JIS K 4810:2019 火薬類性能試験方法 | ページ 6

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図19−光ファイバ試験装置(例)
図20−光検知回路(例)
c) 操作 操作は,次による。
1) 試料を鋼管に詰める。
2) 爆速測定の2点間の距離を約10 cmに取り,正確に測定した後,先端の端面を黒色塗料で塗布又は
アルミニウムはくで覆いをした光ファイバの両端末を試料内に約10 mm垂直に挿入する。
3) 起爆雷管底と最も接近した光ファイバ端末との間隔は5 cm以上とする。
4) 雷管で起爆し,爆ごう(轟)波面が光ファイバ間を通過する時間を0.1 度で計る。
d) 計算 爆速は,次の式で算出し,その値は10 m/s刻みで表示し,試料温度及び仮比重を付記する。
a
D100
T
ここに, D : 爆速(m/s)
a : 2点間の距離(cm)
T : 爆ごう(轟)波面が光ファイバ間を通過する時間(s)
5.5.4 ドートリッシュ法
ドートリッシュ法は,次による。
a) 要旨 鋼管に充した試料の中に一定間隔で1本の導爆線(爆速既知のもの。)の両端末を挿入し,鋼
管の一端から試料を起爆させ,導爆線の両端末に伝爆させ,鉛板上に発生する爆発会合点の位置,導
爆線端末の間隔及び導爆線の爆速の関係から試料の爆速を算出する。
b) 装置及び器具 装置及び器具は,次による。

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1) 試験装置 導爆線,鉛板及び鋼管からなるもの。図21に例を示す。
2) 導爆線 爆速が既知のもので,長さ約1.2 mのもの。
3) 鉛板 寸法が通常厚さ10 mm,長さ180 mm,幅60 mmのもの。
4) 鋼管 JIS G 3452に規定するSGP32A鋼管。管は一端をクラフト紙など適切なもので蓋をし,他の
端は鋼板でしっかり蓋のできるようにする。
5) 雷管 JIS K 4806に規定するもの。
図21−ドートリッシュ試験装置(例)
c) 操作 操作は,次による。
1) 試料を鋼管に詰める。
2) 爆速測定の2点間の距離を約10 cmに取り,正確に測定した後,導爆線の両端末を試料内に約10 mm
垂直に挿入する。
3) 起爆雷管底と最も接近した導爆線末端との間隔は,5 cm以上とする。
4) 導爆線の中心に鉛板上の基線を合わせる。
5) 雷管で起爆し,導爆線の爆発会合点と基線との距離を測る。
d) 計算 爆速は,次の式で算出し,その値は50 m/s刻みで表示し,試料温度及び仮比重を付記する。
D0a
D
2X
ここに, D : 爆速(m/s)
D0 : 導爆線の爆速(m/s)
a : 2点間の距離(cm)
X : 導爆線の爆発会合点と基線との距離(cm)

5.6 爆力

5.6.1  弾動きゅう砲試験
弾動きゅう砲試験は,次による。
a) 要旨 弾丸をきゅう砲内に挿入し,試料をきゅう砲の薬室内で起爆させると弾丸が飛び出す反作用と
してきゅう砲が後退する。この後退量を振れ角として測定し,これを基準薬であるトリニトロトルエ

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ン(TNT)の場合の振れ角と比較して試料の爆力を調べる。
b) 装置及び器具 装置及び器具は,次による。
1) 弾動きゅう砲試験機 主な仕様は,次による。例を図22に示す。
− きゅう砲振子の質量 約450 kg
− 振子重心の支点からの距離 約3 000 mm
− 弾丸の質量 約17 kg
2) 雷管 起爆の雷管は,JIS K 4806に規定するもの。
c) 試料 1回の装薬量は10 gとし,すずはく(80100 g/m2)に包み,内径24 mmの薬包とする。
d) 操作 操作は,次による。
1) 試験薬包の導火線部を弾丸の中心にある穴に挿入し,弾丸を砲こう(腔)内に装した後,爆薬が
きゅう砲薬室の中心にくるように試験薬の位置を決める。
2) 試験薬包を付けたまま静かに弾丸をきゅう砲の砲こう(腔)に挿入する。
3) 標尺のゼロ点と指針とを合わせる。
4) 雷管で試料を起爆させ,きゅう砲の後退による振れ角を測定する。
5) 試料の試験を行った後,基準薬であるトリニトロトルエンについて同様の試験を行い,振れ角を求
める。
e) 計算 計算は,次による。
1) 弾動きゅう砲比 JIS Z 8801-1に規定する公称目開き1.18 mmの試験用ふるいでの通過量が95 %以
上の粒度となるJIS K 4813に規定するトリニトロトルエンを基準薬として,次の式によって算出さ
れる値を弾動きゅう砲比として表示する。
1−cos θ
BMR 100
1−cos θ0
ここに, BMR : 弾動きゅう砲比(%)
θ : 試料の振れ角(°)
θ0 : TNTの振れ角(°)
2) WS 松ダイナマイト(NG92 %,NC8 %)を基準として,次の式によって算出される値をRWSと
して表示する。
1−cos θ
R 100
1−cos θ0
ここに, R : RWS(%)
θ : 試料の振れ角(°)
θ0 : 松ダイナマイトの振れ角(°)
また,1)によって求めた弾動きゅう砲比を1.6で除し,その値をRWSとして表示することができ
る。

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図22−弾動きゅう砲試験機(例)
5.6.2 弾動振子試験
弾動振子試験は,次による。
a) 要旨 試料をきゅう砲の薬室内で起爆させ発生したガス圧によって,前方に設置されている振子を後
退させる。この振子の後退量を測定し,これを基準薬である60 %桜ダイナマイトの場合の後退量と比
較して試料の爆力を調べる。
b) 装置及び器具 装置及び器具は,次による。
1) 弾動振子試験機 例を図23に示す。通常の主要寸法は,図23による。
2) 雷管 JIS K 4806に規定するもの。
c) 試料 試料は,径32 mmの薬包とし,1回の装薬量は100 gとする。

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単位 mm
振子の質量 5000 kg
図23−弾動振子試験機(例)
d) 操作 操作は,次による。
1) IS Z 8801-1に規定する公称目開き1 mmの試験用ふるいを通った乾燥粘土粉1 kg,川砂1 kgなど
を直径約53 mmのハトロン紙袋に詰めて込物とする。JIS Z 8801-1に規定する公称目開き1.18 mm
の試験用ふるいでの通過量が95 %以上の粒度となる。
2) 発射するときは,きゅう砲を振子の前面50 mmまで近づける。
3) 雷管を穴口に最も近い薬包の穴口側に穴底に向けて装着し,起爆する(正起爆という。)。
4) 爆発後の振子の振れを測定する。
e) 計算 60 %桜ダイナマイト(ニトログリセリン60 %,ニトロセルロース2.3 %,木粉8.5 %及び硝酸
カリウム29.2 %)を基準薬とし,この標準振れ(Ao)を78.8 mmとする。
試験当日の基準薬の振れ及び試料の当日の振れから,試料の標準の振れを次の式によって算出する。
a
A A0a
0
ここに, A : 試料の標準振れ(mm)
A0 : 基準薬の標準振れ(mm)
a : 試料の当日の振れ(mm)
a0 : 基準薬の当日の振れ(mm)

5.7 仮比重

5.7.1  仮比重法A
仮比重法Aは,次による。

――――― [JIS K 4810 pdf 30] ―――――

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