JIS K 0170-7:2019 流れ分析法による水質試験方法―第7部:クロム(VI)

JIS K 0170-7:2019 規格概要

この規格 K0170-7は、工業用水,工場排水などに含まれるクロム(VI)をジフェニルカルバジド発色・吸光検出による流れ分析法を用いて定量するための方法について規定。

JISK0170-7 規格全文情報

規格番号
JIS K0170-7 
規格名称
流れ分析法による水質試験方法―第7部 : クロム(VI)
規格名称英語訳
Testing methods for water quality by flow analysis -- Part 7:Chromium (VI)
制定年月日
2011年3月22日
最新改正日
2019年3月20日
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対応国際規格

ISO

ISO 23913:2006(MOD)
国際規格分類

ICS

13.060.50
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
環境測定 II 2021
改訂:履歴
2011-03-22 制定日, 2015-10-20 確認日, 2019-03-20 改正
ページ
JIS K 0170-7:2019 PDF [19]
                                                                                 K 0170-7 : 2019

pdf 目 次

ページ

  •  序文・・・・[1]
  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 共通事項・・・・[2]
  •  4.1 一般・・・・[2]
  •  4.2 水・・・・[2]
  •  4.3 試薬・・・・[2]
  •  4.4 ガラス器具・・・・[2]
  •  5 試料・・・・[2]
  •  5.1 試料の採取・・・・[2]
  •  5.2 試料の取扱い・・・・[2]
  •  6 測定・・・・[2]
  •  6.1 原理・・・・[2]
  •  6.2 妨害物質・・・・[3]
  •  6.3 測定方法の種類並びに試薬及び装置・・・・[3]
  •  6.4 測定操作・・・・[8]
  •  7 濃度の計算・・・・[9]
  •  8 結果の表記・・・・[9]
  •  9 試験報告書・・・・[9]
  •  附属書JA(参考)ブランクとの同時測定によるFIA法・・・・[11]
  •  附属書JB(参考)アルコール還元-ブランク補正法によるCFA法・・・・[13]
  •  附属書JC(参考)JISと対応国際規格との対比表・・・・[15]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 0170-7 pdf 1] ―――――

K 0170-7 : 2019

まえがき

  この規格は,工業標準化法に基づき,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本
工業規格である。
これによって,JIS K 0170-7:2011は改正され,この規格に置き換えられた。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。
JIS K 0170の規格群には,次に示す部編成がある。
JIS K 0170-1 第1部 : アンモニア体窒素
JIS K 0170-2 第2部 : 亜硝酸体窒素及び硝酸体窒素
JIS K 0170-3 第3部 : 全窒素
JIS K 0170-4 第4部 : りん酸イオン及び全りん
JIS K 0170-5 第5部 : フェノール類
JIS K 0170-6 第6部 : ふっ素化合物
JIS K 0170-7 第7部 : クロム(VI)
JIS K 0170-8 第8部 : 陰イオン界面活性剤
JIS K 0170-9 第9部 : シアン化合物

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 0170-7 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 0170-7 : 2019

流れ分析法による水質試験方法−第7部 : クロム(VI)

Testing methods for water quality by flow analysis-Part 7: Chromium (VI)

序文

  この規格は,2006年に第1版として発行されたISO 23913を基とし,国内で使用されている装置などに
適用させるため,技術的内容を変更して作成した日本工業規格(日本産業規格)である。
なお,この規格で側線又は点線の下線を施してある箇所は,対応国際規格を変更している事項である。
変更の一覧表にその説明を付けて,附属書JCに示す。

1 適用範囲

  この規格は,工業用水,工場排水などに含まれるクロム(VI)をジフェニルカルバジド発色・吸光検出
による流れ分析法を用いて定量するための方法について規定する。表層水,地下水,浸出水などにも適用
できる。
注記 この規格の対応国際規格及びその対応の程度を表す記号を,次に示す。
ISO 23913:2006,Water quality−Determination of chromium (VI)−Method using flow analysis (FIA
and CFA) nd spectrometric detection(MOD)
なお,対応の程度を表す記号“MOD”は,ISO/IEC Guide 21-1に基づき,“修正している”
ことを示す。
警告 試薬の取扱いは,関係法令,規則などに従い,十分注意する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0094 工業用水・工場排水の試料採取方法
JIS K 0101 工業用水試験方法
JIS K 0102 工場排水試験方法
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0126 流れ分析通則
JIS K 0211 分析化学用語(基礎部門)
JIS K 0215 分析化学用語(分析機器部門)
JIS K 0557 用水・排水の試験に用いる水
JIS K 8005 容量分析用標準物質

