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T 8107 : 2020
表1−試験試料及び試験片の最少数量
試験条件 対象となる試験試料 項目 試験試料数 試料ごとの
完成品又は完 完成品とは別 番号 最少試験片
成品加工試料 の試料 数
靴完成品 甲被と表底との離抵抗 ○ 5.1 1足 1足
耐衝撃性 ○ 5.3 1足 1足
耐圧迫性 ○ 5.4 1足 1足
先芯の寸法 ○ ○ 5.2 1組 1組
金属製先芯の耐食性 ○ a) ○ a) 5.2.3.1 1組 1個
非金属製先芯の高温耐熱性, ○ 5.2.3.2 表2参照
低温耐熱性,耐酸性,耐アル
カリ性及び耐燃料油性
着用耐久性 ○ 5.5 2足 2足
漏れ防止性 ○ 5.6 1足 1足
金属製踏抜き防止板を装着し ○ 5.7.1 1組 1個
た靴の耐踏抜き性
金属製踏抜き防止板の耐食性 ○ 5.7.3.1 1組 1個
踏抜き防止板の耐屈曲性 ○ 5.7.3.3 1組 1個
電気絶縁特性 ○ 5.8 1足 1足
靴底の高温熱伝導性 ○ 5.9.1 1足 1個
靴底の低温熱伝導性 ○ 5.9.2 1足 1個
かかと(踵)部の衝撃エネル ○ 5.10 1足 1個
ギー吸収性
耐水性 ○ 5.11 1個 1個
足甲プロテクタの耐衝撃性 ○ 5.12 1個 1個
耐切創性 ○ 5.13 1足 1個
耐滑性 ○ 5.14 1足 1足
甲被 厚さ ○ ○ 6.1 1個 1個
引張特性 ○ ○ 6.2 1個 1個
加水分解性 ○ ○ 6.3 2個 2個
銀面割れ ○ ○ 6.4 1個 1個
耐老化性 ○ ○ 6.5 2個 2個
耐燃料油性 ○ ○ 6.6 1個 1個
表底 厚さ及びクリートの高さ ○ 7.2 1個 1個
引裂強さ ○ ○ 7.3 1個 1個
引張特性 ○ ○ 7.4 1個 1個
加水分解性 ○ ○ 7.5 2個 2個
耐老化性 ○ ○ 7.6 2個 2個
耐燃料油性 ○ ○ 7.7 1個 1個
耐高熱接触性 ○ ○ 7.8 1個 1個
○は,試料採取の対象を示し,両方に○があるものは,いずれからの採取でもよいことを示す。
注a) 金属製先芯の耐食性については,クラスIIは完成品又は完成品を加工した試料を,クラスIは完成品に使用
したものと同型式で別の試料を試験試料とする。
――――― [JIS T 8107 pdf 6] ―――――
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5 靴完成品の試験方法
5.1 甲被と表底との離抵抗の測定
5.1.1 一般
甲被と表底との離抵抗の測定は,表底を甲被からがすために要する力を測定する。この試験は,甲
被と表底との接合がくぎ及び/又はねじを使用して行われている場合,又は縫製で行われている場合には
適用されない。重層底の場合には,甲被と中間層との離抵抗を測定する。
5.1.2 試験方法
表底の離試験は,引張試験機によって行い,つま先部の先芯を取り出した後,甲被及び表底のつま先
先端部を各々締付具でつかみ,互いに反対方向につま先部から踏まず部の前まで引っ張り,踏付け部の範
囲の最低のピーク値45点と同数の最高のピーク値45点の平均値を離抵抗とする。引張速度は,(100
±20)mm/minとする。試料は,製造後16時間以上経過したものを用いる。
5.2 先芯の試験方法
5.2.1 先芯の内部長寸法の測定
1足の試験未実施の安全靴から先芯を注意深く外し,それに付着している全ての異質の材料を取り除く
か,又は試料と同型式の新しい先芯を1組準備する。最初に基準線を描き,左足の先芯の後端部を基準線
に合わせ,外形を描く。右足の先芯も同様に外形を描く。外形の位置は,左右の先芯の先端が一致するよ
うにする(図1参照)。
1
4
2
1 試験軸
2 右先芯 3
3 左先芯
4 基準線
図1−試験軸の測定
注記 先芯の内側端と外側端との長さが目視で10 mm以上異なる場合においては,先芯後端部が基準
線と平行になるように先芯を合わせてから,外形を描く。
左右の先芯が基準線と交わる四つのポイントA,B,C及びDを表示する。A−B又はC−Dの中間点に
基準線から垂直な線を描く。これが先芯に対する試験軸となる。先芯は,平たんな面の上に下辺折り曲げ
部分が下になるように置く。先芯が置かれている面に平行に3 mm10 mmの間の高さにおいて,適切な
測定ゲージを使用して試験軸に沿ってつま先から後端部までの内部長aを測定する(図2参照)。
内部長aは,測定可能な最大長さとする。
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単位 mm
a
31 0
2 3
1 試験軸
2 先芯後端部
3 測定ゲージ
a 内部長
図2−先芯内部長の測定ゲージの一例
5.2.2 先芯の高さ及び下辺折り曲げ部分の水平な底辺の幅の測定
5.2.1の試験手順に従って内部長aを測定した後,その測定部位における先芯後端部と基準線とを垂直に
結んだ内寸を測定する。これが先芯の高さbとなる。下辺折り曲げ部分の水平な底辺の幅cは,先芯を下
側から見た図3のC1,C2及びC3の3部位を測定する。
a) 各寸法の測定部位 b) 下辺折り曲げ部分の水平な底辺の幅の測定部位
a 内部長(mm)
b 後端最高部高さ(mm)
c 下辺折り曲げ部分の水平な底辺の幅(mm)
図3−先芯の高さ及び下辺折り曲げ部分の水平な底辺の幅の寸法測定部位の一例
――――― [JIS T 8107 pdf 8] ―――――
