JIS G 3459:2021 配管用ステンレス鋼鋼管 | ページ 5

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2.2) 渦電流探傷試験方法は,JIS G 0583による。ただし,製造業者の判断によって,人工きず区分EY
より浅い(厳しい)人工きず寸法区分の試験に置き換えてもよい。また,製造業者の判断によっ
て,警報レベルは,人工きずからの信号より低く(厳しく)設定してもよい。
2.3) 放射線透過試験方法は,JIS Z 3106による。

14 検査及び再検査

14.1 検査

  検査は,次による。
a) 検査の一般事項は,JIS G 0404による。
b) 化学成分は,箇条6に適合しなければならない。
c) 機械的性質は,箇条7に適合しなければならない。
d) US321HTPの管のオーステナイト結晶粒度は,箇条8に適合しなければならない。
e) 水圧試験特性又は非破壊試験特性は,箇条9に適合しなければならない。
f) 寸法は,箇条10に適合しなければならない。
g) 外観は,箇条11に適合しなければならない。
h) 受渡当事者間の協定によって特別品質規定を適用する場合には,箇条12に適合しなければならない。

14.2 再検査

  機械試験で合格とならなかった管は,JIS G 0404の9.8(再試験)の再試験を行い,合否を決定してもよ
い。

15 表示

  検査に合格した管は,管ごとに,次の事項を表示しなければならない。ただし,外径が小さく管ごとの
表示が困難な場合又は注文者の要求がある場合は,これを結束して,一束ごとに適切な方法で表示しても
よい。表示の順序は,指定しない。また,受渡当事者間の協定によって,製品識別が可能な範囲で項目の
一部を省略してもよい。
a) 種類の記号
b) 製造方法を表す記号
製造方法を表す記号は,次による。ただし,“−”は空白でもよい。
1) 熱間仕上継目無鋼管 −S−H
2) 冷間仕上継目無鋼管 −S−C
3) 自動アーク溶接鋼管 −A
4) 冷間仕上自動アーク溶接鋼管 −A−C
5) 溶接部加工仕上自動アーク溶接鋼管 −A−B
6) レーザ溶接鋼管 −L
7) 冷間仕上レーザ溶接鋼管 −L−C
8) 溶接部加工仕上レーザ溶接鋼管 −L−B

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9) 電気抵抗溶接まま鋼管 −E−G
10) 冷間仕上電気抵抗溶接鋼管 −E−C
c) 寸法。寸法は,呼び径及び呼び厚さ,外径及び厚さ,又は呼び径及び厚さを表示する。
例 50A×Sch10S,60.5×2.8,又は50A×2.8
d) 製造業者名又はその略号
e) 特別品質規定の指定を表す記号Z(指定があった場合)

16 報告

  製造業者は,特に指定のない限り,検査文書を注文者に提出しなければならない。報告は,JIS G 0404
の箇条13(報告)による。検査文書の種類は,注文時に特に指定がない場合,JIS G 0415の5.1(検査証
明書3.1)による。
SUS329J1TPに必要に応じてCu,W及びNのうち一つ以上の元素を添加する場合は,その分析値を報告
しなければならない。SUS329J3LTP及びSUS329J4LTPに必要に応じてCu及び/又はWを添加する場合
は,その分析値を報告しなければならない。SUS430J1LTPに必要に応じてVを添加する場合は,その分析
値を報告しなければならない。

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附属書JA
(規定)
特別品質規定
JA.1 高温引張試験における降伏点又は耐力(Z2)2)
高温引張試験における降伏点又は耐力は,次による。
a) 管の高温引張試験における降伏点又は耐力の値及び試験温度は,受渡当事者間の協定による。
b) 供試材の採り方及び試験片の数は,同一溶鋼ごとに一つの供試材を採取し,これから,試験温度ごと
に1個の試験片を採取する。
c) 試験片及び試験方法は,JIS G 0567による。
なお,JIS G 0567の試験片の採取が困難な管については,試験片の形状は,受渡当事者間の協定に
よる。
注2) 管の取引においては,高温引張試験における降伏点又は耐力の要求指定をZ2と表記することが
ある。
JA.2 超音波探傷試験(Z3)3)
超音波探傷試験は,継目無鋼管に適用し,次による。
a) 超音波探傷試験における探傷感度の基準は,JIS G 0582の人工きず区分UB又はUCの対比試験片の
人工きずからの信号を警報レベルとし,警報レベル以上の信号があってはならない。適用する探傷感
度区分は,注文者の指定による。特に注文者の指定がない場合は,製造業者による。
b) 超音波探傷試験は,管1本ごとに行い,その方法は,JIS G 0582による。
注3) 管の取引においては,超音波探傷試験の要求指定をZ3と表記することがある。
JA.3 渦電流探傷試験(Z4)4)
渦電流探傷試験は,次による。
a) 渦電流探傷試験における感度の基準は,JIS G 0583の人工きず区分EU,EV,EW又はEXの対比試験
片の人工きずからの信号を警報レベルとし,警報レベル以上の信号があってはならない。適用する探
傷感度区分は,注文者の指定による。特に注文者の指定がない場合は,製造業者による。
b) 渦電流探傷試験は,管1本ごとに行い,その方法は,JIS G 0583による。
注4) 管の取引においては,渦電流探傷試験の要求指定をZ4と表記することがある。
JA.4 腐食試験(Z6)5)
注5) 管の取引においては,腐食試験の要求指定をZ6と表記することがある。
JA.4.1 腐食試験方法
粒界腐食試験方法は,b) d) による。ただし,受渡当事者間の協定によって,これらの試験を実施する
前に,a) に示す10 %しゅう酸エッチング試験(JIS G 0571)を実施し,得られたエッチング組織によって,

