JIS K 6911:1995 熱硬化性プラスチック一般試験方法 | ページ 12

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図39 アイゾツト衝撃試験片の取付け
被衝撃面と自由に下垂した刃縁が一様に接触することを確かめる。
ハンマ及び指針を制止どめの出発点に止め,次にこれを速やかに取り外して,衝撃瞬間時の線速度が
3.3m/sになるような速度で試験片を衝撃する。1回の衝撃で試験片が折れたときの振上がり角 戰 み,
に対応するエネルギーをエネルギー表から求める。
5.21.4 計算 次の式によってアイゾット衝撃強さを算出する。
E
AK=
1
b
ここに, AK1 : アイゾット衝撃強さ (J/m) [{kgf・cm/cm}]
E : 試験片が1回の衝撃で折れたときのエネルギー (J) [{kgf・cm}]
b : 試験片のノッチ部の幅 (cm)

5.22 へき開強さ(積層板)

5.22.1 装置
(1) 試験機 直径10mmの鋼球をクロスヘッドに取り付けることができ,かつ,クロスヘッド移動速度を
一定に保てる材料試験機とする。この場合,その材料試験機の標準荷重に対し許容誤差が±1%で,へ
き開したときの荷重が,容量の15%以上85%以下に相当するものを用いる。
(2) マイクロメータ JIS B 7502に規定する外側マイクロメータ又はこれと同等以上の精度をもつもの。
(3) ノギス JIS B 7507に規定する最小読取値0.02mmのノギス又はこれと同等以上の精度をもつもの。
5.22.2 試験片 積層板から図40に示す形状・寸法に切り取ったものを用いる。この場合,厚さ13mmを
超えるものは,両面から同じ厚さを削って13mmとする。

――――― [JIS K 6911 pdf 56] ―――――

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図40 へき開試験方法
5.22.3 方法 試験片の厚さを外側マイクロメータで0.01mmまで正確に測る。高さ及び幅はノギスで
0.02mmまで測る。
図40に示すように,試験片の中央を材料試験機に取り付けて直径10mmの鋼球で加圧し,試験片がへ
き開したときに要した荷重を10N [{1kgf}] まで測り,これをへき開強さ (N) [{kgf}] とする。
なお,厚さ13mm未満の積層板については試験を行わない。

5.23 加熱後の外観

5.23.1 成形材料 次によって行う。
(1) 装置
(1.1) 恒温槽 100250℃にわたって±2℃の許容差で調節できるもの。
(1.2) 温度計 最高360℃まで表示してある1℃目盛のもの。
(2) 試験片 直径50±1mm,厚さ3±0.2mmの円板に成形したものを用いる。
(3) 方法 試験片を,その種類によって規定された温度に保った恒温槽の中の温度計の近くにつるし,2
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時間 +分たってから取り出し,ひび割れ,膨れなど著しい変化があるかどうかを調べる。
5.23.2 積層板 次によって行う。
(1) 装置 5.23.1(1)による。
(2) 試験片 積層板から原厚のまま,長さ及び幅をそれぞれ50±1mmに切り取ったものを用いる。
(3) 方法 5.23.1(3)によって行う。ただし,厚さ40mmを超える布基材積層板及び厚さ20mmを超える石
綿基材積層板,ガラス布基材積層板及びガラスマット基材積層板については試験を行わない。
5.23.3 積層棒 次によって行う。
(1) 装置 5.23.1(1)による。
(2) 積層棒から原径のまま,軸に直角に長さ50±1mmに切り取ったものを用いる。
(3) 方法 5.23.1(3)による。ただし,直径25mmを超える紙基材積層棒及び直径40mmを超える布基材積
層棒については試験を行わない。
5.23.4 積層管 次によって行う。
(1) 装置 5.23.1(1)による。
(2) 試験片 積層管から原径のまま,軸に直角に長さ50±1mmに切り取ったものを用いる。ただし,外

――――― [JIS K 6911 pdf 57] ―――――

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径が大きくて試験が困難な積層管については切り取ったものを適当に分割し,これを用いることがで
きる。
(3) 方法 5.23.1(3)による。ただし,肉厚12.5mmを超える紙基材積層管,肉厚20mmを超える布基材積
層管及び肉厚10mmを超えるガラス布基材積層管については試験を行わない。

5.24 耐燃性

5.24.1 A法 次によって行う。
(1) 装置
(1.1) 実験用スタンド つかみ具2個を付けたもの。
(1.2) バーナー及び支持台 都市ガス又は液化石油ガスを燃料とする口径8.511.5mmのブンゼンバーナ
ー及びそのバーナーを鉛直線に対し30度傾斜して保持できる支持台。あらかじめ,支持台底面から
炎の先端までの垂直高さを測っておく。炎は高さ約25mmの安定した青色炎とする。
(1.3) ふるい JIS Z 8801の850 柿 長さ及び幅がそれぞれ約100mmのもの。
(1.4) ストップウオッチ 0.2秒目盛のもの。
(2) 試験片 成形材料の場合は長さ約127mm,幅及び厚さをそれぞれ12.7±0.5mmに成形したものを用い
る。
積層板の場合は試料から原厚のまま,長さ127mm,幅12.7 +5.00 mmの大きさに滑らかに切り取った
ものを用いる。
いずれの場合も,その一端(自由端)から25mm及び100mmの箇所に標線を付ける。
(3) 方法 空気の流れを感じない室内で,図41に示すように試験片の長さ方向は水平に,幅は水平に対し
て45°の角度に,高さは下端が炎の先端高さとなるように,一方の端をスタンドに保持する。
その自由端の下端に,青色炎の先端を30°の角度を保持して30秒間接触し,炎を取り去ると同時
にストップウオッチを始動する。
炎は試験片から450mm以上離しておき,試験片の炎が消えたときストップウオッチを止め,その
時間を秒単位で読み取り,燃焼時間とする。この場合,炎が180秒間以上消えない場合は吹き消し可
燃性とする。
消火後,試験片の燃焼した長さを下端で測り,燃焼距離をミリメートル (mm) 単位で測定する。
燃焼距離が25mm以下の場合は不燃性,25mmを超え100mm以下の場合は自消性とする。
図41 耐燃性試験装置
5.24.2 B法 次によって行う。

