この規格ページの目次
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C 7617-2 : 2009
1.4.3
公称値 (nominal value)
ランプを特定し,他と区別するために用いるおおよその数値。
1.4.4
定格値 (rated value)
規格化した点灯条件におけるランプ特性のための数値。その数値及び条件は,この規格で規定する。規
格に規定しない場合は,製造業者又は責任ある販売業者が指定する。
1.4.5
光束維持率 (lumen maintenance)
ランプを規定の条件で点灯した場合,寿命中(1.4.11B参照)のある時間におけるランプの全光束の初期
全光束に対する比。この割合は通常,百分率で表す。
1.4.6
初期値 (initial readings)
エージング前に測定したランプの始動特性,及び100時間エージング後に測定したランプの電気的,光
学的及び陰極特性。
1.4.7
始動補助 (starting aid)
ランプの内面に施した透明な導電性被膜,ランプの外面にはり付けた導電性のテープ,又はランプから
適切な距離に配置した導電性の板。始動補助は,通常接地し,ランプの1端から適切な電位差になったと
きだけ有効となる。
1.4.8
試験用安定器 (reference ballast)
商用周波数で動作するランプのための誘導形, 又は高周波で動作するランプのための抵抗形の特別な安
定器。この安定器は,安定器試験用の比較標準を供給するために,試験用ランプを選ぶために,及び規格
化された条件下で通常に生産されたランプを試験するために設計されている。この試験用安定器は,JIS C
8108,JIS C 8117,JIS C 8118又はJIS C 8120で規定する定格周波数において,電流,温度及び磁気の変
化によって影響を受けない安定な電圧/電流比をもっている特徴がある。
1.4.9
試験用安定器の基準電流 (calibration current of a reference ballast)
試験用安定器の検査及び管理時に用いる電流値。
1.4.10
形式検査 (type test)
与えられた製品の設計が, 関連する規格の要求に適合していることを確認するために,形式検査サンプ
ルを用いて行う一つの検査,又は一連の検査。
1.4.11
形式検査サンプル (type test sample)
形式検査のために製造業者又は責任ある販売業者が提供する一つのサンプル又は同じような集団からな
るサンプル。
――――― [JIS C 7617-2 pdf 6] ―――――
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1.4.11 A
大きさの区分
寸法及び点灯回路に互換性があるランプを区分する数字。
1.4.11 B
寿命
規定する条件の下で点灯したとき,ランプが点灯しなくなるまでの総点灯時間又は全光束が初期値の
70 %(演色性の区分を表す記号がDL,SDL及びEDLのランプは60 %)に下がるまでの総点灯時間のい
ずれか短い方。
1.4.11 C
定格寿命
長期間にわたり製造された,同一形式のランプの寿命の平均値に基づいて公表された寿命。
1.4.11 D
形式
同じ種別で,光学的特性及び光源色が同じランプの区分。
1.4.11 E
種別
電気的特性,陰極特性,寸法及び始動方法が同じランプの区分。
1.4.11 F
定格特性
ランプで消費する電力が定格値となるように点灯した場合の電気的特性及び光学的特性。
1.4.11 G
高出力特性
ランプで消費する電力が定格値を超えた値で点灯した場合の電気的特性及び光学的特性。
1.4.11 H
定格ランプ電力
ランプに表示されるか,又は製造業者によって公表されたランプ電力。
1.5 ランプ要求事項
1.5.1 一般
この規格に該当するランプは,JIS C 7617-1の要求事項に適合しなければならない。
ランプは,その性能が通常,かつ,正常な使用において信頼性があるように設計しなければならない。
一般的に,これは1.5.21.5.8Aの要求事項を満足することによって成し遂げることができる。
注記 この規格に規定する要求事項及び公差は,製造業者が提出する試料の検査に適用する。検査に
合格した試料と同様に製造された製品は,この規格を満足すると判定されるが,製造にはばら
つきがあるため,個々の製品については規格値を外れるものが生じるおそれがある。サンプル
方法の手引及び特性による検査の手順については,附属書JD及びJIS Z 9015-1,又はIEC 60410
を参照。
1.5.2 口金
完成ランプの口金寸法は,JIS C 7709-1に適合するほか,次による。
a) 5及びG13口金付ランプは,完成ランプの二つの口金の両方のピン(フランジを除く。)が,ランプ
を受け入れるための適切な間隔の縦方向に貫通した平行な溝を,引っかかりがなく,同時に通過しな
――――― [JIS C 7617-2 pdf 7] ―――――
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ければならない。その溝は各々,G5口金では幅 2.87 mm,G13口金では幅 3.05 mmとする。
b) 17d口金付ランプは,完成ランプの両方の口金の突起部が,突起部の端と溝の底とが相対するように
ランプを受け入れるために,適切な間隔の縦方向に貫通した平行な溝を,引っかかりなく,楽に,同