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b) d) の粒界腐食試験を行う必要があるかどうかを判別してもよい。
a) 10 %しゅう酸エッチング試験は,JIS G 0571によって行い,JIS G 0571の8.(エッチング組織の分類)
に従って判定を行う。溝状組織及び/又はピット組織IIが検出されない場合は,合格とする。エッチ
ング組織が溝状組織及び/又はピット組織IIの場合,表JA.1に示す判定に従って,b) d) の粒界腐
食試験を行う。ただし,いずれの粒界腐食試験を行うかは,受渡当事者間の協定による。
表JA.1−10 %しゅう酸エッチング試験による組織及び適用する腐食試験
種類の記号 状態 硫酸·硫酸第二65 %硝酸腐食 硫酸·硫酸銅腐
試験(JIS G
鉄腐食試験(JIS 食試験(JIS G
G 0572)を行う0573)を行う組 0575)を行う組
組織 織 織
SUS304TP 受入れのまま 溝状組織 溝状組織 溝状組織
SUS315J1TP (固溶化熱処理) ピット組織II
SUS315J2TP
SUS316TP −
SUS317TP
SUS304LTP 鋭敏化熱処理 溝状組織
ピット組織II
SUS316LTP −
SUS317LTP
SUS321TP −
SUS347TP
b) 硫酸·硫酸第二鉄腐食試験は,JIS G 0572による。腐食減量は,表JA.2による。
表JA.2−硫酸·硫酸第二鉄腐食試験による腐食減量
種類の記号 状態 腐食減量
SUS304TP 受入れのまま 受渡当事者間の
SUS315J1TP (固溶化熱処理)協定による。
SUS315J2TP
SUS316TP
SUS317TP
SUS304LTP 鋭敏化熱処理
SUS316LTP
SUS317LTP
c) 65 %硝酸腐食試験は,JIS G 0573による。腐食減量は,表JA.3による。
表JA.3−65 %硝酸腐食試験による腐食減量
種類の記号 状態 腐食減量
SUS304TP 受入れのまま 受渡当事者間の
(固溶化熱処理)協定による。
SUS304LTP 鋭敏化熱処理
d) 硫酸·硫酸銅腐食試験は,JIS G 0575による。曲げ面の状態は,表JA.4による。

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表JA.4−硫酸·硫酸銅腐食試験による曲げ面の状態
種類の記号 状態 曲げ面の状態
SUS304TP 受入れのまま 粒界腐食割れが
SUS315J1TP (固溶化熱処理) あってはならな
SUS315J2TP い。
SUS316TP
SUS317TP
SUS304LTP 鋭敏化熱処理
SUS316LTP
SUS317LTP
SUS321TP
SUS347TP
JA.4.2 供試材の採り方及び試験片の数
供試材の採り方及び試験片の数は,13.2.2 a) の引張試験の場合による。ただし,注文者の要求がある場
合には,同一溶鋼及び同時熱処理の管ごとに試験片を採取する。
JA.4.3 試験片
供試材から適切な長さを切り取り,試験片とする。
JA.5 溶接部放射線透過試験(Z7)6)
溶接部放射線透過試験は,次による。
a) 溶接部放射線透過試験における透過写真の分類は,注文者の指定によってJIS Z 3106の附属書4表5
(第1種及び第4種のきず点数による分類)又は附属書4表6(第2種のきず長さによる分類)にお
けるきずの分類番号が1類又は2類のいずれかとする。
b) 放射線透過試験は,管1本ごとに溶接部全長について行い,その方法は,JIS Z 3106の附属書1(板
の突合せ溶接継手の撮影方法及び透過写真の必要条件)による。この場合の透過写真の像質の種類は,
A級とする。ただし,特に必要のある場合,注文者は,透過写真の像質の種類をB級と指定してもよ
い。
注6) 管の取引においては,溶接部放射線透過試験の要求指定をZ7と表記することがある。
参考文献
[1] ASME/ANSI B36.19,Stainless Steel Pipe
[2] ASME/ANSI B36.10,Welded and Seamless Wrought Steel Pipe

――――― [JIS G 3459 pdf 25] ―――――

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JIS G 3459:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 9329-4:1997(MOD)
  • ISO 9330-6:1997(MOD)

JIS G 3459:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 3459:2021の関連規格と引用規格一覧