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G 3443-4 : 2020
a) −30 ℃±2 ℃の恒温器中に4時間保持
b) 23 ℃±2 ℃の恒温器中に1時間保持
c) 70 ℃±2 ℃の恒温器中に2時間保持
d) 23 ℃±2 ℃の恒温器中に17時間保持
B.3.13 耐中性塩水噴霧性試験
耐中性塩水噴霧性試験は,JIS K 5600-7-1による。ただし,試験時間は750時間とし,試験片の下側半
分の塗膜に素地に達するスクラッチを付ける。
なお,試験片の周囲10 mm以内及びスクラッチの両側3 mm以内は,評価の対象としない。
B.3.14 耐湿性試験
耐湿性試験は,JIS K 5600-7-2の5.(回転式)による。ただし,試験時間は300時間とし,試験片の下
側半分の塗膜に素地に達する切りきずを付ける。
なお,試験片の周囲10 mm以内及び切りきずの両側3 mm以内は,評価の対象としない。
B.3.15 温度勾配試験
温度勾配試験は,冷水側(20 ℃±2 ℃)に鋼板が,温水側(50 ℃±2 ℃)に塗膜が各々没水するよう
に試験片を設置し,二液内部混合形塗装機用は28日間及び手塗り用は10日間試験し,塗膜の膨れの程度
を確認する。
なお,試験状態の概要図を,図B.1に示す。
鋼 塗
鋼
板 膜
板
冷水 温水
図B.1−温度勾配試験状態の概要図
B.4 検査
長寿命形無溶剤エポキシ樹脂塗料の検査は,次による。
a) 容器の中の状態,硬化乾燥時間,混合塗料中の加熱残分,耐屈曲性,耐おもり落下性及び付着性(プ
ルオフ法)は製造ロットごとに行い,B.2に適合しなければならない。
b) 塗装作業性,塗膜の外観,低温・高温繰返し性,耐中性塩水噴霧性,耐湿性及び温度勾配試験は,形
式試験とし,B.2に適合しなければならない。
B.5 表示
検査に合格した塗料は,容器の外側に次の項目を表示しなければならない。
a) 塗料製造業者名又はその略号
b) 製品名
c) 正味質量又は正味容量
d) 主剤及び硬化剤の別,並びにその配合質量比又は配合体積比
――――― [JIS G 3443-4 pdf 16] ―――――
15
G 3443-4 : 2020
e) 製造年月又はその略号
f) 有効期間(月)
g) ロット番号
h) その他の必要な事項
B.6 報告
B.6.1 検査成績書
あらかじめ注文者の要求がある場合には,塗料製造業者は,B.4の全項目について検査成績書を提出し
なければならない。
B.6.2 報告事項
塗料製造業者は,次の項目について塗装業者に報告しなければならない。
a) 二液内部混合形塗装機用塗料の長寿命に関連する表B.3に示す試験項目の試験結果
b) 手塗り用塗料の長寿命に関連する表B.4に示す試験項目の試験結果
表B.3−二液内部混合形塗装機用塗料の試験項目,試験条件及び報告内容
試験項目 養生条件 塗装厚 試験(測定)温度 下地処理 報告内容
mm ℃
耐屈曲性試験 23 ℃×7日+ 0.6 4 B.3.3 b) 1) き裂又は離が発生する
60 ℃×5日 0.9 ブラスト処理 押下げ量
耐湿性試験a) 23 ℃×70日 0.5 70 B.3.3 b) 1) ブリスター発生率と試験
ブラスト処理 期間との関係のグラフ
温度勾配試験b) 23 ℃×70日 0.5 冷水側20 B.3.3 b) 1) ブリスター発生率と試験
温水側50 ブラスト処理 期間との関係のグラフ
残留応力c) 23 ℃×7日+ 0.9 23 りん青銅のままd) 残留応力
60 ℃×5日
全ての試験の試験片枚数は,1枚以上とする。ただし,複数の塗装厚がある場合は,各々1枚以上とする。
注a) 耐湿性試験の試験期間は,3か月とする。
b)
温度勾配試験の試験期間は,50 %ブリスター推定可能までとする。
c)
残留応力の試験は,受渡当事者間の協定による。
d)
試験片は,180 mm×13 mm×0.1 mmのりん青銅試験片を用い,片面にはけ又はへらで規定の膜厚を塗装す
る。
――――― [JIS G 3443-4 pdf 17] ―――――
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G 3443-4 : 2020
表B.4−手塗り用塗料の試験項目,試験条件及び報告内容
