JIS G 3468:2021 配管用溶接大径ステンレス鋼鋼管 | ページ 4

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G 3468 : 2021
b) 硫酸·硫酸第二鉄腐食試験は,JIS G 0572による。腐食減量は,表JA.2による。
表JA.2−硫酸·硫酸第二鉄腐食試験による腐食減量
種類の記号 状態 腐食減量
SUS304TPY 受入れのまま 受渡当事者間の
SUS315J1TPY (固溶化熱処理) 協定による。
SUS315J2TPY
SUS316TPY
SUS317TPY
SUS304LTPY 鋭敏化熱処理
SUS316LTPY
SUS317LTPY
c) 65 %硝酸腐食試験は,JIS G 0573による。腐食減量は,表JA.3による。
表JA.3−65 %硝酸腐食試験による腐食減量
種類の記号 状態 腐食減量
SUS304TPY 受入れのまま 受渡当事者間の
(固溶化熱処理)協定による。
SUS304LTPY 鋭敏化熱処理
d) 硫酸·硫酸銅腐食試験は,JIS G 0575による。曲げ面の状態は,表JA.4による。
表JA.4−硫酸·硫酸銅腐食試験による曲げ面の状態
種類の記号 状態 曲げ面の状態
SUS304TPY 受入れのまま 粒界腐食割れが
SUS315J1TPY (固溶化熱処理)あってはならな
SUS315J2TPY い。
SUS316TPY
SUS317TPY
SUS304LTPY 鋭敏化熱処理
SUS316LTPY
SUS317LTPY
SUS321TPY
SUS347TPY
JA.2.2 供試材の採り方及び試験片の数
供試材の採り方及び試験片の数は,12.2.2 a) の引張試験の場合による。ただし,注文者の要求がある場
合には,同一溶鋼及び同時熱処理の管ごとに試験片を採取する。
JA.2.3 試験片
供試材から適切な長さを切り取り,試験片とする。

――――― [JIS G 3468 pdf 16] ―――――

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JA.3 溶接部放射線透過試験(Z7)3)
溶接部放射線透過試験は,次による。
a) 溶接部放射線透過試験における透過写真の分類は,注文者の指定によって,JIS Z 3106の附属書4表
1のきずの種別に対し,きずの種類が1類又は2類のいずれかとする。
b) 放射線透過試験は,管1本ごとに溶接部全長について行い,その方法は,JIS Z 3106の附属書1によ
る。この場合の透過写真の像質の種類は,A級とする。ただし,特に必要のある場合,注文者は,透
過写真の像質の種類をB級と指定してもよい。
注3) 管の取引においては,溶接部放射線透過試験の要求指定をZ7と表記することがある。
JA.4 溶接部浸透探傷試験(Z8)4)
溶接部浸透探傷試験は,次による。
a) 溶接部浸透探傷試験における浸透指示模様は,JIS Z 2343-1によって,次のいずれにも適合しなけれ
ばならない。
1) 割れ及び線状欠陥があってはならない。
2) 円形状きずの合否判定基準は,受渡当事者間の協定による。
3) 分散きずの合否判定基準は,受渡当事者間の協定による。
b) 溶接部浸透探傷試験は,管1本ごとに,通常,外面溶接部全長について行い,その方法は,JIS Z 2343-
1による。
注4) 管の取引においては,溶接部浸透探傷試験の要求指定をZ8と表記することがある。
JA.5 溶接部型曲げ試験(Z9)5)
注5) 管の取引においては,溶接部型曲げ試験の要求指定をZ9と表記することがある。
JA.5.1 溶接部型曲げ試験
溶接部型曲げ試験は,次による。
a) 管の溶接部型曲げ試験は,厚さ12 mmを超える場合及び突合せ両側溶接を行った場合には側曲げを行
う。また,厚さ12 mm以下の場合(突合せ両側溶接を行った場合を除く。)には裏曲げを行う。JIS Z
3122によって溶接部型曲げ試験を行った場合,次のいずれにも適合しなければならない。
1) 溶接部の外側に3 mm以上の割れ(縁,かどに生じる小さな割れを除く。)を生じてはならない。
2) 溶接部の外側の割れが3 mm未満の場合,割れの長さの合計が7 mmを超えてはならない。
3) 割れ及びブローホールの個数の合計が,10個を超えてはならない。
b) 試験片及び試験方法は,JIS Z 3122の5.6(試験片の形状及び寸法)及びJIS Z 3122の箇条6(試験方
法)による。
c) 供試材の採り方及び試験片の数は,12.2.3による。
JA.5.2 再検査
溶接部の欠陥以外の原因で試験に合格しなかった場合には,再試験を行って合否を決定してもよい。

