JIS R 3212:2015 自動車用安全ガラス試験方法 | ページ 5

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単位 m
図11−装置及び使用器具
2) 供試体がない状態で,スクリーン上の円形の部分の直径がD1 mmであることを確認する(一例とし
て,R1=R2=4 mのときは,図9の式によって,D1=8 mmとなる。)。
3) 供試体を支持台上に置き,実車取付状態にする。
4) 測定点Gにおける供試体の水平方向の接線と投影機とG点とを結ぶ線が直交するように,供試体を
水平方向に回転又は移動させたり,鉛直方向に移動させながら附属書JAに規定する試験領域A,B,
D,E,I又はa,bの全域にわたってスクリーン上に投影された円形の最大変形量を測定する。
5) 測定された最大変形量から,次の式によって透視ひずみの最大値を求める。
d
.029 R2
ここに, Δ 懿 透視ひずみ(分)
Δd : 最大変形量(mm)
R2 : 供試体とスクリーンとの距離(m)

5.13 二重像試験

  二重像試験は,次によって行う。
a) 目的 前面窓又は側面窓(運転席より後方の部分を除く。)に使用する安全ガラスの二重像の状態9)
が運転者の眼に幻惑を与える程度のものかを調べるために行う。
注9) 車の夜間運転時に対向車のヘッドランプの主像(一次像)と二次像とが分離して見える現象
をいう。
b) 供試体 製品を4枚供試体とする。

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c) 装置及び使用器具 装置及び使用器具は,次による。
1) 照明箱 照明箱は,約300 mm×300 mm×150 mmとし,その正面を黒いつや消しのペイントで塗っ
たものとする。この照明箱は,その照明のリング状スリット及びスポットには,だいだい色のフィ
ルタが装置されており,適度の明るさのものとする(図12参照)。
単位 mm
注記 スポットの周辺上にある1点から,リング内側にある最も近い点までの距離DがX mの所にある点で の角
度に対応している。
ここに, 豫 分離の限界であり,試験領域A,I又はaの場合は15分,試験領域B,D,E又はbの場
合は25分である。
Xは,供試体と照明箱との間の距離(7 m以上のこと。)(図13参照)
D2は,次の式で求められる。
D2=1 000・X・tan mm)
図12−照明箱
2) 支持台 5.12 c) 4)に規定された支持台を用いる。
3) 暗室又は暗所 二重像の存在を見やすくするため,薄暗い又は暗い所に装置を設置する。
d) 手順 手順は,次による。
1) 供試体を,図13のように設置する。
図13−供試体の設置の仕方
1.1) 供試体の面上の測定点Gと照明箱との距離は,7 m以上とする。

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1.2) 供試体を実車取付状態にする。
2) 測定点Gにおける供試体の水平方向の接線と,照明箱のスポットとG点とを結ぶ線が同一水平面で
直交するように,供試体を水平方向に回転又は移動させたり,鉛直方向に移動させながら附属書JA
に規定する試験領域A,B,D,E,I又はa,bの全域にわたって,照明箱の中央にあるスポットの
二次像がリングの内径線を越えているかどうかを調べる。
すなわち,一次像と二次像との分離の最大値が15分又は25分を超えているかどうかを確認する
(図14参照)。
図14−手順

5.14 色の識別試験

  色の識別試験は,次によって行う。
a) 目的 前面窓又は側面窓(運転席より後方の部分を除く。)に使用する安全ガラスを通して見る対象物
の色10)がその対象物と同一色であることを確認するために行う。
注10) 交通信号,道路標識などに使われている色を指す。
b) 供試体 製品を4枚供試体とする。
c) 使用器具 使用器具は,次による。
1) 標示板 6色(白,黄,赤,緑,青,アンバー色)の標示板を用いる。
2) 照明器 照明器は,色の識別しやすい白色光を用いる。
d) 手順 供試体の試験領域A,B及びI(附属書JA参照)を通して標示板の色を目視で識別する。

5.15 耐薬品性試験

  耐薬品性試験は,次によって行う。
a) 目的 応力をかけた有機ガラス及びガラス−プラスチックのプラスチック面が自動車の洗浄剤として
使用されることの多い薬品に対してもつべき最低限度の耐薬品性をもっているかを試験するために行
う。
b) 供試体 製品と同じ方法で製造された,幅25.4±0.2 mm,長さ約180 mm,厚さが呼び厚さの平面の
試験片又は製品の平面部分から切り出された,幅25.4±0.2 mm,長さ約180 mm,厚さが呼び厚さの
平面の試験片を2枚用いる。この場合,供試体は試験を行う前にアニーリングすることができる。ま
た,ガラス−プラスチックのうち,強化ガラスを使用しているものについては,強化ガラスを板ガラ
スに置き換えることができる。
c) 使用薬品 使用薬品は,次による。

