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G 3469 : 2010
表5−管端の形状及び被覆位置
単位 mm
管端形状 管端の被覆位置
プレンエンド
ねじ付
べベルエンド
フランジ付a)
注a) 被覆後,フランジを取り付ける場合は,受渡当事者間の協定による。
6 被覆厚さ
呼び径ごとの被覆厚さ及びその許容差は,表6による。ただし,P1Hでねじ込み式の管継手を使用する
場合の被覆厚さは,受渡当事者間の協定によって,指定してもよい。また,メカニカル継手3) を使用する
被覆鋼管の被覆厚さの上限許容差は,受渡当事者間の協定によって指定してもよい。
注3) メカニカル継手とは,継手に管を差し込み,ナット,スリーブ,Oリングなどで締め付けるこ
とによって,密閉性を確保する継手をいう。
――――― [JIS G 3469 pdf 6] ―――――
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G 3469 : 2010
表6−ポリエチレン被覆厚さ及び厚さの許容差
呼び径 P1H a),P1S及びP1F P1T b) P2S及びP2H a)
被覆 被覆 被覆 包装用材料(参考)
A 厚さ 許容差 厚さ 許容差 厚さ 許容差 厚さ 許容差
15 1.5 +規定しない 0.6 +規定しない 0.6 +規定しない 1.0 +規定しない
20 1.5 −0.3 0.6 −0.2 0.6 −0.2 1.0 −0.3
25 1.5 0.6 0.6 1.0
32 1.5 0.6 0.6 1.0
40 1.5 0.6 0.6 1.0
50 1.5 0.6 0.6 1.0
65 1.5 0.6 0.6 1.0
80 1.5 0.6 0.6 1.0
90 1.5 0.6 0.6 1.0
100 2.0 +規定しない 0.8 0.8 1.1
125 2.0 −0.4 0.8 0.8 1.1
150 2.0 0.9 +規定しない 0.9 +規定しない 1.2
200 2.5 +規定しない 1.1 −0.3 1.1 −0.3 1.5 +規定しない
250 2.5 −0.5 1.2 1.2 1.6 −0.4
300 2.5 1.2 1.2 1.7
350 2.5 1.2 1.2 2.0 +規定しない
400 2.5 1.2 1.2 2.0 −0.5
450 2.5 1.3 +規定しない 1.3 +規定しない 2.0
500 2.5 1.3 −0.4 1.3 −0.4 2.0
550 2.5 1.3 1.3 2.0
600 2.5 1.3 1.3 2.0
650 2.5 1.3 1.3 2.0
700 2.5 1.3 1.3 2.0
750 2.5 1.3 1.3 2.0
800 2.5 1.3 1.3 2.0
850 2.5
900 2.5
1 000 2.5
1 100 3.0
1 200 3.0
− −
1 350 3.0
1 500 3.0
1 600 3.0
1 800 3.0
2 000 3.0
注a) 1H及びP2Hの被覆厚さには,接着剤を含む。
b) 1Tは,P2Sの包装用材料のないものをいう。
7 ピンホール
被覆鋼管は,10.2の試験を行い,火花を発生する欠陥があってはならない。
8 ピール強度
P1H,P1F及びP2Hの被覆鋼管は,10.3の試験を行い,そのピール強度は35 N/10 mm幅以上でなければ
――――― [JIS G 3469 pdf 7] ―――――
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G 3469 : 2010
ならない。ただし,ピール強度は,受渡当事者間の協定によって20 N/10 mm幅以上,かつ,80 N/10 mm
幅以下としてもよい。
9 外観
被覆は,原管の鋼面によく密着し,有害なきず,凹凸,異物の混入などがあってはならない。
10 試験
10.1 被覆厚さ
被覆厚さは,同一寸法及び同一製造ロット4) のポリエチレンを被覆した管から2本を抜き取り,それぞ
れの管の一端において円周方向の直交する任意の4点を測定する。
10.2 ピンホール試験
ピンホール試験は,ホリデーディテクターを用い1本ごとに被覆面全面について行う。 接触形の場合は,
10 00012 000 V,非接触形の場合は,20 00040 000 Vの電圧をかけて,ピンホールの有無を調べる。
10.3 ピール強度試験
ピール強度試験は,同一寸法及び同一製造ロット4) のポリエチレンを被覆した管から2本を抜き取り,
それぞれの管の一端を測定する。被覆に間隔10 mm,長さ60 mm以上の2本の切れ目を管軸に平行又は直
角方向に原管に達するまで入れるが,いずれの方向とするかは製造業者の判断による。その一端をはぎ起
こし,20±15 ℃で,50 mm/min以下の速度で試験力を加え,引きはがしたときの試験力を読む。ピール強
度下限値だけが規定されている場合は,下限値以上の試験力を加え,はく(剥)離のない場合は,ピール
強度下限値以上とみなしてもよい。
注4) 同一寸法とは,同一外径をいい,同一製造ロットとは,被覆施工タイミングが同一であるもの
をいう。ただし,P1H及びP2Hについては,同一寸法とは,同一外径及び同一厚さをいう。
11 検査
検査は,次による。
a) 検査の一般事項は,JIS G 0404による。
b) 管端の形状及び被覆位置は,箇条5に適合しなければならない。
c) 被覆厚さは,箇条6に適合しなければならない。
d) ピンホールは,箇条7に適合しなければならない。
e) ピール強度は,箇条8に適合しなければならない。
f) 外観は,箇条9に適合しなければならない。
12 表示
検査に合格した被覆鋼管は,1本ごとに次の項目を表示しなければならない。ただし,受渡当事者間の