――――― [JIS G 3468 pdf 17] ―――――

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JA.6 余盛り高さ(Z10)6)
余盛り高さは,次による。
a) 溶接部の余盛り高さは,表JA.5による。
表JA.5−余盛り高さ
単位 mm
母材の厚さ 余盛り高さ
12以下 1.5以下
12超え 25以下 2.5以下
25超え 50以下 3.0以下
b) 余盛り面は平滑で,溶着金属の厚さは,母材の厚さ以上でなければならない。
c) 余盛りは,その一部又は全部を除去してもよい。
注6) 管の取引においては,溶接部の余盛り高さの要求指定をZ10と表記することがある。
参考文献
[1] ASME/ANSI B36.19,Stainless Steel Pipe
[2] ASME/ANSI B36.10,Welded and Seamless Wrought Steel Pipe

――――― [JIS G 3468 pdf 18] ―――――

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G 3468 : 2021
附属書JB
(参考)
JISと対応国際規格との対比表
JIS G 3468 ISO 9330-6:1997,(MOD)
a) ISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) ISと対応国際規格との技術的差 e) ISと対応国際規格との
条番号 規格の対 との評 異の内容及び理由 技術的差異に対する今後
応する箇 価 の対策
条番号
1 1 変更 JISは,圧力用途を規定していない。 圧力用は,JIS B 8265及びJIS
削除 B 8266に規定されているた
め,この規格には,規定してい
ない。
3 3 変更 引用規格が異なる。 現状のままとする。
4 4.1 追加 ISO規格がJISに包含される
JISは,オーステナイト·フェライト
変更 系を追加している。 ので問題ない。
5 5.2 追加 JISは,熱処理なしを認めているが,JISとして必要な内容を規定
5.3.1 変更 ISO規格では熱処理は必須としてい している。
8.2 る。
6 6.1 変更 JISは,オーステナイト·フェライトISO規格とJISとの整合が必
追加 要であり,現状のままとする。
系を追加している。オーステナイト系
の成分は,他のJISと整合しており,
ISO規格とは若干異なる。
7 6.2.1 削除 JISは,衝撃値,へん平性及び押し広JISでは圧力用を規定してい
9.9.2.1 げ性を規定していない。 ないため,衝撃値,へん平性及
び押し広げ性を削除してお
り,現状のままとする。
8 9.5 追加 JISは,注文者が水圧試験圧力を指定JISとして必要な内容を追加
してよいことを追加している。 している。
9.1 7.1 変更 JISとISO規格とは,寸法体系が異な 寸法体系の変更は,市場の混
る。 乱を招くため,現状のままと
する。
9.2 7.3.1 変更 JISの許容差は,ISO規格に比べ同等 寸法許容差の変更は,市場の
7.3.2 又は厳しい値となっている。 混乱を招くため,現状のまま
とする。
9.3 8.1.8 変更 JISとISO規格とは,ビード高さが異 JISは,特別品質規定と合わせ
なる。 て二つの許容差を規定してい
る。
11 − 追加 JISとして必要な内容を追加してい 国内の商取引で使用されてい
る。 るため,JISとして規定してい
る。
12.2 9.4 変更 JISとISO規格とは,試験項目,試験 JISとして必要な内容を規定
9.9.2 追加 片形状及び試験頻度が異なる。 している。
9.9.3.2 削除

――――― [JIS G 3468 pdf 19] ―――――

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G 3468 : 2021
a) ISの箇 b) 対応国際 c) 箇条ご d) ISと対応国際規格との技術的差e) ISと対応国際規格との
条番号 規格の対 との評 異の内容及び理由 技術的差異に対する今後
応する箇 価 の対策
条番号
12.3 9.9.7 削除 JISは,非破壊試験を1種類,ISO規 JISとして必要な内容を規定
格は3種類を規定している。 している。
13.1 9.9 削除 規格体系が異なっている。
JISは,試験方法と結果とを分けて規
定している。
13.2 9.11 追加 JISは,受渡当事者間の協定による 現状のままとする。
再試験片の採り方を追加している。
14 10.1 削除 JISでは,製造方法を表す記号,寸法
表示事項の変更は,市場の混
変更 及び特別品質規定の指定を表す記号乱を招く。
追加 の表示が追加されている。表示する事
項はISO規格が多い。
15 9.1 変更 検査文書の種類をJISは1種類,ISO JISとして必要な内容を規定
規格は4種類としている。 している。
附属書JA 6.2.2 追加 JISとして必要な内容を規定
JISは,余盛り高さの規定を追加して
9.9.8 いる。 している。
9.9.6
9.9.8.1
9.9.8.1
注記1 箇条ごとの評価欄の用語の意味を,次に示す。
− 削除 : 対応国際規格の規定項目又は規定内容を削除している。
− 追加 : 対応国際規格にない規定項目又は規定内容を追加している。
− 変更 : 対応国際規格の規定内容又は構成を変更している。
注記2 JISと国際規格との対応の程度の全体評価の記号の意味を,次に示す。
− MOD : 対応国際規格を修正している。

JIS G 3468:2021の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 9330-6:1997(MOD)

JIS G 3468:2021の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 3468:2021の関連規格と引用規格一覧