするものではない。
この規格の利用者は,MSDS(化学物質等安全データシート)などを参考にして各自の責任に
おいて安全及び健康に対する適切な措置をとらなければならない。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0068 化学製品の水分測定方法
JIS K 0114 ガスクロマトグラフ分析通則
JIS K 1107 窒素
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8005 容量分析用標準物質
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8155 塩化バリウム二水和物(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8625 炭酸ナトリウム(試薬)
JIS K 8637 チオ硫酸ナトリウム五水和物(試薬)
JIS K 8659 でんぷん(溶性)(試薬)
JIS K 8780 ピロガロール(試薬)
JIS K 8913 よう化カリウム(試薬)

――――― [JIS K 8732 pdf 3] ―――――

2
K 8732 : 2011
JIS K 8920 よう素(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS K 8962 硫酸カリウム(試薬)
JIS K 9071 リトマス紙(試薬)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具

3 種類

  種類は,特級とする。

4 性質

4.1 性状

  二硫化炭素は,無色透明の揮発性の液体で不快なにおいがあり,エタノール及びジエチルエーテルに極
めて溶けやすく,水に極めて溶けにくく,光を強く屈折する。空気に触れると徐々に黄色を呈する。密度
は約1.26 g/mlで,沸点は約46 ℃である。

4.2 定性方法

  試料1 mlに水酸化カリウム・エタノール溶液(0.1 mol/l)5 mlを加えて溶かし,40 ℃に温める。硫酸銅
(II)溶液(100 g/l)0.5 mlを加え,酢酸で酸性にすると黄色の沈殿が現れる。
なお,水酸化カリウム・エタノール溶液(0.1 mol/l)の調製は,水酸化カリウム3.3 gをはかりとり水2.5
mlを加えて溶かした後,エタノール(95)を加えて100 mlとする。

5 品質

  品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目 規格値 試験方法
純度(CS2)(GC) 質量分率 % 99.0以上 6.3
水分 質量分率 % 0.02以下 6.4
不揮発物 質量分率 % 0.002以下 6.5
酸 試験適合 6.6
硫酸塩(SO4) 質量分率 ppm 3以下 6.7
よう素消費物質 試験適合 6.8

6 試験方法

6.1 一般事項

  試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。

6.2 試料の取扱い及び調製に関する注意事項

  試料の取扱い及び調製に関する注意事項は,次による。
a) 二硫化炭素を取り扱う場合は,必ず局所排気装置の下で行う。
b) 二硫化炭素を取り扱う場合は,必ず火気のないところで行う。
c) 二硫化炭素を取り扱う者は,適切な保護具[保護眼鏡,化学防護手袋(合成ゴム製)など]を装着す
る。

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K 8732 : 2011
d) 二硫化炭素は空気より重いため,足下に滞留することに留意する。

6.3 純度(CS2)(GC)

  純度(CS2)(GC)の試験方法は,次による。
a) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次のとおりとする。
1) ガスクロマトグラフ JIS K 0114に規定するもの。
2) マイクロシリンジ又は試料導入装置 少量の定容量の測定溶液をガスクロマトグラフのカラムに導
入するマイクロシリンジ又は装置。
b) 分析条件 分析条件は,次による。
なお,別の分析条件でも同等の試験結果が得られることが確認されている場合には,その条件を用
いてもよい。
1) 検出器の種類 熱伝導度検出器
2) 固定相液体名 メチルシリコーン
3) 固定相液体の膜厚 5.0
4) カラム用キャピラリーの材質,内径及び長さ 石英ガラス,0.53 mm,30 m
5) 設定温度 カラム槽 40 ℃で5分間保持した後,毎分5 ℃の割合で100 ℃まで昇温して,2分間
保持する。
試料気化室 150 ℃
検出器槽 150 ℃
6) キャリヤーガスの種類及び流量 ヘリウム,5 ml/min
7) 試料の導入方式 直接注入法
8) 試料の導入量 1.0
c) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試料の導入及び記録 試料をマイクロシリンジ又は試料導入装置を用いてガスクロマトグラフに導
入してクロマトグラムを記録する。
2) ピーク面積の測定 クロマトグラムのピーク面積の測定は,JIS K 0114の11.3(ピーク面積の測定)
のb)(データ処理装置を用いる方法)による。
d) 定量法 各成分のピーク面積を測定し,JIS K 0114の11.5(面積百分率法)によって純度(CS2)(GC)
を算出する。

6.4 水分

  水分の試験方法は,JIS K 0068の6.3.5 a)(直接滴定),又は6.4(電量滴定法)による。直接滴定の場合,
試料50 g(40.0 ml)をとり,滴定溶媒はメタノールとする。電量滴定法の場合,試料5.0 g(4.00 ml)をと
る。

6.5 不揮発物

  不揮発物の試験方法は,JIS K 0067の4.3.4 (1)(第1法 水浴上で加熱蒸発する方法)による。この場
合,試料50 g(40.0 ml)をJIS R 3503に規定する筒形はかり瓶60×75 mmにとる。残分は,0.1 mgの桁
まではかる。

6.6 酸

  酸の試験方法は,次による。
a) 試薬 試薬は,次のものを用いる。
青色リトマス紙 JIS K 9071に規定するもの。

――――― [JIS K 8732 pdf 5] ―――――

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JIS K 8732:2011の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8732:2011の関連規格と引用規格一覧