時に通過しなければならない。その溝は各々,深さ 6.35 mm,幅 9.22 mmとする。
bA) X17d口金付ランプの両端の口金における口金突起部長径を含むそれぞれの面のねじれ角度は,6度
以下とする。
1.5.3 寸法
ランプの寸法は,関連するランプデータシートに規定する値に適合しなければならない。
1.5.4 始動特性
ランプは, 関連するランプデータシートに規定する時間内に完全に始動し,点灯を維持しなければなら
ない。試験の条件及び方法は,附属書A,附属書JA及び附属書JBによる。ただし,スタータ形は附属書
JAで試験することが望ましい。
1.5.5 電気的特性及び陰極特性
a) ランプ電圧の初期値は,関連するランプデータシートに規定する値に適合しなければならない。
aA) ランプ電流の初期値は,関連するランプデータシートに規定する値に適合しなければならない。
b) ランプ電力の初期値は,関連するランプデータシートに規定するランプ電力値の5 %+0.5 Wを超え
てはならない。
注記1 陰極予熱に必要な電力は,ランプデータシートに明記しない限り,ランプ電力には含まな
い。
c) ラピッドスタート形蛍光ランプの各陰極抵抗の初期値は,関連するランプデータシートに規定する最
小値以上でなければならない。
d) 高周波点灯専用形蛍光ランプの各陰極抵抗の初期値は,関連するランプデータシートに規定する値に
適合しなければならない。
試験の条件及び方法は,附属書Bによる。
注記2 スリムライン形の場合は,標準電流点灯特性だけの測定とし,特に指定がない限り,ラン
プ電力の測定は行わない。
1.5.6 光学的特性
a) ランプの全光束の初期値の個々値は,関連するランプデータシートに規定する値及び製造業者又は責
任ある販売業者が公表した値の92 %以上でなければならない。試験の条件及び方法は,附属書Bに
よる。
b) 光源色は,JIS Z 9112の色度範囲の規定に適合しなければならない。試験の条件及び方法は,附属書
B及びJIS Z 8724による。
ランプの周囲温度は,25 ℃±3 ℃でもよい。
高出力特性をもつランプは,定格特性だけで測定してよい。
スリムライン形の場合は,標準電流点灯特性で測定してよい。
c) 演色性は,JIS Z 9112の演色評価数の規定に適合し,かつ,平均演色評価数の値は,製造業者又は責
任ある販売業者が公表した値から3をひいた値以上とする。
試験の条件及び方法は,附属書B及びJIS Z 8724に規定する方法によって,5 nmの波長間隔で相
対分光分布を測定した後,JIS Z 8726に規定する方法によって算出する。
3波長域発光形蛍光ランプは,3波長放射束比の規定にも適合しなければならない。
――――― [JIS C 7617-2 pdf 8] ―――――
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なお,3波長域発光形蛍光ランプの3波長域放射束比もこの演色性試験と同様の方法によって相対
分光分布を測定し,JIS Z 9112に規定する方法によって行う。
ランプの周囲温度は,25±3 ℃でもよい。
高出力特性をもつランプは,定格特性だけで測定してよい。
1.5.7 光束維持率
ランプの光束維持率は,関連するランプデータシートに規定する値以上でなければならない。さらに,
製造業者又は責任ある販売業者が公表する値の“92 %(検討中)”以上であることが望ましい。試験の条
件及び方法は,附属書Cによる。
注記 IECで検討中であり92 %(検討中)とした。
1.5.8 製品の表示
ランプには,a) e)のほかに正確な識別のために必要であれば,製造業者又は責任ある販売業者が公表
するランプの電気的特性及び光学的特性の補足情報を表示しなければならない。
スリムライン形の場合は,a) 及びb) だけの表示でもよい。
a) 形式
b) 製造業者名若しくは責任ある販売業者名又はそれらの略号
c) 定格ランプ電力(W,watts,又はワット),又はそれを表す英数字,若しくは記号
d) 大きさの区分(形)(ただし,大きさの区分と定格ランプ電力とが異なるものだけ)
e) 種別FHF16,FHF32,FHF50,FHF86及びFHF86/RXの蛍光ランプの場合,高周波点灯専用であるこ
とを示す図1のHfマーク。
図1−Hfマーク
注記 Hfマークは,e) のランプが,従来の照明器具へ誤装着されることを防止するために専用照
明器具だけに使用できることを示す。
1.5.8A 包装の表示
包装最小単位の外面には,次の事項を表示する。
a) IS C 7617-1の附属書JA(包装の表示)による表示。
b) 種別FHF16,FHF32,FHF50,FHF86及びFHF86/RXの蛍光ランプの場合,高周波点灯専用であるこ
とを示す図1のHfマークを追加する。
1.6 安定器及びスタータの設計のための指針
注記 関連するランプデータシート及び附属書E参照。
1.7 照明器具設計のための指針
注記 附属書F参照。
1.7A 形式及び種別
形式及び種別は,附属書JCによる。
1.7B 検査
検査は,附属書JDによる。
――――― [JIS C 7617-2 pdf 9] ―――――
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附属書A
(規定)
一般始動特性の試験方法
序文
この附属書は,一般始動特性の評価試験方法について規定する。
A.1 一般
試験は,相対湿度が最大65 %,かつ,周囲温度が20 ℃27 ℃の間において,無風状態で行わなけれ
