JIS H 8626:1995 工業用電気ニッケルめっき及び電鋳ニッケル | ページ 2

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H 8626-1995
注* アルミニウム合金 A5052
11. 表示 送り状などに,次の事項を表示する。
(1) めっき又は電鋳の記号
(2) 加工(製造)年月日
(3) 加工業者名
(4) 発注書又は加工仕様書などに記載されためっき又は電鋳品質の試験結果
12. 発注書又は加工仕様書への記載事項 発注者は,発注書又は加工仕様書に,次の事項を記載しなけれ
ばならない。
(1) めっき又は電鋳の記号
(2) めっき又は電鋳の有効面(図面に指定するか,又は有効面を示した実物見本を提示するとよい。)
(3) 電鋳の形状・寸法(図面で表示)
(4) 外観,表面仕上げ状態
(5) 素地材料の状態
(6) 必要とするめっき及び電鋳品質とその試験方法
(7) 検査方法
付表1 引用規格
JIS B 0122 加工方法記号
JIS B 0601 表面粗さ−定義及び表示
JIS B 0651 触針式表面粗さ測定器
JIS B 0652 光波干渉式表面粗さ測定器
JIS B 7502 マイクロメータ
JIS B 7507 ノギス
JIS B 7515 シリンダゲージ
JIS G 0581 鋳鋼品の放射線透過試験方法及び透過写真の等級分類方法
JIS G 0583 鋼管のか(渦)流探傷検査方法
JIS H 0321 非鉄金属材料の検査通則
JIS H 0400 電気めっき用語
JIS H 0404 電気めっきの記号による表示方法
JIS H 1151 ニッケル地金分析方法

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H 8626-1995
JIS H 8501 めっきの厚さ試験方法
JIS H 8502 めっきの耐食性試験方法
JIS H 8503 めっきの耐磨耗性試験方法
JIS H 8504 めっきの密着性試験方法
JIS H 8617 ニッケルめっき及びニッケル−クロムめっき
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8801 ヘキサシアノ鉄(III)酸カリウム(試薬)
JIS K 8802 ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム三水和物(試薬)
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS Z 2201 金属材料引張試験片
JIS Z 2241 金属材料引張試験方法
JIS Z 2244 ビッカース硬さ試験方法
JIS Z 2245 ロックウェル硬さ試験方法
JIS Z 2251 ヌープ硬さ試験方法
JIS Z 2343 浸透探傷試験方法及び浸透指示模様の分類
JIS Z 2344 金属材料のパルス反射法による超音波探傷試験方法通則
JIS Z 2355 超音波パルス反射法による厚さ測定方法
ISO 4526 : 1984 Metallic Coatings−Electroplated coatings of nickel for engineering purposes
付表2 対応国際規格
ISO 4526 : 1984 Metallic Coatings−Electroplated coatings of nickel for engineering purposes

――――― [JIS H 8626 pdf 7] ―――――

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H 8626-1995
附属書1 フェロキシル試験方法
1. 適用範囲 この附属書は,鉄鋼素地上に行った工業用ニッケルめっきの多孔性(耐食性)をフェロキ
シル試験によって調べる方法について規定する。
2. 要旨 この試験は,試験面に試験液をしみこませた試験紙を張り付け,5分後にはがした試験紙上に
写した鉄錯イオンの青色はん点の数及び径を測定する。
3. 試験液組成 樹脂又はガラス製容器に純水(1)600800mlを入れる。次に,JIS K 8802に規定するヘキ
サシアノ鉄(II)酸カリウム三水和物(フェロシアン化カリウム)の特級10g,JIS K 8801に規定するヘキサ
シアノ鉄(III)酸カリウム(フェリシアン化カリウム)の特級10g,JIS K 8150に規定する塩化ナトリウムの
特級60gを順次溶解させた後,全量を純水で1 000mlとする。
注(1) 純水の体積抵抗率は,50×104 地 上であること。
4. 試験片 試験片は,次による。
(1) 試験片の採取 試験片は製品の有効面から取るか,又は製品そのものとする。製品については試験が
行えない場合は,受渡当事者間の協定による。
(2) 試験片の最小試験面積は10cm2とする。
5. 操作 操作は,次による。
(1) 試験片は,エチルアルコールなどの溶剤でよくぬぐうか,又は水でぬらした脱脂綿に酸化マグネシウ
ム若しくは沈降性炭酸カルシウムの微粉末を付けて,試験面にこする。次に水洗後,清浄な布又は吸
取紙で水分をふきとる。
(2) IS P 3801に規定するち密な定性ろ紙2種を試験紙(2)とし,試験液に浸して湿らせ,試験面に張り付
ける。5分後に試験紙をはがし,水洗後,水分を吸い取り,試験紙上に現れた青色はん点(3)の数及び
径を測定する。
注(2) 試験紙の面積は10cm2以上とする。製品の表面積がこれに満たないもの及びわん曲したものは小
さな試験紙を用いてもよい。
(3) 褐色又は黄色のはん点が現れる場合があるが,このものは検査の対象としない。
6. 計算 試験紙1cm2の面積を単位とし,はん点数はその径の大きさによって,次のように計算する(4)。
はん点の径1mm未満のもの 1個につきはん点数1
はん点の径1mm以上3mm未満のもの 1個につきはん点数3
はん点の径3mm以上5mm未満のもの 1個につきはん点数10
注(4) 径5mm以上のはん点が生じた場合は,不合格とする。
例 試験紙の面積10cm2
はん点の径1mm未満のもの 3個
はん点の径1mm以上3mm未満のもの 2個
はん点の径3mm以上5mm未満のもの 1個

