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JIS B 2312:2015 規格概要
この規格 B2312は、主として圧力配管,高圧配管,高温配管,合金鋼配管,ステンレス鋼配管,低温配管及び加熱炉用配管に突合せ溶接によって取り付ける鋼製及びニッケルクロム鉄合金製の継目無管継手について規定。
JISB2312 規格全文情報
- 規格番号
- JIS B2312
- 規格名称
- 配管用鋼製突合せ溶接式管継手
- 規格名称英語訳
- Steel butt-welding pipe fittings
- 制定年月日
- 1982年10月15日
- 最新改正日
- 2019年10月21日
- JIS 閲覧
- ‐
- 対応国際規格
ISO
- ISO 3419:1981(MOD), ISO 5251:1981(MOD)
- 国際規格分類
ICS
- 23.040.40
- 主務大臣
- 経済産業
- JISハンドブック
- 配管 II(製品) 2021, 油圧・空気圧 2019
- 改訂:履歴
- 1982-10-15 制定日, 1986-02-01 改正日, 1991-02-01 改正日, 1997-08-20 改正日, 2001-08-20 改正日, 2005-07-20 確認日, 2009-02-20 改正日, 2013-10-21 確認日, 2015-01-20 改正日, 2019-10-21 確認
- ページ
- JIS B 2312:2015 PDF [47]
B 2312 : 2015
pdf 目 次
ページ
- 序文・・・・[1]
- 1 適用範囲・・・・[1]
- 2 引用規格・・・・[1]
- 3 用語及び定義・・・・[2]
- 4 種類・・・・[2]
- 5 材料・・・・[5]
- 6 製造方法・・・・[9]
- 7 化学成分・・・・[10]
- 8 性能・・・・[10]
- 8.1 機械的性質・・・・[10]
- 8.2 オーステナイト結晶粒度・・・・[11]
- 8.3 耐圧性能・・・・[11]
- 9 形状及び寸法・・・・[11]
- 10 外観・・・・[12]
- 11 試験・・・・[12]
- 11.1 分析試験・・・・[12]
- 11.2 機械試験・・・・[12]
- 11.3 オーステナイト結晶粒度試験・・・・[12]
- 11.4 耐圧性能試験・・・・[12]
- 12 検査・・・・[13]
- 12.1 検査の種類及び検査項目・・・・[13]
- 12.2 分析検査・・・・[13]
- 12.3 機械的性質・・・・[13]
- 12.4 オーステナイト結晶粒度検査・・・・[13]
- 12.5 耐圧性能検査・・・・[13]
- 12.6 形状及び寸法検査・・・・[13]
- 12.7 外観検査・・・・[13]
- 13 製品の呼び方・・・・[13]
- 14 表示・・・・[14]
- 15 報告・・・・[15]
- 附属書JA(規定)特別品質規定・・・・[27]
- 附属書JB(規定)特殊な形状の管継手・・・・[30]
- 附属書JC(参考)特殊なベベルエンドの形状及び寸法・・・・[35]
- 附属書JD(参考)特殊なネック付き管継手の表示及び報告・・・・[37]
- 附属書JE(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[39]
(pdf 一覧ページ番号 1)
――――― [JIS B 2312 pdf 1] ―――――
B 2312 : 2015
まえがき
この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,日本金属継手協会
(JPFA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正すべき
との申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS B 2312:2009は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成28年1月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS B 2312:2009によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
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――――― [JIS B 2312 pdf 2] ―――――
日本工業規格(日本産業規格) JIS
B 2312 : 2015
配管用鋼製突合せ溶接式管継手
Steel butt-welding pipe fittings
序文
この規格は,1981年に第2版として発行されたISO 3419及び1981年に第1版として発行されたISO 5251