ばならない。ランプ近傍の金属部品及び金属線は,規定された場合の始動補助を除き,できる限りランプ
から遠ざけなければならない。ランプは,始動試験に先立ち,周囲温度が20 ℃27 ℃及び相対湿度が
65 %以下で24時間以上不点灯のまま放置しなければならない。
A.2 スタータ形
A.2.1 試験回路
ランプは,図A.1に示す回路を用い,50 Hz又は60 Hzの電源を用いて試験しなければならない。
A.2.2 安定器
使用する安定器が,関連するデータシートに規定するものであり,かつ,JIS C 8118の要求事項に従っ
たもの,又は関連するランプデータシートに規定する試験用安定器でなければならない。コンデンサを使
用することが指定されている場合,コンデンサはJIS C 4908の要求事項に従ったものでなければならない。
使用する安定器が,定格電圧で試験用ランプと組み合わせる場合,試験用ランプでの消費電力の変動は,
その定格値に対して4 %以内でなければならない。試験用ランプとは,試験用安定器で点灯させた場合,
その電流の変動が定格値に対して2 %以内であるランプとする。
安定器の定格入力電圧の90 %で測定したときの予熱電流は,定格ランプ電流の1.1倍から1.2倍までの
間でなければならない。この範囲内の予熱電流の値を得るためには,市販されている安定器の中から特別
に選別するか,又はこの特別な目的のために安定器を別途製作するかのどちらかが必要である。場合によ
っては,スタータに直列に抵抗を加えることによって,この範囲へ予熱電流を減少させることができる。
A.2.3 スタータ
用いるスタータのタイプは,JIS C 7622の要求事項に従ったものでなければならない。
A.2.4 試験電圧
回路に加える電圧は,関連するランプデータシートの規定に適合しなければならない。
A.3 ラピッドスタート形
A.3.1 試験回路
ランプは,図A.2に示す回路を用い,50 Hz又は60 Hzの電源を用いて試験しなければならない。
A.3.2 安定器
使用する安定器は,関連するランプデータシートに規定された試験用安定器でなければならない。
A.3.3 始動補助
金属板の始動補助導体は,陰極とともに接地しなければならない。金属板の長さは,被測定ランプの長
――――― [JIS C 7617-2 pdf 10] ―――――
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JIS C 7617-2:2009の引用国際規格 ISO 一覧
- IEC 60081:2002(MOD)
- IEC 60081:2002/AMENDMENT 2:2003(MOD)
- IEC 60081:2002/AMENDMENT 3:2005(MOD)
JIS C 7617-2:2009の国際規格 ICS 分類一覧
JIS C 7617-2:2009の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISC1102-2:1997
- 直動式指示電気計器 第2部:電流計及び電圧計に対する要求事項
- JISC1102-3:1997
- 直動式指示電気計器 第3部:電力計及び無効電力計に対する要求事項
- JISC4908:2007
- 電気機器用コンデンサ
- JISC7617-1:2017
- 直管蛍光ランプ―第1部:安全仕様
- JISC7622:2002
- 蛍光ランプ用グロースタータ―性能規定
- JISC7709-1:1997
- 電球類の口金・受金及びそれらのゲージ並びに互換性・安全性 第1部 口金
- JISC8105-1:2017
- 照明器具―第1部:安全性要求事項通則
- JISC8105-2-1:2017
- 照明器具―第2-1部:定着灯器具に関する安全性要求事項
- JISC8105-2-17:2011
- 照明器具―第2-17部:舞台照明,テレビ,映画及び写真スタジオ用の照明器具に関する安全性要求事項
- JISC8105-2-19:2017
- 照明器具―第2-19部:空調照明器具に関する安全性要求事項
- JISC8105-2-2:2014
- 照明器具―第2-2部:埋込み形照明器具に関する安全性要求事項
- JISC8105-2-22:2014
- 照明器具―第2-22部:非常時用照明器具に関する安全性要求事項
- JISC8105-2-3:2011
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- JISC8105-2-5:2017
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- JISC8106:2015
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- JISC8120:2015
- 交流及び/又は直流用蛍光灯電子制御装置―性能要求事項
- JISC8147-1:2017
- ランプ制御装置―第1部:通則及び安全性要求事項
- JISC8147-2-3:2011
- ランプ制御装置―第2-3部:交流及び直流電源用蛍光灯電子安定器の個別要求事項
- JISC8147-2-8:2011
- ランプ制御装置―第2-8部:蛍光灯安定器の個別要求事項
- JISZ8113:1998
- 照明用語
- JISZ8724:2015
- 色の測定方法―光源色
- JISZ8726:1990
- 光源の演色性評価方法
- JISZ9112:2019
- 蛍光ランプ・LEDの光源色及び演色性による区分