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T 8107 : 2020
6.2 引張特性の試験方法
クラスIIの靴の甲被の引張特性の試験方法は,JIS K 6251に規定した方法による。ただし,試験片はダ
ンベル状2号形とする。
6.3 加水分解性の試験方法
6.3.1 一般
クラスIIの靴の甲被の耐加水分解性の試験方法は,次による。
6.3.2 試験装置
(80±2)℃,(90±5)%に調整した恒温恒湿槽を使用する。
6.3.3 試料の準備
試料はJIS K 6251に規定した引張試験の試験片とし,試験片の数は2個を準備する。ただし,試験片は
ダンベル状2号形,試験時間は7220 時間とする。
6.3.4 試験方法
試験片1個について,あらかじめJIS K 6251に規定した引張試験を行う。次に,残りの試験片の質量を
20
量った後,(80±2)℃,(90±5)%に調整した恒温恒湿槽内に,試験片を入れ,72 時間後に取り出し,
常温常湿にて1日以上放置する。質量が加熱加湿前の質量以下であることを確認した後,同様にJIS K 6251
に規定した引張試験を行い,引張強さの変化率(%)を算出する。質量が加熱加湿前より増加していた場
合は,その旨を試験報告書に記載する。
6.4 銀面割れの試験方法
クラスIの甲被の銀面割れ試験方法は,JIS K 6557-10による。
6.5 耐老化性の試験方法
クラスIIの甲被の老化試験方法は,JIS K 6257の4.2[強制循環形熱老化試験機(横風式)]又は4.3[強
制循環形熱老化試験機(縦風式)]による。ただし,試験片はダンベル状2号形,試験条件は(70±1)℃
20
で120 時間とする。
6.6 耐燃料油性の試験方法
クラスIIの甲被の耐燃料油性の試験方法は,JIS K 6258の8.1(浸せき試験)による。ただし,試験用
油は2,2,4-トリメチルペンタン(イソオクタン),試験条件は,(23±2)℃で20時間±15分間とする。
7 表底の試験方法
7.1 一般
表底の試験方法は,厚さ及びクリートの高さを測定する以外は,当該表底と同一素材及び同一配合の厚
さ2 mm3 mmのプレートを作成し,そこから試験片を採取する。
7.2 厚さ及びクリートの高さの測定方法
試料の踏付け部において,図22に示すように試料の両端を結ぶ直線に対して直角となる直線上の接地面
及び直角の断面について最も薄い箇所の厚さd1を測定し,さらに,クリートの高さd2を測定する。
――――― [JIS T 8107 pdf 26] ―――――
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T 8107 : 2020
a) セメント式製法 b) 直接加硫圧着式製法又は c) クリートなし
(クリートあり) 射出成形式製法(クリートあり)
d) 重層式の場合 e) 総高分子材料製 f) 総ゴム製
(クリートあり) (クリートあり) (クリートあり)
図22−表底最薄部の厚さの測定部位の一例
靴底のクリートは,目視による検査方法で,先芯の縁の下部を除き(安全靴の場合),少なくとも図23
の斜線の範囲に設定されていなければならない。
単位 mm
図23−クリートの範囲
7.3 引裂強さの試験方法
表底の引裂強さの試験方法は,JIS K 6252-1による。ただし,試験片は切込みなしアングル形とする。
7.4 引張特性の試験方法
表底の引張特性の試験方法は,JIS K 6251による。ただし,試験片はダンベル状2号形とする。
7.5 加水分解性の試験方法
表底の加水分解性の試験方法は,6.3による。
――――― [JIS T 8107 pdf 27] ―――――
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T 8107 : 2020
7.6 耐老化性の試験方法
表底の耐老化性の試験方法は,6.5による。
7.7 耐燃料油性の試験方法
表底の耐燃料油性の試験方法は,6.6による。
7.8 耐高熱接触性の試験方法
7.8.1 試験装置
最大400 ℃まで表面温度を上げることができる変圧器及び金属製加熱体で,試験片に対して均一に(20
±2)kPaの圧力を加えることができる装置とし,試験片の下側には断熱体を取り付ける。また,屈折する
ために直径(10±1)mmで長さ100 mm以上の金属製丸棒を準備する。
注記 装置は,(20±2)kPaの力が加わるような構造とした変圧器,80 Wハンダごて,25 mm×25 mm
の3 mm厚の銅板,及びモルタル断熱材で代用できる。
7.8.2 試料の準備
試験用プレートから幅(30±2)mm,長さ70 mm以上の試験片を採取する。
