16
B 2801-1996
附属書図2 デーシャックル (D) の形状・寸法
使用荷重t d D e S W
M S T 最大 最大 最大 最小 最小
mm mm mm mm
− − 0.63 以下 8 9 18 9
− 0.63 以下 0.8 以下 9 10 20 10
− 0.8 以下 1 以下 10 11.2 22.4 11.2
0.63 以下 1 以下 1.25 以下11.2 12.5 25 12.5
0.8 以下 1.25以下 1.6 以下 12.5 14 28 14
1 以下 1.6 以下 2 以下 14 16 31.5 16
1.25 以下 2 以下 2.5 以下 16 18 35.5 18
1.6 以下 2.5 以下 3.15 以下18 20 40 20
2 以下 3.15以下 4 以下 20 22.4 45 22.4
2.5 以下 4 以下 5 以下 22.4 25 50 25
3.15 以下 5 以下 6.3 以下 25 28 56 28
4 以下 6.3 以下 8 以下 28 31.5 63 31.5
5 以下 8 以下 10 以下 31.5 35.5 71 35.5
2.2D
6.3 以下 10 以下 12.5 以下35.5 40 80 40
8 以下 12.5 以下 16 以下 40 45 90 45
10 以下 16 以下 20 以下 45 50 100 50
12.5 以下 20 以下 25 以下 50 56 112 56
16 以下 25 以下 31.5 以下56 63 125 63
20 以下 31.5 以下 40 以下 63 71 140 71
25 以下 40 以下 50 以下 71 80 160 80
31.5 以下 50 以下 63 以下 80 90 180 90
40 以下 63 以下 − 90 100 200 100
50 以下 80 以下 − 100 112 224 112
63 以下 100 以下 − 112 125 250 125
80 以下 − − 125 140 280 140
100 以下 − − 140 160 315 160
――――― [JIS B 2801 pdf 16] ―――――
17
B 2801-1996
附属書表2 ねじ穴径又は穴径の許容差
単位 mm
ねじ下穴径又は穴径の区分許容差
20以下 D10
5.10
20を超え45以下 D
45を超え D20
附属書図1及び附属書図2のシャックルピンは,例示である。シャックルピンの種類・形状・寸法は,
附属書表3及び附属書図3による。
附属書表3 シャックルピンの種類
形式 形状 止め方
W形 アイボルト ねじ込み
X形 六角ボルト ナット(割りピン使用)
Y形 ねじ込み
すりわり付きボルト
Z形 その他
附属書図3 シャックルピン(例)
――――― [JIS B 2801 pdf 17] ―――――
18
B 2801-1996
附属書図3 (続き)
備考 寸法記号は,附属書図1及び附属書図2による。
5. 外観 シャックルの表面は,滑らかで,有害なひび,割れ,きずなどの欠点があってはならない。
6. 材料
6.1 等級M (4) シャックル 等級M (4) のシャックルの材料は,P及びSの含有量が附属書表4による
キルド鋼で,シャックルの機械的性質を満足するものでなければならない。
附属書表4 等級M (4) シャックルのP・S含有量
化学成分 最大含有量%
溶鋼分析 製品分析
S 0.045 0.05
P 0.04 0.045
6.2 等級S (6) シャックル及び等級T (8) シャックル 等級S (6) シャックル及び等級T (8) シャックル
の材料は,次による。
(1) シャックルの材料は,P及びSの含有量が附属書表5によるキルド鋼で,シャックルの機械的性質を
満足するものでなければならない。
附属書表5 等級S (6) シャックル及び等級T (8) シャックルの材料のP・S含有量
化学成分 最大含有量%
溶鋼分析 製品分析
P 0.035 0.04
S 0.035 0.04
(2) 等級S (6) のシャックル本体の材料は,合金成分としてNi,Cr,Mo,Mnの中の少なくとも1成分を
含有していなければならない。
(3) 等級S (6) のシャックルピンの材料は,合金成分としてNi,Cr,Moの中の少なくとも1成分を含有
していなければならない。
(4) 等級T (8) のシャックルの材料は,合金成分としてNi,Cr,Moの中の少なくとも2成分を含有して
いなければならない。
7. 製造方法 シャックルの製造方法は,次による。
