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Z 3841 : 2018
9.3 セルフシールドアーク溶接
セルフシールドアーク溶接に使用する溶接ワイヤは,次のいずれかとする。
a) IS Z 3313に規定するT43XTX-XNX,T43XTX-XNX-K,T49XTX-XNX又はT49XTX-XNX-Kに適合
するもの。
なお,Xで示した衝撃試験温度の記号,使用特性の記号,適用溶接姿勢の記号及び溶接の種類の記
号については,指定しない。
b) 上記の溶接ワイヤと同等と認められるもの。
10 試験に使用するガス
10.1 マグ溶接
マグ溶接に使用するガスは,次のいずれかとする。
a) IS Z 3253に規定するC1(CO2)又はM21(Ar-CO2)に適合するもの。
b) 上記のガスと同等と認められるもの。
10.2 ティグ溶接
ティグ溶接に使用するガスは,次のいずれかとする。
a) IS Z 3253に規定するI1(Ar)に適合するもの。
b) 上記のガスと同等と認められるもの。
11 試験に使用する溶接機器
試験に使用する溶接機器及び附属装置は,特に規定しない。
12 溶接条件
12.1 一般
一般条件は,次による。
a) 溶接は,表側からだけ行う。
b) 試験を通じて試験材料,試験材及び試験片は,各種の処理(熱処理,ピーニング,ビードの成形加工
など)を行ってはならない。
12.2 板の溶接
板の溶接は,次による。
a) 試験材料は,逆ひずみ,拘束などの方法によって,溶接後の角変形が5°を超えないように溶接する。
b) 立向及び横向溶接では,溶接を開始してから終了するまで試験材の上下の方向を変えてはならない。
12.3 管の溶接
管の溶接は,次による。
a) 薄肉管の溶接では,試験材料を適切な方法を用いて,図2 a)のように水平に固定し,図6に示すABC
間を溶接する。A点は,水平軸に対して真下に位置する。次に,図2 b)のように試験材料を鉛直に固
定して,図6に示すADC間を溶接する。水平及び鉛直の順序は自由とする。ただし,それぞれの溶
接を開始してから終了するまで,水平又は鉛直の上下及び左右の方向を変えてはならない。
b) 中肉及び厚肉管の溶接では,試験材料を適切な方法を用いて,図2 a)のように水平に固定し,図7及
び図8に示すAB及びAD間を溶接する。A点は水平軸に対して真下の位置にする。次に,図2 b)の
ように試験材料を鉛直に固定して,図7及び図8に示すBCD間を溶接する。溶接は,B点,D点のい
――――― [JIS Z 3841 pdf 16] ―――――
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Z 3841 : 2018
ずれから開始してもよい。水平及び鉛直の順序は自由とする。ただし,それぞれの溶接を開始してか
ら終了するまで,水平又は鉛直の上下及び左右の方向を変えてはならない。
12.4 組合せ溶接
ティグ溶接の溶接金属の高さは,試験材の板の底面又は管の内面から6.0 mmを超えてはならない。
13 判定方法
13.1 一般
判定は,外観試験及び曲げ試験による。
13.2 外観試験
外観試験は,試験材について行い,次の項目について目視又は測定によって評価する。
a) 主溶接部(板の試験材の両端15 mmを除く溶接部及び管の試験材の鉛直固定と水平固定との境界部を
除く溶接部)の状態
b) 溶接の始端及び終端(板の試験材の両端15 mm)の状態
c) 裏面の状態(裏当て金なしの場合)
d) 継手の目違い及び変形
13.3 曲げ試験
曲げ試験は,外観試験に合格した試験材について行い,次によるほか,JIS Z 3122による。
a) 曲げ試験の種類及び試験片の数は,継手の種類及び試験材料の厚さの区分によって,表2とする。
表2−試験片の数
継手の種類 試験材料の厚さの区分 曲げ試験の種類 試験片の数
板の突合せ継手 薄板 表曲げ試験 1
裏曲げ試験 1
中板 表曲げ試験 1
裏曲げ試験 1
厚板 裏曲げ試験 1
側曲げ試験 2
管の突合せ継手 薄肉管 裏曲げ試験 4
中肉管 表曲げ試験 3
裏曲げ試験 3
厚肉管 裏曲げ試験 3
側曲げ試験 3
b) 曲げ試験片の採取位置は,図3図8による。
c) 曲げ試験片の形状及び寸法は,図9による。ただし,引張側表面になる試験片のりょうの丸み(面取
り)は,1.5 mm以下となるように仕上げる。
d) 曲げ試験は,ローラ曲げ試験又は型曲げ試験によって行い,押しジグ先端の直径(d)は,試験片厚さ
の4倍とする。
e) 曲げ試験の曲げ角度は,約180°とする。
――――― [JIS Z 3841 pdf 17] ―――――
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単位 mm
40 呼 び)
板の面まで仕上げる
2(
.
