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G 3509-1 : 2021
表2−化学成分(続き)
単位 %
種類の記号 C Si a) Mn P S Ni Cr Mo
SNC815HRCH 0.110.18 0.150.35 0.300.70 0.030以下 0.030以下 2.953.50 0.551.05 −
SNCM220RCH 0.170.23 0.150.35 0.600.90 0.030以下 0.030以下 0.400.70 0.400.60 0.150.25
SNCM220HRCH 0.170.23 0.150.35 0.600.95 0.030以下 0.030以下 0.350.75 0.350.65 0.150.30
SNCM240RCH 0.380.43 0.150.35 0.701.00 0.030以下 0.030以下 0.400.70 0.400.60 0.150.30
SNCM420RCH 0.170.23 0.150.35 0.400.70 0.030以下 0.030以下 1.602.00 0.400.60 0.150.30
SNCM420HRCH 0.170.23 0.150.35 0.400.70 0.030以下 0.030以下 1.552.00 0.350.65 0.150.30
SNCM439RCH 0.360.43 0.150.35 0.600.90 0.030以下 0.030以下 1.602.00 0.601.00 0.150.30
SNCM447RCH 0.440.50 0.150.35 0.600.90 0.030以下 0.030以下 1.602.00 0.601.00 0.150.30
SNCM616RCH 0.130.20 0.150.35 0.801.20 0.030以下 0.030以下 2.803.20 1.401.80 0.400.60
この表に“−”と記載している元素及びこの表に記載していない合金元素は,溶鋼を仕上げる目的以外に,意図的
に添加してはならない。ただし,受渡当事者間の協定によって,結晶粒細粒化のためにAlを添加してもよい。
この表の全ての種類の線材は,不純物として,Cuが0.30 %を超えてはならない。
注a) iの下限値は,受渡当事者間の協定によって0.15 %未満の値としてもよい。
7 鋼質
7.1 脱炭層深さ
注文者の指定がある場合,9.2.1の試験を行い,その平均脱炭層深さは,表3による。
表3−平均脱炭層深さ
単位 mm
径 フェライト 全脱炭層
脱炭層深さ 深さ
15以下 0.02以下 0.12以下
15を超え25以下 0.15以下
25を超え32以下 0.20以下
32を超え40以下 0.03以下 0.25以下
40を超え50以下 0.30以下
径が50 mmを超える線材については,受渡当事者間の協定による。
7.2 非金属介在物
非金属介在物は,注文者の指定がある場合に,9.2.2の試験を行い,その清浄度の許容値は,表4による。
表4−非金属介在物
介在物の種類 清浄度(%)
A系介在物 0.25以下
B+C系介在物 0.10以下
A+B+C系介在物 0.35以下
A系介在物,B系介在物及びC系介在物の定義は,JIS G 0555のJA.5
(介在物の種類)による。
――――― [JIS G 3509-1 pdf 6] ―――――
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7.3 焼入性
種類の記号の末尾がHRCHの線材(焼入性を保証した線材)の焼入性は,次による。
a) 線材は,9.2.3の試験を行い,指定された距離における焼入性は,表8表29の値による。ただし,試
験片焼入端からの距離が表に示されていない場合には,図から読み取った値を参考にして,受渡当事
者間の協定によって上限及び下限の値を決める。
b) 受渡当事者間の協定によって,硬さの範囲を示す焼入性バンド内の上側75 %又は下側75 %の範囲を
指定してもよい。その場合の硬さの範囲及び種類の記号は,JA.1による。この場合も,試験片焼入端
からの距離が表に示されていない場合には,図から読み取った値を参考にして,受渡当事者間の協定
によって上限及び下限の値を決める。
c) 焼入性を指定する方法は,指定する距離における下限及び上限の硬さによる。
例 図1に示すA−A点で,J7 mm=31/44とする。
図1−焼入性の指定方法
7.4 オーステナイト結晶粒度
線材のオーステナイト結晶粒度は,次による。