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1) 石けん水 JIS K 3302又はJIS K 3303に規定する無添加剤の石けんの1 %水溶液。
2) 灯油 JIS K 2203に規定する2号適合品又はこれと同等なもの。
3) 変性アルコール JIS K 8102に規定するエタノール(95)とJIS K 8891に規定する約100 %メタノ
ールとを容量比で10 : 1の割合で混ぜ合わせたもの又はこれと同等なもので希釈していないもの。
4) 自動車ガソリン JIS K 2202に規定する2号適合品又はこれと同等なもの。
5) 軽油 JIS K 2204に規定する1号適合品又はこれと同等なもの。
d) 手順 手順は,次による。
1) 有機ガラスの場合
1.1) 供試体を試験の直前まで少なくとも48時間,23±2 ℃の温度及び (50±5) %の相対湿度で保持す
る。
1.2) 試験は,温度23±2 ℃及び相対湿度 (50±5) %で実施する。
1.3) 供試体を図15のように保持し,固定端から支点までの距離を約50.8 mm,荷重点から支点までの
距離を約101.6 mmとする。
単位 mm
図15−供試体の保持方法
1.4) 荷重は,支点における表面応力が6 895 kPaとなるように0.287 3 t2Nとする。この場合において,
tは供試体の呼び厚さ(mm)とする。
1.5) ) に規定する薬品(以下,規定薬品という。)各々について,供試体上面の支点付近に,幅方向に
直角に迅速に10回塗布する(図16参照)。この場合,供試体の端部に薬品がかからないように,
長さ約13 mmの柔らかいブラシを使用して,薬品を1回ごとに湿らせて塗布する。
単位 mm
図16−供試体の塗布方法

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1.6) 10回目の塗布が終了してから約1分間経過した後に,供試体をきれいな脱脂綿の布でふき取り,
乾かしてから直ちに塗布面の外観を調べる。
1.7) 供試体の表裏面の性質が異なるものについては,それぞれの面について1.1)1.6)の試験を実施す
る。
2) ガラス−プラスチックの場合
2.1) 供試体を試験の直前まで少なくとも48時間,23±2 ℃の温度及び (50±5) %の相対湿度で保持す
る。
2.2) 試験は,温度23±2 ℃及び相対湿度 (50±5) %で行う。
2.3) 供試体を規定薬品の中に1分間浸した後,規定薬品から取り出し,きれいな脱脂綿の布でふき取
り,乾かしてから直ちに外観を目視で調べる。

5.16 耐燃焼性試験

  耐燃焼性試験は,次によって行う。
a) 目的 有機ガラス及びガラス−プラスチックの燃焼速度を測定するために行う。
b) 供試体 製品と同じ方法で製造された,幅約13 mm,長さ約152 mm,厚さが呼び厚さの平面の試験
片,又は製品の平面から切り出された,幅約13 mm,長さ約152 mm,厚さが呼び厚さの試験片を3
枚用いる。この場合,ガラス−プラスチックのうち,強化ガラスを使用しているものについては,強
化ガラスを板ガラスに置き換えることができる。
c) 手順 手順は,次による。
1) 供試体の表面上に表6に示す標線を付ける。この場合,基準端とは,供試体の短辺の端の一方をい
う。
表6−標線の付け方
単位 mm
第一標線 基準端から約25
第二標線 基準端から約102
2) 供試体を試験の直前まで少なくとも24時間,温度23±2 ℃及び相対湿度 (50±5) %に保持する。
3) 燃焼の煙を排出することができ,かつ,燃焼に影響を与えないような室又は囲いの内で行う。
4) 供試体の長手方向を水平とし,幅方向を45°傾け,基準端の反対側に図17のように固定する。
5) 24メッシュ,約127 mm×127 mmの金網1枚を,図17のように供試体の下端の下6 mmに,かつ,
供試体の基準端が13 mm金網の縁から張り出すように水平に固定する。

――――― [JIS R 3212 pdf 25] ―――――

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JIS R 3212:2015の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 15082:1999(MOD)
  • ISO 3537:1999(MOD)
  • ISO 3538:1997(MOD)
  • ISO 3917:1999(MOD)

JIS R 3212:2015の国際規格 ICS 分類一覧

JIS R 3212:2015の関連規格と引用規格一覧