3
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は,円周尺を用いて直接測定する。
算出式 3心の場合 D=2.155dm
4心の場合 D=2.414dm
5心の場合 D=2.700dm
a) b) c) d)
図1−丸形電線の測定箇所
図2−平形電線の測定箇所
図3−3心の場合の測定箇所及び外径D
b) 絶縁体の厚さ 絶縁体の厚さは,a)の方法で絶縁体の内径・外径を測定し,小数第2位まで求め,そ
の差の1/2とするか,又は直接測定する。直接測定するときは,電線軸に直角な同一断面のほぼ等し
い角度をもつ3か所以上を測定し,その平均値とする。ただし,絶縁体の厚さが0.5 mm以下の場合
は,小数第3位まで求める。また,最小厚さは,目視などによって最も薄い部分(表面表示が被覆物
に食い込み押印されている部分を含む。)を求め,その位置の厚さを目盛付き拡大鏡などによって直接
測定する。
c) シースの厚さ シースの厚さは,a)の方法でシースの内径・外径を測定し,小数第2位まで求め,そ
の差の1/2とするか,又は直接測定する。直接測定するときは,電線軸に直角な同一断面のほぼ等し
い角度をもつ2か所以上を測定し,その平均値とする。また,最小厚さは,目視などによって最も薄
い部分(表面表示が被覆物に食い込み押印されている部分を含む。)を求め,その位置の厚さをノギス
――――― [JIS C 3005 pdf 6] ―――――
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C 3005 : 2014
などによって,小数第2位まで直接測定する。
d) テープ類,座床及び被覆物の厚さ テープ類,座床及び被覆物の厚さは,内径・外径を測定し,その
差の1/2とするか,又は直接測定する。
e) ピッチ テープ類,座床及び被覆物の厚さは,次による。
1) 同心より導体 同心より導体は,JIS C 3002の4.(3),(c)(ピッチの測定)によって測定する。
2) 線心より合せ 線心より合せは,線心数nを数え直尺を軸方向にあてがい,基準とする線心から(n
+1)番目の線心まで距離を測り(整数値で求める。)ピッチとする。ピッチ倍数を層心径1) の倍数
で表す場合は,次の式によって算出する。
P
Pn
D1
ここに, Pn : ピッチ倍数
P : ピッチ(mm)
D1 : 層心径(mm)
注1) 層心径D1とは,その層に含まれる全ての線心の中心を連ねる図4に示す円の直径をいい,
次の式によって算出する。
D1 D d
ここに, D : より合せ外径(mm)
d : この層の線心外径(mm)
図4−層心径
f) より合せ外径 より合せ外径は,a)の方法による。
4.4 導体抵抗
導体抵抗は,図5のホイートストンブリッジ法などの方法によって完成品全長又は長さ1 m以上の電線
で測定し,次の式で20 ℃のときの線長1 kmに対する値に換算する。
1 000
R20 Rt Kt
l
ここに, R20 : 20 ℃における1 km当たりに換算した導体抵抗値( 圀一
Rt : t ℃での測定値( 。ただし,リード線の抵抗値を含む場合
は,これを除いた値
Kt : 測定温度t ℃の値を20 ℃に換算する表2の温度換算係数
l : 線長(m)
――――― [JIS C 3005 pdf 7] ―――――
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図5−ホイートストンブリッジ法
表2−導体抵抗温度換算係数表(標準温度20 ℃)
測定温度 銅 アルミ 測定温度 銅 アルミ 測定温度 銅 アルミ
(t) (Kt) ニウム (t) (Kt) ニウム (t) (Kt) ニウム
℃ (Kt) ℃ (Kt) ℃ (Kt)
0 1.085 1.087 14 1.024 1.025 28 0.970 0.969
1 1.081 1.082 15 1.020 1.020 29 0.966 0.965
2 1.076 1.078 16 1.016 1.016 30 0.962 0.962
3 1.072 1.073 17 1.012 1.012 31 0.959 0.958
4 1.067 1.068 18 1.008 1.008 32 0.955 0.954
5 1.063 1.064 19 1.004 1.004 33 0.951 0.951
6 1.058 1.059 20 1.000 1.000 34 0.948 0.947
7 1.054 1.055 21 0.996 0.996 35 0.944 0.943
8 1.050 1.050 22 0.992 0.992 36 0.941 0.939
9 1.045 1.046 23 0.988 0.988 37 0.937 0.936
10 1.041 1.042 24 0.985 0.984 38 0.934 0.932
11 1.037 1.037 25 0.981 0.980 39 0.931 0.929
12 1.033 1.033 26 0.977 0.977 40 0.927 0.925
13 1.028 1.029 27 0.973 0.973
4.5 導通
導通は,50 V以下の電源で導体に電流を流し,ベル,ブザーなどによって断線の有無を調べる。
4.6 耐電圧
耐電圧は,次のいずれかの方法によって行う。
なお,配線方法の例を図6に示す。
耐電圧の試料は,完成品全長又は長さ1 m以上の電線を用いる。
