JIS C 62852:2020 太陽光発電システムの直流アプリケーション用コネクタ―安全性要求事項及び試験 | ページ 6

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6.3.13 挿入力及び引抜力
この試験は,かん合される相手側コネクタを用いて,JIS C 5402-13-2によって実施しなければならない。
挿入速度及び引抜速度は,50 mm/minとする。
引抜力測定値は,50 N以上でなければならない。
6.3.14 コネクタカップリング機構の効果
この試験は,JIS C 5402-15-6によって実施しなければならない。
かん合状態のコネクタを,引抜方向に10 N/sの割合で,80 Nまで引っ張る。
コネクタは,完全にかん合した状態を維持しなければならない。
6.3.15 終端部及び接続方法
5.5に規定する終端部及び接続方法の分類に合わせて,次のうちの該当する試験を行わなければならな
い。試験報告書がある場合には,これらの試験を省略することが可能である。
a) 圧着結線の場合 IEC 60352-2に規定される圧着バレルの目視試験及び圧着結線の引張強度試験を行
う。IEC 60352-2から外れていることがある場合には,IEC 60352-2に基づく引張強度試験及び製造業
者の仕様に基づく寸法確認によって,IEC 61984の要求事項を満たすことを確認する。
b) 接触可能圧接接続の場合及びc) 接触不能圧接接続の場合 接触可能圧接端子については,IEC 60352-
3:1993の12.1によって,初期状態での外観検査を行う。接触不能圧接端子については,IEC 60352-
4:1994の12.2.4によって,初期状態での外観検査を行う。
IEC 61984によって,電気的試験及び熱的試験を行う。
d) プレスイン接続の場合 プレスインポストに対する外観及び寸法試験,並びにIEC 60352-5に規定さ
れる押出力の試験を行う。
e) 絶縁貫通接続の場合 JIS C 2814-2-3又はIEC 60352-6に規定される試験を行う。
f) ねじなし形締付式接続の場合 IEC 60352-7,IEC 60999-1又はIEC 60999-2に規定される導体接続に
関する機械的試験を行う。
g) ねじ形締付式接続の場合 IEC 60999-1又はIEC 60999-2に規定される導体接続に関する機械的試験
を行う。
h) 平形接続子の場合 該当する限り,JIS C 2809に規定される寸法試験及び安全性試験を行う。
寸法試験は,JIS C 2809によって行う。寸法の適合性確認は,IEC 61984による接続の安全性の確認で
行う。寸法が仕様に適合していない場合は,試験要求事項は満たされていない。
JIS C 2809に従って設計されていないことが明確な平形接続子も,IEC 61984に規定される試験計画に
適合していれば,用いることが可能である。
コネクタの試験とともに,終端部の電気及び熱的試験も行う。
6.3.15A 極性及びキーイング
極性及びキーイングは,JIS C 5402-13-5によって確認する。ただし,試験の最大加圧値は,80 Nとする。

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6.3.15B インサート内のコンタクト保持
インサート内のコンタクト保持は,JIS C 5402-15-1によって確認する。試験で加える軸方向の力は,製
造業者が指定するコンタクト一つ当たりの挿入力の3倍か,製造業者が指定するコンタクト一つ当たりの
挿入力に50 Nを加えた値の低い方とする。ただし,20 N以上とする。
6.3.15C ケーブル係留
6.3.15C.1 製造業者が指定するケーブルの使用を想定したコネクタ
製造業者が指定するケーブルの使用を想定したコネクタは,製造業者が提供するケーブルで試験を行わ
なければならない。
負荷のかかっていないケーブルに印を付け,ケーブルグランドに対する変位が容易に検出可能なように
しなければならない。
ケーブルを,表4Aに規定する引張力で軸方向に急に引くことのないように1秒間引っ張り,それを50
回繰り返す。
表4A−ケーブル係留に対する引張力
ケーブル径 引張力 試験マンドレルの最小シース厚
mm N mm
4以下 − 1 a)
4を超え 8以下 30 1
8を超え 11以下 42 2
11を超え 16以下 55 2
16を超え 23以下 70 2
23を超え 31以下 80 2
31を超え 43以下 90 2
43を超え 55以下 100 2
55超 115 2
注a) ケーブル径が4 mm以下の場合は,適切な非金属マンドレルを用いてもよい。
次に,試験体をねじり試験装置に取り付ける。負荷のかかっていないケーブルに印を付け,ケーブルグ
ランドに対するねじれが容易に検出可能なようにし,次に,表4Bに規定するトルクを1分間加えなけれ
ばならない。
表4B−ねじり試験の要求値
ケーブル径 トルク 試験マンドレルの最小シース厚
mm Nm mm
4を超え 8以下 0.10 1
8を超え 11以下 0.15 2
11を超え 16以下 0.35 2
16を超え 23以下 0.60 2
23を超え 31以下 0.80 2
31を超え 43以下 0.90 2
43を超え 55以下 1.00 2
55超 1.20 2

