JIS C 1400-1:2017 風力発電システム―第1部:設計要件 | ページ 5

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C 1400-1 : 2017 (IEC 61400-1 : 2005,Amd.1 : 2010)
ウィンドシアーの指数αは,0.2とする。
仮定した風速プロファイルを用いて,ロータの受風面の高さ方向の平均鉛直ウィンドシアーを定義する。
6.3.1.3 通常乱流モデル(NTM)
通常乱流モデル(NTM)では,乱流標準偏差σ1の代表値は,所定のハブ高さにおける風速の90 %分位
値2) によって与える。標準風車クラスに対するこの値は,式(11)による。
σ1=Iref(0.75 Vhub+b) ここに,b=5.6(m/s) (11)
注2) 追加の荷重計算において他の分位値が必要な場合には,標準風車クラスに対しては対数正規分
布を仮定することによって近似してもよい。
E σ1 Vhub ここに,c
Iref .0(75 Vhub+c) 8.3(m/s)
2
Var σ1Vhub [Iref 4.1( m/s) ]
乱流標準偏差σ1及び乱流強度σ1/Vhubの値を,図1 a)及び図1 b)に示す。
Irefは,表1の値を用いる。
)
5
m/s
カテゴリA
4.5
1(
カテゴリB
4 カテゴリC
風速度の主方向成分の標準偏差
3.5
3
2.5
2
15
1
0.5
0
0 5 10 15 20 25 30
(m/s)
ハブ高さにおける風速Vhub
a) 通常乱流モデル(NTM)の乱流標準偏差
0.5
カテゴリA
カテゴリB
0.4
乱流強度(σ1/Vh ub)
カテゴリC
0.3
0.2
0.1
0
0 5 10 15 20 25 30
(m/s)
ハブ高さにおける風速Vhub
b) 通常乱流モデル(NTM)の乱流強度
図1−通常乱流モデル(NTM)
6.3.2 極値風条件
極値風条件には,暴風による極大風速,風速及び風向の急激な変化などのほか,ウィンドシアーに関す

――――― [JIS C 1400-1 pdf 21] ―――――

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C 1400-1 : 2017 (IEC 61400-1 : 2005,Amd.1 : 2010)
る事象も含む。
6.3.2.1 極値風モデル(EWM)
極値風モデルは,定常又は乱流いずれかの風モデルとする。ここで,風モデルは,基準風速Vref及びあ
る一定の乱流標準偏差σ1に基づいている。
定常極値風モデルにおいて,再現期間50年の極値風速Ve50及び再現期間1年の極値風速Ve1を,高さz
の関数として式(12)及び式(13)を用いて計算する。
.0 11
zz
Ve 50(z)= 4.1 Vref (12)
hub
Ve1(z)=0.8 Ve50(z) (13)
定常極値風モデルでは,±15°の範囲で一定のヨーミスアラインメントを仮定することによって,短時
間の平均風向からの偏向を設定する。
乱流極値風モデルでは,10分平均風速は,zの関数として,50年及び1年の再現期間で式(14)及び式(15)
による。
.011
zz
V50)
(z =Vref (14)
hub
V1(z)=0.8 V50(z) (15)
主方向乱流標準偏差3) は,式(16)による。
σ1=0.11 Vhub (16)
注3) 乱流極値風モデルの乱流標準偏差は,通常乱流モデル(NTM)又は極値乱流モデル(ETM)に
関係付けられない。定常極値風モデルは,約3.5のピーク係数によって,乱流極値風モデルに
関係付けられる。
6.3.2.2 運転中の極値ガスト(EOG)
ハブ高さにおける極値ガストの大きさVgust 4) は,標準風車クラスでは,式(17)による。
σ1
Vgust Min .135 Ve1−Vhub ;
3.3 (17)
D
1+1.0
Λ1
ここに, σ1 : 式(11)による。
Λ1 : 式(5)による乱流尺度パラメータ
D : ロータ直径
注4) この式においてガストの大きさは,起動及び停止のような運転事象の発生頻度とともに,50年
再現期待値を考慮して校正した。
風速は,式(18)に定義する。
3πt 2 πt
V(z)−.037Vgust sin 1− cos (0 ≦ t≦Tの場合)
V(z, t) T T (18)
V(z) (上記以外の場合)
ここに, V(z) : 式(10)に定義する。
T= 10.5(秒)
運転中の極値ガストの例[Vhub=25(m/s),クラスIA,D=42(m)]を,図2に示す。

