JIS G 4319:1991 ステンレス鋼鍛鋼品用鋼片

JIS G 4319:1991 規格概要

この規格 G4319は、ステンレス鋼鍛鋼品の製造に使用される再鍛造用鋼片について規定。

JISG4319 規格全文情報

規格番号
JIS G4319 
規格名称
ステンレス鋼鍛鋼品用鋼片
規格名称英語訳
Stainless steel blooms and billets for forgings
制定年月日
1981年3月1日
最新改正日
2017年10月20日
JIS 閲覧
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

77.140.20, 77.140.85
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
鉄鋼 I 2021, 鉄鋼 II 2021
改訂:履歴
1981-03-01 制定日, 1984-12-01 改正日, 1990-01-01 確認日, 1991-11-01 改正日, 1997-04-20 確認日, 2003-03-20 確認日, 2008-02-20 確認日, 2012-10-22 確認日, 2017-10-20 確認
ページ
JIS G 4319:1991 PDF [6]
                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
G 4319-1991

ステンレス鋼鍛鋼品用鋼片

Stainless steel blooms and billets or forgings

1. 適用範囲 この規格は,ステンレス鋼鍛鋼品の製造に使用される再鍛造用鋼片(以下,鋼片という。)
について規定する。
備考 この規格の引用規格を,次に示す。
JIS G 0303 鋼材の検査通則
JIS G 1211 鉄及び鋼中の炭素定量方法
JIS G 1212 鉄及び鋼中のけい素定量方法
JIS G 1213 鉄及び鋼中のマンガン定量方法
JIS G 1214 鉄及び鋼中のりん定量方法
JIS G 1215 鉄及び鋼中の硫黄定量方法
JIS G 1216 鉄及び鋼中のニッケル定量方法
JIS G 1217 鉄及び鋼中のクロム定量方法
JIS G 1218 鉄及び鋼中のモリブデン定量方法
JIS G 1219 鉄及び鋼中の銅定量方法
JIS G 1223 鉄及び鋼中のチタン定量方法
JIS G 1237 鋼中のニオブ定量方法
JIS G 1253 鉄及び鋼の光電測光法による発光分光分析方法
JIS G 1256 鉄及び鋼の蛍光X線分析方法
JIS G 1257 鉄及び鋼の原子吸光分析方法
JIS Z 2344 金属材料のパルス反射法による超音波探傷試験方法通則

――――― [JIS G 4319 pdf 1] ―――――

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G 4319-1991
2. 種類及び記号 鋼片の種類は,21種類とし,その記号及び分類は,表1による。
表1 種類の記号及び分類
種類の記号 分類 種類の記号 分類
SUS302FB オーステナイト系 SUS347FB オーステナイト系
SUS304FB SUS347HFB
SUS304HFB SUS329J1FB オーステナイト・
SUS304LFB フェライト系
SUS310SFB SUS403FB マルテンサイト系
SUS316FB SUS410FB
SUS316HFB SUS410J1FB
SUS316LFB SUS420J1FB
SUS317LFB SUS420J2FB
SUS321FB SUS431FB
SUS321HFB SUS630FB 析出硬化系
3. 化学成分 鋼片は,7.の試験を行い,その溶鋼分析値は,表25による。

――――― [JIS G 4319 pdf 2] ―――――

                                                       表2 オーステナイト系の化学成分
単位 %
種類の記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo その他
SUS302FB 0.15以下 1.00以下 2.00以下 0.045以下 0.030以下 8.0010.00 17.0019.00 − −
SUS304FB 0.08以下 1.00以下 2.00以下 0.045以下 0.030以下 8.0010.50 18.0020.00 − −
SUS304HFB 0.040.10 1.00以下 2.00以下 0.045以下(1) 0.030以下 8.0011.00 18.0020.00 − −
SUS304LFB 0.030以下 1.00以下 2.00以下 0.045以下 0.030以下 9.0013.00 18.0020.00 − −
SUS310SFB 0.08以下 1.50以下 2.00以下 0.045以下 0.030以下 19.0022.00 24.0026.00 − −
SUS316FB 0.08以下 1.00以下 2.00以下 0.045以下 0.030以下 10.0014.00 16.0018.00 2.003.00 −
SUS316HFB 0.040.10 1.00以下 2.00以下 0.045以下(1) 0.030以下 11.0014.00 16.0018.00 2.003.00 −
SUS316LFB 0.030以下 1.00以下 2.00以下 0.045以下 0.030以下 12.0015.00 16.0018.00 2.003.00 −
SUS317LFB 0.030以下 1.00以下 2.00以下 0.045以下 0.030以下 11.0015.00 18.0020.00 3.004.00 −
SUS321FB 0.08以下 1.00以下 2.00以下 0.045以下 0.030以下 9.0013.00 17.0019.00 − Ti 5×C%以上
SUS321HFB 0.040.10 1.00以下 2.00以下 0.045以下(2) 0.030以下 9.0013.00 17.0020.00 − Ti 4×C%0.60
SUS347FB 0.08以下 1.00以下 2.00以下 0.045以下 0.030以下 9.0013.00 17.0019.00 − Nb 10×C%以上
SUS347HFB 0.040.10 1.00以下 2.00以下 0.045以下(2) 0.030以下 9.0013.00 17.0020.00 − Nb 8×C%1.00
注(1) 受渡当事者間の協定によって,0.040%以下にすることができる。
(2) 受渡当事者間の協定によって,0.030%以下にすることができる。
G4 319-199
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1