試験項目 養生条件 塗装厚 試験(測定)温度 下地処理 報告内容
mm ℃
耐屈曲性試験 23 ℃×7日+ 1.0 a) 4 B.3.3 b) 2) き裂又は離が発生する
60 ℃×5日 1.2 a) ロータリ式下地 押下げ量
1.5 a) 処理
2.0 a)
2.5 a)
耐屈曲性 工場塗 23 ℃×70日 0.6 4 B.3.3 b) き裂又は離が発生する
試験(工 装部b) 0.9 ブラスト処理 押下げ量
場塗装及 現場塗 23 ℃×7日+ 1.0 a)
び現場塗 装部b) 60 ℃×5日
装の塗り
重ね部)
耐湿性試験c) 23 ℃×7日 0.5 a) 70 B.3.3 b) 2) ブリスター発生率と試験
ロータリ式下地 期間との関係のグラフ
処理d)
温度勾配試験e) 23 ℃×7日 0.5 a) 冷水側20 B.3.3 b) 2) ブリスター発生率と試験
温水側50 ロータリ式下地 期間との関係のグラフ
処理d)
残留応力f) 23 ℃×7日+ 2.0 23 りん青銅のままg) 残留応力
60 ℃×5日
鋼管への塗装試験 − − − − ・外観の異常の有無
・規定膜厚の有無
・ピンホールの有無
全ての試験の試験片枚数は,1枚以上とする。ただし,複数の塗装厚がある場合は,各々1枚以上とする。
注a) プライマーを含んだ厚さとする。
b)
耐屈曲性試験の“工場塗装部”は,二液内部混合形塗装機用塗料で塗装,また,“現場塗装部”は,手塗り
用塗料で塗装する。
c)
耐湿性試験の試験期間は,3か月とする。
d)
溶接ヒュームを付着させた試験片とする。
e)
温度勾配試験の試験期間は,50 %ブリスター推定可能までとする。
f)
残留応力の試験は,受渡当事者間の協定による。
g)
試験片は,180 mm×13 mm×0.1 mmのりん青銅試験片を用い,片面にはけ又はへらで規定の膜厚を塗装す
る。
――――― [JIS G 3443-4 pdf 18] ―――――
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G 3443-4 : 2020
附属書C
(参考)
現場溶接部のエポキシ樹脂塗装
C.1 エポキシ樹脂塗装の種類
エポキシ樹脂塗装の種類は,表C.1による。
表C.1−エポキシ樹脂塗装の種類
種類
溶剤形タールエポキシ樹脂塗装
溶剤形エポキシ樹脂塗装
低溶剤形エポキシ樹脂塗装
無溶剤形エポキシ樹脂塗装
C.2 塗料
塗料は,附属書Aによる。
C.3 塗装方法
C.3.1 下地処理
下地処理は,次による。
なお,下地処理範囲及び下地処理方法を,図C.1に示す。
a) 塗装に有害な突起が鋼面にあるときは,サンダ,グラインダなどで平滑に仕上げる。
b) 鋼面に付着した油分は,溶剤を用いて除去する。
c) 鋼面のさび,一次防せい塗装,工場無塗装部のさび及び異物などは,ロータリ式下地処理によって,
JIS Z 0313のSa 2に相当するまで仕上げるか,又はブラスト処理によって,Sa 21/2以上の等級に仕上
げる。
d) 工場プライマー部及び工場塗装部(約25 mm)は,ディスクサンダなどによって表面だけ面粗しを行
う。
なお,工場塗膜端部は,ディスクサンダなどでテーパを付ける。
e) 下地処理を行った鋼面は,塗装するまでの間,再びさびたり,油分などが付かないようにする。
――――― [JIS G 3443-4 pdf 19] ―――――
18
G 3443-4 : 2020
現場溶接部
(外面)
(鋼管) (鋼管)
(内面)
テーパ テーパ
工場塗装部 工場無塗装部
工場プライマー部 工場塗装部
工場プライマー部
(約25 mm) (約70 mm120 mm)(約60 mm) (約25 mm)
(約70 mm120 mm)
ディスクサンダなどでロータリ式 ディスクサンダなどで
表面の面粗し 下地処理 表面の面粗し
下 地 処 理 範 囲
図C.1−下地処理範囲及び下地処理方法
C.3.2 塗装
塗装は,塗膜に異物の混入,ピンホール,塗りむら,塗り漏れなどがないようにして,次のいずれかに
よって行う。
なお,塗装範囲は,図C.2による。
a) 溶剤形タールエポキシ樹脂塗料を塗装する場合は,エアレス塗装機又はこれと同等の塗装機を用いて,
塗膜の厚さが0.3 mm以上になるよう塗装する。手塗りする場合は,はけ,へら又はローラを用いて,
