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単位 mm
図17−燃焼性試験装置
6) 炎の高さが13 mm19 mmになるように調整したブンゼンバーナー又はアルコールランプを供試体
の基準端の下に置き,炎の先端が供試体の下端に接触するように調整する。
7) 炎を当ててから30秒後,炎を取り除き,供試体を放置する。炎が第一標線に達したときから,第二
標線に達するまでの時間を測定し,燃焼速度を次の式によって算出する。
D
燃焼速度 (mm / min)
T
ここに, D : 燃焼距離(mm)
T : D mm燃焼するまでに要した時間(s)
最初の点火後,供試体の第一標線に達する前に消火した場合,再度30秒間炎を当てる。
8) 供試体の表裏面の性質が異なるものにあっては,それぞれの面について上記の試験を実施する。
5.17 耐候性試験
耐候性試験は,次によって行う。
a) 目的 有機ガラスが,長時間太陽光や雨にさらされた場合の,外観の著しい変化の有無を確かめるた
めに行う。
b) 供試体 製品と同じ方法で製造された,幅約70 mm,長さ約150 mm,厚さが呼び厚さの平面の試験
片,又は製品の平面部分から切り出された,幅約70 mm,長さ約150 mm,厚さが呼び厚さの試験片
を3枚用いる。
c) 試験装置 試験装置は,次による。
1) IS D 0205に規定するサンシャインカーボンアーク灯式耐候性試験機を用いる。
d) 手順 手順は,次による。
1) 5.11に規定する試験方法によって暴露前の供試体の可視光線透過率を測定する。
2) IS D 0205の5.4(促進耐候性試験)による試験を,次の条件の下で行う。
2.1) 供試体の表裏面の性質が異なるものについては,車外面を光源に向け装着する。
――――― [JIS R 3212 pdf 26] ―――――
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2.2) サンシャインカーボンアーク灯式耐候性試験機に使用する水は,蒸留水又はこれに相当する不揮
発分を除いたものを使用する。
2.3) 耐候性試験中の供試体は,暴露200時間ごとに支持具から取り外し,中性洗剤を溶解した温水中
で,柔らかいブラシ又はガーゼで軽く洗う。
2.4) その後,水洗いした後の付着水をガーゼなどで軽くぬぐい,風乾後,支持具に装着して再び暴露
を続ける。
3) 1 000時間の暴露が終了した供試体について,d)の2.3)及び2.4)の処理を施した後,5.11に規定する
試験方法によって暴露後の供試体の可視光線透過率を測定する。
5.18 寸法安定性試験
寸法安定性試験は,次によって行う。
a) 目的 高温高湿度の雰囲気の下で,有機ガラスに過度の形状変化が生じるかを測定するために行う。
b) 供試体 製品と同じ方法で製造された,幅約152 mm,長さ約152 mm,厚さが呼び厚さの平面の試験
片,又は製品の平面部から切り出された,幅約152 mm,長さ約152 mm,厚さが呼び厚さの試験片を
2枚用いる。
c) 手順 手順は,次による。
1) 供試体を試験の直前まで少なくとも48時間,平らなガラス板上で温度23±2 ℃及び相対湿度 (50
±5) %で保持する。
2) 供試体の対向する隅を結ぶ対角線から供試体の面までの最大距離(反り)a mmを測定する。
3) 平らなガラス板上に載せたまま1)の処理を行ったときと表裏を変えずに,約24時間,温度72±2℃
及び相対湿度 (73±5) %に保持する。さらに,約2時間,温度23±2 ℃及び相対湿度 (73±5) %で
保持し,温度23±2 ℃及び相対湿度 (50±5) %で,供試体をふいて乾かし,直ちに2)と同様な方法
によって反りa' mmを測定する。
4) 供試体の反りの増加量Δa mmを,次の式から算出する。
Δa=a'−a
5.19 温度依存性試験
温度依存性試験は,次によって行う。
a) 目的 ガラス−プラスチックが低温及び高温にさらされた場合,著しい外観変化が起こらないかを調
べるために行う。
b) 供試体 製品と同じ方法で製造された約300 mm×300 mmの大きさの平面の試験片又は製品の平面部
分から切り出された約300 mm×300 mmの大きさの試験片を2枚用いる。
c) 試験装置 −40 ℃から72 ℃まで温度制御できる恒温槽を用いる。
d) 手順 供試体を恒温槽で少なくとも6時間,温度−40±5 ℃で保持し,その後23±2 ℃で約1時間又