――――― [JIS C 1400-1 pdf 22] ―――――

                                                                                             19
C 1400-1 : 2017 (IEC 61400-1 : 2005,Amd.1 : 2010)
)
36
(m/s
34
32
ハブ高さにおける EOGの風速
30
28
26
24
22
20
0 2 4 6 8 10
時間 t (s)
図2−運転中の極値ガストの例
6.3.2.3 極値乱流モデル(ETM)
極値乱流モデルは,6.3.1.2の通常風速プロファイルモデルと主方向との標準偏差が,式(19)による乱流
を用いる。
Vave Vhub
σ1=cIref.0072 +3 −4 +10
c c
ここに,c=2(m/s) (19)
6.3.2.4 極値風向変化(EDC)
極値風向変化の大きさθeは,式(20)を用いて計算する。
σ1
e 4 arctan (20)
D
Vhub1 1.0
Λ1
ここに, σ1 : 通常乱流モデルの式(11)による。
θe : ±180°の間に制限される。
Λ1 : 式(5)による乱流尺度パラメータ
D : ロータ直径
過渡的な極値風向の時間変化θ (t)は,式(21)による。
0 (t<0の場合)
πt
θ(t) 1− cos
5.0 θe (0 ≦t≦Tの場合) (21)
T
θe (t>Tの場合)
ここに,T=6秒は,極値風向変化の継続時間である。また,符号は最悪の過渡的荷重が生じるように選
択する。風向変化の過渡的状態が終了した後は,風向は変わらないものと仮定する。風速は,6.3.1.2に規
定する通常風速プロファイルモデルに従う。
ここで,例として,乱流カテゴリA,D=42(m),zhub=30(m)におけるVhubの変化に対する極値風向
変化の大きさを,図3に示す。また,Vhub=25(m/s)における風向変化の時間変化を,図4に示す。

――――― [JIS C 1400-1 pdf 23] ―――――

20
C 1400-1 : 2017 (IEC 61400-1 : 2005,Amd.1 : 2010)
200
()
°
100
e
極値風向変化
0
100
200
0 10 20 30 40
風速 Vhub(m/s)
図3−極値風向変化の大きさの例
40
()(
t )
°
30
極値風向変化
20
10
0
5 0 5 10
時間 t(s)
図4−極値風向変化の時間変化の例
6.3.2.5 風向変化を伴う極値コヒーレントガスト(ECD)
風向変化を伴う極値コヒーレントガストは,式(22)で表す大きさをもつ。
Vcg=15(m/s) (22)
風速の時間変化は,式(23)に定義する。
V(z) (t<0の場合)
πt
V(z, t) (z)+5.0 Vcg
1− cos (0 ≦ t≦Tの場合) (23)
T
V(z)+Vcg (t>Tの場合)
ここに,T=10(秒)は,立ち上がり時間で,風速V(z)は,6.3.1.2に規定する通常風速プロファイルモデ
ルによる。Vhub=25(m/s)における極値コヒーレントガスト中の風速の立ち上がり例を,図5に示す。

――――― [JIS C 1400-1 pdf 24] ―――――

                                                                                             21
C 1400-1 : 2017 (IEC 61400-1 : 2005,Amd.1 : 2010)
50
m/ s)
40
t)(
30
V(z,
20
風速
10
0
2 0 2 4 6 8 10 12 14
時間 t (s)
図5−極値コヒーレントガスト(ECD)の大きさの例
風速の立ち上がりは,0°からθcgまでの風向変化θと同時に発生すると仮定し,ここにθcgは,式(24)
に定義する。
180 4 m s/)の場合]
[Vhub<(
θcg (Vhub )
720(ms/) (24)
[4(m s/) Vhub
同時に発生する風向変化は,式(25)による。
0 (t<0の場合)
πt
θ(t) 5.0 cg1− cos (0 ≦ t≦Tの場合) (25)
T
cg (t>Tの場合)
ここに,立ち上がり時間を,T=10(秒)とする。
Vhubに対する風向変化の大きさθcg及びVhub=25(m/s)における時間変化に対する風向変化θ(t)を,それ
ぞれ図6及び図7に示す。
200
)
°
150
(cg
100
風向変化
50
0
0 10 20 30 40
風速 Vhub (m/s)
図6−極値コヒーレントガスト(ECD)の風向変化

――――― [JIS C 1400-1 pdf 25] ―――――

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JIS C 1400-1:2017の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 61400-1:2005(IDT)
  • IEC 61400-1:2005/AMENDMENT 1:2010(IDT)

JIS C 1400-1:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 1400-1:2017の関連規格と引用規格一覧