約250
3
a) 薄板
40 呼び )
板の面まで仕上げる
0(
約250
9.
b) 中板
0以上
側面から削り仕上げる
1
呼び )
1.
90
(
板の面まで仕上げる
約250
c) 厚板側曲げ
図9−曲げ試験片の仕上げ寸法
――――― [JIS Z 3841 pdf 18] ―――――
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単位 mm
14
00
表面から削り仕上げる
板の面まで仕上げる
約250
d) 厚板裏曲げ
19
t=管の肉厚
管の面まで仕上げる
約250
e) 薄肉管裏曲げ
10
40
管の面まで仕上げる
10
t =管の肉厚
裏面から削り仕上げる
約250
f) 中肉管表曲げ
図9−曲げ試験片の仕上げ寸法(続き)
――――― [JIS Z 3841 pdf 19] ―――――
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単位 mm
10
40
表面から削り仕上げる
0
t =管の肉厚
1
管の面まで仕上げる
約250
g) 中肉管裏曲げ
以上
側面から削り仕上げる
0
10以上
1
t
管の面まで仕上げる t
約250
t=管の肉厚
h) 厚肉管側曲げ
10
40
表面から削り仕上げる
t =管の肉厚
10
管の面まで仕上げる
約250
i) 厚肉管裏曲げ
図9−曲げ試験片の仕上げ寸法(続き)
――――― [JIS Z 3841 pdf 20] ―――――
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JIS Z 3841:2018の国際規格 ICS 分類一覧
- 25 : 生産工学 > 25.160 : 溶接,ろう付け及びはんだ付け > 25.160.01 : 溶接,ろう付け及びはんだ付け一般
JIS Z 3841:2018の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3103:2019
- ボイラ及び圧力容器用炭素鋼及びモリブデン鋼鋼板
- JISG3106:2015
- 溶接構造用圧延鋼材
- JISG3106:2020
- 溶接構造用圧延鋼材
- JISG3136:2012
- 建築構造用圧延鋼材
- JISG3445:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼管
- JISG3445:2021
- 機械構造用炭素鋼鋼管
- JISG3454:2017
- 圧力配管用炭素鋼鋼管
- JISG3455:2016
- 高圧配管用炭素鋼鋼管
- JISG3455:2020
- 高圧配管用炭素鋼鋼管
- JISG3456:2019
- 高温配管用炭素鋼鋼管
- JISG3461:2019
- ボイラ・熱交換器用炭素鋼鋼管
- JISZ3001-1:2018
- 溶接用語―第1部:一般
- JISZ3001-2:2018
- 溶接用語―第2部:溶接方法
- JISZ3001-4:2013
- 溶接用語―第4部:溶接不完全部
- JISZ3122:2013
- 突合せ溶接継手の曲げ試験方法
- JISZ3253:2011
- 溶接及び熱切断用シールドガス
- JISZ3312:1951
- 動脈瘤針
- JISZ3312:2009
- 軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼用のマグ溶接及びミグ溶接ソリッドワイヤ
- JISZ3313:1951
- 結サツ糸誘導器
- JISZ3313:2009
- 軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼用アーク溶接フラックス入りワイヤ
- JISZ3316:2017
- 軟鋼,高張力鋼及び低温用鋼のティグ溶接用ソリッド溶加棒及びソリッドワイヤ