JIS K 8202:2019 1,10-フェナントロリン塩酸塩一水和物(試薬)

JIS K 8202:2019 規格概要

この規格 K8202は、試薬として用いる1,10-フェナントロリン塩酸塩一水和物(別名 : 塩化1,10-フェナントロリニウム一水和物,塩酸-o-フェナントロリン一水和物)について規定。

JISK8202 規格全文情報

規格番号
JIS K8202 
規格名称
1,10-フェナントロリン塩酸塩一水和物(試薬)
規格名称英語訳
1,10-Phenanthroline hydrochloride monohydrate (Reagent)
制定年月日
1961年3月1日
最新改正日
2019年2月20日
JIS 閲覧
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対応国際規格

ISO

国際規格分類

ICS

71.040.30
主務大臣
経済産業
JISハンドブック
試薬 I 2020, 試薬 II 2020
改訂:履歴
1961-03-01 制定日, 1964-03-01 確認日, 1967-03-01 確認日, 1970-03-01 確認日, 1973-04-01 確認日, 1976-03-01 確認日, 1979-05-01 確認日, 1985-02-01 確認日, 1991-02-01 改正日, 1995-01-01 改正日, 2002-09-20 確認日, 2006-11-20 確認日, 2011-10-20 確認日, 2016-10-20 確認日, 2019-02-20 改正
ページ
JIS K 8202:2019 PDF [7]
                                                                                   K 8202 : 2019

pdf 目 次

ページ

  •  1 適用範囲・・・・[1]
  •  2 引用規格・・・・[1]
  •  3 種類・・・・[1]
  •  4 性質・・・・[2]
  •  4.1 性状・・・・[2]
  •  4.2 定性方法・・・・[2]
  •  5 品質・・・・[2]
  •  6 試験方法・・・・[3]
  •  6.1 一般事項・・・・[3]
  •  6.2 純度(C12H8N2・HCl・H2O) 36.3 水溶状・・・・[3]
  •  6.4 強熱残分(硫酸塩)・・・・[4]
  •  6.5 鉄分析適合性・・・・[4]
  •  7 容器・・・・[5]
  •  8 表示・・・・[5]

(pdf 一覧ページ番号 1)

――――― [JIS K 8202 pdf 1] ―――――

K 8202 : 2019

まえがき

  この規格は,工業標準化法第14条によって準用する第12条第1項の規定に基づき,一般社団法人日本
試薬協会(JRA)及び一般財団法人日本規格協会(JSA)から,工業標準原案を具して日本工業規格(日本産業規格)を改正
すべきとの申出があり,日本工業標準調査会の審議を経て,経済産業大臣が改正した日本工業規格(日本産業規格)である。
これによって,JIS K 8202:1995は改正され,この規格に置き換えられた。
なお,平成31年8月19日までの間は,工業標準化法第19条第1項等の関係条項の規定に基づくJISマ
ーク表示認証において,JIS K 8202:1995を適用してもよい。
この規格は,著作権法で保護対象となっている著作物である。
この規格の一部が,特許権,出願公開後の特許出願又は実用新案権に抵触する可能性があることに注意
を喚起する。経済産業大臣及び日本工業標準調査会は,このような特許権,出願公開後の特許出願及び実
用新案権に関わる確認について,責任はもたない。

(pdf 一覧ページ番号 2)

――――― [JIS K 8202 pdf 2] ―――――

                                       日本工業規格(日本産業規格)                             JIS
K 8202 : 2019

1,10-フェナントロリン塩酸塩一水和物(試薬)

1,10-Phenanthroline hydrochloride monohydrate (Reagent)

                            C12H8N2・HCl・H2O                     FW : 234.68

1 適用範囲

  この規格は,試薬として用いる1,10-フェナントロリン塩酸塩一水和物について規定する。
注記 別名 : 塩化1,10-フェナントロリニウム一水和物,塩酸-o-フェナントロリン一水和物

2 引用規格

  次に掲げる規格は,この規格に引用されることによって,この規格の規定の一部を構成する。これらの
引用規格は,その最新版(追補を含む。)を適用する。
JIS K 0050 化学分析方法通則
JIS K 0067 化学製品の減量及び残分試験方法
JIS K 0113 電位差・電流・電量・カールフィッシャー滴定方法通則
JIS K 0115 吸光光度分析通則
JIS K 0117 赤外分光分析通則
JIS K 8001 試薬試験方法通則
JIS K 8102 エタノール(95)(試薬)
JIS K 8150 塩化ナトリウム(試薬)
JIS K 8180 塩酸(試薬)
JIS K 8201 塩化ヒドロキシルアンモニウム(試薬)
JIS K 8359 酢酸アンモニウム(試薬)
JIS K 8541 硝酸(試薬)
JIS K 8550 硝酸銀(試薬)
JIS K 8576 水酸化ナトリウム(試薬)
JIS K 8799 フェノールフタレイン(試薬)
JIS K 8951 硫酸(試薬)
JIS K 8982 硫酸アンモニウム鉄(III)・12水(試薬)

