JIS K 8073:2017 安息香酸(試薬)

JIS K 8073:2017 規格概要

この規格 K8073は、試薬として用いる安息香酸について規定。

JISK8073 規格全文情報

規格番号
JIS K8073 
規格名称
安息香酸(試薬)
規格名称英語訳
Benzoic acid
制定年月日
1953年5月6日
最新改正日
2017年2月20日
JIS 閲覧
‐ 
対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
試薬 I 2020, 試薬 II 2020
改訂:履歴
1953-05-06 制定日, 1956-03-28 改正日, 1959-02-27 確認日, 1961-03-01 改正日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1976-03-01 確認日, 1979-05-01 確認日, 1979-11-01 改正日, 1985-03-01 確認日, 1991-06-01 確認日, 1992-08-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2010-04-20 改正日, 2015-10-20 確認日, 2017-02-20 改正
ページ
JIS K 8073:2017 PDF [16]
                                                                                   K 8073 : 2017

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 用語及び定義・・・・[2]
  •  4 種類・・・・[3]
  •  5 性質・・・・[3]
  •  5.1 性状・・・・[3]
  •  5.2 定性方法・・・・[3]
  •  6 品質・・・・[4]
  •  7 試験方法・・・・[4]
  •  7.1 一般事項・・・・[4]
  •  7.2 純度(C7H6O2)・・・・[5]
  •  7.2.1 容量滴定法・・・・[5]
  •  7.2.2 qNMR法・・・・[6]
  •  7.3 アンモニア水溶状・・・・[9]
  •  7.4 エタノール溶状・・・・[10]
  •  7.5 融点・・・・[10]
  •  7.6 強熱残分(硫酸塩)・・・・[10]
  •  7.7 塩素化合物(Clとして)・・・・[10]
  •  7.8 硫黄化合物(SO4として)・・・・[11]
  •  7.9 重金属(Pbとして)・・・・[12]
  •  7.10 鉄(Fe)・・・・[13]
  •  7.11 過マンガン酸還元性物質(Oとして)・・・・[14]
  •  8 容器・・・・[14]
  •  9 表示・・・・[14]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8073 pdf 1] ―――――

K 8073 : 2017

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正
すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 8073:2010は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成29年8月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS K 8073:2010によることができる。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8073 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 8073 : 2017

安息香酸(試薬)

Benzoic acid

                                  C7H6O2       FW : 122.12

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いる安息香酸について規定する。

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS H 6202 化学分析用白金皿
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0064 化学製品の融点及び溶融範囲測定方法
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0113 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
JIS K 0117 赤外分光分析方法通則
JIS K 0215 分析化学用語(分析機器部門)
JIS K 0970 ピストン式ピペット
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8034 アセトン(試薬)
JIS K 8085 アンモニア水(試薬)
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8155 塩化バリウム二水和物(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8201 塩化ヒドロキシルアンモニウム(試薬)
JIS K 8202 塩化1,10-フェナントロリニウム一水和物(試薬)
JIS K 8230 過酸化水素(試薬)
JIS K 8247 過マンガン酸カリウム(試薬)
JIS K 8295 グリセリン(試薬)
JIS K 8355 酢酸(試薬)
JIS K 8359 酢酸アンモニウム(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8563 硝酸鉛(II)(試薬)

――――― [JIS K 8073 pdf 3] ―――――

2
K 8073 : 2017
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8625 炭酸ナトリウム(試薬)
JIS K 8799 フェノールフタレイン(試薬)
JIS K 8949 硫化ナトリウム九水和物(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS K 8962 硫酸カリウム(試薬)
JIS K 8982 硫酸アンモニウム鉄(III)・12水(試薬)
JIS P 3801 ろ紙(化学分析用)
JIS R 3503 化学分析用ガラス器具
JIS R 3505 ガラス製体積計

3 用語及び定義

  この規格で用いる主な用語,定義,記号及び略語は,JIS K 0050及びJIS K 0215によるほか,次による。
3.1
定量核磁気共鳴分析法(qNMR法)
核磁気共鳴現象を利用して,標準物質と分析種の分子中のプロトン(1H)などの信号面積とを比較する
ことによって,化学物質の純度,不純物の含有率を定量する分析法。
3.2
プロトン(1H)共鳴周波数
磁場中に置かれた水素原子核[プロトン(1H)]の磁気モーメントが,外部磁場の周りを歳差運動する
共鳴周波数。
3.3
13Cデカップリング
化学結合する1Hと13Cのスピン-スピン結合を取り除き,信号の分裂を防ぐ手法。
3.4
FID(自由誘導減衰)
NMR測定によって得られる時間軸データ。
3.5
プローブ
試料にパルスを照射したり,試料から放出されるFIDを検出する装置。
3.6
試料管スピン(スピニング)
プローブ内部に設置された試料管を特定の回転速度で回転させる操作。
3.7
ダミースキャン
データの取得を開始する前に行う疑似積算。
3.8
積算回数
FIDを取得した回数。