a) 種類の記号の末尾がHRCHの焼入性を保証する線材は,9.2.4の試験を行い,そのオーステナイト結
晶粒度は,表5による。
b) 種類の記号の末尾がRCHの線材は,受渡当事者間の協定によって,オーステナイト結晶粒度試験を
――――― [JIS G 3509-1 pdf 7] ―――――
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追加してもよい。その場合,試験方法及びその規定値は,受渡当事者間の協定による。
表5−オーステナイト結晶粒度
種類の記号 オーステナイト結晶粒度
SMn433HRCH SMn438HRCH 熱処理平均粒度番号
SMn443HRCH SCr430HRCH 5.0 以上
SCr435HRCH SCr440HRCH
SCM435HRCH SCM440HRCH
SCM445HRCH SNC631HRCH
SMn420HRCH SCr415HRCH 浸炭平均粒度番号
SCr420HRCH SCM415HRCH 6.0 以上
SCM418HRCH SCM420HRCH
SCM425HRCH SCM822HRCH
SNC815HRCH SNC415HRCH
SNCM220HRCH SNCM420HRCH
8 外観,寸法及びその許容差
8.1 外観
線材の外観は,次による。
a) 線材は,使用上有害な欠点があってはならない。ただし,線材は,一般に検査によって全長にわたっ
ての欠点の検出及びその除去は困難であるため,欠点を含む場合がある。コイル内に発見された使用
上有害と判断される欠点の取扱いについては,必要な場合,受渡当事者間の協定による。
b) 線材の表面きずは,9.3の試験を行い,そのきずの深さは,0.10 mm以下とする。
c) きず深さを特別に管理する必要がある場合,径が25 mm以下の線材は,受渡当事者間の協定によっ
て,表JA.3のクラスAを適用してもよい。
8.2 標準径
線材の標準径は,表6による。
表6−標準径
単位 mm
5.5,6, 6.4,7, 8, 9, 9.5,10, 11, 12, 13, 14, 15,
16, 17, 18, 19, 20, 22, 24, 25, 26, 28, 30, 32, 34,
36, 38, 40, 42, 44, 46, 48, 50
8.3 寸法の許容差
径の許容差及び偏径差は,表7による。径の許容差及び偏径差を特別に管理する必要がある場合,径が
32 mm以下の線材は,受渡当事者間の協定によって,表JA.2のクラスA又はクラスBを適用してもよい。
――――― [JIS G 3509-1 pdf 8] ―――――
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表7−径の許容差及び偏径差
単位 mm
径 許容差 偏径差
15以下 ±0.3 0.4以下
15を超え 25以下 ±0.4 0.5以下
25を超え 32以下 ±0.5 0.6以下
32を超え 50以下 ±0.6 0.7以下
径が50 mmを超える線材については,受渡当事者間の協
定による。
9 試験
9.1 分析試験
分析試験は,次による。
a) 化学成分は,溶鋼分析によって求め,分析試験の一般事項及び溶鋼分析用試料の採り方は,JIS G 0404
の箇条8(化学成分)による。
b) 製品分析用試料の採り方は,JIS G 0321の箇条4(製品分析用試料)による。
c) 溶鋼分析の方法は,JIS G 0320による。製品分析の方法は,JIS G 0321による。
9.2 鋼質試験
9.2.1 脱炭層深さ測定試験
脱炭層深さ測定試験は,次による。
a) 供試材は,同一溶鋼に属し,同一圧延チャンス及び同一寸法のコイルを一括して一組とし,1コイル
の片端1) から,一つを採取する。
注1) コイルの片端とは,圧延の先端又は後端近傍に相当する部位を指し,圧延後にコイルを分割
した場合,及び圧延途中にコイルを分割した場合も,分割前のコイルの片端から採取するこ
とを意味する。
b) 試験方法は,JIS G 0558の6.1(顕微鏡による測定方法)によって,最大脱炭深さの箇所を基点とし
て,円周を等分する4か所で測定し,その平均値を平均脱炭層深さとする。
9.2.2 非金属介在物試験
非金属介在物試験は,次による。
a) 供試材の採り方及び試験片の数は,受渡当事者間の協定による。
b) 試験方法は,JIS G 0555の附属書JA(点算法による非金属介在物の顕微鏡試験方法)による。
9.2.3 焼入性試験
焼入性試験は,次による。
a) 試験片の調製方法及び試験方法は,JIS G 0561による。