a) 水中 水中は,あらかじめ接地された清水中に電線を1時間以上浸した状態で,単心の場合は導体と
清水との間に,多心の場合は導体相互間及び導体と清水との間に,周波数50 Hz又は60 Hzのほぼ正
弦波の波形をもつ個別規格に規定する交流電圧を加え,個別規格に規定する時間これに耐えるかどう
か調べる。ただし,非接続導体は,接地しておく。
b) 空中 空中は,空気中で導体相互間に,周波数50 Hz又は60 Hzのほぼ正弦波の波形をもつ個別規格
に規定する交流電圧を加え,個別規格に規定する時間これに耐えるかどうかを調べる。ただし,金属
被覆のあるものは導体相互間及び導体と接地された金属被覆との間について行う。ただし,非接続導
体は,接地しておく。
――――― [JIS C 3005 pdf 8] ―――――
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C 3005 : 2014
第1回課電 第2回課電
第1回課電 第2回課電
(中央に絶縁性介在のあるとき,第2
層より上のケーブル線心は省略可)
a) 線心間課電
b) 層間課電
図6−配線方法
c) スパーク スパークは,空気中で図7のスパークテスタを用い,あらかじめ導体を接地し,導体と電
極との間に,周波数50 Hz又は60 Hzのほぼ正弦波の波形をもつ個別規格に規定する交流電圧を0.15
秒間以上,また,高周波の場合は,9サイクル以上加えたとき,これに耐えるかどうかを調べる。
なお,図7のスパークテスタの1は,金属製の鎖又は数珠玉状の電極で,これをつり下げる間隔は,
電線軸方向では12 mm以下,横の方向では9 mm以下とする。また,鎖の長さは,電線径の大小にか
かわらず,電線表面に十分接触するように電極箱の深さよりも幾分長くする。
2は,U字形又はV字形電極箱で,その上部鎖取付部の幅は,最大電線直径よりも33 mm以上大き
くする。
なお,周波数が50 Hz又は60 Hz以外の場合,電極の最小長さは次の式によって算出する。また,
上記の金属製の鎖又は数珠玉状電極の代わりに水電極を用いてもよい。
vmax
Lmin 150
ここに, Lmin : 電極の最小長さ(mm)
vmax : 電線の最大許容速度(最大巻取り速度)(m/min)
f : 周波数(Hz)
――――― [JIS C 3005 pdf 9] ―――――
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C 3005 : 2014
1 電極 5 接地 9 電圧調整器
2 電極箱 6 変圧器の接地 10 過電流遮断器
3 保護箱 7 絶縁不良検出装置
4 リール 8 試験用変圧器
図7−スパークテスタの構造の概要及び結線図
4.7 絶縁抵抗
4.7.1 常温絶縁抵抗
常温絶縁抵抗の試料は,完成品全長又は長さ1 m以上の電線を用いる。
常温絶縁抵抗は,次のa)又はb)のいずれかの方法によって行い,次の式で20 ℃のときの線長1 kmに対
する値に換算する。
なお,ポリエチレンなど絶縁抵抗の高いものについては,個別規格による。個別規格に規定のないもの
は,Kt=1とする。図8に測定回路図の一例を示す。
l
R20 Rt Kt
1 000
ここに, R20 : 20 ℃における1 km当たりに換算した絶縁抵抗値(M 攀
Rt : t ℃での測定値(M 。ただし,リード線の抵抗値を含む場合
は,これを除いた値
Kt : 測定温度t ℃の値を20 ℃に換算する表3の温度換算係数
l : 線長(m)
――――― [JIS C 3005 pdf 10] ―――――
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JIS C 3005:2014の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 3005:2014の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB7184:1999
- 測定投影機
- JISB7184:2021
- 測定投影機
- JISB7502:2016
- マイクロメータ
- JISB7503:2017
- ダイヤルゲージ
- JISB7507:2016
- ノギス
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISB7516:2005
- 金属製直尺
- JISB7522:2018
- 繊維製巻尺
- JISB7721:2018
- 引張試験機・圧縮試験機―力計測系の校正方法及び検証方法
- JISC3002:1992
- 電気用銅線及びアルミニウム線試験方法
- JISK6249:2003
- 未硬化及び硬化シリコーンゴムの試験方法
- JISK6251:2017
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―引張特性の求め方
- JISK6258:2016
- 加硫ゴム及び熱可塑性ゴム―耐液性の求め方
- JISK7112:1999
- プラスチック―非発泡プラスチックの密度及び比重の測定方法
- JISK7212:1999
- プラスチック―熱可塑性プラスチックの熱安定性試験方法―オーブン法
- JISK7216:1980
- プラスチックのぜい化温度試験方法
- JISK8271:2007
- キシレン(試薬)
- JISR6001:1998
- 研削といし用研磨材の粒度