7.1 シャックル本体及びシャックルピンなど
(1) シャックル本体は,溶接せずに,一体型に鍛造しなければならない。シャックル本体の2個の穴は,
――――― [JIS B 2801 pdf 18] ―――――
19
B 2801-1996
互いに軸方向で一致し,その中心はアイの外径の中心に一致しなければならない。
(2) シャックルピンは,鍛造によって,必要に応じて棒材に機械加工を行って仕上げるか,又は購入者と
製造業者との協議によって,鍛造して,適切に仕上げるものとする。ピンのねじ部は,主要部分と同
心とする。ピンのカラー又はヘッド部分は,シャックル本体にしっかりと取り付けられなければなら
ない。
ねじ付きピンを最後まで締めるとき,シャックルのあごの間に見えるねじ部の長さは,1山を超え
てはならない(W形及びY形のピンの場合など。)。
(3) ボルトの平行部長さは,ナットをボルトにねじ込んだ場合に平行部がシャックル本体ではなく,ボル
トの肩部にはまる程度の長さとする(X形のピンの場合など。)。
(4) シャックルピンを正しくシャックルの本体に取り付けるには,あご幅Wを著しく狭めてはならない。
(5) 完成品のシャックル本体及びピンには,割れなどの有害な表面欠陥があってはならない。
7.2 熱処理 シャックルは,鍛造後,適切な熱処理を施さなければならない。
(1) 等級T (8) シャックルは,焼入後,400℃以上で焼戻しを行わなければならない。
(2) 熱処理したシャックルの硬さは,JIS Z 2243又はJIS Z 2245に規定する硬さ試験方法で,附属書図1
及び附属書図2に規定する硬さ試験の位置で試験して,附属書表6の規定に適合しなければならない。
附属書表6 硬さ
等級 硬さ
HBS 10/3000 HRC
M (4) 217以下 17以下
S (6) 300以下 32以下
T (8) 380以下 41以下
8. ねじ山 特に他の規定がない限り,ねじ山はISO 261又はISO 263に適合するものとし,6g/6Hクラ
ス(中級はめあい)のものであること。
ねじ山に替わる形式のものも,シャックルの強さを損なうことがなければ使用してもよい。
9. 形式試験
9.1 概要 形式試験は,製造業者がこの国際規格の規定に適合していることを証明したシャックルが,
この国際規格に規定した機械的性質を満足することを示すものである。この試験の目的は,種々の大きさ
のシャックルの完成品について,保護塗装を行った場合は,それも含めて,設計,材料,熱理及び製造方
法を分析することにある。保護塗装を行った場合はそれも含めて,3.に規定した機械的性質の変更を招く
可能性のある設計,材料の仕様,熱処理,製造方法の変更又は正常の製作公差の範囲を超える寸法の変更
があった場合は,その変更後のシャックルについて,9.29.4に規定した形式試験の実施が必要となる。
形式試験を行うシャックルはすべて,この国際規格に規定する他のあらゆる項目も遵守していなければ
ならない。寸法の異なるシャックルについて,保護塗装を行った場合はそれも含めて,その設計,材料,
熱処理及び製造方法ごとに9.29.4に規定する試験を実施しなければならない。
9.29.4に規定する試験は,シャックル本体の最頂部には,直径がシャックルピンの実直径に満たない
試験用引張取付け金具を使用し,シャックルピンの中央部には,幅がピンの実直径未満の試験用引張取付
け金具を使用して,衝撃力を与えることなく,軸方向に引張力を加えなければならない。
――――― [JIS B 2801 pdf 19] ―――――
20
B 2801-1996
9.2 変形試験 変形試験は,3個の試料を試験する。各試料は,附属書表1に規定するプルーフロードに
耐えなければならない。
プルーフロードを負荷後に引張力を除いた後,シャックルピンには永久変形が生じることがなく,緩め
た後には,自由に回転できなければならない。シャックルピン上のポンチマークと最頂部の間で測定した,
実測寸法S又は類似の寸法は,0.25%又は0.5mmのいずれか大きい方を超えてはならない。
備考 シャックルピンのプルーフロード試験については,必要があれば,10.を参照のこと。
9.3 静的強さ試験
9.3.1 使用荷重63t以下のシャックル
備考 この試験は,変形試験を行ったものと,同一のシャックルについて実施する場合がある。
静的強さ試験は,3個の試料を試験する。各試料は少なくとも附属書表1に規定するシャックルの静的
強さの最低値に相当する静的強さがなければならない。
