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G 0802 : 2016
JC.2.4 有効ビーム幅
有効ビーム幅は,STB-N1の標準穴を用い,音響隔離面に平行に探触子を移動させ,エコー高さが最大
になる位置から両側に6 dB低下する範囲を測定し,その全幅が15 mm以上でなければならない。
――――― [JIS G 0802 pdf 21] ―――――
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G 0802 : 2016
附属書JD
(規定)
距離振幅特性曲線の作成及びエコー高さの区分方法
JD.1 使用する試験片
距離振幅特性曲線は,附属書JBに規定する感度補正用試験片(RB-S)を使用する。
JD.2 距離振幅特性曲線及びエコー高さ区分線の作成手順
距離振幅特性曲線及びエコー高さ区分線の作成手順は,次による。
a) 使用する探触子及びRB-S試験片のφ5 mm平底穴を利用して,距離振幅特性曲線を作成する。作成す
る距離振幅特性曲線は,目盛板に記入するか,表示器上に記入する。
b) 作成する距離振幅特性曲線の範囲は,製品板の厚さを探傷面から底面まで,きずエコー高さを評価す
るのに十分な厚さ範囲以上であればよい。
c) 垂直探触子に使用する距離振幅特性曲線を作成する場合は,深さ40 mm又は60 mmのφ5 mm平底穴
エコー高さの大きい方をCRT上40 %60 %の範囲になるように探傷器の感度を定め,次に,厚さの
大きいRB-S試験片のφ5 mm平底穴のエコー高さのピークをCRT上にプロットする。深さ40 mm又
は60 mmのピーク位置以下のプロットは,13 mm厚さのRB-S試験片の平底穴のエコー高さをCRT
上にプロットする。この各点のエコー高さのピークを結んだ線をDMJD線とする(図JD.1参照)。厚
さ13 mm以下については水平に線を引く。
d) MJD線の各点より6 dB高い点をプロットし,その点を結んだ線をDHJD線,DMJD線の各点より6 dB
低い点をプロットし,その点を結んだ線をDLJD線とする。また,DHJD線及びDLJD線も,厚さ13 mm
以下については水平に線を引く(図JD.1参照)。
e) 評価に使用する対比線の高さは,使用する範囲において10 %以下にならないように作成する。10 %以
下の範囲を使用する場合(例 図JD.1の150200 mm)は,感度を6 dB上げて,対比線を順次,DLJD
線,DMJD線,DHJD線と読み替える。
f) 距離振幅特性曲線を使ったきず評価の対比線の名称は,8.5及び図3に合わせて,表JD.1のように読
み替える(図JD.1参照)。
表JD.1−距離振幅特性曲線を使った対比線の読み替え
附属書JDの対比線 8.5及び図3の対比線
DHJD線 DH線
DMJD線 DM線
DLJD線 DL線
――――― [JIS G 0802 pdf 22] ―――――
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G 0802 : 2016
注記 ( )は,感度を6 dB上げて,対比線を読み替えた場合を示す。
図JD.1−垂直探触子の距離振幅特性曲線の例(60 mm深さの平底穴がピークになった場合)
JD.3 探傷感度の設定
探傷感度の設定は,次による。
a) 探傷する製品板の底面エコーの高さがCRT上のDMJD線になるように感度を調整する。
b) 次に,感度補正用試験片(RB-S)を用いてあらかじめ測定したF/B(dB)を補正値として,感度を高
める。
JD.4 きずの分類及びきずの指示長さを測定する基準
JD.4.1 きずの分類
きずの分類は,9.1.2及び表8による。
JD.4.2 きずの指示長さの測定
きずの指示長さの測定は,9.2.2 b) 及び表11による。
JD.4.3 きずの記録方法
きずの記録方法は,9.3による。
JD.5 きずの評価方法
きずの評価方法は,箇条10による。
JD.6 きずの判定基準
きずの判定基準は,箇条11による。
――――― [JIS G 0802 pdf 23] ―――――
21
G 0802 : 2016
附属書JE
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS G 0802:2016 ステンレス鋼板の超音波探傷検査方法 ISO 17577:2016,Steel−Ultrasonic testing of steel flat products of thickness equal to or
greater than 6 mm
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際規 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
格番号
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
及び題名 番号 の評価
1 適用範囲 ステンレス鋼板,ニ 1 ステンレス鋼を含む鋼 変更 JISでは,JIS G 0801(圧力容器用国内市場の要求に応じて,超音波
ッケル板,ニッケル 板に適用。 鋼板),JIS G 0901(建築用鋼板及
特性を調査の上,ニッケル板,ニ
合金板及び超合金 ッケル合金板及び超合金板を追加
び平鋼)及びこの規格(ステンレス
板に適用。 鋼板)に分けて規定している。 した。