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とすれば,1cm2当たりのはん点数は
1 3+3 2+10 1
=9.1
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――――― [JIS H 8626 pdf 9] ―――――

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H 8626-1995
附属書2 電着応力測定方法
1. 適用範囲 この附属書は,工業用ニッケルめっき及び電鋳ニッケルの電着応力を測定する方法につい
て規定する。
2. 測定方法の種類 この附属書で規定する測定方法は,次の2種類とする。
(1) 簡易平均電着応力測定方法
(2) スパイラル・コントラクトメータによる測定方法
3. 簡易平均電着応力測定方法
3.1 測定原理 片面を絶縁被覆したく(矩)形状薄板素地上にめっきを施し,このめっきの電着応力に
よって素地の長手方向に生じた変形を元に戻すのに要する力(復元力=変形力)を測定することによって,
平均電着応力を求める方法である。
例えば,附属書2図1(a)に示した模式図のように,厚さt,幅b,長さlの素地に厚さdのめっきを施し
た場合,このめっきの平均電着応力を 戀 騰 戰 して素地を変
せる。この素地にFなる力を作用させ,変形が元に戻ったとすると,素地の厚さの21の面A−A′軸に対す
るモーメントが釣り合うことになる[附属書2図1(b)]。すなわち,
t d
Fl= bd + (1)
2 2
ここに, F : 力 (N)
l : 長さ (mm)
平均電着応力(単位)
b : 幅 (mm)
d : めっき厚さ (mm)
t : 素地の厚さ (mm)
これから平均電着応力 次の式によって算出する。
2l・
= (2)
b t+d
ここに, 平均電着応力 (MPa)
b : 幅 (mm)
t : 素地の厚さ (mm)
l : 長さ (mm)
d : めっき厚さ (mm)
F : 力 (N)
ただし,t>>>dである場合には,次の式を用いてもよい。
=2l・F

(pdf 一覧ページ番号 )

                            bt d
ここに, 平均電着応力 (MPa)
b : 幅 (mm)
t : 素地の厚さ (mm)
l : 長さ (mm)
d : めっき厚さ (mm)
F : 力 (N)

――――― [JIS H 8626 pdf 10] ―――――

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JIS H 8626:1995の引用国際規格 ISO 一覧

  • ISO 4526:1984(MOD)

JIS H 8626:1995の国際規格 ICS 分類一覧

JIS H 8626:1995の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB0122:1978
加工方法記号
JISB0601:2013
製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―用語,定義及び表面性状パラメータ
JISB0651:2001
製品の幾何特性仕様(GPS)―表面性状:輪郭曲線方式―触針式表面粗さ測定機の特性
JISB0652:1973
光波干渉式表面粗さ測定器
JISB7502:2016
マイクロメータ
JISB7507:2016
ノギス
JISB7515:1982
シリンダゲージ
JISG0581:1999
鋳鋼品の放射線透過試験方法
JISG0583:2012
鋼管の自動渦電流探傷検査方法
JISG0583:2021
鋼管の自動渦電流探傷検査方法
JISH0321:1973
非鉄金属材料の検査通則
JISH0400:1998
電気めっき及び関連処理用語
JISH0404:1988
電気めっきの記号による表示方法
JISH1151:1999
ニッケル地金分析方法
JISH8501:1999
めっきの厚さ試験方法
JISH8502:1999
めっきの耐食性試験方法
JISH8503:1989
めっきの耐磨耗性試験方法
JISH8504:1999
めっきの密着性試験方法
JISH8617:1999
ニッケルめっき及びニッケル-クロムめっき
JISK8150:2006
塩化ナトリウム(試薬)
JISK8801:2007
ヘキサシアノ鉄(III)酸カリウム(試薬)
JISK8802:2007
ヘキサシアノ鉄(II)酸カリウム三水和物(試薬)
JISP3801:1995
ろ紙(化学分析用)
JISZ2201:1950
医療用遠心沈デン器
JISZ2201:1998
金属材料引張試験片
JISZ2241:2011
金属材料引張試験方法
JISZ2244:2009
ビッカース硬さ試験―試験方法
JISZ2245:2016
ロックウェル硬さ試験―試験方法
JISZ2245:2021
ロックウェル硬さ試験―試験方法
JISZ2251:2009
ヌープ硬さ試験―試験方法
JISZ2343:1992
浸透探傷試験方法及び浸透指示模様の分類
JISZ2344:1993
金属材料のパルス反射法による超音波探傷試験方法通則
JISZ2355:2005
超音波パルス反射法による厚さ測定方法