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6.3.15C.2 汎用ケーブルの使用を意図したコネクタ
製造業者又はサプライヤが指定するケーブルグランドの固定範囲の最小値に相当する表4Aに規定する
シース厚をもつ試験マンドレルを,装置に取り付けなければならない。
負荷のかからない試験マンドレルに印を付け,ケーブルグランドに対する変位が容易に検出可能なよう
にしなければならない。
試験マンドレルを,表4Aに規定の引張力で軸方向に急に引くことのないように1秒間引っ張り,それ
を50回繰り返す。
別途指定のない限り,試験マンドレルは,ISO 868に従ってショアD硬さ70±10ポイントの硬度をも
ち,表4A又は表4Bに規定するシース厚をもつエラストマー製シースを備えた金属ロッドとする。試験マ
ンドレルは,マンドレル径が16 mm以下の場合の許容差は±0.2 mm,マンドレル径が16 mmを超える場
合の許容差は±0.3 mmとする。形状は,円形,又は製造業者若しくは端子箱のサプライヤによって指定さ
れるケーブル外形寸法を模した形状とする。
次に,試験体をねじり試験装置に取り付ける。
負荷のかかっていないマンドレルに印を付け,ケーブルグランドに対する変位が容易に検出可能なよう
にし,次に,表4Bに規定するトルクを1分間加えなければならない。
ねじり試験は,製造業者又は供給者が指定するケーブルグランドの固定範囲の最大値に相当する試験マ
ンドレルを使用し,表4Bに規定する適切な最大ケーブル径に対するトルクで行わなければならない。
IEC 62444の要求事項に適合するケーブルグランドについては,この細分箇条の試験を要求しない。
6.3.15D 機械的衝撃強さ
機械的衝撃強さは,JIS C 5402-7-2によって確認する。対象は,可動形コネクタだけとする。落下の回数
は8回とし,45°ずつ,位置をずらして行う。落下高さは,次のとおり決定する。
a) 試験体質量が250 g以下の場合 (750±10) m
b) 試験体質量が250 gよりも大きい場合 (500±10) m
6.3.15E 耐候性
耐候性は,ISO 4892-2の試験方法で,次の条件で行う。
a) 放射照度 (60±2) /m2
b) 波長域 300 nm400 nm
c) ブラックスタンダード温度 (65±3) ℃
d) 相対湿度 (65±3) %
e) サイクル 18分噴霧で,キセノンランプによる乾燥102分
f) 試験時間 500時間

6.4 再配線不可の可動形コネクタの試験計画(ルーチン試験)

  再配線不可コネクタは,ほどけた素線などの充電部が接触不可能なようにしなければならない。設計又
は製造工程によってこれが確保することが不可能な場合は,製造したコネクタごとに次の試験を行わなけ

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ればならない。
おすコネクタのかん合面(凸部)を除き,コネクタの接触可能な外表面を平面電極を用いて20 Nの力で
なぞり,6.3.8によってコネクタの規定のインパルス耐電圧を全ての充電部とこれらの電極との間に都度印
加する。
6.3.8による規定の実効値耐電圧を最低3サイクル(60 ms)印加することで,上記試験を代替すること
が可能である。
絶縁破壊もフラッシュオーバも発生してはならない。

6.5 試験計画

  試験は,表5表11に規定する試験グループごとに行う。
表5−試験グループA : 機械(試験グループAは単独試験)
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試験 試験名 JIS C 5402 この規 試験条件 試験内容 要求事項
フェ 規格群の規 格の細 測定,試験 JIS C 5402(この規格の細分
ーズ 格番号及び 分箇条 及び検査 規格番号 箇条番号)
試験番号 番号 試験番号
A1.1 外観及び − 6.1.5 必要に応じて,カバーを 外観 JIS C 5402- 5.2.3,5.7
寸法 取り外す。 寸法 1-1 外観及び寸法が
試験1a 製造業者の技術
JIS C 5402-文書に記載の仕
1-2 様に整合する。
試験1b
A1.2 空間距離 − 6.3.7 附属書Bによって,空間 空間距離及 − 5.18
及び沿面 距離及び沿面距離を測定び沿面距離 空間距離及び沿
距離 面距離が5.18に
適合する。
A2 表示の耐 − 6.3.2 通常の視力又は矯正視力 外観 JIS C 5402-5.2.1及び5.2.2に
久性 による目視 1-1 よって判読可能
試験1a とする。
A3 極性及び JIS C 5402- 6.3.15A 試験の加圧値は,20 Nか, − − 5.3
キーイン 13-5 挿入力の1.5倍の高い方 誤かん合防止対
グ 試験13e とする。 策を施す。
ただし,80 Nを最大とす 外観 JIS C 5402-安全性及び機能
る。 1-1 を損なうような
試験1a 損傷がない。
A4 端子及び − 6.3.15 終端部及び接続方法の分 − − 5.5
接続方法 類に合わせて,該当する
試験を行う。試験報告書
がある場合には,試験を
省略することが可能であ
る。