の規定内容を変更し,対応国際規格には規定されていない項目を追加して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JEに示す。また,附属書JA附属書JDは対応国際規格には
ない事項である。
1 適用範囲
この規格は,主として圧力配管1),高圧配管2),高温配管3),合金鋼配管4),ステンレス鋼配管5),低温
配管6) 及び加熱炉用配管7) に突合せ溶接によって取り付ける鋼製及びニッケルクロム鉄合金製の継目無管
継手(以下,管継手という。)について規定する。
なお,受渡当事者間の協定によって,その一部又は全部を指定することができる特別品質規定について
は,附属書JAに,特殊な形状の管継手については,附属書JBに規定する。また,特殊なベベルエンドの
形状及び寸法については,附属書JCに,特殊なネック付き管継手の表示及び報告については,附属書JD
に参考として示す。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 3419:1981,Non-alloy and alloy steel butt-welding fittings
ISO 5251:1981,Stainless steel butt-welding fittings(全体評価 : MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
注1) IS G 3454による圧力配管用炭素鋼鋼管を用いた配管。
2) IS G 3455による高圧配管用炭素鋼鋼管を用いた配管。
3) IS G 3456による高温配管用炭素鋼鋼管を用いた配管。
4) IS G 3458による配管用合金鋼鋼管を用いた配管。
5) IS G 3459による配管用ステンレス鋼鋼管を用いた配管。
6) IS G 3460による低温配管用鋼管を用いた配管。
7) IS G 3467による加熱炉用鋼管を用いた配管。
2 引用規格
次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
――――― [JIS B 2312 pdf 3] ―――――
2
B 2312 : 2015
JIS B 0151 鉄鋼製管継手用語
JIS G 0415 鋼及び鋼製品−検査文書
JIS G 0567 鉄鋼材料及び耐熱合金の高温引張試験方法
JIS G 3103 ボイラ及び圧力容器用炭素鋼及びモリブデン鋼鋼板
JIS G 3106 溶接構造用圧延鋼材
JIS G 3126 低温圧力容器用炭素鋼鋼板
JIS G 3127 低温圧力容器用ニッケル鋼鋼板
JIS G 3202 圧力容器用炭素鋼鍛鋼品
JIS G 3203 高温圧力容器用合金鋼鍛鋼品
JIS G 3205 低温圧力容器用鍛鋼品
JIS G 3214 圧力容器用ステンレス鋼鍛鋼品
JIS G 3454 圧力配管用炭素鋼鋼管
JIS G 3455 高圧配管用炭素鋼鋼管
JIS G 3456 高温配管用炭素鋼鋼管
JIS G 3458 配管用合金鋼鋼管
JIS G 3459 配管用ステンレス鋼鋼管
JIS G 3460 低温配管用鋼管
JIS G 3467 加熱炉用鋼管
JIS G 4051 機械構造用炭素鋼鋼材
JIS G 4109 ボイラ及び圧力容器用クロムモリブデン鋼鋼板
JIS G 4303 ステンレス鋼棒
JIS G 4304 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
JIS G 4312 耐熱鋼板及び鋼帯
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 2242 金属材料のシャルピー衝撃試験方法
JIS Z 2343-1 非破壊試験−浸透探傷試験−第1部 : 一般通則 : 浸透探傷試験方法及び浸透指示模様の
分類
JIS Z 8401 数値の丸め方
3 用語及び定義
この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS B 0151による。
4 種類
管継手の種類は,形状及び材料によって,次のとおり区分する。
a) 形状による種類及びその記号は,表1による。
――――― [JIS B 2312 pdf 4] ―――――
3
B 2312 : 2015
表1−形状による種類及びその記号
形状による種類 記号a)
大分類 小分類
45°エルボ ロング 45E(L)
ショート 45E(S)
90°エルボ ロング 90E(L)
ショート 90E(S)
180°エルボ ロング 180E(L)
ショート 180E(S)
レジューサ 同心 R(C)
偏心 R(E)
T 同径 T(S)
径違い T(R)
キャップ − C
注a) 記号の丸括弧は,省略してもよい。
例 45E(L)の場合は,45EL
b) 材料による種類の記号及び対応する鋼管は,表2及び表3による。
なお,対応する鋼管とは,一般的に配管として管継手に接続する日本工業規格(日本産業規格)の鋼管を指す。