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5.2.3 先芯の高温耐熱性,低温耐熱性,耐酸性,耐アルカリ性,耐燃料油性及び耐食性試験方法
5.2.3.1 金属製先芯の耐食性試験
5.2.3.1.1 一般
表2に従って試料を準備する。試験液としては,質量分率1 %の塩化ナトリウム水溶液を使用する。
5.2.3.1.2 クラスIの安全靴の場合
先芯表面に付いたグリス,シリコンワックス又はその類似材料を取り除き,試験液を100 mm×160 mm
以上のサイズの容器に注ぎ,深さ15 mm以上,蓋となるガラス板から10 mm以内の高さになるまで容器
に満たし,僅かな開口部を残し,ガラス板で容器に蓋をする。幅100 mm以上,長さ150 mm以上の寸法
の2枚の白色ろ紙の一端を試験液に浸せきし,他端をガラス板の上に置く。
先芯の水平な底辺の幅全体がろ紙の湿った領域に接し,先芯の表面がろ紙に接触するように先芯を置く
(図4参照)。ろ紙の一端が試験中継続して浸せきされ続けるようにする。48時間後,ろ紙を取り除き,
先芯の腐食の痕跡を検査する。痕跡が発見された場合,腐食部分の数及び最大長さを測定する。
1ろ紙
2先芯
3ガラス板
4塩化ナトリウム水溶液
図4−金属製先芯の耐食性試験
5.2.3.1.3 クラスIIの安全靴の場合
靴の先芯部全体が完全に試験液に浸せきするように,靴の中に試験液を十分に注ぐ。蒸発を最小限にす
るために,例えば,ポリエチレンカバーのようなもので靴の履き口面を覆う。7日間静置した後,試験液
を捨てる。靴から先芯を取り外し,腐食の痕跡を検査する。痕跡が発見された場合,それぞれの腐食部分
の数及び最大長さを測定する。
5.2.3.2 非金属製先芯の高温耐熱性,低温耐熱性,耐酸性,耐アルカリ性及び耐燃料油性試験
5.2.3.2.1 一般
非金属製先芯は,次の5種類の試験ごとに新しい試料を使用する。先芯の試験試料及び試験片の最少数
量は,表2による。
5.2.3.2.2 高温耐熱性試験
4時間±10分の間,(60±2)℃に保持した強制空気循環式オーブンの中に先芯を置く。次に,(45±2)℃
に温度を下げ,18時間20時間この温度を保持する。試料を強制空気循環式オーブンから取り出し,速や
かに附属書JAに規定する試験方法に従って先芯の衝撃試験を行う。
5.2.3.2.3 低温耐熱性試験
4時間±10分の間,(−20±2)℃に保持したチャンバーの中に先芯を置く。次に,(−6±2)℃に温度を
上げ,18時間20時間この温度を保持する。試料をチャンバーから取り出し,速やかに附属書JAに規定
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する試験方法に従って先芯の衝撃試験を行う。
5.2.3.2.4 耐酸性試験
24時間±15分の間,(23±2)℃に保持した濃度1 mol/lの硫酸溶液の中に先芯を完全に浸せきする。先
芯を硫酸溶液から取り出し,水で付着した酸を洗い流し,(23±2)℃において24時間±1時間保管した後,
附属書JAに規定する試験方法に従って先芯の衝撃試験を行う。
5.2.3.2.5 耐アルカリ性試験
24時間±15分の間,(23±2)℃に保持した濃度1 mol/lの水酸化ナトリウム溶液の中に先芯を完全に浸
せきする。先芯を水酸化ナトリウム溶液から取り出し,水で付着したアルカリを洗い流し,(23±2)℃に
おいて24時間±1時間保管した後,附属書JAに規定する試験方法に従って先芯の衝撃試験を行う。
5.2.3.2.6 耐燃料油性試験
24時間±15分の間,(23±2)℃に保持した,2,2,4-トリメチルペンタン(イソオクタン)の中に先芯を
完全に浸せきする。先芯を2,2,4-トリメチルペンタン(イソオクタン)溶液から取り出し,水で付着した
液体を洗い流し,(23±2)℃において24時間±1時間保管した後,附属書JAに規定する試験方法に従っ
て先芯の衝撃試験を行う。
表2−試験試料及び試験片の最少数量
靴 試験試料の種類及び数量 試験試料ごとの試験片の種類及び数量 試験対象
クラスIの金属製先芯 先芯1個 先芯1個 新品の先芯
クラスIIの金属製先芯 靴1片足 靴1片足 靴完成品
非金属製先芯 先芯5個 5種類の試験各々に対して先芯1個 新品の先芯
5.3 耐衝撃性の試験方法
5.3.1 衝撃試験装置
衝撃試験装置は,規定の衝撃エネルギーを与えるために,質量(20±0.2)kgの鋼製ストライカを規定の
高さから垂直ガイドに沿って自由落下させることができる構造とする(図5参照)。
鋼製ストライカの先端部は,先端を半径(3±0.1)mmに丸く仕上げた角度90±1°のくさび形で,高さ
40 mm以上,切断長さ60 mm以上とする(図6参照)。
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JIS T 8107:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 20344:2011(MOD)
JIS T 8107:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.340 : 防護設備 > 13.340.50 : 足の保護
JIS T 8107:2020の関連規格と引用規格一覧
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