は供試体が温度23±2 ℃に達するまでの時間放置する。さらに,これらの供試体を恒温槽で少なくと
も3時間,温度72±2 ℃で保持した後取り出して,約1時間,温度23±2 ℃に放置し外観を目視で調
べる。
――――― [JIS R 3212 pdf 27] ―――――
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附属書JA
(規定)
安全ガラスの光学的特性及び耐光性についての試験領域
JA.1 前面窓に使用する安全ガラスの試験領域
JA.1.1 方法I
JA.1.1.1 試験領域
V点及びO点に基づく試験領域A,B,I,C及びC'。
JA.1.1.2 適用範囲
V点及びO点に関連して決まる前面窓ガラスの試験領域の決め方について規定する。次に規定する領域
の決め方は,右ハンドルの車両に対するものであり,左ハンドルの場合にはY軸の正負を逆転して適用す
る。
なお,R点が不明の場合,方法IIで領域を規定する。
注記 この附属書に規定する試験領域A,B及びIは,前面窓に使用する安全ガラスの二重像,透視
ひずみ及び色の識別の各試験に適用される。試験領域C及びC'は,可視光線透過率及び耐光性
に適用される。
なお,法規などに基づくマーク表示部分は,適用除外とする。
JA.1.1.3 用語及び定義
JA.1.1.3.1
シーティングレファレンス点(R点)
シーティングレファレンス点は,座席(前後に調整できるものは最後端位置,上下に調節できるものは
最低の位置,シートバック角度及びシートクッションの取付角度が調節できるものは,設計標準角度に調
節した状態とする。)にISO 20176:2011に規定された人体模型を着座させた場合のH点(当該模型の股関
節点)の位置又はこれに相当する設計標準位置とする。
JA.1.1.3.2
車両中心線
自動車を平たん(坦)な面に置いたときの次に示す直線とする。
a) 四輪以上の自動車では,左右の前車輪及び後車輪のそれぞれの設計中心点を結ぶ線分の中心を通る直
線。
b) 三輪自動車(前1輪)では,左右の後車輪の設計中心点を結ぶ線分の中点と前輪の設計中心点を通る
直線(後1輪もこれに準じる。)。
c) カタピラをもつ自動車では,左右のカタピラの中心線から等距離にある直線。
JA.1.1.3.3
車両中心面(S1)
車両中心線を含む垂直面。
JA.1.1.3.4
X軸
R点を通る水平面で,R点を通り車両中心線と平行(長さ方向)の軸。
+X : 自動車の後方向,−X : 自動車の前方向
――――― [JIS R 3212 pdf 28] ―――――
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JA.1.1.3.5
Y軸
R点を通る水平面で,X軸と直交する軸。
+Y : 自動車の進行右方向,−Y : 自動車の進行左方向
JA.1.1.3.6
Z軸
R点を通る垂直面で,X軸及びY軸に直交する軸。
+Z : 自動車の上方向,−Z : 自動車の下方向
JA.1.1.4 V点による試験領域A及びB
V点1)による試験領域は,次による。
注1) このV点は,M1カテゴリの自動車に適用する。
a) 点の位置
1) 3次元直交座標のXYZ軸で示されるように,R点を原点としたV点の位置は,表JA.1及び表JA.2
に示す。
2) 表JA.1は,25°の設計シートバック角度に対する基準座標を示す。その座標に対する正方向を図
JA.3に示す。
表JA.1
単位 mm
V点 X Y Z
V1点 68 5 665
V2点 68 5 589
3) 表JA.2は,設計シートバック角度が25°でない場合に表JA.1のX,Z座標に対し与える補正値を
示す。その座標に対する正方向を図JA.5に示す。
――――― [JIS R 3212 pdf 29] ―――――
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表JA.2
シートバック角度水平座標X 垂直座標Z シートバック角度水平座標X 垂直座標Z
° mm mm ° mm mm
5 −186 28 23 −17 5
6 −176 27 24 −9 2
7 −167 27 25 0 0
8 −157 26 26 9 −3
9 −147 26 27 17 −5
10 −137 25 28 26 −8
11 −128 24 29 34 −11
12 −118 23 30 43 −14