表2−配管用管継手の材料による種類の記号及び対応する鋼管
区分 材料による 対応する鋼管 摘要
種類の記号
炭素鋼 PG370 JIS G 3454のSTPG370 圧力配管用
PS410 JIS G 3454のSTPG410
JIS G 3455のSTS410(STS370)
PS480 JIS G 3455のSTS480
PT370 JIS G 3454のSTPG370 高温配管用
JIS G 3456のSTPT370
PT410 JIS G 3454のSTPG410
JIS G 3456のSTPT410
PT480 JIS G 3456のSTPT480
PL380 JIS G 3460のSTPL380 低温配管用
合金鋼 PA12 JIS G 3458のSTPA12 高温配管用
PA22 JIS G 3458のSTPA22
PA23 JIS G 3458のSTPA23
PA24 JIS G 3458のSTPA24
PA25 JIS G 3458のSTPA25
PA26 JIS G 3458のSTPA26
PL450 JIS G 3460のSTPL450 低温配管用
PL690 JIS G 3460のSTPL690
――――― [JIS B 2312 pdf 5] ―――――
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JIS B 2312:2015の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 3419:1981(MOD)
- ISO 5251:1981(MOD)
JIS B 2312:2015の国際規格 ICS 分類一覧
- 23 : 一般的に利用される流体システム及びその構成要素 > 23.040 : パイプライン部品及びパイプライン > 23.040.40 : 金属継手
JIS B 2312:2015の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISB0151:2018
- 鉄鋼製管継手用語
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISG0567:2012
- 鉄鋼材料及び耐熱合金の高温引張試験方法
- JISG0567:2020
- 鉄鋼材料及び耐熱合金の高温引張試験方法
- JISG3103:2019
- ボイラ及び圧力容器用炭素鋼及びモリブデン鋼鋼板
- JISG3106:2015
- 溶接構造用圧延鋼材
- JISG3106:2020
- 溶接構造用圧延鋼材
- JISG3126:2015
- 低温圧力容器用炭素鋼鋼板
- JISG3126:2021
- 低温圧力容器用炭素鋼鋼板
- JISG3127:2013
- 低温圧力容器用ニッケル鋼鋼板
- JISG3202:1988
- 圧力容器用炭素鋼鍛鋼品
- JISG3203:1988
- 高温圧力容器用合金鋼鍛鋼品
- JISG3205:1988
- 低温圧力容器用鍛鋼品
- JISG3214:1991
- 圧力容器用ステンレス鋼鍛鋼品
- JISG3454:2017
- 圧力配管用炭素鋼鋼管
- JISG3455:2016
- 高圧配管用炭素鋼鋼管
- JISG3455:2020
- 高圧配管用炭素鋼鋼管
- JISG3456:2019
- 高温配管用炭素鋼鋼管
- JISG3458:2018
- 配管用合金鋼鋼管
- JISG3458:2020
- 配管用合金鋼鋼管
- JISG3459:2016
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG3459:2021
- 配管用ステンレス鋼鋼管
- JISG3460:2018
- 低温配管用鋼管
- JISG3467:2013
- 加熱炉用鋼管
- JISG4051:2016
- 機械構造用炭素鋼鋼材
- JISG4109:2019
- ボイラ及び圧力容器用クロムモリブデン鋼鋼板
- JISG4303:2012
- ステンレス鋼棒
- JISG4303:2021
- ステンレス鋼棒
- JISG4304:2012
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4304:2021
- 熱間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2012
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4305:2021
- 冷間圧延ステンレス鋼板及び鋼帯
- JISG4312:2019
- 耐熱鋼板及び鋼帯
- JISZ2241:2011
- 金属材料引張試験方法
- JISZ2242:2018
- 金属材料のシャルピー衝撃試験方法
- JISZ2343-1:2017
- 非破壊試験―浸透探傷試験―第1部:一般通則:浸透探傷試験方法及び浸透指示模様の分類
- JISZ8401:2019
- 数値の丸め方