JIS L 1913:2010 一般不織布試験方法 | ページ 4

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図10−フラジール形試験機
b) 手順
1) 試料から150 mm×150 mmの試験片を3枚採取する。
2) 試験機の円筒の一端に試験片を取り付けた後,加減抵抗器によって傾斜形気圧計が125 Paの圧力を
示すように吸込みファン及び空気孔を調整し,そのときの垂直形気圧計の示す圧力を測る。
3) 測定した圧力と使用した空気孔の種類とから,試験機に附属の換算表によって試験片を通過する空
気量(cm3/cm2・s)を求める。
c) 計算 3回の試験結果の平均値を算出し,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって整数に丸める。
6.8.2 ガーレ形法
ガーレ形法は,次による。
a) 試験機 次の条件を備えたガーレ形通気性試験機(図11)とする。
1) 外筒 高さ254 mm及び内径82.6 mmとする。
2) 内筒 高さ254 mm,外径76.2 mm及び内径74.0 mmとする。
3) 内筒質量 567.0±1.0 gとする。
4) 目盛 0100 mLは1目25 mLとし,100350 mLは1目50 mLとする。
5) 試料締付盤有効面積 642 mm2(口径28.6 mm)とする。

――――― [JIS L 1913 pdf 16] ―――――

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図11−ガーレ形通気性試験機
b) 手順
1) 試料から50 mm×130 mmの試験片を3枚採取する。
2) 空気噴出口に試験片を差し込んで締め付け,内筒の質量によって生じた荷重で100 mLの空気が試
験片を通して噴出されるのに要する時間を1秒まで測定し,この時間を空気透過度とする。ただし,
特に空気抵抗の大きい試料では,50 mLの空気が通過する時間を読み取り,その値を2倍して,空
気透過度とすることができる。また,空気抵抗の比較的小さい試料では,100 mL以上の空気が通過
する時間を読み取り,その値を100 mLに換算してもよい。
3) 一つの試験片の異なる3か所について測定し,3回の試験結果の平均値を求め,JIS Z 8401の規則B
(四捨五入法)によって整数に丸める。

6.9 吸水性(JIS法)

6.9.1  吸水速度
a) 試験の種類 吸水速度の試験は,次の二つ方法があり,これらの中から適切な方法を選び,用いた方
法を試験報告書に付記する。
1) 滴下法 JIS L 1907の7.1.1(滴下法)の規定による。
2) バイレック法 JIS L 1907の7.1.2(バイレック法)の規定による。
6.9.2 保水率
保水率の試験は,次による。
a) 水 JIS K 0050のA1A4に規定するもの又はこれと同等以上の質の水とし,その温度は20±2 ℃と
する。
b) 手順
1) 試料から100 mm×100 mmの試験片を3枚採取し,その質量を1 mgまで測定する。
2) 適切な大きさの容器に水を入れ,試験片を15分間以上浸せきし,ピンセットで試験片を水中から取
り出して1分間以上水をしたたり落とした後,その質量を1 mgまで測定する。

――――― [JIS L 1913 pdf 17] ―――――

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3) 次の式によって保水率を算出し,さらにその平均値を求め,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)に
よって小数点以下1けたに丸める。
m2 m1
m 100
m1
ここに, m : 保水率(%)
m1 : 試験片の標準状態での質量(mg)
m2 : 試験片を湿潤し,水をしたたり落とした後の質量(mg)

6.10 寸法変化率(JIS法)

6.10.1 常温水浸せき寸法変化率
常温水浸せき寸法変化率の試験は,次による。
a) 試験片の採取及び準備 試料から約250 mm×250 mmの試験片を3枚採取する。
この試験片を図12に示すように,たて方向及びよこ方向それぞれ3か所に正確に200 mmの長さを
表す印を付ける(以下,測長区間という。)。
単位 mm
図12−測長区間の印の付け方
b) 手順 JIS L 1096の8.39.5 a) 1)[A法(常温水浸せき法)]の規定による。
c) 計算 次の式によって常温水浸せき寸法変化率を算出し,さらに,たて方向及びよこ方向のそれぞれ
三つの区間の長さの平均値を求め,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって小数点以下1けたに
丸める。
L2 L1
ΔL 100
L1
ここに, 常温水浸せき寸法変化率(%)
L1 : 処理前の試験片の3線の長さの合計(mm)
L2 : 処理後の試験片の3線の長さの合計(mm)
6.10.2 沸騰水浸せき寸法変化率
沸騰水浸せき寸法変化率は,次による。
a) 試験片の採取及び準備 6.10.1 a) による。
b) 手順 JIS L 1096の8.39.5 a) 2)[B法(沸騰水浸せき法)]の規定による。
c) 計算 6.10.1 c) と同様に求める。
6.10.3 乾熱寸法変化率
乾熱寸法変化率の試験は,次による。
a) 試験片の採取及び準備 6.10.1 a) による。

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b) 手順 恒温乾燥機などを用い,この装置中に試験片をたて方向に鉛直になるように隅をつかんでつり
さげ,装置の指示目盛を試験に用いる繊維の熱特性及び用途を考慮して適切な温度に設定し,設定温
度を試験報告書に付記する。設定した温度になった後,3分間器内に放置し取り出して室温まで冷却
する。
c) 初めに印を付けたたて方向,よこ方向それぞれ3か所の長さを0.1 mmまで測定する。
d) 計算 6.10.1 c) と同様に求める。