3 種類

  種類は,特級とする。

――――― [JIS K 8202 pdf 3] ―――――

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K 8202 : 2019

4 性質

4.1 性状

  1,10-フェナントロリン塩酸塩一水和物は,白又はごくうすい黄からごくうすい赤の結晶又は結晶性粉末
で,水に溶けやすく,エタノール(99.5)にやや溶けやすく,ジエチルエーテルにほとんど溶けない。吸
湿性がある。

4.2 定性方法

  定性方法は,次による。
a) 試料0.1 gに水100 mLを加えて溶かす(A液)。A液10 mLに硝酸銀溶液(20 g/L)1 mLを加えると,
白い沈殿が生じる。
b) 試料の赤外吸収スペクトルをJIS K 0117によって測定すると,波数3 335 cm-1,1 599 cm-1,1 546 cm-1,
1 453 cm-1,885 cm-1,849 cm-1,779 cm-1,718 cm-1及び464 cm-1付近に主な吸収ピークを認める。この
場合,試料調製は,JIS K 0117の5.2 b)(錠剤法)による。錠剤の調製に臭化カリウムを用いたとき
の赤外吸収スペクトルの例を図1に示す。
図1−赤外吸収スペクトルの一例

5 品質

  品質は,箇条6によって試験したとき,表1に適合しなければならない。
表1−品質
項目 規格値 試験方法
純度(C12H8N2・HCl・H2O) 質量分率 % 99.0 以上 6.2
水溶状 − 試験適合 6.3
強熱残分(硫酸塩) 質量分率 % 0.1 以下 6.4
鉄分析適合性 − 試験適合 6.5

――――― [JIS K 8202 pdf 4] ―――――

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K 8202 : 2019

6 試験方法

6.1 一般事項

  試験方法の一般的な事項は,JIS K 0050及びJIS K 8001による。
6.2 純度(C12H8N2・HCl・H2O)
純度(C12H8N2・HCl・H2O)の試験方法は,次による。
a) 試薬及び試験用溶液類 試薬及び試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) エタノール(95) JIS K 8102に規定するもの。
2) フェノールフタレイン溶液 JIS K 8799に規定するフェノールフタレイン1.0 gをはかりとり,JIS
K 8102に規定するエタノール(95)90 mLを加えて溶かし,水を加えて100 mLにしたもの。
3) 二酸化炭素を除いた水 JIS K 8001の5.8 c)(二酸化炭素を除いた水)による。
4) 0.1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液(NaOH : 4.000 g/L) JIS K 8576に規定する水酸化ナトリウムを用
い,JIS K 8001のJA.6.4 r) 4)(0.1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液)によって,調製,標定及び計算す
る。
b) 装置 主な装置は,次による。
・ 自動滴定装置 電位差滴定の機能をもち,最小吐出量が0.01 mL以下のもの。
c) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) コニカルビーカー200 mLなどに二酸化炭素を除いた水25 mL及びエタノール(95)25 mLをとり,
これに試料0.5 gを0.1 mgの桁まではかりとる。
2) 次のいずれかの方法で滴定する。
・ 指示薬としてフェノールフタレイン溶液数滴を加え,0.1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液で滴定す
る。終点は,液のうすい紅色が30秒間持続する点とする。
・ JIS K 0113の5.(電位差滴定方法)によって,指示電極にガラス電極及び参照電極に銀−塩化銀
電極を用いて,0.1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液で滴定する。この場合の終点は,変曲点とする。
なお,指示電極及び参照電極を組み合わせた複合電極を用いてもよい。
3) 別に,同一条件で空試験を行って滴定量を補正する。
d) 計算 純度(C12H8N2・HCl・H2O)は,次の式によって算出する。
.0023 468 V1 V2 f
A 100
m
ここに, A : 純度(C12H8N2・HCl・H2O)(質量分率 %)
V1 : 滴定に要した0.1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液の体積
(mL)
V2 : 空試験に要した0.1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液の体積
(mL)
f : 0.1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液のファクター
m : はかりとった試料の質量(g)
0.023 468 : 0.1 mol/L 水酸化ナトリウム溶液1 mLに相当する
C12H8N2・HCl・H2Oの質量を示す換算係数(g/mL)
6.3 水溶状
水溶状の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) 硝酸(1+2) JIS K 8541に規定する硝酸(質量分率60 %61 %,特級)の体積1と水の体積2と
を混合したもの。

――――― [JIS K 8202 pdf 5] ―――――

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JIS K 8202:2019の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 8202:2019の関連規格と引用規格一覧