3 用語及び 製品板用の対比試 3 欠陥及び不感体の用語 変更 JIS Z 2300で定義されている用語 技術的差異は軽微である。
定義 験片を規定。 も定義されている。 については,JIS Z 2300によること
とした。
JISでは,ステンレス鋼製の二振動
子垂直探触子用E形対比試験片
(RB-E-S)を定義した。
3A 一般事 追加 技術的差異は軽微である。
この規格の規定以外の一般事項は,
項 JIS Z 2344によることとした。
5 検査技術 受渡当事者間の協 5 ISO 9712と同等のレベ 変更 基本的には同等の資格レベルであ 技術的差異は軽微である。
者 定によって,JIS G ル3の資格者の下で資 る。
0431,JIS Z 2305又 格付けできた者が実施。
はこれらと同等の
資格を適用しても
よい。
G0 802 : 2016
3
――――― [JIS G 0802 pdf 24] ―――――
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G 0802 : 2016
G0
3
(I) JISの規定 (II) (III)国際規格の規定 (V) JISと国際規格との技術的差
(IV) JISと国際規格との技術的差異の箇条ごと
国際規 の評価及びその内容 異の理由及び今後の対策
802
格番号
: 2
箇条番号 内容 箇条 内容 箇条ごと 技術的差異の内容
0
及び題名 番号 の評価
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6 探傷装置 手動探傷器及び自 6 自動探傷器及び手動探 変更 60 mm以上の二振動子の適用は今
技術レベルに大きな差異はないが,
動探傷器並びに探 傷器並びに探触子の要 増幅直線性及び不感帯の評価基準 後,調査を行い,必要に応じて適
触子の要求事項。 求事項。 が異なる。 用の方法をISOに提案する。
ISO規格では,60 mm以上の鋼板に JISの探傷感度の設定に関しては,
今後ISO規格の規定との同等性を
も二振動子を適用可能としている。
JISでは,二振動子及び一振動子探調査して,ISO規格との整合を検
触子の距離振幅特性を測定する試 討する。
験片及び探傷感度を設定する試験
片を規定している。
7 探傷方法 探傷形式 変更 JISは,探傷形式及び探傷面に一般探触子の大きさから基本的には同
探傷時期 7.1 探傷時期 的な規定を追加した。 等となり,技術的差異は軽微であ
探傷面 4 探傷面 ISO規格では,探傷カバー範囲を規る。
接触媒質 6.6 接触媒質 自動警報装置のない探傷装置を用
定している。探傷ピッチの規定は同
走査方法 7.2.2 a)走査方法 等である。 いる場合の走査速度は,ISO規格
探傷箇所 7.2 探傷箇所 自動警報装置のない探傷装置を用 では,500 mm/s以下に改正された
いる場合の走査速度は,JISでは,が,現在の手動探傷器は,ほとん
200 mm/s以下,ISO規格では,500 ど警報装置をもつこと,及び測定
mm/s以下である。 精度の確保のため,国内市場の現
行条件を維持する。JIS G 0801及
びJIS G 0901も,同様に200 mm/s
以下である。
8 探傷感度 製品板の底面エコ 7.4 対比試験片で感度設定。 変更 基本的にJISの方式が,合理的で,他の類似規格の動向も参考に,
の適用・設 ーと対比試験片と 厳格である。 ISOへの提案を検討する。
定及び対比 で感度設定。
線の設定
9 きずの分 エコー高さによっ 8 きず評価線以上のエコ 変更 JISの方式が,より小さいきずまで他の類似規格の動向も参考に,
類 て軽きず,中きず及 ー高さをきずとする。 評価している。 ISOへの提案を検討する。
び重きずの3種類に
分類。
――――― [JIS G 0802 pdf 25] ―――――
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JIS G 0802:2016の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 17577:2016(MOD)
JIS G 0802:2016の国際規格 ICS 分類一覧
JIS G 0802:2016の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0601:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
- JISB8266:2003
- 圧力容器の構造―特定規格
- JISG0431:2009
- 鉄鋼製品の雇用主による非破壊試験技術者の資格付与
- JISG0431:2021
- 鉄鋼製品の雇用主による非破壊試験技術者の資格付与
- JISG4304:2012
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4304:2021
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISZ2300:2009
- 非破壊試験用語
- JISZ2300:2020
- 非破壊試験用語
- JISZ2305:2013
- 非破壊試験技術者の資格及び認証
- JISZ2344:1993
- 金属材料のパルス反射法による超音波探傷試験方法通則
- JISZ2345:2000
- 超音波探傷試験用標準試験片
- JISZ2352:2010
- 超音波探傷装置の性能測定方法