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X 9010-1984
5. 補足事項
5.1 行末 行末を符号化する必要がある場合,JIS X 0201に規定する制御文字CR及びLFを,この順に
連続させる。
5.2 認識不能文字 何らかの文字が存在することは検知したが,文字集合中の一つの文字として識別で
きない場合,JIS X 0201に規定する制御文字SUBとして符号化する。
5.3 間隔及び空白記号 間隔及び空白記号は,次による。
(1) CR-A,OCR-B及びOCR-Kにおいて,読取り装置が間隔を認識した場合,JIS X 0201及びJIS X 0202
に規定する文字SPとして符号化する。一つ以上のSPとして符号化してもよい。
(2) CR-HSにおいて,空白記号はSPとして符号化する。また,記入枠内に何も記録されていないこと
を認識した場合,SPとして符号化してもよいし,無視してもよい。
5.4 抹消記号 抹消記号は,次による。
(1) 字抹消記号 (Character Erase)
OCR-A,OCR-B,OCR-K及びOCR-HSにおいて,字抹消記号を符号化する必要がある場合,JIS X
0201及びJIS X 0202に規定する制御文字DELとして符号化する。
(2) 行抹消記号 (Group Erase)
OCR-A,OCR-B及びOCR-Kにおいて,行抹消記号を符号化する必要がある場合,一つ以上のDEL
として符号化する。
5.5 代替字形 一つの字体において,一つの文字に複数の字形が定義されている場合,それらに対して
同一の符号を割り当てる。この規定は,次のものに適用する。
(1) CR-Aにおけるピリオド,コンマ,負符号,疑問符及びアポストロフィとそれらの代替字形
(2) CR-Bにおける英小文字mと変形m
(3) CR-Bにおける縦線と分離記号
(4) CR-HSにおける引用符,アポストロフィ,左小括弧及び右小括弧とそれらの代替字形
(5) CR-HSにおける感嘆符及び疑問符とそれらの点を白丸で置き換えたもの。
備考 (1)(3)の字形はJIS X 9001を,(4)及び(5)の字形はJIS X 9008を参照。
5.6 抽象記号つの OCR-Aにおいて,この記号は英大文字Yと紛らわしいので,一般には英大文字と一
緒には使用しない。ただし,両者を正しく認識できる場合には,3.及び4.で規定したように符号化する。
5.7 アンダライン OCR-Bにおいて,アンダラインは,JIS X 9001に規定する不連続アンダラインとす
る。アンダラインは,独立した文字として用いなければならない。他の文字の下側に合成して用いてはな
らない。
連続アンダラインは,JIS X 9001附属書2の規定に従い,この規格の対象としない。
5.8 句読点及び長音記号 句読点及び長音記号は,次による。
(1) CR-B基本図形文字集合とOCR-K図形文字集合を併用する場合,OCR-K図形文字集合に含まれる句
点,読点及び長音記号は,それぞれOCR-B基本図形文字集合に含まれるピリオド,コンマ及び負符
号と同一字形なので,読取り装置は両者を識別できない。この場合,句点,読点及び長音記号は,そ
れぞれピリオド,コンマ及び負符号として符号化する。
(2) CR手書き文字基本図形文字集合とOCR手書き文字片仮名図形文字集合を併用する場合,OCR手書
き文字片仮名図形文字集合に含まれる長音記号は,OCR手書き文字基本図形文字集合に含まれる負符
号と同一字形なので,読取り装置は両者を識別できない。この場合,長音記号は,負符号として符号
化する。
――――― [JIS X 9010 pdf 11] ―――――
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X 9010-1984
6. エスケープシーケンス 4.で規定した各図形文字集合をG0G3集合として指示するエスケープシー
ケンスは,表10のとおりとする。
表10 指示エスケープシーケンス
図形文字集合 7単位符号 8単位符号
OCR-A図形文字集合 ESC2/n6/13 ESC02/n06/13
OCR-B基本図形文字集合 ESC2/n6/14 ESC02/n06/14
OCR-B追加図形文字集合 ESC2/n6/15 ESC02/n06/15
OCR-K図形文字集合 ESC2/n4/9 ESC02/n04/9
OCR手書き文字基本図形文字集合 ESC2/n7/0 ESC02/n07/0
OCR手書き文字追加図形文字集合 ESC2/n7/1 ESC02/n07/1
OCR手書き文字片仮名図形文字集合 ESC2/n7/2 ESC02/n07/2