6.11 燃焼性(JIS法)

  燃焼性の試験は,JIS L 1091の5. a) [A法(燃焼試験)]又は5. b) [B法(表面燃焼試験)]の規定に
よる。ただし,試験片の調整としての洗濯などの処理は行わない。試験片に何らかの処理を行う場合は,
その処理条件を試験報告書に付記する。

6.12 遮光性及び透光性(JIS法)

  遮光性及び透光性の試験は,JIS L 1055に規定する方法で,次による。
a) 装置
1) 光源 JIS C 7527に規定するJD100 V 500 W又はJD110 V 500 Wのもの。
2) 照度計 JIS C 1609-1に規定する一般形AA級照度計で,測定範囲0.01199 900 lxのもの。
3) 光源保持台 光源を上下に移動できるもの。
4) 試験箱 約400 mm×400 mm×100 mmとし,JIS Z 8721に規定する無彩色のN 1.5N 2のつや消し
黒色塗料を内部の全面に塗布した内面反射の影響の少ない構造のもので,上部が開いているもの。
5) 試験片支持枠 大きさは,約400 mm×400 mmとし,JIS Z 8721に規定する無彩色のN 1.5N 2の
つや消し黒色塗料を全面に塗布したもので,中央部に直径100 mmの孔をあけたもの。
6) 電圧調整器 一次電圧100 V及び二次電圧0130 Vのもの。
b) 手順 試料から大きさ約200 mm×200 mmの試験片を3枚採取する。光源を点灯し,光源の電圧を電
圧調整器によって定格電圧にした後,照度計の受光部全面に光を当て,光源保持台の光源を上又は下
に移動し,使用目的に応じて選択した照度(lx)に調整する。次に,電圧調整器によって所定の照度
に微調整した後,試験片を裏面が光源側になるようにして,光の当たる部分がたるまないように試験
片支持枠に装着し,図13に示すように受光部から100 mmの位置の試験箱上に載せる。その状態で試
験片を透過した光を測定し,次の式によって遮光率及び透光率を求める。試験結果は,3枚の試験片
をそれぞれ測定し,その平均値を,JIS Z 8401の規則B(四捨五入法)によって小数点以下2けたに
丸める。
なお,通常は照度10 000±500 lxを,特に遮光性能の高いものを測定するときは,100 000±5 000 lx
を用い,用いた照度を試験報告書に付記する。
注記 電圧変動による照度の変動を少なくするためには,自動電圧安定器を用いるとよい。
1 E 100
E
100
ここに, 懿 遮光率(%)
透光率(%)
E : 試験片を装着しないときの照度(lx)
E' : 試験片を装着したときの照度(lx)

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単位 mm
光源,試験片支持枠,試験箱の孔及び照度計の受光部は,それぞれの中心が一致するように据え付ける。
図13−照度計を用いる方法の装置の一例

6.13 耐光堅ろう度(JIS法)

6.13.1 試験の種類
耐光堅ろう度の試験には,次の2方法があり,これらの中から適切な方法を選び,用いた方法を試験報
告書に付記する。
a) 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度
b) キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度
6.13.2 紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度
紫外線カーボンアーク灯光に対する染色堅ろう度の試験は,JIS L 0842の規定による。
6.13.3 キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度
キセノンアーク灯光に対する染色堅ろう度の試験は,JIS L 0843の規定による。

6.14 圧縮率及び圧縮弾性率(JIS法)

  圧縮率及び圧縮弾性率の試験は,次による。
a) 圧縮弾性試験機 圧縮弾性試験機は,試料に初荷重を加えたときの厚さ,一定荷重を一定時間加えた
ときの厚さ,及び荷重を除き一定時間放置後に初荷重を加えたときの厚さを0.01 mmまで測定できる
マイクロメータ並びにスタンドに取り付けた二つの円形水平板及び荷重計で構成されたもの。荷重計
は,JIS B 7721によって規定されたもの。
b) 手順
1) 試料から約50 mm×50 mmの試験片を5枚採取する。
なお,試験片は,受渡当事者間の協定によって5枚以外の枚数にしてもよい。この場合,その旨
を試験報告書に付記する。
2) 圧縮弾性試験機を用い,一般的な不織布の場合には0.5 kPaの初荷重で,かさ高な不織布の場合には
0.02 kPaの初荷重で,試験片の厚さを0.1 mmまで測定する。次に,30 kPaの荷重を1分間かけた後,
荷重をかけた状態で試験片の厚さを0.1 mmまで測定する。
なお,荷重は,受渡当事者間の協定によって30 kPa以外の荷重を用いてもよい。この場合,その
旨を試験報告書に付記する。

――――― [JIS L 1913 pdf 20] ―――――

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JIS L 1913:2010の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 9073-1:1989(MOD)
  • ISO 9073-2:1995(MOD)
  • ISO 9073-3:1989(MOD)
  • ISO 9073-4:1997(MOD)
  • ISO 9073-7:1995(MOD)
  • ISO 9092:1988(MOD)

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