塗膜の厚さが0.3 mm以上になるよう塗装する。
b) 溶剤形エポキシ樹脂塗料及び低溶剤形エポキシ樹脂塗料を塗装する場合は,エアレス塗装機又はこれ
と同等の塗装機を用いて,塗膜の厚さが0.3 mm以上になるよう塗装する。手塗りする場合は,はけ,
へら又はローラを用いて,塗膜の厚さが0.3 mm以上になるよう塗装する。
なお,塗料製造業者が指定するプライマーを下塗りしてもよい。
c) 無溶剤形エポキシ樹脂塗料を塗装する場合は,二液内部混合形塗装機又はこれと同等の塗装機を用い
て,塗膜の厚さが0.3 mm以上になるよう塗装する。この場合,塗料製造業者が指定するプライマー
を下塗りしてもよい。手塗りする場合は,塗料製造業者が指定するプライマーを下塗りした後,はけ,
へら又はローラを用いて,塗膜の厚さがプライマーを含め0.4 mm以上になるよう塗装する。
d) 工場で塗装した塗膜に塗り重ねる部分は,C.3.1 d) に示す範囲のうち,幅約20 mmを対象とする。
(外面) 現場溶接部
(鋼管) (鋼管)
(内面)
塗り重ね部 現場プライマー部a) 塗り重ね部
(約20 mm) (約20 mm)
塗 装 範 囲
下 地 処 理 範 囲
注a) 無溶剤形エポキシ樹脂塗料を手塗りする場合は,必須とする。
図C.2−塗装範囲
――――― [JIS G 3443-4 pdf 20] ―――――
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JIS G 3443-4:2020の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.040 : パイプライン部品及びパイプライン > 23.040.10 : 鉄管及び鋼管
JIS G 3443-4:2020の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0601:2013
- 製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
- JISB7512:2018
- 鋼製巻尺
- JISG3101:2015
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3101:2020
- 一般構造用圧延鋼材
- JISG3141:2017
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3141:2021
- 冷間圧延鋼板及び鋼帯
- JISG3443-1:2014
- 水輸送用塗覆装鋼管―第1部:直管
- JISG3443-2:2014
- 水輸送用塗覆装鋼管―第2部:異形管
- JISG3443-3:2020
- 水輸送用塗覆装鋼管―第3部:長寿命形外面プラスチック被覆
- JISK5500:2000
- 塗料用語
- JISK5600-1-1:1999
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第1節:試験一般(条件及び方法)
- JISK5600-1-2:2002
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第2節:サンプリング
- JISK5600-1-4:2004
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第4節:試験用標準試験板
- JISK5600-1-7:2014
- 塗料一般試験方法―第1部:通則―第7節:膜厚
- JISK5600-5-3:1999
- 塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第3節:耐おもり落下性
- JISK5600-5-6:1999
- 塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第6節:付着性(クロスカット法)
- JISK5600-5-7:2014
- 塗料一般試験方法―第5部:塗膜の機械的性質―第7節:付着性(プルオフ法)
- JISK5601-1-2:2008
- 塗料成分試験方法―第1部:通則―第2節:加熱残分
- JISZ0313:2004
- 素地調整用ブラスト処理面の試験及び評価方法