――――― [JIS K 6911 pdf 58] ―――――

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(1) 装置 装置は,次のとおりとする。垂直燃焼試験装置を図42に示す。
(1.1) 空気の流れのないチェーンバー,エンクロージャー,実験用フード
(1.2) ブンゼンバーナー(管の長さ101.6mm,内径9.5mm)
(1.3) クランプ付きリングスタンド
(1.4) 工業用メタンガス又は37MJ/m3{約9 000kcal/m3}の天然ガスのボンベ(流量計,レギュレータ付き)
(1.5) 乾いた外科用綿
(1.6) ストップウオッチ又はタイマー
(1.7) デシケーター(乾燥塩化カルシウム又はシリカゲル入りのもの)
(1.8) 70±1℃に保持できる完全通風循環式恒温器
(2) 試験片 成形材料の場合は,長さ127mm,幅12.7 +5.00 mm,厚さ0.8mm以上に成形したものを用いる。
積層板の場合は試料から原厚のまま,長さ127mm,幅12.7 +5.00 mmの大きさに滑らかに切り取ったも
のを用いる。
いずれの場合も試験片のRは半径は1.27mmを超えないこと。
(3) 前処理 試験片の前処理は,次の2種類について行う。
(3.1) 受理状態とする。
(3.2) 温度70±1℃で168時間加熱した後デシケータ中に4時間以上放置する。
(4) 試験片の個数 (3)に示す各前処理条件ごとに5個とする。
(5) 方法 バーナーの炎を高さ19mmの青色炎に調節し,クランプで長さ方向を鉛直に保持した試験片の
下端中央部に10秒間接炎する(試験片とバーナー及び試験片の下に置く外科用綿との位置関係は図
42に示すようにする)。接炎後,バーナーを試験片から152mm以上離してフレーミング時間を測定す
る。
フレーミングが止まったら直ちにバーナーの炎を再度,試験片の同じ箇所に10秒間当てた後,
152mm以上離し,フレーミング時間とグローイング時間を測定する。
なお,結果には試験片の厚さを付記する。

――――― [JIS K 6911 pdf 59] ―――――

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図42 垂直燃焼試験装置
(6) 試験結果に対する要求事項 5.24.2(3.1)及び(3.2)の両条件で,次に示す要求事項に適合するものをそれ
ぞれV-0級又はV-1級とする。
試験条件 耐燃性
V-0級 V-1級
(1) 炎を取り去った後のフレーミング時間。 10秒以内 30秒以内
50秒以内
(2) 5個1組の試験片に計10回接炎した後のフレーミング時間の合 250秒以内
計。
(3) 第2回目の炎を取り去った後のグローイング時間。 30秒以内 60秒以内
あってはならない。
(4) 試験片から305mm下の外科用綿を発火させるような滴下物の有 あってはならない。
無。
あってはならない。
(5) クランプまで達するフレーミング又はグローイングの有無。 あってはならない。
(6) 5個1組の中1個が不適合の場合,又は1組5個のフレーミング5155秒 251255秒
時間の合計が右記の場合は他の5個1組を用いて再試験し,上記
(1),(2),(3),の要求値にすべて適合しなければならない。
5.24.3 C法
(1) 装置 装置は,図43に示す構成のものとする。
(1.1) 空気の流れのないチェンバー,エンクロージャー,実験用フード
(1.2) ブンゼンバーナー(管の長さ101.6mm,内径9.5mm)
(1.3) クランプ付きリングスタンド
(1.4) 工業用メタンガス又は37MJ/m3{約9 000kcal/m3}の天然ガスのボンベ(流量計,レギュレーター付

――――― [JIS K 6911 pdf 60] ―――――

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JIS K 6911:1995の国際規格 ICS 分類一覧

JIS K 6911:1995の関連規格と引用規格一覧

規格番号
規格名称
JISB1352:1988
テーパピン
JISB4410:1998
テーパピンリーマ
JISB7502:2016
マイクロメータ
JISB7503:2017
ダイヤルゲージ
JISB7507:2016
ノギス
JISB7512:2018
鋼製巻尺
JISB7513:1992
精密定盤
JISB7514:1977
直定規
JISB7516:2005
金属製直尺
JISB7601:1983
上皿天びん
JISB7726:2017
ロックウェル硬さ試験―試験機及び圧子の検証及び校正
JISC1102:1981
指示電気計器
JISC1301:1977
絶縁抵抗計(発電機式)
JISC2320:1999
電気絶縁油
JISG4051:2016
機械構造用炭素鋼鋼材
JISK8034:2006
アセトン(試薬)
JISK8951:2006
硫酸(試薬)
JISR3503:1994
化学分析用ガラス器具
JISR6252:2006
研磨紙
JISZ8101:1981
品質管理用語
JISZ8401:2019
数値の丸め方
JISZ8801:1994
試験用ふるい