JIS K 8202:2019 1,10-フェナントロリン塩酸塩一水和物(試薬) | ページ 2

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2) 硝酸銀溶液(20 g/L) JIS K 8550に規定する硝酸銀2 gをはかりとり,水を加えて溶かし,水を加
えて100 mLにしたもの。褐色ガラス製瓶に保存する。
3) 塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/mL) JIS K 8001のJA.4(標準液)による。
なお,塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/mL)を調製する場合は,JIS K 8150に規定する塩化ナトリウ
ム1.65 gを全量フラスコ1 000 mLにはかりとり,水を加えて溶かし,水を標線まで加えて混合する。
この液10 mLを全量フラスコ1 000 mLに正確にとり,水を標線まで加えて混合する。
b) 濁りの程度の適合限度標準 濁りの程度の適合限度標準は,“澄明”を用いる。
澄明の限度標準の調製は,塩化物標準液(Cl : 0.01 mg/mL)0.2 mLを共通すり合わせ平底試験管[c)
参照]にとり,水10 mL,硝酸(1+2)1 mL及び硝酸銀溶液(20 g/L)1 mLを加え,水を加えて20 mL
とし,振り混ぜてから15分間放置する。
c) 器具 主な器具は,次による。
・ 共通すり合わせ平底試験管 例えば,容量50 mL,直径約23 mmで目盛のあるもの。
d) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試料溶液の調製は,試料2.0 gを共通すり合わせ平底試験管にはかりとり,水を加えて溶かし,水を
加えて20 mLにする。
2) 試料溶液は,試料を溶かした直後に濁りの程度をb) と比較する。また,ごみ,浮遊物などの異物
の有無を共通すり合わせ平底試験管の上方又は側方から観察する。
e) 判定 次の1) 及び2) に適合するとき,“水溶状 : 試験適合(規格値)”とする。
1) 試料溶液の濁りは,b) の濁りより濃くない。
2) 試料溶液には,ごみ,浮遊物などの異物は,ほとんど認めない。

6.4 強熱残分(硫酸塩)

  強熱残分(硫酸塩)の試験方法は,JIS K 0067の4.4.4(4)(第4法 硫酸塩として強熱する方法)による。
この場合,試料1.0 gをはかりとり,JIS K 8951に規定する硫酸0.5 mLを加え,強熱温度は,600 ℃±50 ℃
とし,強熱残分は,0.1 mgの桁まではかる。

6.5 鉄分析適合性

  鉄分析適合性の試験方法は,次による。
a) 試験用溶液類 試験用溶液類は,次のものを用いる。
1) 塩化ヒドロキシルアンモニウム溶液(100 g/L) JIS K 8201に規定する塩化ヒドロキシルアンモニ
ウム10 gをはかりとり,水を加えて溶かし,水を加えて100 mLにしたもの。
2) 塩酸(2+1) JIS K 8180に規定する塩酸(特級)の体積2と水の体積1とを混合したもの。
3) 酢酸アンモニウム溶液(250 g/L) JIS K 8359に規定する酢酸アンモニウム25 gをはかりとり,水
を加えて溶かし,水を加えて100 mLにしたもの。
4) 鉄標準液(Fe : 0.01 mg/mL) JIS K 8001のJA.4(標準液)による。
なお,鉄標準液(Fe : 0.01 mg/mL)を調製する場合は,JIS K 8982に規定する硫酸アンモニウム
鉄(III)・12水8.63 gを全量フラスコ1 000 mLにはかりとり,硝酸(1+2)25 mL及び水を加えて
溶かし,水を標線まで加えて混合する。この液10 mLを全量フラスコ1 000 mLに正確にとり,硝酸
(1+2)25 mLを加え,水を標線まで加えて混合する。褐色ガラス製瓶に保存する。
b) 器具及び装置 主な器具及び装置は,次による。
1) 吸収セル 光の吸収を測定するために試料,対照液などを入れる容器で,光路長が10 mmのもの。
2) 分光光度計 装置の構成は,JIS K 0115に規定するもの。

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c) 操作 操作は,次のとおり行う。
1) 試料0.12 gを全量フラスコ100 mLにはかりとり,水を加えて溶かし,水を標線まで加えて混合す
る(B液)。
次の2),3) 及び4) の操作を並行して行う。
2) 試料溶液の調製は,全量フラスコ20 mLに鉄標準液(Fe : 0.01 mg/mL)4 mLを正確にとり,塩酸(2
+1)1 mL,水5 mL及び塩化ヒドロキシルアンモニウム溶液(100 g/L)1 mLを加え,5分間放置
する。B液0.50 mLを加えて混合し,酢酸アンモニウム溶液(250 g/L)5 mLを加え,水を標線まで
加えて混合し,20 ℃30 ℃で15分間放置する(X液)。
3) 空試験溶液の調製は,全量フラスコ20 mLに塩酸(2+1)1 mLをとり,水10 mL及び塩化ヒドロ
キシルアンモニウム溶液(100 g/L)1 mLを加え,5分間放置する。B液2.50 mLを加えて混合し,
酢酸アンモニウム溶液(250 g/L)5 mLを加え,水を標線まで加えて混合し,20 ℃30 ℃で15分
間放置する(Y液)。
4) 対照液の調製は,全量フラスコ20 mLに塩酸(2+1)1 mLをとり,水10 mL及び塩化ヒドロキシ
ルアンモニウム溶液(100 g/L)1 mLを加え,5分間放置する。B液0.50 mLを加えて混合し,酢酸
アンモニウム溶液(250 g/L)5 mLを加え,水を標線まで加えて混合し,20 ℃30 ℃で15 分間放
置する(Z液)。
5) 液及びY液を,Z液を対照として,吸収セルを用いて,分光光度計で波長510 nmにおける吸光
度をJIS K 0115の6.(特定波長における吸収の測定)によって測定し,比較する。
d) 判定 次の1) 及び2) に適合するとき,“鉄分析適合性 : 試験適合(規格値)”とする。
1) 液から得られる吸光度は,0.35以上
2) 液から得られる吸光度は,0.01以下

7 容器

  容器は,遮光した気密容器とする。

8 表示

  容器には,次の事項を表示する。
a) 日本工業規格(日本産業規格)番号
b) 名称“1,10-フェナントロリン塩酸塩一水和物”及び“試薬”の文字
c) 種類
d) 化学式及び式量
e) 純度
f) 内容量
g) 製造番号
h) 製造業者名又はその略号

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