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表5−試験グループA : 機械(試験グループAは単独試験)(続き)
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試験 試験名 JIS C 5402 この規 試験条件 試験内容 要求事項
フェ 規格群の規 格の細 測定,試験 JIS C 5402(この規格の細分
ーズ 格番号及び 分箇条 及び検査 規格番号 箇条番号)
試験番号 番号 試験番号
A5 インサー JIS C 5402- 6.3.15B 試験で加える軸方向の力 外観 JIS C 5402- 5.15.2
ト内のコ 15-1 は,製造業者が指定する 1-1 通常の動作をそ
ンタクト 試験15a コンタクト一つ当たりの 試験1a こなうような軸
保持 挿入力の3倍か,製造業 のずれがない。
者が指定するコンタクト
一つ当たりの挿入力に50
Nを加えた値の低い方と
する。
ただし,20 N以上とする。
A6.1 ケーブル 6.3.15C.1軸方向に急に引くことの 外観 JIS C 5402- 5.14 a)
係留(引 又は ないように1秒間引っ張 1-1
張り) 6.3.15C.2り,それを50回繰り返 試験1a
す。
A6.2 ケーブル 6.3.15C.1トルクを1分間加える。 外観 JIS C 5402- 5.14 a)
係留(ね 又は 1-1
じり) 6.3.15C.2 試験1a
A7 機械的衝 JIS C 5402- 6.3.15D 対象は,可動形コネクタ 外観 JIS C 5402- 5.15
撃強さ 7-2 だけとする。 1-1 安全性を損なう
試験7b 落下高さは,次のとおり。 試験1a 損傷がない。
試験体質量が250 g
以下の場合 : (750±
10) m
試験体質量が250 g
よりも大きい場合 :
(500±10) m
落下の回数 : 8
1回ごとに45°ずつ,位
置をずらして,8回行う。
A8 低温にお − 6.3.10 試験温度 : −40 又は製 外観 JIS C 5402- 5.15
ける機械 造業者が指定する下限温 1-1 安全性を損なう
的強度 度(周囲温度)のいずれか 試験1a 損傷がない。
低い方の温度 絶縁耐力 − 5.10
試験時間 : 5時間 絶縁破壊又はフ
ラッシュオーバ
がない。
A9 挿入力及 JIS C 5402- 6.3.13 対象は,カップリング機 外観 JIS C 5402- 5.16
び引抜力 13-2 構又はロック機構のない 1-1 50 Nまでの引抜
試験13b コネクタだけとする。 試験1a 力に耐える。
A10 コネクタ JIS C 5402- 6.3.14 対象は,カップリング機 外観 JIS C 5402- 5.17
カップリ 15-6 構又はロック機構をもつ 1-1 80 Nまでの引抜
ング機構 試験15f コネクタだけとする。 試験1a 力に耐える。
の効果 機能を損なう損
傷がない。
注記 試験グループAは,いずれも単独試験であり,試験の順番に関する要求事項はない。
注a) 最終測定は,外観検査である。

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JIS C 62852:2020の引用国際規格 ISO 一覧

  • IEC 62852:2014(MOD)

JIS C 62852:2020の国際規格 ICS 分類一覧

JIS C 62852:2020の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISC0922:2002
電気機械器具の外郭による人体及び内部機器の保護―検査プローブ
JISC2134:2007
固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
JISC2134:2021
固体絶縁材料の保証及び比較トラッキング指数の測定方法
JISC2143-1:2015
電気絶縁材料―熱的耐久性―第1部:劣化処理手順及び試験結果の評価
JISC2143-5:2013
電気絶縁材料―熱的耐久性―第5部:相対熱的耐久性指数(RTE)の求め方
JISC2809:2014
平形接続子
JISC2814-2-3:2009
家庭用及びこれに類する用途の低電圧用接続器具―第2-3部:絶縁貫通形締付式接続器具の個別要求事項
JISC3664:2007
絶縁ケーブルの導体
JISC5402:1992
電子機器用コネクタ試験方法
JISC60068-1:2016
環境試験方法―電気・電子―第1部:通則及び指針
JISC60068-2-14:2011
環境試験方法―電気・電子―第2-14部:温度変化試験方法(試験記号:N)
JISC60068-2-75:2019
環境試験方法―電気・電子―第2-75部:ハンマ試験(試験記号:Eh)
JISC60068-2-78:2015
環境試験方法―電気・電子―第2-78部:高温高湿(定常)試験方法(試験記号:Cab)
JISC60664-1:2009
低圧系統内機器の絶縁協調―第1部:基本原則,要求事項及び試験
JISC60695-11-10:2015
耐火性試験―電気・電子―第11-10部:試験炎―50W試験炎による水平及び垂直燃焼試験方法
JISC60695-2-11:2016
耐火性試験―電気・電子―第2-11部:グローワイヤ/ホットワイヤ試験方法―最終製品に対するグローワイヤ燃焼性指数(GWEPT)
JISC8285:2018
工業用プラグ,コンセント及びカプラ
JISC8960:2012
太陽光発電用語