13 −109 22 31 51 −17
14 −99 21 32 59 −21
15 −90 20 33 67 −24
16 −81 18 34 76 −28
17 −71 17 35 84 −31
18 −62 15 36 92 −35
19 −53 13 37 100 −39
20 −44 11 38 107 −43
21 −35 9 39 115 −47
22 −26 7 40 123 −52
b) 試験領域 試験領域は,次による。
1) 試験領域Aは,V点から−X方向に広がる次の4平面によって囲まれる前面窓ガラスの外側表面の
領域である[図JA.1 a)参照]。
1.1) 1点を通りY軸に平行で,かつ,X軸に対し+Z方向に3°傾斜した面。
1.2) 2点を通りY軸に平行で,かつ,X軸に対し−Z方向に1°傾斜した面。
1.3) 1点,V2点を通りX軸の+Y方向に13°傾斜した垂直面。
1.4) 1点,V2点を通りX軸の−Y方向に20°傾斜した垂直面。
2) 運転位置が車両の中央付近(R点のY座標がY0±60 mm以内)にある場合の試験領域Aは,V点か
ら−X方向に広がる次の4平面によって囲まれる前面窓ガラスの外側表面の領域を適用してもよい
[図JA.1 b)参照]。
2.1) 1点を通りY軸に平行で,かつ,X軸に対し+Z方向に3°傾斜した面。
2.2) 2点を通りY軸に平行で,かつ,X軸に対し−Z方向に1°傾斜した面。
2.3) 1点,V2点を通りX軸の+Y方向に15°傾斜した垂直面。
2.4) 1点,V2点を通りX軸の−Y方向に15°傾斜した垂直面。
3) 試験領域Bは,V点から−X方向に広がる次の4平面によって囲まれる前面窓ガラスの外側表面の
領域である(図JA.2参照)。
3.1) 1点を通りY軸に平行で,X軸に対し+Z方向に7°傾斜した面。
3.2) 2点を通りY軸に平行で,X軸に対し−Z方向に5°傾斜した面。
3.3) 1点,V2点を通りX軸の+Y方向に17°の角度をもつ垂直面。
3.4) 車両の中心面に対して,3.3)の面と対称な垂直面。
ただし,前面窓ガラス周縁から25 mm以内,及び周辺部に不透明マスキングバンドがある場合,
――――― [JIS R 3212 pdf 30] ―――――
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JIS R 3212:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 15082:1999(MOD)
- ISO 3537:1999(MOD)
- ISO 3538:1997(MOD)
- ISO 3917:1999(MOD)
JIS R 3212:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 81 : ガラス及びセラミック工業 > 81.040 : ガラス > 81.040.30 : ガラス製品
- 43 : 自動車工学 > 43.040 : 自動車システム > 43.040.65 : 窓ガラスに関わるシステム
JIS R 3212:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISD0205:1987
- 自動車部品の耐候性試験方法
- JISK2202:2012
- 自動車ガソリン
- JISK2203:2009
- 灯油
- JISK2204:2007
- 軽油
- JISK3302:1985
- 固形洗濯石けん
- JISK3303:2019
- 粉末洗濯石けん
- JISK6253-3:2012
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―硬さの求め方―第3部:デュロメータ硬さ
- JISK8102:2012
- エタノール(95)(試薬)
- JISK8891:2006
- メタノール(試薬)
- JISR3211:2015
- 自動車用安全ガラス
- JISR3211:2021
- 自動車用安全ガラス
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方
- JISZ8701:1999
- 色の表示方法―XYZ表色系及びX10Y10Z10表色系
- JISZ8703:1983
- 試験場所の標準状態
- JISZ8722:2009
- 色の測定方法―反射及び透過物体色