シャックル本体及びシャックルピンは,シャックルが静的強さを保持しきれなくなるまでは,破断又は
変形を生じることなく,加えられた力に耐えられなければならない。
9.3.2 使用荷重63tを超えるシャックル 63tを超える使用荷重のシャックルについては,このようなシ
ャックルが,9.3.1に従って試験を行った使用荷重が63t以下のものと同じ幾何学的設計であり,それ以外
の項目でも同じであれば,計算によって検証してもよい。設計方法の一例を附属書Annex(設計の覚え書)
に記載する。
9.4 疲れ試験[等級S (6) 及びT (8),使用荷重10t以下のシャックル] 10t以下の使用荷重のシャック
ルは,疲れ試験を行わなければならない。疲れ試験は,3個の試料を試験する。
疲れ試験サイクル中に加わる引張力の範囲は,附属書表1に規定するシャックルのプルーフロードの
0.75倍とする。サイクルの最小引張力は3kN以下とする。周波数は525Hzの間とする。試験を行った試
料は,上記の規定範囲の引張力を10 000サイクル加えても,荷重の保持不能に陥ることなく,その力に耐
えなければならない。
9.5 形式試験についての受入れ基準
9.5.1 変形試験(9.2を参照。) 形式試験を行った寸法のシャックルが,この国際規格に適合するために
は,試験を行った3個の試料のいずれもが,変形試験に合格しなければならない。
9.5.2 静的強さ試験及び疲れ試験(9.3及び9.4を参照。) 3個の試料すべてが試験に合格すれば,形式
試験を行った寸法のシャックルについては,国際規格に適合している。
試料の中の1個が不合格となった場合,さらに2個の試料を試験して,形式試験を行った寸法のシャッ
クルがこの国際規格に適合するためには,この2個の試料が,試験に合格しなければならない。
3個の試料のうち2個又は3個とも,試験に不合格となった場合は,形式試験を行った寸法のシャック
ルは,この国際規格に不適合である。
10. 保証試験
10.1 購入者から要求があった場合,又は,国内規制基準によって必要となった場合は,完成品の各シャ
ックル(保護塗装を行った場合はそれも含めて,製造,熱処理及び機械加工後)について,シャックルピ
ンの実測直径より大きくない直径の試験用引張取付け金具を用いて,シャックルの最頂部及びシャックル
ピンの中央部に附属書表1に規定する適切なプルーフロードを加えなければならない。
――――― [JIS B 2801 pdf 20] ―――――
次のページ PDF 21
JIS B 2801:1996の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 2415:1987(NEQ)
JIS B 2801:1996の国際規格 ICS 分類一覧
JIS B 2801:1996の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0148:2006
- 巻上機―用語
- JISB0205:1997
- メートル並目ねじ
- JISB0207:1982
- メートル細目ねじ
- JISB0209:1997
- メートル並目ねじの許容限界寸法及び公差
- JISB0211:1997
- メートル細目ねじの許容限界寸法及び公差
- JISB0251:2008
- メートルねじ用限界ゲージ
- JISB0252:1996
- メートル細目ねじ用限界ゲージ
- JISB1181:2014
- 六角ナット
- JISB1351:1987
- 割りピン
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3505:2017
- 軟鋼線材
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISG4105:1979
- クロムモリブデン鋼鋼材
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISH0401:2013
- 溶融亜鉛めっき試験方法
- JISZ2243:2008
- ブリネル硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2016
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ2245:2021
- ロックウェル硬さ試験―試験方法
- JISZ8601:1954
- 標準数