なお,供試材の採取単位は,同一溶鋼単位とする。試験片の数は1個以上とし,注文者から特に指
定のない限り,製造業者の判断による。
――――― [JIS G 3509-1 pdf 9] ―――――
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b) 表8表29に規定した位置で硬さを測定した場合で,その中間位置の硬さが必要な場合は,受渡当事
者間の協定によって,隣接する測定位置の硬さ測定結果を用いて,あん(按)分計算によって求めて
もよい。
9.2.4 オーステナイト結晶粒度試験
オーステナイト結晶粒度試験は,次による。
a) 供試材の採り方及び試験片の数は,受渡当事者間の協定による。
b) 試験方法は,JIS G 0551による。なお,熱処理平均粒度番号を求める場合は,熱処理粒度試験方法に
よって行い,特に指定のない限り,焼入焼戻し法(Gh)又は酸化法(Go)のいずれかとする。浸炭粒
度試験番号を求める場合は,浸炭粒度試験方法とする。
9.3 表面きず検出試験
表面きず検出試験は,次による。
a) 同一溶鋼に属し,同一圧延チャンス及び同一寸法のコイルを一括して一組とし,1コイルの片端1) か
ら,試験片を1個採取する。
b) 表面きず検出方法は,磁粉探傷試験,酸洗仕上げでの目視試験など適切な方法で行う。きずの深さは,
通常,きずがなくなるまで削って,削り取られたきずの深さを適切な精度をもった測定器で測定する。
10 検査
検査は,次による。
a) 検査の一般事項は,JIS G 0404による。
b) 化学成分は,箇条6に適合しなければならない。
c) 脱炭層深さは,注文者が指定する場合に適用し,7.1に適合しなければならない。
d) 非金属介在物は,注文者が指定する場合に適用し,7.2に適合しなければならない。
e) 焼入性の指定のある場合は,7.3に適合しなければならない。焼入性試験に合格しなかった線材は,
JIS G 0404の9.8(再試験)によって再試験を行って,合否を判定してもよい。
f) オーステナイト結晶粒度の指定のある場合は,7.4に適合しなければならない。
g) 外観は,8.1に適合しなければならない。
h) 寸法は,8.3に適合しなければならない。
i) 受渡当事者間の協定によって,附属書JAの特別品質規定を適用する場合は,その規定に適合しなけ
ればならない。
11 表示
検査に合格した線材は,1コイルごと又は1結束ごとに,次の項目を適切な方法で表示しなければなら
ない。
なお,受渡当事者間の協定によって,製品識別が可能な範囲で,項目の一部を省略してもよい。
a) 種類の記号
b) 溶鋼番号又はその他の製造(検査)番号
――――― [JIS G 3509-1 pdf 10] ―――――
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JIS G 3509-1:2021の引用国際規格 ISO 一覧
- ISO 4954:2018(MOD)
JIS G 3509-1:2021の国際規格 ICS 分類一覧
- 77 : 金属工学 > 77.140 : 鉄及び鋼製品 > 77.140.65 : 鋼線,ワイヤロープ及びリンクチェーン
JIS G 3509-1:2021の関連規格と引用規格一覧
- 規格番号
- 規格名称
- JISG0201:2000
- 鉄鋼用語(熱処理)
- JISG0202:2013
- 鉄鋼用語(試験)
- JISG0203:2009
- 鉄鋼用語(製品及び品質)
- JISG0320:2009
- 鋼材の溶鋼分析方法
- JISG0321:2017
- 鋼材の製品分析方法及びその許容変動値
- JISG0404:2014
- 鋼材の一般受渡し条件
- JISG0415:2014
- 鋼及び鋼製品―検査文書
- JISG0551:2013
- 鋼―結晶粒度の顕微鏡試験方法
- JISG0551:2020
- 鋼―結晶粒度の顕微鏡試験方法
- JISG0555:2003
- 鋼の非金属介在物の顕微鏡試験方法
- JISG0555:2020
- 鋼の非金属介在物の顕微鏡試験方法
- JISG0558:2007
- 鋼の脱炭層深さ測定方法
- JISG0558:2020
- 鋼の脱炭層深さ測定方法
- JISG0561:2011
- 鋼の焼入性試験方法(一端焼入方法)
- JISG0561:2020
- 鋼の焼入性試験方法(一端焼入方法)
- JISG3191:2012
- 熱間圧延棒鋼及びバーインコイルの形状,寸法,質量及びその許容差