E13B図形文字集合 ESC2/n7/3 ESC02/n07/3
備考 nは,G0,G1,G2及びG3集合に対して,それぞれ8,9,10及び11とす
る。
――――― [JIS X 9010 pdf 12] ―――――
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X 9010-1984
情報交換用符号の拡張法,光学式文字認識のための
情報交換用符号JIS原案作成委員会構成表
氏名 所属
(委員長) 和 田 英 一 東京大学工学部計数工学科
伊 藤 興史郎 日本電信電話株式会社横須賀電気通信研究所
東 信 弘 国際電信電話株式会社本社機器部
磯 崎 澄 日本電信電話株式会社技術局画像処理担当
伊 東 厚 通商産業省工業技術院標準部電気規格課
大 島 茂 株式会社日立製作所神奈川工場
小 畑 甫 三菱電機株式会社計算機製作所端末装置製造部
加 藤 重 信 日本ユニバック株式会社
神 原 慎 一 日本電信電話株式会社横須賀電気通信研究所
河 本 清 人 日本IBM株式会社六本木事業所
菅 原 淳 夫 財団法人日本規格協会
田 辺 茂 人 日本国有鉄道鉄道技術研究所
中 村 利 武 富士通株式会社情報処理事業本部
永 島 基 恭 日本電信電話株式会社技術局
八 田 敏 沖電気株式会社システム本部
浜 口 芳 夫 日本電気株式会社コンピュータ技術本部
松 井 稔 行政管理庁行政管理局
村 上 恒 夫 バロース株式会社エンジニアリングセンター
吉 田 滋 株式会社東芝人材開発部東芝学園
光学式文字認識のための情報交換用符号
JIS原案作成委員会分科会構成表
氏名 所属
(委員長) 浜 口 芳 夫 日本電気株式会社コンピュータ技術本部
小 畑 甫 三菱電機株式会社計算機製作所端末装置製造部
加 藤 重 信 日本ユニバック株式会社
永 島 基 恭 日本電信電話株式会社技術局
八 田 敏 沖電気株式会社システム本部
村 上 恒 夫 バロース株式会社エンジニアリングセンター
JIS X 9010:1984の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2033:1983(MOD)
JIS X 9010:1984の国際規格 ICS 分類一覧
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.180 : IT端末設備及びその他の周辺設備
- 35 : 情報技術.事務機械 > 35.040 : 文字セット及び符号化
JIS X 9010:1984の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISX0001:1994
- 情報処理用語―基本用語
- JISX0002:1987
- 情報処理用語(算術演算及び論理演算)
- JISX0003:1989
- 情報処理用語(装置技術)
- JISX0004:2002
- 情報処理用語(データの構成)
- JISX0005:2002
- 情報処理用語(データの表現)
- JISX0006:1989
- 情報処理用語(データの準備及び取扱い)
- JISX0007:2001
- 情報処理用語―プログラミング
- JISX0008:2001
- 情報処理用語―セキュリティ
- JISX0009:1997
- 情報処理用語(データ通信)
- JISX0010:1987
- 情報処理用語(操作技法及び機能)
- JISX0011:1989
- 情報処理用語(処理装置)
- JISX0012:1990
- 情報処理用語(データ媒体,記憶装置及び関連装置)
- JISX0013:1998
- 情報処理用語(図形処理)
- JISX0014:1999
- 情報処理用語―信頼性,保守性及び可用性
- JISX0015:2002
- 情報処理用語(プログラム言語)
- JISX0016:1997
- 情報処理用語(情報理論)
- JISX0201:1997
- 7ビット及び8ビットの情報交換用符号化文字集合
- JISX0202:1998
- 情報技術―文字符号の構造及び拡張法
- JISX9001:1976
- 光学式文字認識のための字形(英数字)
- JISX9002:1980
- 磁気インキ文字読取用字体及び印字仕様(E13B)
- JISX9003:1980
- 光学式文字認識のための字形(片仮名)
- JISX9005:1979
- 光学式文字認識のための手書き文字(片仮名)
- JISX9006:1979
- 光学式文字認識のための手書き文字(数字)
- JISX9007:1981
- 光学式文字認識のための手書き文字(英字)
- JISX9008:1981
- 光学式文字認識のための手書き文字(記号)