――――― [JIS K 0170-7 pdf 3] ―――――

2
K 0170-7 : 2019
JIS K 8034 アセトン(試薬)
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8488 1,5-ジフェニルカルボノヒドラジド(試薬)
JIS K 8838 1-プロパノール(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS K 9005 りん酸(試薬)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS R 3505 ガラス製体積計

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語及び定義は,JIS K 0101,JIS K 0102,JIS K 0115,JIS K 0126,JIS K 0211
及びJIS K 0215による。

4 共通事項

4.1 一般

  化学分析に共通する一般事項は,JIS K 0050による。流れ分析に関わる一般要求事項は,JIS K 0126に
よる。

4.2 水

  この規格で用いる水は,JIS K 0557に規定するA3又はA4の水とする。

4.3 試薬

  試薬は,日本工業規格(日本産業規格)に規定されているもので,試験に支障のないものを用いる。日本工業規格(日本産業規格)に規定
されていない試薬を用いる場合は,試験に支障のないものを用いる。試薬ブランクは,定期的に確認する。
注記 試薬類の溶液名称の後ろに括弧で示す濃度は,標準液以外は,概略の濃度である。

4.4 ガラス器具

  ガラス器具類は,特に指定しない場合,JIS R 3503及びJIS R 3505に規定するものを用いる。

5 試料

5.1 試料の採取

  試料の採取は,JIS K 0094による。ただし,試料容器は,共栓ガラス瓶を用いる。

5.2 試料の取扱い

  試験は,試料採取後直ちに行う。試験を直ちに行えない場合は,JIS K 0102の3.3(試料の保存処理)
b) 9)によって保存処理をし,できるだけ早く試験する。

6 測定

6.1 原理

  フローインジェクション分析(以下,FIAという。)では,細管中を連続して流れているキャリヤー液中
に試料を注入し,1,5-ジフェニルカルバジド溶液の連続した流れと混合し,試料中のクロム(VI)と反応
させる。
連続流れ分析(以下,CFAという。)では,空気で分節された試料又は水の流れと1,5-ジフェニルカルバ
ジド溶液の流れとを細管中で混合し,試料中のクロム(VI)と反応させる。生成する赤紫の錯体の540 nm

――――― [JIS K 0170-7 pdf 4] ―――――

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K 0170-7 : 2019
付近の吸光度を測定し,クロム(VI)を定量する。
定量範囲 : Cr (VI) : 0.0055 mg/L
注記 装置及び測定条件によって異なるが,繰返し性は,相対標準偏差(%)で表し10 %以下である。

6.2 妨害物質

  クロム(VI)を還元する物質は,試験結果に影響を与える。また,モリブデン,水銀,バナジウムなど
も影響する。

6.3 測定方法の種類並びに試薬及び装置

6.3.1  測定方法の種類
測定方法の種類は,表1による。
表1−測定方法の種類
測定方法の種類 箇条
試薬及び試薬 装置 測定 濃度の 結果の 試験
溶液の調製 操作 計算 表記 報告書
ジフェニルカルバ
ジド発色(3流路) 6.3.2.1 6.3.2.2
FIA法
6.4.1
ジフェニルカルバ
7 8 9
ジド発色(2流路) 6.3.3.1 6.3.3.2
FIA法
ジフェニルカルバ
6.3.4.1 6.3.4.2 6.4.2
ジド発色CFA法
注記 附属書JAにジフェニルカルバジド発色(2流路)FIA法の参考例としてブランクとの同時
測定によるFIA法について,また,附属書JBにジフェニルカルバジド発色CFA法の参考
例としてクロム(VI)をクロム(III)に還元する方法を組み入れたアルコール還元−ブラ
ンク補正法によるCFA法についても記載する。
6.3.2 ジフェニルカルバジド発色(3流路)FIA法
6.3.2.1 試薬及び試薬溶液の調製
6.3.2.1.1 試薬
試薬は,次による。
a) 1,5-ジフェニルカルボノヒドラジド JIS K 8488に規定するもの。
b) アセトン JIS K 8034に規定するもの。
c) 1-プロパノール JIS K 8838に規定するもの。
d) 硫酸 JIS K 8951に規定するもの。
e) りん酸 JIS K 9005に規定するもの。
f) 二クロム酸カリウム JIS K 8005に規定するもの。
6.3.2.1.2 試薬溶液の調製
試薬溶液の調製は,次による。調製した溶液は,必要に応じて脱気を行う。
a) キャリヤー液 水を用いる。シュリーレン効果によってゴーストピークが現れる場合には,水に塩化
ナトリウムを添加して,試料溶液の塩濃度と同程度になるように調製する。
注記1 キャリヤー液と試料溶液とで,定量目的成分以外の成分(塩類など)の濃度差が大きい場
合には,濃度差による屈折率の違いから正及び負一対のピークが出現して定量を妨害する

――――― [JIS K 0170-7 pdf 5] ―――――

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