――――― [JIS G 4319 pdf 3] ―――――

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G 4319-1991
表3 オーステナイト・フェライト系の化学成分
単位 %
種類の記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo
SUS329J1FB 0.08以下 1.00以下 1.50以下 0.040以下 0.030以下 3.006.00 23.0028.00 1.003.00
備考 必要によって表記以外の合金元素を添加することができる。
表4 マルテンサイト系の化学成分
単位 %
種類の記号 C Si Mn P S Ni Cr Mo
SUS403FB 0.15以下 0.50以下 1.00以下 0.040以下 0.030以下 (3) 11.5013.00 −
SUS410FB 0.15以下 1.00以下 1.00以下 0.040以下 0.030以下 (3) 11.5013.50 −
SUS410J1FB 0.080.18 0.60以下 1.00以下 0.040以下 0.030以下 (3) 11.5014.00 0.300.60
SUS420J1FB 0.160.25 1.00以下 1.00以下 0.040以下 0.030以下 (3) 12.0014.00 −
SUS420J2FB 0.260.40 1.00以下 1.00以下 0.040以下 0.030以下 (3) 12.0014.00 −
SUS431FB 0.20以下 1.00以下 1.00以下 0.040以下 0.030以下 1.252.50 15.0017.00 −
注(3) iは,0.60%以下を含有しても差し支えない。
表5 析出硬化系の化学成分
単位 %
種類の記号 C Si Mn P S Ni Cr Cu Nb
SUS630FB 0.07以下 1.00以下 1.00以下 0.040以下 0.030以下 3.005.00 15.5017.50 3.005.00 0.150.45
4. 形状,寸法及び許容差 鋼片の形状,寸法及び許容差は,次による。
(1) 鋼片の形状及び寸法は,注文者の指定による。
(2) 鋼片の形状及び寸法の許容差は,表6による。
表6 形状及び寸法の許容差
項目 許容差
径又は対辺距離 呼称寸法の±5.0%
曲がり 長さ 曲がり
2.0m以下 10mm
2.0mを超え7.5m以下 長さの0.5%
7.5mを超えるもの 40mm
たおれ 対辺の呼称寸法の10%,ただし,最大20mm
ねじれ 実用的に真っすぐであること。
(3) (2)に規定した以外の項目の許容差は,受渡当事者間の協定による。
5. 外観 鋼片の外観は,次による。
(1) 鋼片には,使用上有害な欠陥があってはならない。
(2) きず取り基準及びきずの採用限度 きず取りは滑らかに行い,その深さは,表面から呼称寸法の5%
以下とする。残存きずの採用限度については,受渡当事者間の協定による。
6. 製造方法 鋼片の製造方法は,次による。
(1) 鋼片は,鋼塊から熱間で鍛造,鍛造と圧延の組合せ又は圧延によって製造する。この場合,鍛錬成形
比が2S以上に相当する熱間加工を行う。
(2) 鋼片は,熱間加工のままとし,熱処理は行わない。ただし,マルテンサイト系は,焼なましを行う。

――――― [JIS G 4319 pdf 4] ―――――

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G 4319-1991
7. 試験 試験は,次による。
(1) 分析試験の一般事項及び溶鋼分析試料の採り方は,JIS G 0303の3.(化学成分)による。
(2) 分析方法は,次のいずれかによる。
JIS G 1211,JIS G 1212,JIS G 1213,JIS G 1214,JIS G 1215,JIS G 1216,
JIS G 1217,JIS G 1218,JIS G 1219,JIS G 1223,JIS G 1237,JIS G 1253,
JIS G 1256,JIS G 1257
8. 検査 鋼片の検査は,次による。
(1) 検査の一般事項は,JIS G 0303による。
(2) 化学成分は,3.に適合しなければならない。
(3) 形状及び寸法は,4.に適合しなければならない。
(4) 外観は,5.に適合しなければならない。
(5) 注文者は,JIS Z 2344による超音波探傷試験を指定することができる。ただし,その場合の探傷条件
及び合否判定基準は,あらかじめ,受渡当事者間で協定しなければならない。
9. 表示 検査に合格した鋼片には,鋼片ごとに,次の項目を表示する。ただし,同一溶鋼及び同一寸法
ごとに結束した場合は,1束ごとに表示してもよい。
また,受渡当事者間の協定によって,項目の一部を省略することができる。
(1) 種類の記号
(2) 製造業者名又はその略号
(3) 溶鋼番号
10. 報告 あらかじめ注文者の要求があった場合には,製造業者は試験成績表を提出しなければならない。
なお,表3の備考によって合金元素を添加した場合は,成績表に添加元素の含有量を付記する。

――――― [JIS G 4319 pdf 5] ―――――

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JIS G 4319:1991の国際規格 ICS 分類一覧

JIS G 4319:1991の関連規格と引用規格一覧