7.8.3 試験方法
変圧器によって銅板の表面温度が(300±5)℃になるように加熱し,表面温度計で測定し,1分間温度
が安定するまで調整する。銅板及び金属製加熱体をもち上げ,銅板の下に素早く試験用プレートを置き,
変圧器の電源を切り,(20±2)kPaの力で加圧する。(60±1)秒間後に試験片を取り出し,室温になるま
で10分以上冷却してから,直径(10±1)mmの金属製丸棒に沿って試験片を前後に曲げ,試験片の表面
に溶融,焦げ,亀裂,又はひび割れの損傷がないかを目視で評価し,損傷がある場合は損傷の状態及び程
度を記録する。
――――― [JIS T 8107 pdf 28] ―――――
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T 8107 : 2020
附属書A
(規定)
熱特性試験における靴の評価
この附属書は,5.9によって熱特性試験を行った場合の,靴の性能評価方法を規定する。
5.9による試験後に,次の劣化の兆候がみられた靴は,不合格とする。
− 表底に,長さが10 mmを超え,かつ,深さが3 mmを超える亀裂
− 甲被若しくは表底のいずれか又は甲被及び表底の両方に,長さが15 mmを超え,かつ,幅(深さ)が
5 mmを超える離
− 中底又は中敷(該当する場合)に明らかな変形,及び長さが10 mmを超え,深さが素材の厚さの半分
を超える亀裂
− 表底に,周囲温度に靴を戻した後もまだ認められる明らかな変形
――――― [JIS T 8107 pdf 29] ―――――
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T 8107 : 2020
附属書JA
(規定)
先芯単体の衝撃試験方法
JA.1 試験装置
衝撃試験装置は,5.3.1に規定する衝撃試験装置を用いる。クランプ装置は,先芯単体の衝撃試験専用と
し,衝撃試験時に先芯が横方向へ変形するのを妨げることがないような方法で試験靴のつま先先端の中底
又は中敷を締め付けるためのスクリューねじを備えた,厚さ19 mm以上の平滑なスチール製のプレートを
用いる(図JA.1参照)。
単位 mm
1 フォーク状のクランプ 4 スプリング
2 先芯 5 クランプハンドル
3 スチール製のプレート
図JA.1−先芯クランプ装置の一例
――――― [JIS T 8107 pdf 30] ―――――
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JIS T 8107:2020の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 20344:2011(MOD)
JIS T 8107:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 13 : 環境.健康予防.安全 > 13.340 : 防護設備 > 13.340.50 : 足の保護
JIS T 8107:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB1501:2009
- 転がり軸受―鋼球
- JISK6250:2019
- ゴム―物理試験方法通則
- JISK6251:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―引張特性の求め方
- JISK6252-1:2015
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―引裂強さの求め方―第1部:トラウザ形,アングル形及びクレセント形試験片を用いる方法
- JISK6257:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―熱老化特性の求め方
- JISK6258:2016
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―耐液性の求め方
- JISK6557-1:2016
- 革試験方法―物理試験―第1部:厚さの測定
- JISK6557-10:2018
- 革試験方法―物理試験―第10部:銀面割れの測定―ボールバースト法
- JISS5037:1998
- 靴のサイズ
- JIST8010:2017
- 絶縁用保護具・防具類の耐電圧試験方法
- JIST8101:2020
- 安全靴
- JIST8106:2016
- 安全靴・作業靴の耐滑試験方法
- JIST8108:2020
- 作業靴
- JIST8125-3:2009
- 手持ちチェーンソー使用者のための防護服―第3部:履物試験方法