――――― [JIS K 8073 pdf 4] ―――――

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K 8073 : 2017
3.9
取り込み時間
FIDを取り込む時間。
3.10
繰返し待ち時間
FIDの取り込み後,次のパルスを照射するまでの時間。
3.11
観測スペクトル幅
フーリエ変換後のスペクトルの幅。
3.12
パルス角
磁化がパルスを与えることによって励起される角度。
3.13
信号面積
スペクトル上に観測される核磁気共鳴信号の面積。
3.14
13Cサテライト信号
水素原子核(1H)信号の一部(約1 %)が炭素原子核(13C)とのJカップリングで2本に分裂した信号
を意味する。信号比率は炭素核(13C)の同位体比である。

4 種類

  種類は,特級とする。

5 性質

5.1 性状

  安息香酸は,白い結晶又は結晶性粉末で,エタノール(99.5)及びジエチルエーテルに溶けやすく,水
に溶けにくい。加熱すると溶融し,揮散する。

5.2 定性方法

  試料の赤外吸収スペクトルをJIS K 0117に従って測定すると,波数3 069 cm-1,2 833 cm-1,2 673 cm-1,
1 686 cm-1,1 423 cm-1,1 326 cm-1,1 291 cm-1,933 cm-1及び707 cm-1付近に主な吸収ピークを認める。こ
の場合,試料調製はJIS K 0117の5.3(粉体)のa)(錠剤法)による。錠剤の調製に臭化カリウムを用い
たときの赤外吸収スペクトルの例を,図1に示す。

――――― [JIS K 8073 pdf 5] ―――――

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JIS K 8073:2017の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8073:2017の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISH6202:1986
化学分析用白金皿
JISK0050:2019
化学分析方法通則
JISK0064:1992
化学製品の融点及び溶融範囲測定方法
JISK0067:1992
化学製品の減量及び残分試験方法
JISK0113:2005
電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
JISK0117:2017
赤外分光分析通則
JISK0215:2016
分析化学用語(分析機器部門)
JISK0970:2013
ピストン式ピペット
JISK8001:2017
試薬試験方法通則
JISK8034:2006
アセトン(試薬)
JISK8085:2006
アンモニア水(試薬)
JISK8085:2021
アンモニア水(試薬)
JISK8102:2012
エタノール(95)(試薬)
JISK8150:2006
塩化ナトリウム(試薬)
JISK8155:2017
塩化バリウム二水和物(試薬)
JISK8180:2015
塩酸(試薬)
JISK8180:2021
塩酸(試薬)
JISK8201:2006
塩化ヒドロキシルアンモニウム(試薬)
JISK8202:2019
1,10-フェナントロリン塩酸塩一水和物(試薬)
JISK8230:2016
過酸化水素(試薬)
JISK8247:2015
過マンガン酸カリウム(試薬)
JISK8295:2020
グリセリン(試薬)
JISK8355:2006
酢酸(試薬)
JISK8355:2021
酢酸(試薬)
JISK8359:2006
酢酸アンモニウム(試薬)
JISK8541:2015
硝酸(試薬)
JISK8541:2021
硝酸(試薬)
JISK8550:2006
硝酸銀(試薬)
JISK8550:2021
硝酸銀(試薬)
JISK8563:2018
硝酸鉛(II)(試薬)
JISK8576:2019
水酸化ナトリウム(試薬)
JISK8625:2017
炭酸ナトリウム(試薬)
JISK8799:2020
フェノールフタレイン(試薬)
JISK8949:2019
硫化ナトリウム九水和物(試薬)
JISK8951:2006
硫酸(試薬)
JISK8962:2008
硫酸カリウム(試薬)
JISK8982:2008
硫酸アンモニウム鉄(III)・12水(試薬)
JISP3801:1995
ろ紙(化学分析用)
JISR3503:1994
化学分析用ガラス器具
JISR3505:1994
ガラス製体積計