協定によって,その一部を省略してもよい。
a) 種類の記号
b) 製造業者名又はその略号
c) 原管の記号
d) 原管の寸法5)
e) 製造年月
――――― [JIS G 3469 pdf 8] ―――――
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G 3469 : 2010
注5) 原管(直管及び異形管)の寸法は,それぞれの原管規格の寸法表示の規定による。
13 包装
異形管の被覆鋼管は,必要に応じて外面を適切な方法によって保護する。
14 報告
あらかじめ注文者の要求のある場合には,製造業者は,検査文書を注文者に提出しなければならない。
この場合,報告は,JIS G 0404の13.(報告)による。検査文書の種類は,特に指定のない場合は,JIS G 0415
の表1の記号の2.3(受渡試験報告書)又は3.1.B(検査証明書3.1.B)とする。
――――― [JIS G 3469 pdf 9] ―――――
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G 3469 : 2010
附属書A
(規定)
被覆用ポリエチレン
A.1 適用範囲
この附属書は,被覆鋼管に使用する被覆用ポリエチレン(以下,ポリエチレンという。)について規定す
る。
A.2 品質
ポリエチレンは,A.4.3A.4.10によって顔料を含んだポリエチレンに対する試験を行い,その物性は,
表A.1による。
表A.1−顔料を含むポリエチレンの物性
項目 規定値
密度 kg/m3 915 以上
引張強さ N/mm2 11.8 以上
引張破壊ひずみ % 300 以上
硬さ HDD a) 40 以上
ビカット軟化温度 ℃ 85 以上
耐環境応力き裂 h 96 以上
耐衝撃性 ピンホールが発生してはならない。
吸水率 % 0.04 以下
耐電圧 kV/mm 30 以上
注記 1 N/mm2=1 MPa
注a) DDは,JIS K 7215のタイプDを示す。
A.3 材料
材料は,次による。
a) ポリエチレンは,エチレンを主体とした重合体であって,微量の滑剤,酸化防止剤などを加えたもの
も含む。
b) ポリエチレンは,耐候性を向上させるために,カーボンブラック又はその他の顔料を配合し,均一に
分散させたものとする。
c) ポリエチレンの形状は,直管用は粒状又は粉状,異形管用は粉状とする。
A.4 試験
A.4.1 試験片の作製
試験片の作製の一般的事項は,JIS K 6922-2の3.(試験片の作り方)による。ただし,試験片の成形法
は,圧縮成形による。
A.4.2 試験頻度
ポリエチレンの密度,引張強さ,引張破壊ひずみ,硬さ,ビカット軟化温度,耐環境応力き裂,耐衝撃
性,吸水率及び耐電圧の試験は,顔料を含んだポリエチレン物性値の形式試験とし,受渡しの都度行うも
――――― [JIS G 3469 pdf 10] ―――――
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JIS G 3469:2010の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.040 : パイプライン部品及びパイプライン > 23.040.10 : 鉄管及び鋼管
JIS G 3469:2010の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB1501:2009
- 転がり軸受―鋼球
- JISB2311:1951
- 可鍛鋳鉄製管継手
- JISB2311:2015
- 一般配管用鋼製突合せ溶接式管継手
- JISB2312:1951
- 鋼管製管継手
- JISB2312:2015
- 配管用鋼製突合せ溶接式管継手
- JISB2313:2015
- 配管用鋼板製突合せ溶接式管継手
- JISG0404:2014
- 鋼材の一般受渡し条件
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISG3444:2015
- 一般構造用炭素鋼鋼管
- JISG3444:2021
- 一般構造用炭素鋼鋼管
- JISG3445:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼管
- JISG3445:2021
- 機械構造用炭素鋼鋼管
- JISG3452:2019
- 配管用炭素鋼鋼管
- JISG3454:2017
- 圧力配管用炭素鋼鋼管
- JISG3457:2016
- 配管用アーク溶接炭素鋼鋼管
- JISG3457:2020
- 配管用アーク溶接炭素鋼鋼管
- JISG3460:2018
- 低温配管用鋼管
- JISK2207:1996
- 石油アスファルト
- JISK2235:1991
- 石油ワックス
- JISK6922-2:2018
- プラスチック―ポリエチレン(PE)成形用及び押出用材料―第2部:試験片の作製方法及び特性の求め方
- JISK7112:1999
- プラスチック―非発泡プラスチックの密度及び比重の測定方法
- JISK7140-1:2008
- プラスチック―比較可能なシングルポイントデータの取得及び提示―第1部:成形材料
- JISK7161-1:2014
- プラスチック―引張特性の求め方―第1部:通則
- JISK7161-2:2014
- プラスチック―引張特性の求め方―第2部:型成形,押出成形及び注型プラスチックの試験条件
- JISK7206:2016
- プラスチック―熱可塑性プラスチック―ビカット軟化温度(VST)の求め方
- JISK7209:2000
- プラスチック―吸水率の求め方
- JISK7215:1986
- プラスチックのデュロメータ硬さ試験方法